August 27, 2004
招かれざる客
思わず、ぎゃ〜、と声をあげる。別室から「どうしたの?大丈夫?」という母と妹の声。
しかし二人とも来てはくれない。私の声から虫の気配を感じ取ったのだろうか。
そう、ここでいくら私が悲鳴をあげても、誰も助けてはくれない。
母も妹も、虫がいると我を忘れて逃亡する。虫の前で冷静を保てるのは私しかいないのだ。
もちろん私だって好きなわけじゃないけど、むしろ鳥肌が立つんだけれど、仕方ない。
今回の敵はかなりビッグサイズだ。飛んできたらどうしよう。叩く勇気が出ない。
すると、部屋に母の手だけが伸びてきた。持っているのは「泡で固める」というスプレー。
さすが母上。いつのまにそんなものを買っておいたのか。嫌いなもの対策には余念がない。
心の動揺とは裏腹に、すぐ説明を読みスプレーを構える自分の行動もすごいと思う。
逃げる敵をめがけて噴射し、一箇所で固める、静まる、かかった時間10秒程度。天才的。
泡を回収するのにかなり躊躇したものの、飛び散った泡ともに無事紙袋の中へ。偉い!自分!
今日になってもまだ、外にいるセミがゴ○に見えて背筋が寒くなる、夏の終りのひととき。
okina_maro@hotmail.com
Posted by okina at August 27, 2004 05:22 PM
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