›June 24, 2005

WONTED

最近、連続で顔バレした。
ムサビコムの書き手募集のところにも、「小さい大学なので、確実に顔はバレます。
 バレても書き続ける勇気のある人を募集」とかなんとか書かれていて、
しかしおきなまろ、友達少ないし、他学科の人と関わることもほとんどないし、
地味だし、普通だし、大丈夫だろうとタカをくくっていたのだが…
…もののはずみでバレるものだ。結構こわい。
今まで会ったことがなかった人が、私の休日の何気ない1コマなどを知っていたりする。
相手に悪意がない事は明らかでも、まるで弱みを握られたような感覚。コワイヨ〜


日記から見てとれる「おきなまろ」の要素はいくつかある。
しかし、院のデザイン専攻の人は山のようにいるし、
学部基礎デ卒の人も多いし、
歯科でバイトをしている人もけっこういるし、
日本人の約20%の人がB型だし、
図体と態度がでかいのに臆病な人間も私だけじゃないだろう。
いずれも個人を決定付けるには弱い。(複数組合せでバレた例もあるが)

しかし、決定的ともいえる要素がひとつ。
「レッズ狂」
普段の生活でも日記でもレッズについて熱く語り、
サッカーの話になれば、気分が沈んでいるときでも急に生き生きする。
こんなにわかりやすいやつがいるだろうか。
そんな自分をさらしてまで、顔バレしたくないなどとほざくのはナンセンスか。
元々私は、募集条件にあるような、バレても書き続ける勇気の持ち主だったのか。

ただ希少種とはいえ、ムサビ内のレッズサポ、私の把握する限りでも数人はいる。
赤に反応している奴を発見しても、むやみにおきなまろだと思わないよう
ご注意いただきたい。同志のみなさんが生きづらくならないようにしないと。


おきなまろ、変な奴に見えても、社会に適合するため一生懸命生きている。
たぶん。
素性がわかった人は、石を投げずに、愛を投げてください。
不幸の手紙ではなく、ファンレターをください。
そして、サッカーを一緒にみましょう。
今までもこれからも、地球にやさしい、あなたにやさしい、おきなまろより。


okina_maro@hotmail.com

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あなたのお名前は?

歯科でバイトをしていると、最近の子供たちの妙な名前によく出会う。
こんなかわいらしい名前で、おっさんやおばさんになったとき、
「私はこういう者です」と名刺を差し出すのは恥ずかしくないだろうか。
先日は「廉」という名前の子がいて、ずいぶん古風な、と思ったのだが、
カルテに「レン」とフリガナが書かれているのを見て、
なんだやっぱり響きは西洋チックなんだな、と思った。


おきなまろ、自分と同じ名前の人とご対面したことがない。
いそうで何気にいない名前なのだ。苗字はたまに発見するが、
名前の方はわりと珍しく、あだ名も名前からつけられることがほとんど。

私が生まれる前、両親は「男なら太一、女なら虹子」と話していたらしい。
しかし生まれてから、偶然見たCMで、お菓子の名称に使われていた
漢字を気に入り、予定変更して名前に使われた。(そのお菓子は今もある)
ただ、候補となったと聞かされてきた2つの名前にも愛着があるもので、
国分太一や清川虹子には若干の親近感を覚える。

自分の名前、気に入っている。
子供の時にはなかなかシブく、歳をくってもそこそこ洒落た名前。
世界一だと思う。
しかし、それをいうと親を褒めているみたいで、複雑な気分だ。
由来はお菓子なのに。


okina_maro@hotmail.com

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›June 23, 2005

南方見聞録

昨日のこと。雨も上がり暇ができたので、買い物ついでに友人と
構内を散歩しようということになった。南へ行こう、と歩き出す。
我々の生息地は、学校の北東の端。暗い。暗すぎる。
友人いわく、「向こうには動物がいる。前はうさぎがいた。」とのこと。
滅多に行かない南側へ、秘密の花園目指して旅に出た。


着いてみると、いた、動物。やたら花が咲く向こうに、孔雀が。
仰天した。いやはや、日・油の人々には当たり前の風景かもしれないが、
学校の中に孔雀ですよ孔雀! あ、アヒルが普通に歩いてる…
カルチャーショック。自分、異邦人だなーと思った。

その横には、池。記憶を辿れば、前にここに来たのはなんと5年前だった。
あまりにも風景が違って、どこだよここ? と思った。藤棚なんてあった?
私のイメージでは、池の底は暗くて、鯉がうようよ潜んでいて、
誰かがひとたび麩でも投げようものなら、さながら鮭の川登りのごとく
生命感に満ち溢れたダイナミックな、というか若干きもちわるい光景が
繰り広げられたのだが、どうもその鯉も数が随分少ない。池もきれい。
月日の移ろいと、諸行無常を感じた。


5号館から4号館方面に歩いていると、友人が言った。
「うちらって、いかにも油の人じゃないって感じなのかな。」
なんか見られてる、というのだ。そりゃそうだろう。孔雀を珍しがったり、
池がこんなだったっけ?とか言ってるんだから、どう見てもよそ者だ。
おきなまろは、そういうところは肝が据わっているというか、気にならない。
目が中途半端に悪く、裸眼で周りがあまり見えないのも功奏しているのか。
学部時代、友人に「学校来る途中、前方で急にしゃがみこんで、じっと
 地表や花を観察しているおきなまろを発見して、あまりに怪しかったから
 そのまま他人のふりをして通り過ぎた」と指摘されたことがある。
一緒にしゃがみこんで地表について語り合ってくれればいいのにと思うが、
社会的常識を兼ね備えた人間は、そのようなことはしないのだろうか。
見られたっていいじゃん。「武蔵野挙動不審の会」とか作りたい気分だ。


そんなこんなで慣れない土地を道に迷いつつぐんぐん進んだのち、北方へ帰還。
ひんやりとした部屋にコーヒーの香りが、我が家へ戻った感覚を呼び起こし、
Macの前に座ると、画面の中の仮想現実が私を現実に引き戻すのであった。


okina_maro@hotmail.com

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›June 21, 2005

MAUグッズ考

ムサビは公式グッズが少ないらしい。他大にはけっこうあるらしい。
思いつく限りムサビアイテムをならべてみると、
・手帳(新年度に学生全員に配布)
・原稿用紙(課題用、世界堂にて販売)
・美バッグ(世界堂or出版局通販)
・黄バッグ(受験生向け)
・MAUクリップ(受験生向け)
・4色鉛筆(受験生向け、昔?)
こんなもんだ。確かに少ないかもしれない。


もっと作ればいいのにと思う。といってもペナントとかメガホンとか
そういうありきたりなものでなはなく、ムサビならではの使える商品だ。
たとえば、

〔MAUブックカバー〕
 出版局発行の教科書と同じデザイン。どんな本でも勉強してる様に見える。
〔MAUカッター板〕
 表面にはムサビの地図。切っても切れない、しぶといムサビ。
〔MAUデスケル〕
 枠の一部に正門のデザイン。門の向こうに見える景色は皆それぞれ。
〔MAUドリンク〕
 ムサビ生が不足しがちな栄養素をバランスよく配合。徹夜明けの講評前に。
〔MAU箸〕
 学食へ行く際に持参。ゴミ削減で二酸化炭素の排出を抑え、地球に優しい。
〔MAUタオル〕
 つなぎスタイルにコーディネイト。古くなったらMAU雑巾に転用。
〔MAUンテンバイク〕
 通学用。レンタサイクルのシステムがあると嬉しい。
〔MAUじゃらし〕
 ムサビ猫とたわむれるためのグッズ。
〔MAU数珠〕
 2号館へ行くときには必携のアイテム。

こういったものを、広報課あたりで作ってもらえないだろうか。


そういえばムサビグッズ、もうひとつあった。MAU Tシャツ!
オープンキャンパスで着たから、去年のと今年のを持っているが、
私は両方とも、当日以外着用していない。いつ着ればよいのだろうか。
制作の時とか、体育の時とかに着ている人は見かけるが、
私は学校で制作をしないし、体育ももうない。
しかしもったいない。おきなまろにおけるマウT活用法、募集。


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›June 20, 2005

vs睡魔


最近やたらと眠い。早起きが続いているからだろうと思う。
早起きして日記更新ができるうちに、いっぱい更新しておこうとか思って
そんなこんなで1週間くらいトントンと来ているが、この先どうだろう。

昨日バイト中、過去最大の眠気に襲われた。
これが授業中なら、睡魔と戦わずして、自己の責任においてブラックアウトする。
しかし、その時は勤務中。治療の最中。バキュームの真っ最中!!
その時行なわれていた治療は、ブリッジを作るために両側の歯を削って
形を整えるというもの。確認しながら大体20分以上は削る。私はバキューム。
ただただ、患者の口にバキュームを突っ込んでほっぺをひっぱって
ドクターの作業スペースを確保しつつ水を吸い続けるという作業。
ここに睡魔が襲ってきた。
まぶたが重くなる。集中力が切れる前触れのような感覚になる。
いかん、と、ひたすら目の前で行われている治療に全神経を集中させる。
右手に力を込める。ここで私が脱力したら喉にバキュームが… とんでもない。
何も知らない患者。気づかないドクター。平静を装う私。
絶対集中!絶対集中!絶対集中!絶対集中!絶対集中!
眠らせない拷問があると聞いたことがある。その恐怖に近いものがあるかもだ。
耐えて耐えて、耐えきって、やっと終わった。
そのまま休憩室へ直行し、濃いブラックコーヒーをがぶ飲み。
石膏注ぎの作業を買って出、立て続けにバイブレーターでぶるぶる作業して、
やっと目が覚めた。誰にも悟られず、危機を脱出。怖かった。

仕事をするって、大変。
睡眠って、大事。


okina_maro@hotmail.com

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›June 19, 2005

課題違反


久々に聞いた言葉、課題違反。
構内を歩いていて、どこからともなく耳に入ってきた。
最近は、そういう課題をやらなくなったから、縁遠くなっていた。
学部1・2年の頃は、紙のサイズや画面のサイズを間違えぬよう
紙を買うときも定規で線を引くときも結構慎重にやっていた。


おきなまろ、線を引くのが大嫌い。
定規で測って、しるしをつけて、ぴーっと引く、めんどくさい。
最近も、いくつか紙を切らねばならぬことがあったが、目分量。
しかし、課題の場合は、その測り方を間違えると違反になるから怖い。
学部2年の時、午後の2時間だけで仕上げて提出する課題があった。
A2のケント紙に、6つの矩形を配置して、色鉛筆での作業。
その時は、何かが降臨したかのように、ものすごい勢いで色鉛筆を動かし、
かなりの密度の作品を仕上げ、提出した。
「おお、力作ですね」と教授の言葉。にやり。
しかし、「あれ、これ?サイズが違うね。正方形じゃないよね。」
がーん。
「やり直しですか?」
「今からじゃ無理でしょ。これでいいけど、違反だから減点。」
がーん。
他にも、線を引く作業が嫌で、課題になかなかとりかかれなくて、
結局前日の夜遅くまでかかって、翌日の講評の記憶がない、なんてことも。


こんな私のために、なにかいい道具ができないだろうか。
形とサイズを設定すると、自動的に鉛筆の線が引かれる機械。
ボタンひとつで全自動、とまでの贅沢は言わない。
銅版プレス機みたいな、ぐーっと力をいれてハンドルをまわして
ローラーでのされて出てくるようなアナログさがある方が、
その手ごたえゆえ、ずるをしてるような罪悪感が薄れるだろう。
誰かそんな夢のマッスィーンを開発してくれないだろうか。

なんて、例えできたとしても、私はそういう課題ないから、使えないが。
今は、課題違反がない課題に、目を回している日々。


okina_maro@hotmail.com

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›June 17, 2005

お悩み相談

オープンキャンパスにて、来校者に場所を尋ねられ、案内すると
ついでに質問をされることが何度かあった。
私がムサビ生の気品に満ちあふれ、神のごとく輝いていたからであろうか。

大体親子連れで、子は一歩引いていて、母親の方が深刻な顔をして聞いてくる。
「やっぱり浪人された方のほうが多いんですよね?
 勉強期間が短い現役生は実力的についていけるのでしょうか?」
とか、逆に
「現役のほうが、やっぱり立場とか、あの、偉いんですか?」
など。

えー?なんでまたそんな事を聞きたいわけ?と驚いたわけだが、
昔を思い返してみると、自分も入学前は不安だったものだ。
私は現役だったのだが、受験前に高校の美術教師に
「お前のデッサン力じゃ合格はかなり無理がある」と言われたほどで、
合格してしまってからはもう、入学後に落ちこぼれる自分しか想像できずにいた。
母に不安な気持ちを吐露しても、
「入っちゃえば同じよ。大丈夫。アナタ背がでかいから歳くって見えるし。」
などと根本的に方向が間違った慰めを受けたりして、しばらくビクビクしていた。
しかし入ってみると、なんと母の妙な助言が的を得ていたわけで、
学生は現役、浪人と名札をつけているわけではないし、
「雰囲気が浪人生っぽい」と言われたり、気づけば年上の友達が多いし、
一番最初の実習授業では教授が「ガッシュ使ったことない人いますか?」
という楽しい問いかけをしてたし、
なんだかもう、いつのまにか入学前に悩んでいたことなどは忙しさの中に消えた。
結局、現役だろうが浪人だろうが、新しい環境に対しての不安はそれぞれ
みんな違ったものを持っていて、でも不安であることはみんな同じ。
気にする必要はないと思う。今になると、そう思えるのだ。

ましてや院生にもなると、美術系以外の学校から来た人や、
社会人経験のある人など、バリエーション豊富なメンツで、上下関係など
は消えてなくなる。
先日、学食で向かいの席の学生がこんなことを話しているのが聞こえた。
「最近ムサビが低年齢化してきたなーって思ったら、俺が歳とってたんだな」
おそらく高学年。しばらくムサビにいると、このくらいテキトウになるのだ。
受験生ならびに保護者のみなさん、悩んでるのがばからしくなってきたでしょう。

私がいろいろと質問されたのはもしかすると、気品があったからではなく
過去に悩んだ経験がありそうな、影のある人間に見えたからかもしれない。
悩まない優秀な学生というふうに見えたわけじゃない、ということか。


okina_maro@hotmail.com

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›June 16, 2005

芸術の梅雨

天候が不安定なせいか、顔にうっすら湿疹ができて、かゆくて、
皮膚科へ行った。
基本、病院は怖くて行きたくないし、薬も嫌なのだが、
ただでさえベタベタした季節はウザイ自分の髪の毛が、
顔に一本かかるだけでチリチリしてイライラして、
でも頭の形が激悪だから短髪にするわけにもいかず、
意を決して皮膚科へ。
結果、飲み薬が出なかったのはとても嬉しいのだが、
塗り薬が5種類も出た。
2タイプの症状を同時に発症し、しかも目の周りや口の周り等は
それぞれ別々の強さの薬が出されたためである。
塗りわけが実に面倒だ。
しかしこうもカラフルにチューブ状のものが集まっているのを見ると、
創作意欲がわいてくるのは、美大生の妙な習性だろうか。
これを使って絵がかけそうに見えてくる。
しかしきれいに塗り分けても、自分の顔、ちっとも作品にならず。

kusuri5.jpg


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›June 15, 2005

五月病

に、かかっている。
おきなまろが、ではなく、うちのパソコンが。(私は六月病)
ずっとネットがおかしかったのだが、1ヶ月ほど前からとうとう起動もしなくなった。
どうしたのパソ君よ!困ったなあ。

しかしオープンキャンパスのどさくさでムサビコムを宣伝しまくった当人が
長く滞っているのはまずいと思い、本日久々の更新は学校にて。
いつも学校で更新しろよ、と思うかもしれないが、してない理由はひとつ。
ばれたくないから。
書いているところを見られて、うわーこいつが書いてたのかと思われるのを恐れている。
院生の部屋は、私が行くときは大体人がいるし、研究室やwebスペースなんて
不特定多数の人が行き交うわけで、とんでもござりませんよ。おそろしや。
面が割れるのを怖がる、臆病者なのである。 本当は日記にも
「この話はフィクションです。実際の人物と話が一致したとしても
単なる偶然にすぎません。」と毎回記して逃げたいくらいなのだ。

たぶん同じコース内では、既に気づいてて知らないふりをしてくれている
心優しい人もいるはずだ。ありがとう。これからもよろしく。このご恩は必ずや…
そして何かの拍子に気づいてしまった人は、
決してこっそりふれ回ったりとか、道行く私に石を投げたりするでないぞ。
匿名でいじめたりとかすると泣くぞ。静かにメールの一通でもよこしてくれればよい。
そうすればホールでランチをおごってさしあげよう。(U館牧子流口止め術)
おっと高圧的になってしまったが、今日は何かが乗り移ってるみたいなのでご心配なく。

さて、今日はなぜ周囲にいなくて更新ができるのか。時間が早いのである。
まだみなさんほとんど来ていない。今ひとり。にやり。
オープンキャンパス関連で6時半起きをしていたら、その後もキッカリ目が覚める。
もうけた健康おきなまろ。このまま、更新をつづけていきたいものだ。

「この話はフィクションです。実際の人物と話が一致したとしても
単なる偶然にすぎません。」

okina_maro@hotmail.com

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