リアルな美大の日常を
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大切なこと
実は「水戸黄門」と「サザエさん」に子どもの頃から違和感がありました。
黄門御一行が印籠をかざしただけで悪人が一斉に平伏して万事解決という筋書きに
権力者が一刀両断にしてくれるって楽かもしれないけど他力本願だし、
こんなのはイヤだなと。
こういうのが好きな人たちがヒーローを求めちゃうのね。
あのおじいちゃん新党とかの名前つけたような方とか。
民主主義は面倒で時間がかかる、多くの人がひとりひとり自分の頭で考えて
行動して初めて動くものなんだと思うのだけど
どうもパッパッカパーン!と(見かけは)解決してくれる(ような)強い人にお任せしちゃいたい!
という悪しき風習をつくっちゃってきたような気がする。
サザエさんの方も女性が社会参加する場面がほぼなくて
カツオ君の担任の先生も子ども心にもちょっとお断りしたいタイプの先生だし、
男性陣が日常的に家事をする場面もほぼ皆無。
男女の役割がステレオタイプで平和が保たれているというような所が
何かなーという感じ。
自分が将来つくる家庭はこんなのはイヤだなと。
だからこの二つが好きだった自分の親にも距離感を感じていました。
現実的には脱サラした父が自営業始めたけれど
母も働かねば暮らしが成り立たなかったのでここのこの両親は
サザエさんちのように優雅ではありませんでした。
で、自分も掛け持ちでおカネにあんまりならないことをやってますが
おカネには代えられないモノがこの世では一番大切なのだろうと
感じる齢になりました。
今週初め、あるローカル局の情報番組のスタジオに飾るフラワーアレンジを担当しました
こちらはちょこっとつくった習作です
松の葉で小さいクランツをつくってみました。