リアルな美大の日常を
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そいつを見抜かねば
ここのこが高校生だった頃、ちょっと背伸びしたくて読んでた雑誌は広告批評だった。
当時はコピーライターという職業が脚光を浴びてた時代だ。
それより前の時代だと作家の宮本輝が広告会社に入った時にコピーライターになったと
苦労を掛けたお母さんに話したら「コピーをとる仕事でもおろそかにしないように」
と戒められたとエッセイで言っていたほどあんまり認知されてなかったみたいだが
斬新な言葉つかいとか鮮やかな印象の絵つくりとかが
何より人の心をとらえるものとしてもてはやされていた。
でも用心しなくちゃいけないこともあったのだ。
で広告批評と言えば元編集長の天野祐吉さん。
ただ「売る」だけではない批判的な眼を持つこととか、隠された意図を見抜く嗅覚とかにも
若年だったここのこや仲の良い友人たちは何か惹かれた。
天野祐吉のあんころじい というブログがある。
http://amano.blog.so-net.ne.jp/2011-07-08
最新記事は〜政府広報ってなんだ「ことばの元気学」
1987年には政府広報の危うさを高木仁三郎氏の指摘を交えて検証していた。
政府広報にも敢然と挑む。
こういう目線がとても新鮮だった。
クリエイターってこういうものかと。
クリエイターズ・トークのHPもできたそうです。
http://www.creators-talk.jp/index.html
トップクリエイターはどんな考え方で、どんなふうに、広告を作っているのか。
ご関心のある方はどうぞ。