カテゴリー:ごあいさつ

花に嵐さ

早くエントリーをあげてしまわないといけない。
みんなが書き終わるのを手羽さんが待ってるみたいだし。

昨日は自分の過去エントリやみなさんのブログのアーカイブを読んでおりました。
みんな文章うまいし味があるなあ。

実は全部読み終えてないのでこのまま残しておいてくれるというのはありがたいです。
ここのこにとってこの1年は結構波乱万丈の1年でした。

正直に言いますとみなさんのポジティブな日記を読むのがつらくて
少し離れて何日もムサビ日記にアクセスしない時期もありました。
本当に自分の事情でなのですが。
今は投げ出さないで何とか、みなさんと今日の日を迎えられてよかったと思ってます。

今の時代を生きる若いみなさんにとって
本当に困ったような社会の問題を積み上げてしまって申し訳ないと思っています。

2011年1月に挙げたエントリーで20歳の男の子たち5人が
「原発はもうつくらないで。エネルギー政策は変えて下さい」
と真冬の空の下で10日間のハンガーストライキを行ったことを書きましたが
その1か月半後にあの震災と原発事故が起こり
彼らが訴えていた怖れが現実のものとなったのでした。

こんな災害が起こる前になんとかしたかったですけどね。

いろいろな意味で今は転換期なのかと感じます。
苛酷なことはあるけれど
これも機会ととらえれば生きていく甲斐があるというものでしょうか。


Pは明日から新しい勉強を始めるそうです。
自分で生きていける道を切り開くにはそれもありなのかもしれない。
いつまでも親は生きてないしね。

だからこの一瞬がとても大事でいとおしいよね。

そういう意味で
「花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ」

みなさま
ごきげんよろしゅう。またお会いする日まで。


アップ猫.jpg


走馬灯のように

あまりこまめに更新もしてこなかったのに
いざ終了となると淋しいものです。
どうでもいいようなことをつらつら書きつづってただけなのに。

子どもPが高3の夏(おいおい)に「美大を受験したいです」と言い出したので
「今の美大ってどうなってるの?」と探していたら
このムサビ日記に遭遇したのですよ。
当時は手羽さんが管理人で受験に関する情報や学校の様子を
懇切丁寧・縦横無尽に紹介してくれていたので
とても参考にさせてもらいました。
かゆいところに手が届くかのような、そうそうそういうことが知りたかったの。
をつづってくれていたので本当にありがたかったですね。
クネッとしてるようで決めるところはきちんと決めてる。
ここの方を目指せば何とかなるなと迷える旅人を救う冬の夜空に瞬く北極星のような存在でした。
今更ですがありがとうございました。

日本画学科に入学したPですが、あんまり事細かに報告するタイプじゃないので
初めてひとり暮らしをさせる親にとっては便りのないのも元気な証拠と言ってもこころもとない。
そんな中、縁あって同級生(デキは雲泥の差だが)のきゅっきゅさんの日記がとてもとても
うれしかったです。
「ああ。こんなふうに学校でやってるのか」と。
4年間の過ごし方は月とすっぽんくらいの違いはあるのですが
授業の様子などを丁寧に楽しくつづって下さったおかげで学生生活がとても身近に感じられました。
ありがとうございました。
親としては(安くはない)授業料頑張って払おうというモチベーションの維持になりました。
(*年間の授業料とかおおざっぱに計算したら一日10,000円くらいだったような。)

そしてそんなのほほんとした親を日記のメンバーに加えて下さった竹林さん。
管理人をされていた当時はあたたかいコメントやご連絡をありがとうございました。
アフロツアー参加できなかったのは心残りです。

そして親という立場でつながりができたライターのみなさまとコメントを寄せてくださったみなさま
ご縁ができてうれしかったです。
ムサビ日記は終わりのようですが、
またどこかでご縁をつないでゆきたいなあと思っております。

ここのこは子どもが卒業で日記も卒業なのですっきりした気持ちですが
在校生のみなさまと親御さんは何か心残りがあるのじゃないかと思います。
どういう形であれ続けられるとうれしいなあ。
進学を希望する人たちにとって本当にバイブルのようなきらきらした存在なんですもの。


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卒業式

日本画学科は式の後、5号館のアトリエで昼食をみんなでとり、ゆっくり
授与と記念撮影などがあり、校内を出たのは午後3時くらいでした。
7時から渋谷で謝恩会があったのでお召替えを考えてる方は
着てきたもの、脱いだものをどうするか?を考えておいた方がいいですね。
結構な荷物になるし(鷹の台のコインロッカーは大きくて助かりました)
近くにお住まいの人は問題ないけど。

 

つれあいDは今日鞍手郡鞍手町にあるゴルフ場に行き(お花見コンペ)
今年も味宝卵というタマゴをお土産にもらってきました。
鞍手は葡萄もおいしいですよね。

おめでとうございます

あけましておめでとうございます。
昨年中にUPしてごあいさつしたかったのですが年を越してしまいました。
旧年中にエントリし損ねた件として。

武蔵大教授でジャーナリストの永田浩三さんのブログにムサビ訪問記があったので
そちらのご紹介。
隙だらけ好きだらけ日記
「武蔵野美術大学に伺った」http://nagata-kozo.com/?p=10189

永田さんのブログはよく読ませてもらっていて
とても教えられることが多いのでよろしかったら
他の記事もどうぞ。


映画「パーマネント野ばら」が名作、とおっしゃる感性にもシンパシーあり、です。
恐れ多いか。

一年の計は

元旦にあり、というけど
大晦日(正確には1月1日)午前3時まで起きていたら
1月1日の午前中は使いモノにならないほどダメな始まり。
トシですなー

あけましておめでとうございます。
みなさま、よいお年をお迎えでしょうか?

2012CAMXM70Q輪飾り.jpg

玄関の輪飾り。

こちらはパラレルというスタイルの習作です。もっちーが花を齧りに来るので狭い場所へ設置されてしまった。
写真もボケてるなー
CA1BB4WSパラレル2012.jpg

実はChristmas用に作ったブーケスタイルのアレンジですがメインを白とあまやかな色のばらにして
お正月にも。
CAFSYE2Qアレンジブーケスタイル201201.jpg

小さなアレンジ

CAWZP65Jお正月201201.jpg

今年からちょっと仕事がふえるかもしれません。
勉強しないと。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

言葉もない

被災されたかたがたにはお見舞いを申し上げるところなのですが
ここ数日のできごとにとても動揺、及び仕事に追われて落ち着いてムサビ日記に向かえませんでした。
東京出張は中止になりました。
地理的に恵まれていてここのこ及び家族はみな日常は変わりません。
ムサビの学生さんにも東北出身で帰省中の方もいらっしゃることでしょう。
考えると胸が痛む。

報道で知る惨情に言葉を失います。本当に津波は恐ろしい。
それとまだ危機にある福島原子力発電所。

ここのこは地震による原発震災がこの世で一番怖かったので
恐れていたことが現実になってきて背筋が凍る思いです。

すぐに健康に影響が出る放射線量が東京に来る確率は低い
ですが風向きはチェックしていて情報は入手していて下さい。
雨には念のためにあたらない方がいいと思います。
緊急な危機も脱していないのですが、これから復興するために
新たな困難も予想されます。
それを乗りこえられるよう今は力を蓄える時。

情報源として知人の弁護士と市民グループが作るHPをあげます。
News for the People in Japan
情報に踊らされないことはもっともですが選びとることも大切です。
それにしても過酷な現実だ。

ことしもよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。

輪飾り 2.jpg

新年も6日になってしまいました。

観たかった映画を2本とRとDが観たがった映画1本と
北九州市立美術館でやってた細見美術館コレクション「琳派・若冲と雅の世界」
をとりあえず観て過ごしたお正月でした。

観たかった映画は「最後の忠臣蔵」と「武士の家計簿」なんですが
「最後の〜」は杉田成道監督だけあって日本に住む人のこころの琴線に触れるような映像美が
堪能できます。
竹・雨・風・闇など。
16歳のヒロインは白を基調とした着物を着て清楚で凛とした雰囲気だったし
彼女の師匠たる女性は紫のイメージで落ち着いた中にもあでやかさがあるというような。
(安田成美きれいだったです。大河ドラマでは鈴木保奈美がお市の方やるんですね)

主人公が最後とる行動には賛否が分かれるところでしょうが人形浄瑠璃の曽根崎心中が幾度となく
織り込まれているのでお話的には「ああやはりそうなのね」と納得させられてしまうけれど
現実問題として考えると残された人たちには心の傷が残るよなと思ってしまう。

でも観てよかったです。
好きなシーンは嫁ぐヒロインに育ての親である主人公が口パクで送りだすところ。


「武士の〜」は家族のお話。

対面や面子が重んじられた武家にあっても借金で首が回らないんじゃね。というわけで
「何が本当に大事か?」を実践し、家族を守り持続可能な道を選んだというおサムライの話。

袴着のお祝いの予算が足りなくて実物は買えず立派な鯛の絵をお膳に備えるシーン。
「カネはなくても心が通じ合ってれば幸せじゃい」とばかりに
はしゃぐ幼い息子を背負い笑う若い主人公夫妻の姿がラストに重要な意味を持って表われます。


こちらは森田監督らしくエピソードを積み重ね一コマは短い淡々としたつくりです。
家族で観るのにもいいかも。

個人的には母方の祖父を演じた西村雅彦がよかったです。
ああいう「おしつけがましくない、いつでも心を開ける年配者というのに近づきたいな」
というのが今年の抱負だったりして。

あっ
もう1本は「トロン・レガシー」です。

深く考えるな、映像だけを観よ
という向きにはいいかも。

昔のトロンもその当時は映像が画期的だったと記憶してますがストーリー忘れてるし・・・

だいたいそんな感じ!

「雅の世界」はまたいつか書こう。