›July 19, 2010
猛暑日の行脚と、vs高橋さん
お暑うございます。
ばててますよ。当たり前じゃないの。
さて。
おきなまろは、心配性で繊細なのだが、意外と人の目が気にならない。
アフロでサングラスな上に場違いなTシャツを着ている人と1日中一緒に行動していても、別に恥ずかしくもなんともない。
そんなわけで、撮影係は適任だ。
竹撮りの翁、ってなもんで、今年も竹林兄さんと一緒に、山へ柴刈りに行ってきた。
まずは、多摩美オープンキャンパス。
殺人的な太陽光線が照りつける山の上で開催していて人を大量に呼んでいるあたり、
もうこれはいじめだろう、何の罰だ、どうなんだ、説明しろ多摩美、とキレたくなるのはおきなまろだけであり、
大勢の来場者も竹林兄さんも楽しんでいる様子。
ではその様子をレポートしてみようか、とデジカメのデータを見てみると、
……資料写真しかないし!
兄さんのデジカメでアフロを撮り、今後のムサビのオープンキャンパス運営に参考になりそうなところを観察しているだけで、
もう、会場風景的な画像なんておさえる余裕なかったらしい。暑いしさ。
モウロウとした意識の中、ちゃんと撮ってた写真がこちら。
学食のタコライス!
おいしかったよ!
で? っていうかんじですか?
まあまあ、仕方ないでしょ。もう夏は諦めるしかないんだってば。
え?なんですって?
サウナ?
もー、ばかじゃないの??
やはり美術系若者の、エネルギーはとてつもない。
たのもしい限りである。
多摩美の牙城は、やっぱりいつ見ても堅牢かつ柔軟。さすがだな。
反面、エントランスで会った米山さんは、元気そうにしてたけど、やっぱりちょっと元気ない感じでした。
米山さんは、会う時はだいたい体調が悪い。見るからにやばそうな時も多い。「子供からもらってさー」と、何度聞いたことだろう。
それなのに必ず至近距離で(というかベタベタ)接近してくるのだが、私が感染ったことがないので、きっとたいしたことない風邪を毎回こじらせてるのだ。
弱い、弱すぎる。十万石饅頭。 免疫upには生姜がいいですよ。米山さんが元気じゃないと、おもしろくない。
元気にな時にまた語りましょう!
まあ、私も暑さにやられて解けかかっているわけだが、そんなおきなまろにも声をかけてくださる方がいて、嬉しいかぎりである。
きゅっきゅぽん一家に出会い(偶然とはまさにこのこと)、カリメロさんに出会い(ほんとにありがとうございます)、やはり人との出会いはいいな、と身にしみるのである。
そして、やっぱりまずは最初におきなまろに声をかけてくださるあたり、アフロは声をかけるのに抵抗のあるいでたちなのだなと、再確認するのである。
続いて山の中へ分け入る。
東京造形大のオープンキャンパス。
しかーし、多摩美を回るのに予想外に時間をくった挙げ句、渋滞にはまり、着いたのはもう日が傾き始めた頃。
よし、ここは目的の情報をひとつgetし、あとはダッシュで見て逃げよう、兄さん、よーーい、スタート、、、
あ、見つかった… そりゃアフロだしね…、
というわけで、高橋さんに一瞬にして発見され、拉致され、強制収容(もとい紳士的な案内)を受けたのである。
多摩美よりも気温が低く、わずかながら体力回復したおきなまろ、猛スピードでメディアデザインをはじめとするデザインのエリアを視察!
序々に撤収作業に入る構内を、後ろ髪ひかれる思いであとにするのである。
でもそれだけではおわらない。
アフロ隊とは比較にならぬほどマジに視察に来られていた、京都精華大の皆さんの宴席に、
まだ翌日もオープンキャンパスだっていうのに飲む気まんまんの東京造形イケメンズと、ムサビの変なコンビが合流し、和やか会合。
同業者の集いって、話題に事欠かなくて楽しい。はじめましてでもあまり緊張しないですむ。
その後、飲み足りない造形大高橋さんとOさんとともに、2軒目では深めの話。
やー、なんかね、わかったわ。
昨年のオープンキャンパスで初めて高橋さんと会った時、なんか、この人苦手?いや、危険!?って思ったのね。
いや、ぜんぜんあれですよ、とても人あたりの良いジェントルマンですよ。真面目さと教養の深さもにじみ出てるし、
学生にも受験生にも美大広報人にも人気の高い方です。ほんとに。
タイムラグが大きい直感の持ち主であるおきなまろ、ではこの感覚は何の事だろう、と1年間考えていたわけね。
お酒飲みながら話をしてみてわかった。
見透かされるんだわ。おきなまろという人間の構造を、見透かされるの。なんでだよ。
こわいわー。これだわ。やっと判った。
で、こっちも、見透かされてること前提で感覚的な表現使って、わかってもらえると思って話しちゃうの。無意識にね。
あぶないっしょ。こわい人ですよ。
おきなまろは、こわいところには突撃してつぶさに観察し克服しようとする悪癖があるので、
酔ったノリで、明日も来なよ、行きますよ、となった造形オープンキャンパスに、本当に翌日乗り込んだ。
今年の造形、ファインの展示がいいと聞いていて、ちゃんと見れなかったから諦めきれなかったのが本当の理由だ。
夜中まで飲んで朝出勤している人物に対するアドバンテージを得るため、休日のおきなまろは朝は寝坊ぎみにして、
昼前までゆっくりすごし、学食で昼食をとってから顔を出すという手段をとった。
しかし、せこい手を使って絵画を案内していただきながらつぶさに観察しても、やっぱかなわないな。
敗退。
ヒットポイント献上。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
行ってよかったです。すごくよかったです。
仕事意識そっちのけで個人的に楽しんだ東京造形2日目。
ワークショップに参加してみたり、展示スペースの学生に話しかけてみたりしたのだが、
造形のオープンキャンパス、いいっす。 まとまり感? 一貫性?
なんつうか、同じ意識が長い時間かけて全体に浸透したっていうそのこと自体すら来場者に伝わる感??
うまくいえないんだけど、こういうの、ムサビでもやりたい。
規模的にそれが叶うかどうかが難しいところだが、やってみたい。夢が広がった。
いろんないろんな皆様、大変お世話になりました。
さて、今朝起きたら、ぐるーーーっと世界が回りましたよ。
ひどいめまいですよまったく。
それでも出かけなきゃいけない予定があったもんだから、がんばったけど、明日からまた1週間フルで仕事だぜ?
だいじょうぶか自分!? 夏の自分ほど信用できないものはない。
まだ地方出張もひかえているのに、こんなにばてていていいものか。
ごはんたべよう。
充実感だけでは栄養が足りない。
得たものをエネルギーに変えるべく!
しかし、自分ちのオープンキャンパスより他大のレポートを細かくブログで紹介しちゃうあたり、
商売っ気のない、根っからのオタクだよなあと自分で思う。
ま、アングラだからいいのよ。