March 23, 2008

卒業式と入学式のあいだに

今年度卒業の皆様、おめでとうございます。


おきなまろも、本当は今年度をもって、教務補助を卒業する予定であった。
教務補助の任期は、入学式から卒業式までの1年弱で、更新は1回まで。
つまり最大で2年の在任期間となる。
しかし、のっぴきならねえ事情が発生し、例外的に3期目をつとめることとなった。


それが突然決まった日が、昨年12月13日。
その日は、私の2年間の教務補助生活で1番の大仕事がある日であり、
クラブW杯で浦和レッズがACミランと対戦する記念すべき日でもあり、
他にも細かいことは色々重なっていて、ばたばたとしている中の、
まさに青天の霹靂といった出来事。
いったいいくつのことが重なったのだろう。そんな日ってあるのだなあ。
あまりきちんと考える余裕もないまま、翌年度の私の仕事が決まったわけである。
はっきりとしたリアクションもできず、よくわからずで、
そのまま冬休みに突入し、年末年始を過ごしたのだけれども、
いまいち何も実感がわかず、その期間をどのようにすごしていたのか、あまり記憶がない。
とにかく、翌年もまた同じ場所で同じ仕事をするのだという実感がやってこなくて、困っていた。

2月、最後だと思っていた入試業務がやってきた。
これを機に、引き続き教務補助モードを保とうと、意識してみた。
この仲間と、来年もまた一緒に入試業務をするんだと。
来年のために仕事を残し、その仕事の指示を、来年の自分への手紙に書いて残した。

3月に入って、ちょっとだけ旅行へ行って、気分転換をして、
そうしたら、わりとすっきり現状を受け入れられるようになり、
卒業式の日は、もうすっかり、来年度の準備などをして普通に過ごした。

今は、もういなかったはずの場所にいて、引き継ぎのために作成しておいた
業務ファイルを自らめくりながら仕事をしている自分に、違和感を覚えなくなった。


不思議なもので、
私はわりと、先の人生設計ができてなくても、別に不安でもなく生きてきた。
そんな自分が、今回起こった突発的なことに、ここまで動揺するとは。
もちろん、表面的にみたら別に大したことではない。
やめる時期がのびたというだけ。
でも、私だってもうそこそこの年齢で、自立した大人としての生活を自然と望むようになり、
そんな中で、この不安感というのは、当たり前のものなのだろう。
今まで考えなしに生きてきたのがおかしかったのだ。
地元の友人たちは、転職や結婚を次々と決めていくし、人生においての
方向性やうんぬんを、決めていく時期なんだろうなと、思ったりした。


なにはともあれもう一年、おきなまろは教務補助をやります。
それがいいことなのかどうなのかを考えることはもうやめました。
ただ、今までとりたてて何かをしたわけでもなくただ必死に仕事をしていただけの私に、
あなたに残ってほしいと言ってくれる人たちがいて、
こんな私にでも、おきなまろさんが継続でよかったと言ってくれる人たちがいるということに、
心から感謝して、来年度も仕事をしていきたいと思う。
みなさんまたよろしくお願いします。


Posted by okina at March 23, 2008 03:15 PM
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コメント

本来は、今年度で退任の予定になっていたから、聞こうかどうかどうか迷っていたんですが、もう1年任務されるのですね。
また、浦和vs清水のサッカー談義ができるわけですね(笑

Posted by 守衛 at March 24, 2008 12:23 AM

お伝えしていなくてすみません! 居残りです。
来年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
今の浦和は微妙なかんじですが、見捨てないでまたサッカー談議にお付き合いいただければ、うれしい限りです☆

Posted by おきなまろ at March 24, 2008 05:33 PM
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