July 15, 2005
国民的品目との出会い
先日、家で初めて肉じゃがを食べた。
世の中の男は皆肉じゃが好き、などと言うが、我が家は父が嫌いなので
一度も食卓に上ったことはなかった。
だから私の中の肉じゃが像は、給食で出たあの、ジャガイモがとけていて肉が少なく
タマネギでカサ増ししたような、妙な食品でしかなかった。
しかし父が出かけていたその日、母は何を思ったか突然肉じゃがを作った。
この二十数年積もりに積もったストレスをプチ発散だろうか。
食べてみると、これがとてつもなくウマいのである。おふくろの味、新発見!
肉じゃがを上手に作れる女はモテるなどというが、うちの母はまさにそんな女性だった。
父はなんと勿体無いことをしているのだろう。バチがあたるぞ。
おきなまろ、料理はするが、当然肉じゃがは作ったことがない。
次に作るときに作り方解説してよ、と頼んだら、簡単なのよ〜とその場で
口頭で教えてくれた。確かに決して難しいものではないようだ。
お見合いなんかで「得意料理は?」との質問に肉じゃがと答えてる人も、
実は料理のウデ大したことない場合もありそうだ。危険。
こんなに簡単でウマい料理が、世の食卓の常識であったとは、感動だ。
この歳まで、なんて狭い世界で生きていたのだろうか。
ぜひこの日本のおふくろの味を、自分の人生に取り入れよう。
今度は定食屋や鷹の台ホールでも肉じゃがを食べてみよう。
学ぶべき日本人の心である。
okina_maro@hotmail.com
Posted by okina at July 15, 2005 09:25 PM
トラックバックURL
トラックバック
» 「肉じゃが」 from 雑学のブログ
今日の雑学:肉じゃが
肉じゃが誕生の経緯には、大日本帝国海軍の軍人(元帥)東郷平八郎氏が大いに関係している。
東郷氏が、イギリス留学中に食べた「ビーフシ... [続きを読む]
Tracked on July 22, 2005 09:26 PM
コメントしてください
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.musabi.com/blog/mt-tb-musabi.cgi/3347