リアルな美大の日常を
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至宝!
きゅーはくへ行ってきました。
きゅーはくとは
というような、きゅっきゅさんオススメのおちゃめなアイテムが取り揃えてある九州国立博物館というところです。
今回はボストン美術館蔵の「日本美術の至宝」展があったのですね。
所蔵品の中でも傑出と言われる絵巻物2点、
「吉備大臣入唐絵巻」と「平治物語絵巻」全巻大公開
襖8面に現われいでたる大迫力の曽我蕭白「雲竜図」
など見どころが多かったのですが、とりわけ第1章の仏画群が印象的。
法華堂根本曼荼羅図などはなんと奈良時代の作品なのでした。
およそ1300年前か。なんか胸がいっぱいになる感じだ。
ひとめぼれは「一字金輪像」
仏頂尊の中でも最も優れた力を持つという一字金輪仏頂を描いたものと
いうことだが、白い蓮華座に火炎を背負って静かにたたずむ姿は
神秘的で美しい。色調もモダンな感じ。これが鎌倉時代作か。
吉備真備大臣の冒険譚は結構ユーモラスで
描かれる人々の顔も楽しい。阿倍仲麻呂が幽鬼になりながらも
真備を助けて難題をクリアしていく様子は(なんとスカトロもあり)
思わず微笑んじゃう感じ。
平治物語の方は画力に圧倒されます。
写真のなかった時代、こういうふうに衝撃的出来事を活写しておく、
というのは今更ながらすごいことだと思いました。
で、
やっぱり
等伯の龍虎図と蕭白の雲竜図よねえ。
観られて幸せです。何も言うことありません!!
等伯のはまちがいなく「タイガー&ドラゴン」なのですが
蕭白の襖の龍は
クレイジーケンバンドのあの名曲
「オレの話を聴け」(2分だけでもいい)のセリフが似合うと思ったりしてしまったのですね。
ここのこさま、こんばんは。
ボストン美術館のお宝は、今九州ですか。
去年、東博で見ました。
私も蕭白の龍、笑っちゃいました。
吉備真備の絵巻も、ユーモラスで笑っちゃいました。
日本にないのが惜しい。日本のお宝は、外国にたくさんありますものね。
投稿者 yukihaha : 2013年02月02日 18:23
yukihahaさま
日本の宝が日本にないって淋しいですが、不朽の作品は海を越えても輝いて人の心を魅了していくのでしょうね。
時も越えてね。
そういう作品を残せたら、と思って創作に励むのかな。
投稿者 ここのこ : 2013年02月16日 00:15