›May 21, 2010

ちゃんと生きてる



しばらく更新の間隔があいたら、いろんな人に心配されてしまった。
気分屋なだけ。
ごめんなさいまし。
皆さんいかがお過ごしですか?

というわけでおきなまろ、おひさしぶりのムサビ日記。
年度をまたぎ、仕事内容は入試っぽいことから一気にオープンキャンパスへ。
ムサビ通算11年目の春。もう夏間近。
近況報告。
地デジになりました。
うちのアクオスちゃんの本当の力が発揮されています。
あと、部屋にインターネットがつながりました。
え?今頃?
でも本当の話。


さて、


今日は嬉しいことがあった。
オープンキャンパスのトータルビジュアルを担当しているデザイナーさんと打ち合わせしていた時、
「そのボールペン、なぜ選んだのですか?」
と尋ねられた。
私が仕事で愛用している事務用のボールペン(私物)について。
相手がデザイナーさんなので、「直感で」という言葉を咄嗟に飲み込み、
急いでその時の感情を思い出して理由を述べてみたが、次の言葉にとてもびっくり。
「このボールペンの色、私が企画したんです」
デザイナーとして活躍しているムサビ出身の先輩が作ったボールペン。
何気ないものだけど、機能も色も、とてもよく考えられていて、使いやすく、愛着のあるペン。
弘法でなくても筆を選ばない私だが、自分でも意外なくらい、色々なこだわりがあって選んだペン。
たしかに私の目には、売り場で異彩を放って見えた覚えあり。
「うれしい」
とおっしゃったデザイナーさんの言葉に、なにかが、なんらかの形で、
私に伝わった、という気がした。
すごく素敵なコミュニケーションの中に入った。
いいね。うれしい。


こういう、上手く言えないけれど、伝わる感じとか、肌にふれる感覚とか、
そういう、リアルって大事。

最近は、長い間頭の中で考えて組み立てていたり、想像していたりしたことが、
形になり、大きくなり、現実となって実感する経験がいくつかある。
嬉しい感情が大半を占めるが、少なくない割合で、恐怖や、きもちわるさ、みたいなものもある。
不思議だ。

元々、石橋を叩くだけ叩いて渡らなかったり、叩きすぎて壊すような心配性だったのだが、
最近はどうも、叩く部分を省エネするようになってきた。
そこに割く体力を別に回す術を心得てきたのかもしれない。
とにかく、事前の心配にはなるだけ目をつぶり、事後の対処が必要な時だけ動くみたいな。
文にするとなんだかせこい印象だなあ。
もう少し、自分の中では良いイメージなんだけど…


30年近く生きてきてやっと、まじまじと実感して学んだことといえば、
「想像は現実を超えない」
という一言に尽きる気がする。

学生の頃だったか、原先生が、
「自分がデザインしたものが、工場で大量に生産されているラインを見た時、、、、、」
という話をしていたなあ。
見た時どうだったか?
それは、私のブログで知って想像するより、
自分で感じてみないと、ほんとの意味はわからないだろうから、内緒。


てなわけで、
「オープンキャンパス2010 ―日常が想像以上―」
うわー、とんでもない話のこじつけ方!?
まあいい。
とにかく、どんなことでも、やっぱり自分の目で見て肌で感じる情報は、
まさに想像以上。そしてそれが本物。

ちょっとでもムサビが気になってる方、
ものすごく気になってる方、足を運んでみて下さい。
お祭りとは違う、想像以上の日常に、足を踏み入れてみて下さい。


新型インフルエンザがジャブをかけてきていた昨年のオープンキャンパス時、
危ぶまれていた諸々が回避され無事に開催を迎えたと同時に、
おきなまろは安心したがゆえか、高熱(風邪)で倒れた。
今年はそんな失態を繰り返すまいと、今は焦らず、仕事をしている。
つもりである。


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at 09:44 PM | Comments [2] | Trackbacks [0]