January 18, 2010
目がまわるおきなまろ ― はじめての願書締切直前 ―
造形学部の入学志願書受付期間が、残すところ2日となった。
以前から願書の書き方や提出書類に関する事、その他もろもろの電話問い合わせはあったが、
直前となった今日、こんなにもひっきりなしに電話がかかってくるものかと驚いた。
前日までのセンター入試担当だった人たちが振替休日をとっていて、
願書に関する電話をさばくのは、おもに竹林兄さんとおきなまろの2人。
他の仕事をしようとしても、電話で中断されるから、もうあきらめてテレホンオペレーター体制。
兄さんは、電話のベル音に「はーいはいはい」とだるそうに返事をしているものの、いざ出ると受け答えは余裕そのもの。
さすが入試マイスターというかんじで、貫禄をみせつけられた。
対するおきなまろは、ただただ大パニックで、でも電話の相手はもっとパニックしているから、もう大変。
頭の中はぐるんぐるんして、走ってもいないのに息がきれてくる。
兄さんの受け答えを聞いて対応を勉強しようにも、次から次へと起る新しい事態で、
せっかく覚えたであろう手順も玉突きで頭の外に出て行ってしまうよ。待ってくれーーー!
時々、喉がかわいて甘いものもほしくなって、飲み物を飲みちょっとクッキーをかじった瞬間、プルルルルルルー!
「はい、武ふぁひ野美術大学広ふお入学センターでございます!」
めがまわるう! ヘルプミー。
毎年、この時期はこうなんですね。
知らなんだ。
おきなまろはとても心配性なので、自分が願書などを出す時は、かなり前から入手し、
こと細かに調べ、書類をじっくりそろえ、念入りに確認し、締切のかなり前に出願しておくタイプだったので、
どうも瞬発力をもってしてギリギリに動く人たちの思考回路まで思いを巡らすことができず、
とにかく、電話のベルが鳴るたびに、ビクビクしながら、しかしいつもよりすばやく受話器をとるのである。
ああ、ほんとは自動音声に切り替えたい。
あ、そういえば、冬期休業期間中の自動音声は、おきなまろの声だったんですよ。
その期間に電話をかけてくださった方は、雑音だらけの遠いおきなまろの声を聞いたんですよ。貴重だね。
竹林兄さんとテリーI藤さんに倉庫に拉致されて、音声の録音をさせられたわけです。
「こちらは武蔵野美術大学です。12月26日から1月6日は、冬期休業のため、事務取扱いをおこなっておりません、うんぬん」と。
まあ無表情でノッソーっとした、かわいげのない声でございますよ。
本当は萌えアニメ声でのリハーサルもして、テリーさんからはOKをもらったんだけど、
竹林兄さんがNGを出したのでボツになったわけです。つまらん声になった。
明日からはやけくそで、萌え声で願書関係の対応してやろかしら。
今日1日で、かなりの消耗度。
電車の窓に映った、ぐったりした自分の顔に驚いた。
早く寝よう。あと2日、がんばらねば。
初心者おきなまろ、なんとか生きて還ろうぞ。
しかしね、ひとつ予めやっておいてよかったことがある。
しばらく前、ちょっと暇な時、自分が受験すると想定して、募集要項を読み、ひととおり願書を記入してみた。
そして気付いたことや注意点などを赤ペンで書き、願書記入説明マニュアルのできあがり!
このシミュレーションのおかげで、受験生目線をももってして願書の書き方の受け答えができるようになった。
自分が受験した時と全く形式が違うんだもの。初心者たるもの、やはり1からやっておくべきものよのう。
もちろん、それだけではわからない事も色々あるが、何事も経験じゃのう。
ついでに、願書がなんだかさみしいので、高校の制服を着た自分の絵を書いて、写真の代わりに貼ってみた。
われながらよくにている。
電話攻撃に遭い、疲れてムスーッとした今日の自分にとてもよくにている。
みなさん、これくらいきっちり顔がわかるように写真を撮って下さいね。
最近は、特に男子の間でゲゲゲの鬼太郎のごとく長い前髪が流行っているけれど、
髪が顔にかかって目がはっきり見えないと、本人確認がちゃんとできなくて、当日試験場からつまみだされるわよ。
竹林兄さんも、受験するときはアフロとサングラスは取ってくださいね。
え? アフロは地毛?
わかってますって。でもむりやりに七三分けにして目はちゃんと写るように、
って、え? 目が線になっちゃってはっきり写らない?
わかってますって。当日本人と相違なければ確認はできますからご安心を。
ではみなさん、そこんとこよろしく!
okina_maro@hotmail.com
連日の入試業務、お疲れの事と思います。
受験生もちゃんと受理されたかどうか
どきどきしながら受験票が送られてくるのを待ってます。
お身体に気を付けて、頑張ってくださいね。
私がムサビに受かった時の、基礎デの受験票は、今も大切にとってあります。
その思いがあるので、今も仕事で受験票を扱う時は、束でどーっと持っていても、頭の中では大切に扱っています(笑)
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