›November 28, 2008
さらば低気圧
ここ数日、なぜかやたらと情緒不安定で、
気付けば人に八つ当たりしていたり、
目の前にある仕事に手をつけるまでに時間がかかったり、
どうした自分!? というかんじで。
え?いつもだろって?
まあそうなんだけど、それが顕著だと困るじゃん?
確かに心配事があるにはあるが、
それだけで? と思ってふと、天気図を見てみたら、
今日、低気圧3連!!!! だんご3兄弟かっ!
そのせいか…
ここ数日の気圧配置を見ても、やっぱり低気圧が群雄割拠してるの。
やっぱ秋は低気圧の季節だよねー。
揚子江海気団だよねー。
というわけで、
以前ならば、ああなんてダメな自分…と落ちているところだが、
最近はだいぶ開き直ってきたために、若干ポジティブである。
明日できることは明日やりゃいいや、みたいな。
今日もとりあえず午後いちは楽な仕事から片付けようと、力仕事を済ませ、
その後C not Aさんの課を訪ね、確かに最初の20分くらいは仕事の話をしていたが、
どこからどう逸れたのか、どんどんマニアックな話になっていき、
結局午後は殆ど仕事してないじゃんみたいな?
戻ったらやっぱりデスクに貼り付けた沢山の付箋は消えていない。当然だけど。
いいの、今日はきっと何をやってもうまくいかない日だったんだ。
だからへたに仕事してダメダメで落ち込むよりも、
リフレッシュして明日やった方がうまくいくんだ。
ポジティブ万歳!
低気圧すら味方につけてやるんだ!
okina_maro@hotmail.com
›November 22, 2008
続・竹
昨日は竹プロジェクトの一環で、
カスパー・シュワーベ氏によるワークショップと課外講座があり、
参加してきた。休日ばんざい!
竹を輪ゴムでつないでいったりね。
びよーんとやると、形変わったりね。単純に感動!
チタン製のテンセグリティをつくる。複雑だが、わかると楽しい。
課外講座。驚きっぱなし。そして笑い多発。さらに感動。最高です。
竹の構造体や建物たちは、26日まで展示してるそう。
みんな、近づいてじっくり見てみてね!
ちなみに私がお昼ごはんをたべたり焚き火をしてた螺旋の茶室がこれ。
入れます。入ってみて。
茶室の主の日詰明男氏がいらっしゃるときは、
コーヒーをふるまっていただけたり、竹で音楽を奏でたりできる。
日詰さんのお話はとてもおもしろい。数学と自然と造形の話。
まじで感動する。ついでに人生相談的なアドバイスもくれたし!
めっちゃかっこいい。元気になれた。感謝しています。
okina_maro@hotmail.com
›November 20, 2008
えにっき
おばんです。
今日は写真をいっぱいのせるよ。
小平の平坦な土地にそびえる高い建物の中で仕事をしている。
最近は空気が澄んでいるので、研究室から富士山が
朝はこんなふうに、
夕方はこんなふうに見えることもありますよ。
…なんか写真に撮るとたいしたことないな。室内写り込んでるし。
でも夕陽なんて、うろこ雲が出てるときなんかは、本当にすごい。
狂ったような色になって、現実じゃないみたいな景色のパノラマ。
へたなデートスポットよりも穴場だと思う。残念ながら仕事場だけど。
ほんと、会議とかしてても、もうどうでもよくなっちゃうぜ。
最近晴れた日の16時15〜30分は、仕事が手につかないぜ。
さて、今週は、一連の竹プロジェクトが熱い。
おもに10号館周辺で行なわれている活動で、授業や展示やワークショップなど。
竹という素材の魅力もさることながら、それによって表現されている
形態や音などが、それこそが自然そのものの形だったりする、
なんかうまくいえないけど、それが私にとってものすごい魅力。
自分の研究したい分野どんぴしゃなのである。
フィボナッチ・ケチャックを演奏したり、 え?仕事? 明日は休みだもんねーだ! 仕事さぼっ…… … 、、、 学生たちよ、私の分まで楽しんできてくれよっ。
そんなわけで、昨日は竹を棕櫚縄で結ぶ作業を体験させてもらったり、
フラードームが立つところを見学したり、
授業にまじって学生と一緒に
完成したフラードームに1番に入って寝っころがったり(ずるい?)、
螺旋の茶室で焚き火で沸かしたエスプレッソを飲んだり、
焚き火の煙と板東先生の煙草の煙で燻製になりながらデザインを語ったり、
夜の景色に竹の音楽を響かせたりしていた。
え?仕事? さぼってないさぼってない!
今日は、茶室でお昼ご飯をたべて、
螺旋を見上げながらハンモックで寝て、
授業を見学して、
昨日棕櫚縄を結んだ竹がトンネルになってるのを見て、
フラードームで日光浴をして、
なんとも充実した一日だった。
え?仕事? だからさぼってない!さぼってないって!
明日は、カスパー・シュワーべ氏のワークショップがある。
「竹のテンセグリティ」をつくるのを手伝いに行くんだ!
13時から暇な人は10号館前芝生に集合だよ!人手がいるよ!
明後日は、シンポジウム〔webページ(pdf)〕だなあ。
さすがにそこまでは無理か。
okina_maro@hotmail.com
›November 16, 2008
妹の話
私はよく、変態よばわりされる。
かわいい女の子がすきで、あの子がかわいいだのなんだのとよく口走るしさわりまくるからである。
もちろん、だれかれかまわずという訳ではなく、好みもあるんだけど、何なんだろう私…
と、思っていたが、今日、合点がいった。
ひとことでいえば私、シスコンなんじゃないかと。
それで、私の中に理想の女の子像ができてしまっているんじゃないだろうかと。
妹が、やたらかわいいわけね。
他人がどう思うかは知ったこっちゃないけど、私にとってはめちゃくちゃかわいいわけね。
私と身長差は6〜7cm程度なのに、華奢で頭がちっちゃくて、ほんとすごく小さく見えるの。
目がくりっときらきらとしてて、笑うと顔の半分が分度器形の口になるの。
で、社会人なのだけど、一見すると高校生みたいで、その上天然でドジっ子で、
いつでも一生懸命全力疾走、だいじょうぶかこいつ?って感じに見えるのだけど、実は
とんでもなく頭がよくて、それこそほんとに私と血縁なのかと疑うくらい頭がよくて、
でもそんなそぶりもみせずにいつも冷静で強く出ず、そのくせとても芯が強く、
たまーに的を射たことをグサリと言うからとても説得力があって怖かったりして。
私、よく怒られるんだわこれが。まじでおそろしい。
ま、つまり私と真逆なタイプ。それだけに、ほんと、かわいいわけ。
うーん、ちっとも理由になっていないけれど。
今日、うすら残業をしていたら、18時頃に携帯に着信。
妹「もしもし? 今日ね、昼間友達の家で遊んでたんだけど、帰りみんなそれぞれこのあと用事あって、
夕飯さそったのに、ふられちゃったのうぅぅぅっ! 国分寺にいるんだけど、おきなまろ、今どこ?」
お「学校。近いね。一緒にご飯たべよ!」
妹「え! 今日仕事の日だったの!? わーごめん!電話しちゃって、、、」
お「全然! 全然いいの! 仕事なんて大したもんじゃないのよ(嘘だけど)! すぐ行くよ。」
妹「ありがとうっ! 国分寺混んでるから鷹の台行くよ。お店とか知ってるよね?」
お「もちろん! いろいろあるよ。駅で待ってて。」
てなもんで、ルンルンと鷹の台へ向かう。
さすがくいしんぼう姉妹、お店もすぐ決まり、注文。
お「なに食べる?」
妹「あ、タコわさ! タコわさーーーー! 」
あーかわいい。もう世界一かわいい。
最近は、時々実家に戻るときしか会わないから、余計にそう思うのだろう。
で、食後も、
妹「アイス食べたい…」
お「もちろん私もそう思ってるさ! よし、アイスのおいしい店へレッツゴー! おごってあげるよー」
妹「わーい♪」
とまあ、私よりも所得の高い妹におごらされちゃう、バカですよ、そうですよ、なんとでも言え。
妹と一緒に出かけたりすると、ほんとに楽しい。癒される。ペースが合うから楽。
見た目は妹とそっくりなくせに性格は私とそっくりな母とは、実家に帰るたびにプチ喧嘩をするのに。
ほんと、ありがたい存在だわ〜。
妹が嫁に行く時は、きっと父より先に私が泣くであろう。
以下、おきなまろ妹に叱咤激励され元気になった今日の会話一部記録であるが、
姉バカ炸裂長文なので、たたんでおこう。
では、変態だけど皆様今後もよろしく!
okina_maro@hotmail.com
喫茶店での会話
お「忙しい時期は終わった?」
妹「うん、企画展終わったから。撤収は早いもんよ。おきなまろは今日残業してたの? 忙しいの?」
お「最近は忙しくないよ。なんか今日に限って夕食のメニューが思い浮かばなくて、とりあえず月曜の仕事をちょっと前倒ししてたの。」
妹「おぉ! じゃ、私の電話グッドタイミング? よかったー! 最近どうよ。仕事楽しい?」
お「そうね、色々あるけど、ほんと色々あるけど、でも結局は楽しいね、うん。」
妹「おしっ。」
お「でもなんか、楽しいっていうか、ほんとはラクなだけかもしれないけど。」
妹「おきなまろはさ、ほんと恵まれた環境にいると思うよ。周りの人にも恵まれてる。
ぬるいお湯につかったまんまムサビを出ないでいるのは甘ちゃんだとか思ってんだろうけど、そんなことで悩んじゃだめだよ?
ムサビがいい職場だっておきなまろちゃんとわかってて、選んでそこにいるんだよ。決してマイナス方向に動いてるわけじゃないよ。」
お「そう、そうよね。うん。ありがとう。ムサビはいいところなの、ほんとに。」
妹「そうだよ、なかなかないよ。うち博物館はすごくいい環境だけど、事務棟はホントやばい、あの暗いスーツ集団、こわいよ。
しかもさ、ガーッとフロアが全部つながってんの。で、広いのに妙にシンとしてて、気配殺してピリピリしててさ。照明まで暗いし。」
お「それやだね。『さっき○○課行ったらさ△△さん今日めっちゃデーハーなネクタイだった!』 『えーまじでー!見に行こー!』とか
そういう会話ができないじゃん。他の課について軽口たたけないなんて、きつすぎる。」
妹「まさにそう。開かれた空間で、心は閉ざされてんの。やだよー、余裕がないかんじでさ。」
お「というと教務補助は、『心に余裕、財布はピンチ』ですか。」
妹「ははは〜 基本給の低さはハンパないもんね。まあバイトでずいぶん稼いでるみたいだけど?」
お「いや、たしかにいろんなバイトは細々とやって、趣味・娯楽・交際費、くらいはまかなえてるけど、でも旅行いったりしないし。」
妹「すごい… バラバラなバイト収入をやりくりして充てていくんだ。そんな多方面に頭まわんない私。
それと、おきなまろはほんとすごいと思うんだけど、よく一人暮らしできてるよね。私は今の給料じゃとても無理だよ。」
お「えー? かるく私の倍以上はもらってるでしょうに?」
妹「そうだけど、それでもむずかしいよ? だって、まず家賃はかなりのウエイトでしょ? 光熱費込みったって、生活用品にかかるし、
おきなまろのことだから食費は削らないだろうし、あと医療費、年金、税金、保険、それに奨学金も返してるんだっけ?
うわー! 一体どこからお金が出てるんだか、ほんと謎! えらいよ、まじでえらいよ。そのワザ伝授してよ。数年後私もやる!」
お「ねー。なんかえらいね私。でも自分もどっからお金出てるんだかわかんな〜い。全部自分とこから出てるのは間違いないんだけどねえ。
それでも家に帰るたびに、お母ちゃんにはいつも『自立しろ』って言われるんだけど。家を出てまで言われるとは思わなかった。」
妹「あはは、それずっと言われ続けるねきっと。私も言われるもん。時々『我慢の限界っ!』とかって。すぐ収まるから聞き流すけどさ。」
お「それそれ! すぐ収まるのに、私はなぜかいつも同じバイオリズムというか、感情が同調して一緒にキレちゃうの。聞き流せばいいのにさ。
こないだも売り言葉に買い言葉でつい、『もう絶対20代のうちに結婚して完全にこの家を出てやる!』って言っちゃったよ、どうしよう。
だいたい、結婚って自立? 」
妹「さあ、論点からして違う気がするけど(笑) ばかだねー、そこまで思ってもいないこと言っちゃって。」
お「そうでしょう? ほんと私しょうもない。結婚願望は大してないのに。
それよりも子供ほしい願望の方がずっと強いよ。この一見矛盾する感情なんなんだろ。女の人には時々わかってもらえるけど。」
妹「うんわかる。だって結婚はいつでもできるけど、子供は若くて体力余ってるうちに産んでおきたいって思うのは本能的なものじゃんきっと?」
お「なるほど! すごい、はじめてしっくりくる説明を聞いた… よかった私、変なわけじゃなかったね。」
妹「うん、だって子供かわいいもん。」
お「ねー☆ でもさ、私の今後の人生の選択において、しかもこんな生き方の私でよ? 子供を持つという選択って、あり? 可能なの?
今だって方向性が見定められてないってのに、余計にわかんなくなる気がする。それでどうにも動けなくなって鬱々とするのやだし。」
妹「それね、私も同じこと思ってたんだけど、最近ちょっと気付いた。物理的な制約がある方が、それに合わせて動くべき方向へ
動くことができるんじゃないかって。自分ひとりじゃないっていうのは足かせじゃなくて、原動力なんじゃないかって。」
お「ほーううぅ!!! つまり、真っ白な紙だけ渡された時より、お題とともに渡された方が、迷わず筆が動くということか!」
妹「そう!!!!! そゆこと!そゆこと! だからうちら、変に悩むことないって!」
お「うわぁ… なんかホント、心が晴れた。がんばろ。ほんといろいろがんばろ!」
妹「うんっ! ところでさ、さっきひいてたおみくじだけどさ、愛情運のとこどうだった?」
お「えっ? えっと、『恋愛運は曇り空』 … おい!!!」
妹「げっ、私もなんかひどい。結んじゃお!」
お「私、占いのたぐいって必ず仕事運が最強で、恋愛運は… ってなるんだよね。」
妹「……。 いーのいーの、占いは一瞬の娯楽! このアイス超おいしいねー♪」
お「ねー!おいしいねー♪幸せー」
めでたしめでたし。
›November 14, 2008
Excel vs Illustrator
「寒いですね」が日常の挨拶になったこのごろ。
空調も暖房モードに切り替わった。
しかし小春日和の今日、冷房のきかない研究室の室温は、
いくらブラインドを閉めても太陽の熱を吸収し、32度まで上昇!
ありえないぜ… たすけてくれ…
さて、リアルな教務補助日記といこう。
これぞ教務補助という仕事といえば、合宿のような2月の入試業務だが、
日常における教務補助のシンボル的仕事は、「教材伝票」である。
研究室ごとに割り当てられている教材費を使う際の処理である。
うーん、事務作業だねえ。
もともと私は経理や会計などは苦手な分野であるが、
うちの研究室では、教務補助が普通やらないような仕事ばかり
やらねばならないので、時々教材費関係の仕事をやるときは、嬉しくなる。
昨日は、とある料金の処理方法について問題が浮上し、
ほいきた!とはりきって教務課へ向かった。
相談の結果、どうやら前例のない形であるようで、
今後のシステムを、教員と学校側とで考えるべきだということになった。
で、その件を提案するところまでもっていくためには、
わかりやすい例を提示する資料として、ひとつ申請書の様式を作ることに。
そこで何を思ったか、私は迷わず、苦手なはずのエクセルを起動。
おそらく、教務補助の仕事に酔いしれ、テンションが上がっていたのだろう。
そして一応の理由として、可能性は限りなくゼロに近いけれどももし、
この申請書が学内で様式として使用されるようになった場合、
学内ネットワークでこのファイルをダウンロードできなければいけない、
ってことは、イラストレータではだめだ、と思ったわけである。
まあもちろん、始めて30分ほどで、嫌になりましたけど。
イラストレータは、ミリ単位でのレイアウト調整がアナログ的感覚で簡単にでき、
図形の配置も簡単。そっちに慣れてると、エクセルはイライラする。
アナログ感覚に少しでも近いことをエクセルでやろうとすると、
セルを細かいグリッド(格子状)に調整するのがいいのだが、
それでもやはり、うーん、ここはもうちょっと上がいいけど、
そうするとこっちがずれるから、この欄はあっちに移動して、
ってことは何マス使うんだ?計算か… みたいなことを、延々とやる羽目になる。
頭の中にレイアウトが出来ていて、文字を記入する時に必要な
欄の大きさとかもきっちり考えていて、かつバランス第一と思うと、
これ、かなりの労力ね… うーん、うーん、うーん、、、、
イラストレータでやればあっという間だってのになあ…
数時間試行錯誤し、やっと出来上がった様式を同僚に見てもらったら、
「うわっ!なんてアクロバティックな!しかも全くスキのないレイアウト!
それに、ここの欄がセパレートしてるとことか、すごいこだわりを感じるよ!」
とまあ、必要以上にこだわりまくって余計な時間を使ったものを、
うまいこと褒めけなしてくれたのである。肝心の内容はみてくれないのね…
で、対照的に先生は、
「ここの文面を直して、ここの欄の見出しを○○に変えてくれる?」
と、内容にしかふれない。
いいね、そういうの私は好きだな。
つうことで一応、エクセルは、やっつけたってことでひとつ。
で、今日ですけどね、
昨日の書類よりはるかに単純な表を、イラストレータで作ってましたが何か?
だって暑くてのぼせてしまって、頭使う仕事はできなくてさ。
研究室の中だけの書類だからいいでしょ。
でも、確認作業をしながらだから、そこそこ時間かけて作って、
プリントアウトして、ほっとしてファイルを閉じようと、
出てきたダイアログボックスの「いいえ」をクリックして、
血の気がひいた。
「このファイルは変更されています。
変更を保存しますか?」
って出てたよね…… ?
「他のアプリケーションで使用するために
クリップボードのデータを保存しますか?」
↑こっちかと思って反射的に「いいえ」にしちゃった…
ファイルを開いたら案の定、1段階前の状態であったよ…
イラストレータ作業油断したわ。飼い犬に手をかまれるとはこのことか。
もういいっ! 暑さがいけないの! もうやだっ! 明日やるっ!!!
okina_maro@hotmail.com
›November 12, 2008
大掃除で得た発見
昨日、大ごちそうを食べたら、とても元気になりました。
単純なおきなまろですこんばんわ。
そろそろ期末レポートの季節である。
私もさんざん書いた記憶がある。基礎デは特に文章を書く。
先週末、実家で自分の部屋を片付けていた時、
学生時代のプリントやらなにやらがいっぱい出てきた。
レポートはデータでとってあるものが多いのだけれど、
プリント類は、意外にもきっちり分類され整理されてとってあった。
自分にとって重要な順に、学部から院まできっちりと。自分にびっくり。
それから、資料になりそうな新聞の切り抜き集とか、
院生の時に持ち歩いていたファイルも出てきた。
アイデアなどのメモがいろいろきれいに入っていて、
提出日や予定表などのプリントも入っていて、
成績表とか履修登録確認表とかまで、ちゃんとファイリングされてるの。
今は学生に対してちゃんとしろとか言ってるけど、
昔自分はどうしてたっけなあ、人に言えたことかなあ、でもまいっか仕事だし、
なんて思っていたけど、これからは堂々と言えるわ。ふっふっふ。
大学院で勉強して、一体なにを得たのだろうかとか、
まともな作品もつくらず、ほんとに何もしていなかったなあ、と
常々思っていたけれど、実はずいぶん色々考えて勉強してたという痕跡が出てきて、
なんだかとても嬉しかった。ネガティブシンキングはやめよう。
で、院の時のレポートや修了制作の要旨なんかも入ってたんで、
読み返してみたのだが、、、、、
もしもーし? おきなまろさん、、、
むずかしいよう!!!
なんだろう当時の私、こんな文章書いちゃって、ちょっと頭よさそうじゃない?
ちなみに、高校の時、受験勉強のために現代文の先生に見てもらっていた
小論文もいくつか出てきていたので、読んでみた。
あら、ちゃんと論述できてるじゃない。やるじゃない。
やっぱり私、基礎デには小論文で受かったんだな。
高校でまともな文章を書けるまでに指導をしてくださった、
福田元総理似の現代文の先生に、感謝感謝である。
まともな文章を書くようになって間もない頃のプリントもみつかった。
2000年、私が学部1年生の時の、デザイン論の文章。
デ情の長澤先生の授業で、当時まだ大した知識もない時に、とにかく書かされた。
その中に、5年後の自分はデザインに関してどのような活動をしているか、
という問いがあった。つまり2005年、今からだと3年前の自分である。
私は随分と大きなことを書いていた。
目では見えない表現や伝達手段を、知覚できる形にする活動をしていると。
それは情報過多の今日、デザインの持つ一番大きな役割ではないだろうかと。
私たちをとりまく現代社会の環境は、日々刻々と変化が著しく、たとえ5年後であっても
具体的な事は容易には想像できないが、それはその時々で、時代が教えてくれるだろうと。
ほう、逃げ腰な結びだこと。昔からこずるいね。
就職でもしてると思ってんの? ばかねえ、ロスジェネなんてまだ知らないのね。
大学院ですよ、極道ですよ、その後なんて教務補助ですよ、もう浮世に戻れませんよ。
当時の私は、その後の自分の人生をまさに言い当てていたのかもしれない。
2005年に私は大学院へ入学し、確かにそういうことを研究テーマにしていた。
そしてその研究がまったく熟さぬまま、離れることもできずに今こうしている状態。
いやだねー。
まだ18のくせに、なまいきだぞ!
ということで結局、なかなか成長できずにいるのかもしれないけれど、
私はきっと、ずっと考えていかなきゃいけないってことだなと、
なんだかすっきり納得いってしまったりしましたとさ。
逃げちゃだめだね。
okina_maro@hotmail.com
›November 10, 2008
久々に落ちてる日記
かつて一度も薬で眠くなったことのないおきなまろだが、
今回皮膚科でもらった抗アレルギー剤に、初めて負けた。
昨日、今日と、とにかくずっと眠い。
そして、今日はついてない一日だ。
朝は余裕で目覚めたが、やはりボーッとしていたのだろう、
鷹の台の自転車置き場に自転車を置いてあったことを忘れ、
それを家の外に出て気付く。
学校までは、自転車だと15分、電車+徒歩だと30分である。
この時点で15分程度の遅刻が決定… なさけない… なんてこと…
自分ひどすぎる。電車の中でひたすら自己嫌悪に陥る。
着いたら着いたで、眠気とイライラとの戦いだ。
あれやこれやと、いそがしいぜこんちくしょー。
手を動かしながらも眠りに落ちる瞬間を目撃され、新技だと驚かれる。
そしてね、こっちの昼休みに限ってみんな内線してくんな!
学生もコピーくらい自分でやれ!いちいち聞くな!
お願いだから座って落ち着いてごはん食べさせてくれる!?
それから、ほんと泣きたいくらい落胆する出来事もあった。
私の3年間の尽力も、所詮は権力の前では何の効果もなく、
うちの先生に愚痴をこぼしても、なんだか空しくなるだけで、
むしろおきなまろさんありがとうと言ってくださる先生に、
なんだか申し訳ないんだかなんだかで、涙をぐっとこらえた。
で、そんなこんなで、もうあとちょっとで帰れるって時に、外線テルホン。
取材依頼〜。もう先生帰りましたって言っても、直接連絡する手段を求め
10分くらいねばられて、こっちもギリギリ冷静に対応して、疲れた。
急いでますって?知るかそんなもん!こっちも急いで帰りたいよ。
ひとまず早急に研究室にメールを送ってもらい転送するということで収める。
が、もうすぐ5時なんですけど…
はい残業決定。
言ってしまったからには残るしかない。
まあ、もうちょっとばかし仕事があったからいいけど。
ゆるゆると仕事しながらメールを待つ。
え? そこを一人ふらりと歩いてるお方は、、、
そのオーラは水尾先生(名誉教授)じゃないですかっ!
ひえー! いそいで研究室にお招きし、お茶をお出しする。
油絵学科の久野先生の、退任記念レセプションにいらしたのだそう。
「なんかもう、ばたばたと、殺伐としててすみません」
とか言いながら、仕事を(しているふりを)する。
だって緊張するし。疲れてるし、何を話していいか頭が働かない。
で、先生が無事レセプションに出発されて、
ようやく待ってたメールも来て、一仕事して、落ち着いた。
落ち着いたらまた涙が出そうになって、
でもこんなところで泣いてたら、巡回の警備員さんに発見されて、
どうしたんですかっ! ってなるから、またこらえる。
どうせなら、ぐっと寒くなってから帰ろう。
額にキンと冷えた風を受けながら自転車で走ろう。
帰れば、他愛のない話で笑えるシェアメイトたちがいる。
1人で泣かないですむ。ありがたい。
ああやっぱり、私は1人では生きられないんだなあ。
秋はなんだか不思議とせつない。
でも秋が一番好きだなあ。
okina_maro@hotmail.com
›November 09, 2008
食欲大魔王
秋はお腹がすくなあ。
今日はいいことがいっぱいあった。
高校の友達と7人で久々にわいわい遊んだし、
10ヶ月の赤ちゃんと遊んで癒されたし、
お昼ご飯はおいしかったし、
赤坂ミッドタウンはなかなかおもしろかったし、
ミッドタウン内で武田双雲のパフォーマンスを偶然見れたし、
夜の東京タワーを初めて見てすごくきれいだったし、
帰りは人身事故で止まってた中央線はすぐ動き出したし、、、
先週から悩まされた謎の湿疹は皮膚科の薬のんだら治まってきたし、、、
でもさ、
やっぱ疲れたんだね、
スーパーで、15パーセント引きになってるかきフライをみつけて、
おかずのたしに、買ったんだけど、、、、、
メインを作るのに力を入れすぎて、レンジの中に入れっぱなしで、
今さっき気付いちゃってさ…
もう23時まわってるよ、、、油ものだよ、、、どうする私!?
15パーセント引きだよ、、、消費期限は18時、、、とっとけないよ、、、でも処分なんてできない、、、
そりゃたべるよねー。
あーあ、夜食の習慣がないのに夜中にかきフライなんてたべて、
明日どうなるか。
まいっか、おいしかったから。
そんなヤワな腹じゃないもん! もう寝るっ!
›November 06, 2008
秋空と芸祭と
芸祭の整理期間である。
私はこの期間の雰囲気が好きだ。
夢の余韻がわずかに残った現実感、というような空気が、秋の空気にぴったりはまる。
今回の芸祭は、かなり満喫した。
天気がよくて、いろんな人に会えて、仕事のメンバーも楽しくて、
慣れてるだけにさぼり方も覚え(内緒)合間にうまいこと展示をみて回ったりできて、
模擬店の混雑時の待ち時間が見た目でわかるようになり効率よくいろんなものを食べれて、
何よりも、いろんなめんどくさいことから一旦離れてうっぷん晴らしができたのがいい。
嬉しいことがいっぱいあった。
やっぱりムサビの芸術祭はいいもんだ。
働いたごほうびに竹林兄さんがカンパを持たせてくれたので、
わかものたちと一緒に風神亭でたらふく食べた。半分は風神デビュー生。
おいしい!あれたべたいこれもたべたい!というわかものの勢いが心地よく、
自分も超空腹だったこともあり、打ち上げでここまで食べるかっていうくらい食べた。
結果、みんなあんまり飲んでなくて女子率も高いのにこの値段!?っていう…
いや、風神ベテランの私は気づいていたけど。でもなんかもういっか食べよ!みたいな。
で、ほんとはみんなそれをわからないまま帰れたら幸せなんだろうけど、
今後のために、一応あえて私は学生たちに領収書の額を見せる。のけぞる学生たち。
いいかい、自腹の時にこのペースでいったら、痛いんだよとね。
われら皆、暗算でカウントしながら注文できる人種じゃないから、感覚で知っとかないと。
ムサビ生御用達だから忘れがちだが、風神亭はワンランク上の飲み屋さんだもの。
で、店を出て歩きながら、なんかいいのかな、待遇よすぎない?申し訳ない、という学生たちに、
「はい!入学センターに感謝! ありがとうございます! ごちそうさま!」
と、お空に向かって叫ぶことを教え、良い子たちはみなその通りに感謝し、気分よくスキップ。
で、私がアイス食べたい、コーヒー飲みたい、とつぶやくと、喫茶店コースへ…
つまり結局、全体的に私のわがままなんじゃん!
ほんともう、入学センターに感謝!!! ずっと甘えててごめんなさい!!!
でも、学生たちと一緒に仕事をしたり、打ち上げでいろんな話をしたりするのって、
私にとってはすごく大事で、いつもほんと、よかった、と思う。
普段仕事をしている時は、学生の対応をする時って、だいたいマイナス要素が多いわけ。
おいおい、と思うようなこととかね。あと顔が見えない状況だったり。
学生を十羽ひとからげにってわけじゃないけど、結局は現象だけを見ることになったり。
へたすると、今時の若い子はとか言い出す自分が嫌だし、それが続くと麻痺するのはもっと嫌だ。
問題を起こさぬ学生には、普通にしてればそう多く関わることがない。
だから、時々こういう機会があって、ちゃんと学生の顔をみることができるのは、とてもありがたい。
だってほんと、ひとりひとりがみんないろんなことと向き合っていろんなことちゃんと考えてる。
それを忘れて仕事をしてはいけないんだと、確認できるのはほんと大事。
教務補助になってからも仕事をさせてくれた企画広報課と入学センターに、本当に感謝感謝である。
そういうわけでストレス発散して、今朝はゆっくり起きて、昼寝までして、すっきりしたわけだが、
何やらせつない気分と一抹の不安が、あらたにやってまいりますな。
秋ってそういう季節。
なんかこう、一回気がぬけたからか、今朝から全身に湿疹がでたりとかして、
いまさら13号館の呪いもないし、これはまだまだ疲れてんな、という感じだ。
9月から、いろいろあったなあ。またこれからも、いろいろあるなあ。
そりゃ疲れるわ。
残りの芸祭整理期間は、ひたすら休もう。余韻ばんざい。
okina_maro@hotmail.com
›November 02, 2008
芸祭もろもろ
芸祭初日の昨日は、一斉退講(20:00)にひっかかった。
教務補助の恥、おきなまろです。
17:00に願書販売コーナーは終わり、その後知人の展示を見て、
同僚が関わってるお店で夕食を食べた後、研究室へ戻り、
録画しておいた解体新ショー(学長が出てるやつ)を見て、
ちょっとボーッとしていたら、蛍の光が流れてきて。
窓から1丁目を見ると、なんかカオスなのね。
この中に突入するのは危険だと思って待機してたら、
教員による構内見回りに発見されてしまったしーーー。
指示どおり全てのフロアの照明を消し(暗くて超こわい)帰路についた。
執行部のみなさんごめんなさい、守衛さんごめんなさい。
というわけで、まじめに働こうと決意した2日目。
でも、今年は販売では前面にでしゃばらないことにしている。
企画広報課バイト時代から長くやってるこの仕事も、もう最後だし、
新たなるメンバーをプロフェッショナル道へ導かねばなるまい。
既に1名ホープは誕生している。
その子は、かなり難しいキャラの私を上手に扱える、最年少の人間だと思う。
最初に会った時はまだ10代だったね… 若いのに、人間できてるよね…
あなたがいると思うと入学センターのお仕事が一層楽しくなるよ。
昨日も同僚と話していた。同級生は皆もうムサビにはいなくなり、
友達というのもなかなかいなくなるから、時々芸祭みたいなこういう機会でもないと、
まじでやってらんないね、と。さみしくて死んじゃうよね、と。
最近一緒に、「人恋しい病」にかかっていたのである。
学内にわんさか人がいるのに、不思議な病である。
そんな私だが、今回の芸祭でも、新メンバーたちにいじられている。
「年甲斐もなく」とか、
「そうやってまたかわいい感じを演出して」とか、
やけに今回の若者たちは物言いがきつい。
あのね、ハタチそこそこじゃ、まだ20代後半は大人の部類なのだろうけど、
実際なってみると、全然よ! 子供よ! 君らと大して変わんないんだから!
年甲斐もなく芸祭にうきうきしてたりするんだよ。
もうちょっと大人になっても、
年甲斐もなく同人アイドルを応援したり、アフロで歩き回ったりするんだよ!
まあ、それでも、何を言われても特に気にしない、どうせベテランです。
平和に楽しく仕事をしていますよ。むしろ何とでも言ってくれっていう勢いよ。
今回は、びしっと言うキャラのAB子姉さんがレギュラーじゃないので、
物足りないのである。叱られ足りないのである。もっと居てほしい。
どうも完全燃焼できず、お互いに物言いがきつくなってくるのである。
そしてそういう学生ばかりが常連となっていく。
入学センターバイトが、ドMバイトと呼ばれるゆえんである。
そんなこんなで、いつもよりも芸祭を見て回る時間が増えている。
願書ばっか売ってられっか! ということで、お昼休みは、
縦長のアフロと一緒に構内を巡り、ロケハンして撮影して回った。
目線をひとつ決めるとまた、楽しみ方も違うものだな。
しかし、写真に写ったアフロの面白いこと面白いこと。
その中身が、入試のマエストロだとは信じられない。
相談コーナーモードのスイッチが入ると神様みたいになる人なのに。
そういえば今日、模擬店街で神様に会った。
感動した! 立川に住んでいる神様、ムサビの芸祭に来たんだ…!
詳細は多分、アフロ竹林兄さんがブログにアップしてくれるでしょう。
さて、また一斉退構にひっかからないように、そろそろ帰るか。
明日最終日、また願書を売りつつゆっくり楽しもう。
okina_maro@hotmail.com
›November 01, 2008
芸祭まっただなか
ただいま芸祭中。
さきほど、タイカレーたべたいなーと思っていたら、
タイカレーを持ってる手羽さんに会い、いよいよお腹が鳴って店に走った。
タイカレーと、漫研のたこやきと、森のくまさんのたいやきは、毎年たべている。
店員代われど、変わらないおいしさ。
なんて、あと5分くらいで休憩タイムがおわるぜ。
竹林兄さん、今いくぜ!
願書売るぜ!
タイカレーで元気100倍だぜ!
この元気で手羽さんはコイショの応援に行くんだろうな。
ご家族にばらしたい。