リアルな美大の日常を
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表現すること 生きること
文部科学省と資源エネルギー庁は5月11日原子力政策推進の一環として毎年秋に開催してきた
「原子力ポスターコンクール」を中止すると発表したようです。
このコンクールは罪だよなと思っていたので正直ほっとしました。
妥当というべきか。
リスクの情報を与えない推進の立場のみで
小中学生を対象にしたポスターコンクールのようなものは
教育的に大変問題があると思っていました。
人権は生まれながらに誰もが持っている
といった普遍的なテーマとは違うからね。
今から思うと学校や巷で行われてきた原子力発電所の情報
「二酸化炭素を出さないからクリーンエネルギー」
こそ流言飛語に近い情報の類じゃなかったかしら。
クリーンじゃないものね、どう考えても。
総務省がインターネット上の流言飛語を取り締まるといってました
(総基消第145号〜テレコムサービス協会やインターネットプロバイダー協会やケーブルテレビ連盟
に要請したやつ)
私たちは表現の自由は保障されているのですけどね。憲法21条を読んでみてね。
生きるために発する声は自由に発せられなきゃ。
圧倒的な権力を持ったものが
圧倒的な財力で
小さな声を押しつぶすことはしてはいけないし、できないと思う。
表現者であるみなさんにはぜひこころに留めておいてもらいたい。
大人がふがいなかったために(ここのところは本当にごめんなさい)
とてつもなく大変な時代を迎えているけれど
自分の得意な方法で今を表現して時代を伝えていってほしいです。