リアルな美大の日常を
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2011年05月のアーカイブ
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夏が来るよ
「Pに電話掛けて」シリーズと言いたいところだが
今回Dは自分でさっさと掛けていた。
「蛍が出てたよ〜きれいだったよお」
というのを自分の口から言いたかったようだ。
先日「今日は蛍が出てるような気がする。私の野生のカンがそう言ってる。運転せい」
と言い張るので(Dはもうアルコールが入ってるので運転できない)
秘密の場所へ観に行ったら!!!見事な乱舞。
ちいさな身体でも命を力いっぱい輝かせてるという感じで圧倒されます。
P曰く「もうそんな季節なんだね。忘れてた」
今やってる人体ドローイングはおもしろい!と言ってた。
その面白いという秘密をきゅっきゅさんのブログで知りました。
さて庭のさくらんぼの樹でも収穫。
「さくらんぼの実る頃」という歌を思い出しました。
ジブリのアニメ「紅の豚」でも使われてたね。
映画と、つらつら思うことなど
「Pに電話掛けて」とD
自分で掛ければいいのにアルコールがちょっと入ると
ムショウに人に電話で話したがるところがある。
(その傍らでもっちーのハラなどをもふもふさせることもお約束)
今回の電話の切り出しは
「朱色の朱に花と書いてなんて読むか知ってる?」でした。
河瀬直美監督の新作「朱花の月」を知って「はねづ」と読むのを初めて知ったDがPに教えたかったようです。
心惹かれるタイトルなのでできれば観たいです。機会あるかな?
河瀬監督の作品では「玄牝」を見逃してしまったのが最近の痛恨。
最近観て面白かった映画は「まほろ駅前多田便利軒」
原作もよかったけど配役がぴたりとはまっていてgood
ある世代以上には懐かしいセリフ(多田役は瑛太)の場面があって
「なにそれ、全然似てない」と行天役の松田龍平が言うところがミソ。
全編とてもいいセリフが散りばめられて生きていくのもいいな、と思わせてくれる作品です。
もうひとつは「白いリボン」
こちらは2009年のカンヌでパルムドールを獲ったハネケ監督の作品。
後味のいい作品ではありません。
表向きは倫理や秩序、道徳などを説きながら実は利己的で欲にまみれている
尊大な人間の醜さを見せつける。
そして抑圧された弱い立場の者がより弱い存在へ暴力の吐け口を求めていく
というような内容。
これはドイツが舞台でナチス台頭前夜という時代設定。
私たち人間の抱える闇の部分、今の社会でも通じる普遍的な問いかけをえぐられるようにしてくる映画です。
Dが電話したのはもうひとつ理由
東電の福島第一原子力発電所からは
今も絶えず放射性物質は漏れてきている。
これも暴力だよね。人間の欲や無関心の生んだ。
でも弱い、より若い世代に一番影響があるだろうことが残酷。
風向きや雨に気をつけて自分で身を守れと酔いながらも私たち両親は心配しています。
ジブリアニメで育ったRは「日本にも‘腐海の森‘ができてしまったんだね」とポツリと言いました。
表現すること 生きること
文部科学省と資源エネルギー庁は5月11日原子力政策推進の一環として毎年秋に開催してきた
「原子力ポスターコンクール」を中止すると発表したようです。
このコンクールは罪だよなと思っていたので正直ほっとしました。
妥当というべきか。
リスクの情報を与えない推進の立場のみで
小中学生を対象にしたポスターコンクールのようなものは
教育的に大変問題があると思っていました。
人権は生まれながらに誰もが持っている
といった普遍的なテーマとは違うからね。
今から思うと学校や巷で行われてきた原子力発電所の情報
「二酸化炭素を出さないからクリーンエネルギー」
こそ流言飛語に近い情報の類じゃなかったかしら。
クリーンじゃないものね、どう考えても。
総務省がインターネット上の流言飛語を取り締まるといってました
(総基消第145号〜テレコムサービス協会やインターネットプロバイダー協会やケーブルテレビ連盟
に要請したやつ)
私たちは表現の自由は保障されているのですけどね。憲法21条を読んでみてね。
生きるために発する声は自由に発せられなきゃ。
圧倒的な権力を持ったものが
圧倒的な財力で
小さな声を押しつぶすことはしてはいけないし、できないと思う。
表現者であるみなさんにはぜひこころに留めておいてもらいたい。
大人がふがいなかったために(ここのところは本当にごめんなさい)
とてつもなく大変な時代を迎えているけれど
自分の得意な方法で今を表現して時代を伝えていってほしいです。
マーブルでGO
以前、博多に社会科見学に行ったが人混みに疲れ
本屋の丸善に(逃げ込むように)行った時買った
芯がマーブル模様になった鉛筆。
それを見ていたら
エゴコロが湧いてきた(きゅっきゅさんちのように上級ではないが)
すっとこどっこいなお絵描き家族。
マーブルが活かせるモチーフと言えば
やはりこやつか
多色ぐるぐる模様種
D作
もうひとつ意味不明なものも描き込んであるが
この年頃の諸氏なら普通あんまり試し描きには選ばない具象だが
Dは少年・・・ということで。
春休みの出来事だったので
Pも参加
あんまりやる気ないかも。
走りがき風。
上の方にあるお試し描きはここのこ画。
すいません、こんなんで。
で
モチーフの最近像
ひざに来るのは気が向いた時だけ。
若葉のころの贈りもの
固定資産税というものを払わなければという季節になって
「あああ〜二束三文のような山なのに」という思い。
が
ふとヨギッタのはあの山にも価値はあるはず!
で
Dと収穫してきました。(実は車のトランクには収穫グッズのスコップやドンゴロスとか積んである)
8本掘ってきてあとは友人たちに分けました。
庭の山椒の葉がいまいち育ってなくて木の芽あえは納得のいくものにできなかったのが残念。
でも若竹煮と天ぷらと炊き込みごはんは結構イケておいしくいただけましたよん。