May 06, 2006
若武者と落武者
地元の博物館にボランティア登録している。
ボランティアといっても、そこは気まぐれで、いつ行ってもよくて、
私はイベントの時だけ、時々手伝いに行っている。というか遊びに行くかんじ。
このゴールデンウィークは、サッカーを観に行った以外は暇してて、
今日がなぜ休日なのかわからず、ただダラダラしている日々だったので、
5月5日子供の日、せっかくなので博物館のイベント参加。
子供たちが甲冑を着て、若武者に扮して、写真を撮れるという企画。
私は着付けの係。子供用に作られててそんなに難しくはないのだけれど、
甲冑の重量がしめて10kg以上あるため、小さい子供はヨロヨロな上にネをあげるので、
なだめるのがちょっと大変。女の子の方が文句を言わずに踏ん張っている。
しかしまあ、甲冑を着せて兜をかぶせ、刀を持たせると、
ちびっこでもそれなりに見えて、なかなか絵になるものだ。
親バカ家族たちが、延々と写真を撮る。耐える若武者。
よろける若武者。ひきつった作り笑いの若武者。
がんばれ!試練を乗り越え、強くなれ若武者たちよ!
子供用の甲冑は、小さく出来ているのだけれど、胴回りは80cmまで入る。
私は肩幅で入らないが、ボランティアの小柄な女の子が着てみたら、
ミニ丈になって、足軽みたいで、なかなか面白い姿になった。
大人サイズの甲冑は展示用に飾られていた。このイベントの後は、
今開催中の企画展の中で、ハつ墓村の場面に落武者として展示されるらしい。
若武者から落武者への転用。なんという落ちっぷりだ。
折れた矢の刺さった姿。むしろ私は若武者より、こっちに扮した方が面白そうだ。
哀愁漂う落武者のうしろ姿
okina_maro@hotmail.com
Posted by okina at May 6, 2006 03:33 PM
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