リアルな美大の日常を
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休日その2
芸祭に行ったついでに観たかった映画「ANPO」を観ました。
渋谷アップリンクで。
戦後日本を代表してきた現代アーティスト30余名へのインタビューと彼らの絵画、写真、映画などの作品を織り交ぜつつ、アートの視点から多面的に戦後の日米関係を振り返り、今を問うドキュメンタリーであります。
監督は映画『TOKKO/特攻』のプロデューサー・ライターでもあるNY在住のリンダ・ホーグランドさん。
彼女は日本で生まれ育って日本の公立小・中学校に通ってたのね。
作品に出てくるARTの力とひとびとの力強さにこころが震えた感じ。
コメントで映画監督の阪本順治さんの言葉がいい。
「この作品のARTは次々と僕たちの心に棘を突き刺す。ぐさりと刺さったその心の棘を観終わった後も暫くは抜かないほうがいいだろう。HEARTの中にはARTが含まれるってことに、僕は恥ずかしながら、いま頃気づいた。戦後はまだ終わっていない」
おすすめです。
で、Pとは国立新美術館でやってる日展に行きました。
まだ修行中なんでとにかく何でも見てやろうという感じ。
特選になっていた「家族」というタイトルの作品。モチーフはチーターの一家。
それを観たPがぽつり。
「父と母と子という組み合わせならこんなシチュエーションは野生ではありえない」
そう。チーターは父親と母親と子どもが家庭を作って仲良く子育てするということはないのですね。
それを帰ってからRに話したら
「チーターってある程度大きくなったらきょうだいで暮すんだよ。で、一番強い女の子が狩りをして
きょうだいを養うの。男の子のきょうだいは強い女の子が出て行っちゃってしょうがなくなったら
やっと狩りをするんだよ」
と教えてくれました。
うーん
奥が深いな。さすがケモノバカの一家に育っただけのことはある。
「家族」なら狼かペンギンがいいかも。
もちろん絵の鑑賞も。
作品を観つつPに日本画の技法などを教わりながらゆっくり観たら時間が結構かかりました。
その後東京ミッドタウンでちょっと社会科見学。
家路につく途中でイノシシさんとタヌキさんに出会いました。
六本木から数時間でケモノ王国へ。
日本も狭いようで広い?かも。
ここのこさんの御自宅の様子は、ブログから拝察すると凄くのどかなところだったので、P君(君ですよね?)は地方のご出身なのかとばかり思っていました。
じゃあ、P君は自宅通学なのですかあ〜?でも、一人暮らしの感じ、、、ですよねえ?
投稿者 みずしらず : 2010年11月10日 17:14
みずしらずさん
はい、自宅付近はのどかですよ。
う〜ん詳細はご想像にお任せします。ごめんね。
投稿者 ここのこ : 2010年11月11日 00:03