December 29, 2008

フラードームレポート



コンバンワ。おきなまろです。
クリスマスの更新をしようと思っていたのだけれども、
睡眠

忘年会

睡眠

うっかり夜中まで教務補助仲間と話しこむin某研究室。

睡眠

とりあえずちょっと実家に帰ってみたらおいしいワインがあって飲んだくれる。

睡眠
というかんじで、編集が後回しになってしまったよ。

というわけで、世間は正月モードだが、今宵は数日前のレポートを書こうと思う。


私は常々、花火職人のような仕事がしたいと思っている。
いろんなプランを立て、実験を繰り返して試行錯誤し、花火を作り上げるが、
実際に上げるのは花火師であり、またそれは一瞬輝いて次の瞬間は夜空に散り、
見ている人たちは、花火をつくった職人のことになど思いをはせることもなく
ただただ感動し、きれいと言って拍手をし、笑顔になる。
職人がみえる範囲以上の場所で、多くの人が、幸せをうけとることができる。
でもお互いにそれを意識することはない。
そういった、直接的でないコミュニケーションがかっこいいと思っている。


あの日見た光景は、まさにその形だった。


25日、カラミー君力作の啓蒙ポスターに背き、ラクーアのイルミネーションを見に行った。
人混みが苦手なくせに、わざわざ混む日に混む場所へ。
竹林兄さんが開いた道へ突入してきたわけである。
兄さんもレポートしてるけど、私も感動したからレポートしちゃうよ。

いや確かにでもね、親切な忠告は正しかったと思う。混んでるだけでも疲れるのに、
景色はどこもこんな感じだったもん。ほんと、ヒットポイントがどんどん減るよね(笑)



60.jpg


で、私が一番見たかったのは、やっぱり光マンダラドーム。
竹プロジェクトの時、10号館前芝生にあったフラードーム。



takedom.jpg


中で寝っ転がって見た竹製のドームが、どんなイルミネーションになっているのか。
板東先生の仕事を見たかった。
学生時代、先生の個人研究室で、その設計図を作っているのを見ていたことがあった。
だから先生に会いにいくような気分でもあった。

こんなでしたよ。



dom1.jpg


もうね、感動のひとこと。
先生、私がんばります、と声に出さずにはいられなくなり、小声で言ってみる。
見上げていると、いろんな思いが一気にかけめぐって、気をぬくと涙が出そうになる。
でもぜったいこらえなきゃいけないでしょう? こんなに人がいるのですよ。



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クリスマスに人混みの中でイルミネーション見上げて泣いてる人なんて、
どうみても失恋した人じゃない。そんなおもしろい画づらを人々に提供できるかっ!
ということでしばらく、なみだがこぼれないよおぅにうえをむいていました。

見れてよかった。本当に。


で、観客の立場だけじゃなく、やっぱり職人の立場にも思いをはせるのが職業病。
説明の立て看板は、必ず読むよね。



tatekan1.jpg


って、ええっ!?



tatekan2.jpg



違うから!!! 「坂」じゃなくて「板」だから!!! 直しといてよっ!!!


その場でガッシュ持ち出して修正したい気分を抑え、次のイルミネーションへ。


せっかくだから、竹の時みたいに、寝っ転がってみる?
子供に踏まれてたりしてね。



dom3.jpg






※もちろんこの写真は合成です!!!


うん、いくら私でも、さすがにそこまで非常識なことはできないよね。
ほんとはやりたかったけどさ。
やめとけ、と自分の中の自分に言われてね。



というわけで、充実感たっぷりでした。
1月末まで見られるから、ぜひぜひ皆さんも行ってみてね。おすすめ。



さて年の瀬である。
冒頭でもわかるように、最近はちゃんと眠れるようになってきた。
それでも、ぼーっとしてしまったり、でも何かしてないと余計なこと考えちゃったり。
たくさんの課題に追われてる学生にひんしゅくを買いそうだが、
早く冬休みが終わればいいと思う。仕事をしていたい。人恋しい。大学へ行きたい。
ただ、きっと休みも必要なんだろう。仕方ない。
年末年始は、実家を離れて静かにまたははじけて過ごしたいなと思う。

冬の冷たい空気はとても好きです。
では。


okina_maro@hotmail.com

Posted by okina at December 29, 2008 12:47 AM
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