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サンチャゴに雨が降った日
昨日は9・11
南米チリにとってもとても重い意味のある日でした。
1973年自由選挙で選ばれた政権を軍隊が武力で覆したチリ・クーデターのあった日。
「サンチャゴに雨が降る」という暗号が当時意味がよくわからなかった子ども心にも印象に残っています。
軍事政権下では自由を求めるたくさんの人々や芸術家が命を奪われた。
ああいうことは自分の住む国では起こさせたくないな。
アメリカの9・11とチリの9・11は多くのことを考えさせてくれる日です。
昨夜はUstで八木啓代さんたちが歌うビクトル・ハラの歌を聴いたのですが
今日も耳に残ってる。
「サンチャゴに雨が降る」は映画にもなっているのでレンタルでもう一度観てみようかしらん。
映画つながりでこのチリ・クーデターをモチーフにした五木寛之の小説「戒厳令の夜」も
もう一度読んでみようかなと思った。
これはエンターテイメント性抜群のお話。
ナチスに略奪された幻の画家ロペスの作品を守るために全作品が密かに日本に運ばれて、筑豊炭田の廃鉱に隠匿されていて、という美術を愛好する福岡県人だとちょっとくすぐられる設定です。
荒唐無稽なんですがラストが忘れられない。
映画にもなりました。ヒロインは樋口可南子。
今はとってもおかあさん役のはまる女優さんになりました。
余談ですが
NHK朝の連続ドラマ、きちんと観てはないのですが
あの丸山家にいつか白い北海道犬がひょっこりやってきて
家族として暮らし始めるような気がするのは私だけ?とつぶやいたら
「実はそんな気がする」という人がまわりに結構多かったです。