リアルな美大の日常を
カテゴリー:授業
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見いだされた「かたち」展
芸祭が終わり1ヶ月ちょっとが経ちました。
急に普通の女の子に戻され、ちょっとおろおろ気味の日々が続いていましたが、
ようやく体が慣れてきたように思います。
こんなにしばらくぶりに記事を書くのだから、
芸祭の話をとことんすべきかもしれません。
しかし今はちょっと別のことに頭のベクトルが向いているので、
そのことについて書こうと思います。
今日は後期の約3ヶ月いっぱいを費やした、形態論の課題、
「Fonud Object」の最終講評でした。
深澤直人先生のデザインの主軸となっている考え方
「Found Object」(以下FO)について、
実際に多くの制作を通して学ぶという授業だったのですが、
基礎デザイン学科2年生としては初めて「展示」という形の
最終発表があり、大いに盛り上がった授業だったと思います。
初めは「学生がやることにしては難易度が高いのではないか」と
先生方としても不安な部分があったそうですが、
みんなのがんばりで、すてきな展示で終わりを迎えることができました。
しかしながら個人の出来としてどうだったのかと考えてみると、
非常に心残りの多い課題だったと思っています。
まあ、なんというか、求められたことに上手く答えられなかったのです。
この授業は、毎回制作物を見せコメントをもらうことが基本の流れでした。
しかし初めの授業から考えてみると、ほぼ毎回提出しながらも、
「おっこれいいね」とコメントされたことはほぼ皆無に等しかったと思います。
授業の間を通して自分が考えていたことは
「なんかこの授業、性に合わないなあ」
ということでした。
しかし展示の直前、ほぼ最後の授業を終えてからの
担当教授の板東先生のツイートを見たとき、
「ああ、そういうことじゃないのかも」と思ったのです。
ひがんでた心がちょっとだけまっすぐになりました。
そう、たぶん私はこのFOという自転車に乗るのに
とってもとっても、時間がかかる子なのではないかと。
FOに限ったことではなく、世の中の物事の多くはみんな
自転車のようなものだと思います。
練習すればいつか乗れるようになる。
でも自転車の練習も、時間がかかる子とそうじゃない子がいます。
FOの場合、私は後者でした。
そして授業にはタイムリミットがあります。
結局私はその時間内に、自転車に乗ることが出来るように
ならなかったのです。
そう考えたら少し気持ちが楽になりました。
世の中にはいろいろな分野があって、それぞれについて
「向いている」とか「向いていない」とか
自分の中で何らかの印象は持っていると思います。
わたしはデザインはダメだけど絵画は向いてるとか、
またはその逆のパターンなど…。
そして多くの場合それは、上に書いたような
「どれだけ早く自転車に乗れるようになるか」というような目線で
考えているのではないかと思うのです。
しかしそういう目線で物事を見ていくと、
マイナスの部分がどんどん大きくなる。
私、これ「嫌い」だなあ
というものがどんどん多くなるような気がするのです。
自転車にいつまでたっても乗れない。
だから
自転車が嫌い。
というような。
でもそれって何だか悲しいことだし、
やっぱりどうしても「逃げ」にしかならないのかもと
今回の授業を通して思いました。
何を言った所で、私がFOの課題でいい結果を出せなかった部分は
変わるわけではないのですが、
「お前は何でそんなに自転車に乗るのがヘタクソなんだ、
どうせ向いてないんだよ、お前には」
という考え方をしていた授業の始めと比べれば、
学ぶことはたくさんあったと思います。
みんなが自転車ですいすい走り回っているのを尻目に、
自分がふらふらなりながらちょくちょくずっこけているところに
やはり悔しさはあるので、これからも練習できればなというのが
今のところの感想です。
あとは自分にとってのすぐ乗れるようになる自転車を
早く見つけたいなあっていう気持ちもどこかにあります。
乗ってどこまでも風を切って進んでいけるのが
やっぱり自転車の醍醐味であるとも思うので…。
なんだかんだで2年生の授業が終わろうとしているので、
この悔しさは冬休みの自主制作や3年生の課題まで
持ち越そうかと思っています。
では、ひどく長ったらしい「自転車」のお話でした。
次も長々となりそうですが、芸祭についてはいずれ書きたいと思います。
かだい が あらわれた!
今色彩論で出ているのが、
「自分の風土色とそれを用いた透過表現の平面」。
明日は途中経過を見せることになっているのだが、全く手を付けていない。
まさにゼロ!紛うことなきゼロ!
これがノンカロリー飲料のキャッチコピーなら大好評間違いなしなのだが…。
一人の人間が嘆いただけである。
「風土色」。
これが頭を悩ませる。
しかも"自分の"というところがまた問題だ。
私の思い出の色ってなんだろう?
幸い今日は時間がたっぷりある。
課題もかねて自分の原風景でも探ってみよう。
原風景というのは何やらすごく大切な物らしい。
高校の先生が、そう仰っていたのを記憶している。
そう聞いた当時はよくわからなかったし、正直今でもよくわかっていない。
いつかはわかるのかもしれないが、無理して知ろうとするものでもないと、
何となくそう理解している。
とりあえず今は…意味が分かるまではなるべく大切に。
みなさんも自分の原風景を大切に。
地元と言えば。
千葉だから落花生?黄土色?
…なんてことを言ったら、大抵の千葉県民はちょっと物悲しげな目で
こっちを見返してくるだろう。
千葉県民だからといって落花生ばっかり食べている訳ではない。
そうは言いつつも、あそこまで給食に「ピーナッツ和え」が出てくる県も
そうはないかもしれないが。
(加えて私の父も、小さい時におやつ代わりとしてよく食べたらしい。ピーナッツを。)
千葉県民とピーナッツ。
普段から滅茶苦茶押している訳ではないが、
いざ名産品となるとそれを挙げざるを得ないという微妙な関係。
何だか平和で(?)良い気がします。
人間だもの
今日は色彩論の授業。
多分基本だと思われる色彩の対比について、実技を行いました。
対比…私もいまいちわかっていない所があるかもしれませんが、
簡単に説明すると、
隣り合った2色以上の色が互いに影響し合って、異なった見え方をすること。
かな?
例えば同じ黄色でも、隣が濃い色か薄い色かで
色の見え方が変わる…という感じの。
一言でいうなら目の錯覚です。
(ちゃんと説明できてなかったらごめんなさい!例があるといいんだけど;)
こういうのってきっと科学的なもので、
「こういう時はこういう風になる!」
というパターンがあるものではないかと思います。
つまり頭でだいたいどうなるか予測が出来る…。
しかし現実は上手くいかないもので、
いくら脳内で「こうやって塗ったらこっちが暗く見えて、
こっちが明るくなるだろう!」と思っても、
なかなかそうは見えてこないのです;
しかも人によって見え方が違う…!
3つの実験をしたうち、1つ目だけが異なった色に見えて、
「やった!成功♪」と思っていたら友達曰く、
「私は2つ目と3つ目が違って見えるよ?」
…
…
…
世の中は謎でいっぱい!
こうやって自分の目を通してみる世界に、絶対なんてないのかもしれませんね。
なんとかの悪魔というやつでしたっけ…?
…ちがうか!(「ものいい」風に)
関連したことで思い出しましたが、錯視といえば
北岡明佳先生のページが有名じゃないかなあと思います。
トップページからすごいですね…!(もちろん、動画じゃないですよ!)
他にもいろいろな錯視の作品が置いてありますが、
やっぱり人によって見える見えないの差は出てくるみたいです。
本当に不思議。
夜間飛行は危険な香り
手羽さんの気紛れにより、まさかの三女になりました!
私もいまいち知らなかったので
wikiさんにお世話になりましたが、
え?きゅ、きゅーとでぼーいっしゅ…?笑
機械には割と強いかもしれませんが、
まかり間違っても坂本千夏さんボイスは出ません!
おばあちゃんならいけそうです。め〜ちゃあ〜ん
今日は4限から授業だったので、その前に眼科へ…。
授業が終わってからは、
表示方法論(カメラを扱う授業)のフィルム現像で
慣れておかなくてはならない行程があるので、
ちょっと練習。
リールという道具にひたすらフィルムを
巻いていくのですが、案外これが上手くいかない…;
しかもそれを暗室でやれと言うのですから、
暗いところで目が利かない私には、
なかなか厳しいものがあります…;
とりあえずはひたすら練習!練習!
ちなみに本日のタイトルは
アニメ版キャッツアイのものから
響きだけで選びました 笑