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わたくしごと【決心】

かな〜り長い自分語りのつづきです。
もうしばらくおつきあいください


受験を決めて、まずぶつかったのが
経済力の問題でした。

工デの試験を受けるには実技が必要です。
そこで、予備校に通う必要がありました。

でも、そんなお金も無く…
高校はアルバイト禁止だったのですが
こっそり近所のファミレスでバイトし始めました。

その頃の両親は、
美大行ってもいいけど自分で行ってね〜と曖昧に返すのみで、
お金の話になると怒って話し合いも出来ない状況でした。
その度に私は泣き、もう修羅場でしたね(笑)

その頃位から、両親との折り合いが悪くなり、
ご飯も自分の部屋で食べる様になったり…
他にも色々あったのですが、話すらしなくなりました。

そして、アルバイトでお金を貯めつつ、
美術部の活動の隅っこでデッサンの自主練習を
させてもらってました。

その頃のバイブルが「アトリエ」で、
美術室に置いてあった為、それを読みながら
美術室に置いてある小物達を見たまま描いたり…
美術の先生が油絵を描いていて、
個展を開いたり、業界の顔も広い方で、
その方に教わろうと思ったのですが
技術的なことは何も教えてくれなかったのです。

そんな先生に出された最初の課題が石膏デッサン。
夏休みにちまちまと通い、描き上げました。

のちにその先生は恩師だと気づくのですが、
当時はとても苦手でした。
優しく振る舞っているのに芯はとても厳しいというか…
とくに芸術の精神面ではひときわ厳しかったですね。

そして、予備校の体験講習に通ったりして
お話聞いたり、少しでも何かしなきゃと思ってました。


高校3年生の春、
進路を決めなくてはならない時、
大学に行っていいか聞くたびに
分かんないの一点張りだった親と
揉めに大揉めをしました。
この話をすると怒るのは分かってたので
私も話し合いを避けていたのですが
ついに話し合う事が出来たんです。

やっぱり雑貨がやりたくて、
それ以外考えられなかったのです。
心理学などにも興味があったのですが、
ただ、他にやりたい事がなかっただけなのかも知れません。

ですが、この道を選んだら100%苦労するし、
お金だって一生懸命働いても、他の子みたいに
おしゃれなどに使えなかったりするのです。

毎日バイト先や高校の先輩にお話を聞いたり、
就職か、専門か、一般大学かで悩みました。

そして、避けていた美術の先生に相談したんです。

私は泣きながらえぐえぐ話しているのを
ちゃんと聞いてくださり、
最後に先生に言われた言葉が

『普通の文系の大学に行きなさい。
そこからでも雑貨は出来るから』

でした。

そこに行け、と言われると
ずっと悩んでた気持ちの焦点が定まってきて、
やっぱり美大に行きたい。
という気持ちが大きくなりました。

この時の先生には本当に感謝しています。


巫女などもやり、お金も貯まりかけて来た頃、
高校3年生の春、ようやく春期講習に通えることになりました。
画材って初期投資たっかいですよね!
その頃はこのお金あれば安いPCとか洋服とか買えるのに…
って恨めしく思ったりもしていました。

基礎科に通ってた人達に付いていけるか、
途中で入って友達もいないし大丈夫か、
などとかなり不安でした。
家から一番近い、電車で40分位の予備校に通ったのですが、
気の合う友達もあまり出来ず、あまりスタイル的には
私に合ってなかったみたいで、少し辛かったのを覚えています。

ですが、道具も買い、平面から立体も初めての課題をこなし、
初めて受験をするスタートに立てました。

あとは、基礎科に通ってた人と大差ない事に
ちょっとビックリしましたね。
平面などは基礎科の人もあまり慣れてないので
普通に講評でいい結果になったりして、
でも当時は基礎科の人はもうすんごい上手くて
参作の様な絵が描けると思い込んでたので、

わたしなんかが上段行くなんて
この予備校大丈夫かなーと、
さらに不安になったりしました笑
とは言っても、先生もいい人だったし、
芸大合格者も沢山出る、いい予備校でした


その後、
美大に行くと決めてからは
ますます先生が怖くなってしまって、
技術は予備校に行って教えてもらえ。
お金無いのは理由にならないから。
とにかく手を動かせ、などの今思えば真っ当なアドバイスに
当時は本当にビビっちゃってまして、
美術室に行くとお腹いたくなる程でした。


そして、夏期講習には一時間半位の
がなす氏が通ったことのある、
ちょっと遠い場所にある
予備校に通う事にしました。

友達できなかったらどうしよう…とか、
差が開いてしまってるのではないかとか
不安で不安でいっぱいでした。

実は夏期講習会費、中期から行って夜間出なくても
私の貯金じゃ足りなかったのです。
その分を両親が捻出してくれました。
家にも余裕無いのに応援してくれてると分かり、
1分1秒でも真剣に取り組んでやる!と
不安を押しのけて通う事が出来ました。
両親には感謝しきれません。


ここからが受験の本格的なスタートになりました。
次は予備校のお話をします。

投稿者:mina : 2012年05月29日 14:51

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