›May 25, 2009
松本出張
昨日は、竹林兄さんとともに、長野県松本市への出張。
9時ちょうどのあずさ7号で旅立ってきた。
こないだ新潟行ったばかりなのにまた! というのも、今回の松本行きを志願した理由はひとつ。
板東先生(基礎デ教授)の講義を久々に聴きたかったから。 それだけ☆
いや、それだけでもないか。
今回行ったのは予備校だが、普通の入試相談会とは全く形が違う。
その予備校はとても興味深い企画をおこなっている。入試などの大学情報は各自で調べろと、
それよりも、今大学で教鞭をとっている人に、学生時代をどのように過ごし、現在も
教職以外にどのような活動をしているのか、というレクチャーをしてもらい、
生徒たちに、将来像や目標をリアルに持たせ、モチベーションを高めるというもの。
ムサビほか、いろいろな美大の教員を招き、年に数回行なっているそう。
予備校の外にも告知し、生徒以外でも聴講可能。
もちろん入試の説明もするけれど、必要最小限。
(それでも入試マイスターの兄さん一緒でよかった。私なんて入試方式の細かい事わかりましぇんだから。)
いやはや、今回の形は本当に効果的というか、いいことだなと思う。
ともすれば予備校生は、「入試」でがんじがらめになってしまいがちだが、
その入試に臨む姿勢や思い、そしてその先までつながる道を、この形式で見つけることができるだろう。
板東先生はとてもはりきっていて、特上カルビ10人前くらいのボリュームのレクチャーを行ない、
私もギンギンに聴いていたのでかなりのオトク感。
生徒たちの食いつきも相当なもので、質問タイムも、終わってからも、先生を質問攻めにしていた。
私と竹林兄さんが、会場の片付けをひととおり終えて講師室へ戻ると、
板東先生と、そこの予備校の先生が話をしているのを、生徒たちが椅子を持ち込んで聴いていた!
さながらトークショーのようなこの光景は、胃が丈夫な若者たちの持久力と先生方の情熱で、夜7時半位まで続いた。
カルビをさらに10人前追加したような感じ。
私はトークショーを横目に、この形を今後応用できないかなと考えていた。
さっきまで講義をしていた美大の先生と、いつも教えてくれてる良く知っている先生が、珍しい話をしているのを聴く、
これ、そうとう興味をひくし、心に響くものがあると思う。何でもコミュニケーション研究しちゃうのが私の癖だな。
そんなこんなで、なかなか心地よい、それでいてかなりの疲労感で仕事を終えましたとさ。
先生と兄さんは8時ちょうどのあずさ(最終)で帰路についたが、私は自費で、松本に宿をとっていた。
なんでかって?
城ですよ、城!! 松本ぢょー!!!!!
せっかく松本に行って、これ見ないで帰れないでしょー!
もちろん、レクチャーが午後からだったので昼前に急いで兄さんと一緒に松本城を外からは見に行ったし、
key_tさんオススメの旧開智学校も見て来たけれどね、
やっぱさあ、国の重文指定の天守閣にのぼらないと、帰れないっしょーーーーー!!!
つうわけで、おきなまろ1泊。
今日は日曜だから絶対混むと思って、予め調べておいた入城開始時間の8:30(早っ!)に合わせて向かった。
なんせ、松本駅前のホテルから松本城までは歩いても15分弱で、鷹の台からムサビよりも近いんだもの。
いや〜、
松本城すごい。いいっす。まじやばいよ。感動だよ。
やっぱ城いいねー。
実際にこれを人が建てたということ、そこで社会の営みがあったということ、建物を通じて昔の人と今の私がつながる、
こういう瞬間の感覚がとても好きだ。
だから、ガラスケースに入っている火縄銃の展示とかはチラ見しつつスルーし、私は天井の梁やら柱のはつり跡やらばかり見ていた。
他の観光客と違う目線や動きをしていた私は、かなり怪しかったんだろうなと思う。でもしょうがないじゃん。
混んでいるのがどうしても嫌だった理由は、天守閣までのぼるハンパない急勾配の階段をがんがんのぼりたかったから。
だって、実際にここが現役の城だった時は、「おやかたさまー!」とか言って駆けのぼる家臣、とかいう絵面があったわけでしょう?
それやりたいじゃない。ねえ。
いくつかの階段は、かけのぼってみた。降りる時は、あまりにも急で段差が大きいので無理だったが。
松本城、自分流で満喫。
リンゴシャーベットをたべつつ、スーパーあずさで駅弁をもりもり食べつつ、帰ってきた。
学校のお金で観光すんなって? そんな人聞きの悪い! 交通費以外は自費だからねっ!
しかしふふふ。つかれちゃった。
もともと風邪ひくかひかないかの微妙なとこだったからね、予防しないと。
え?明日また仕事?
フォトギャラリー
※今回、日帰りのためアフロを持ってこなかった兄さん。アフロを付け加えておきました。(ドリフ風)
旧開智学校外観。 中も見たが、この施設でぜひ小学校生活を送りたいものだと思った。とてもいい。
撮影するアフロ。
昼食。そばつゆの辛み大根の辛さに悶絶し泣くアフロ(辛いの苦手)。手前の山菜は私。べらぼうに美味。
松本城外観。
撮影するアフロ。
天守閣からの景色。
特急スーパーあずさ。いやあ、あずさいいよ。座席の座り心地などの車内環境の充実に加え、
アットホームな車内販売の兄ちゃんとか、あとは5月の山の景色が続くのとかが最高だったです。
しかしねえ。いくら乗り鉄気味だといっても、私はかつてパニック障害にかかったせいで電車が苦手で、
出張の多いところで働くなんてありえないと思っていたのだけど、なんかドーンと体当たりしちゃってるね。
医者には、わざわざ苦手なところにいきなり飛び込む癖があるね、と言われている。
6年前くらいには、美容室が苦手で伸ばしてた髪を、しょっちょういかなければならなくなるショートに突然してみたり、
歯医者なんかぜったいダメむり!だったのに、何を間違えたが歯科医院でバイトをして、気付けば克服していた。
閉所がだめでエレベータを避けていたが、7階の研究室に3年間勤めたら慣れた。
人混みは今でもだめだけど、レッズの試合の混み具合は大丈夫になった(それがMAXじゃないかという説もあるが)。
結局、行動療法を、順序立てないで自分で勝手にやってるということかな。
今後も長距離出張があるだろうし、一人で行かなきゃいけない場合ことにもなってくるだろうけど、
きっとものすごくまだ不安だろうと思うけど、じきに慣れると信じていようと思う。
新潟出張で、実に8年ぶりに関東から出たのです。おどろきだよね。
今まで旅行も一切行かなかった。 これからは徐々に世界が広がって行きそうな気がする。
okina_maro@hotmail.com
›May 12, 2009
相談会写真
私も進学相談会の写真をupしようと思う。
ムサビのブースの中から会場全体を撮影。
広い体育館に、こんなかんじで色んな大学や専門学校のブースが並ぶのである。
手前はムサビの無料資料コーナーと池田文庫。にわかに賑わいをみせている時に激写。
……
…
って、
この写真しかまともなのがない!?
他はほんとに資料用の写真しか撮ってない!?
どんだけいっぱいいっぱいだったんだ私…
職務をまっとうしろよ私…
というわけで、
新潟にお住まいの読者の方が訪ねて来て下さった際、
差し入れでいただいたおまんじゅうの写真を、のっけよう!
やっぱりおいしいものがいちばんね。
ありがとうございました!!!
›May 11, 2009
新潟より生還
初めての進学相談会キャラバン参加が、新潟会場でよかったと思う。
色んな意味で、本当によかったと思う。
決して大成功とはいえないもので、詳しくはここには書けないけれど、
ついついお祭りモードが発動して浮き足立つ癖がある私にとって、今回の会場で勉強になることは多かった。
お祭りモードになっちゃった方が疲れないし楽しいのだけれど、見落とすものはいっぱいある。
今まで見えなかったものが、いっぱい見えた。いろんなことを知った。
今後、自分がどのようなことを考えて臨んでいけばいいのか、ポイントを明確に知ることができた。
他にも色んな収穫があった。
首都圏以外の美術大学へ実際に行って見ることができたのは、貴重な経験だったと思う。(長岡造形大は、異世界だった)
新幹線の中で多摩美のYさんと神社仏閣の話で盛り上がったのも楽しかった。(最終的に多摩美の話に帰結するのはすごいなあ)
夕食時には女子美のSさんとまさかの浦和レッズの話で盛り上がったのも嬉しかった。(考えてみればおもいっきりアウェーの地で…)
店を出て歩いてる時に多摩美のEさんが、私の仕事に対する考え方に共感してくれたのが感激だった。(お互い酒入りまくりだったが)
皆様、入学センター1ヶ月の赤ん坊のお世話をしてくださってありがとうございます。
今回は竹林兄さんと、ずっと行動を共にしていたわけだが、特にいつも以上に何かを話したりすることはなかった。
だが、出張先でもいつものように私に何を言うわけでもないということが、すごく信頼されている気がして、嬉しかった。
仕事ってもんは、人に信頼されていると実感することと、人を信頼できるということで、やる気が出るという、すごく単純なものだと思う。
だが、そこがすっとうまくいくということは、なかなかないものだと思う。
自分はそれこそまだまだ甘っちょろいものだけれど、今は「信頼」が最大の強みでありモチベーションの源だ。
入学センターに勤めることを決めたのも、実はそれだったりする。(日記に書こうとおもいつつ勿体ぶってるなあ。早く書かなきゃ。)
いつも竹林兄さんを振り回してばっかりだけど、実はちゃんと感謝しています。
今後ともよろしくお願いしますね。
え? もう勘弁?
そんな照れなくても。
今日は、代休をとらせてもらっている。
出張から帰って来た翌日である昨日は、夏かと思うような日差しの中、浦和レッズvs川崎フロンターレを埼スタにて観戦。
こちらは本物のおまつりモードで、真っ赤な世界へるんるんとまっしぐら。
結果は2-3の負けだったけど、観戦に行った価値は充分にある試合内容。 暑さに耐えた甲斐がある。
しかし、出張もサッカーも、そんなに疲れることはないと思っていたが、なんかバテバテだ…
今日休みをもらっておいて本当によかった…
こうして世間より遅めの GWを過ごしたおきなまろは、明日への活力を得てまた仕事へと向うのでしたとさ。
おっと、今晩は教務補助の時の研究室の歓送迎会だ。
のみすぎ注意。明日は仕事。
okina_maro@hotmail.com
›May 09, 2009
スタートダッシュ
おはようございます。
出張おきなまろ、進学相談会 in 新潟。
無事に新潟に居る。ああよかった。
というのも、のっけから新幹線に乗り遅れそうになるという失態をしでかしたため。
高校時代は通学路だったため、慣れきった実家から大宮への道のり。これがあだをなした。
高校卒業してから、どれだけの時間が経っているか自覚しろというできごとばかり。
一応調べた電車の運行状況、川越線に異常はなく、よくネックになる強風もない。
安心しきって悠々行ける時間に家を出る。30分程度の余裕はみたつもり。
ところが!
宇都宮線で事故があり、川越線にまで影響!?
都市圏の相互運転って各線がひとつの事故で一気にやられる。
りんかい線への乗り入れって、昔なかったよね? はい、○年前のお話ですから。
川越駅でうろうろする。そわそわする。早く発車しないかな…
やっと発車しても、止まる駅でことごとく交換待ち。しかも下り電車は遅れまくり。
単線で、大宮・川越間の折り返し運転してるんだから当然といえば当然だけど…
てゆーか、さらに、私にだまって駅がひとつ増えてるし! 所要時間が増す。
結局、車掌さんに聞いたら到着予想時刻は、新幹線発車時間の3分前!?
大宮駅の川越線ホームはね、もんんんのすごく地下深くにあって、
新幹線ホームはね、地上2階にあるんだよ!
ということで、やっと高校時代の経験を生かす時がやってきました。
こんな生かし方したくなかったけど、エスカレーターのある階段前に止まる両に移動し、
竹林兄さんにメールし、新幹線の切符を握り締め、用意ドンの体勢をとり、ドアが開くや否やダッシュ。
新幹線改札の場所も、乗り換えルートもホームの場所も全部頭に入っている。
ホームに到着し、止まってる「とき」の前で立ち止まり、じっくり切符と見比べ、乗車。
あ、意外と間に合った。川越線の車掌さんは「乗り換えには早くて3分かかる」といってたが、1分。
ふう。
教訓: 、、
いいや、もう身にしみてわかりました。 反省。
そういうわけで、その後の移動も、長岡造形大学視察も、新潟会場の設営も、夕食も、
どれもこれも何の緊張もせずにこなしています。
最初に猛ダッシュしたせいで、ドンと来いになってるし。
危ない。
今日は一日、気をひきしめてがんばらねば。
相談会で、おきなまろと握手!!!!!
ちなみにおきなまろ、一度駅のホームの階段から落ちてひどい捻挫をしたことがあるので、
普段は駅では走らない主義です。
間に合わない電車は簡単に諦める主義です。
高速走行は今後もう二度とすまい…