June 11, 2007
尋ねられる
おきなまろは、親しい人間からはよく、
威圧感があるとか、マジメな顔が怖いとか、目がキツイとか、
こてんぱんに言われる。
でも、ほんとは違うんじゃないかと、密かに自分では思っている。
朝、地元駅の改札を通ったら、前方から私の方へ近づく女性あり。
神妙な顔をして何事かと思ったら、「西友側って、こっちですか?」
と質問された。「向こう側です。」と答える。
通勤時間の人の流れに逆行し、なぜ私ピンポイントで来たのだろう。
帰りの駅で、回数券を買うために券売機で並んでいたら、
前の部活帰り姿の女子高生が、しばし固まったあと、急にきびすを返し、
「すいませんっ!スイカのチャージってどうやるんですかっ!?」
と必死にすがるような目で私を見た。
「画面のパスモって部分にタッチすれば、スイカでもできますよ」
と教える。「わーできた!ありがとうございますっ!」
かーわーいーいーー。
駅から自転車置き場まで歩く途中、向こうから、カゴに
巨大なサンセベリア(観葉植物)の鉢を載せた自転車を引き、
何人もの人に抜かれながら、とぼとぼ歩いている兄ちゃんがいた。
鉢がデッサンのモチーフっぽいなーと思いながらすれ違う瞬間、
ふっと気がついたように、私の前へ出て顔を上げ、
「すみません、この先に自転車屋あったりします?パンクしちゃって」
と言った。鉢を守るために引いてたわけじゃなかったんだ。
「道を渡って少し行くと、右側にブリヂストンがあります」と教える。
「ありがとうございます!」救われたような表情になる兄ちゃん。
このように、私は頻繁に街で声をかけられる。
知らない土地にいるときでも、しょっちゅう道をきかれる。
どう考えたって、私が人畜無害そうに見えるに違いない。
慈悲の心がにじみ出ているのだ。どこが怖いのだ。ぬれぎぬだ。
そういうわけだから、今年もオープンキャンパスではやっぱり、
まさに適任ともいえるインフォメーションの任務もやります。
みなさん、気軽にお声がけくださいませ。
案内のお兄さんお姉さんは、みんなやさしく答えてくれますよ。
サンセベリア
okina_maro@hotmail.com
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