リアルな美大の日常などを!
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写真
私はアルバム委員です。
謝恩会委員とか、色々あるんだけど、
版画の4年は人数が少ないので一人一つは必ず委員をします。
それで私はアルバム委員です
そのなかでも色々班があって、私は表紙の装丁と、クラス写真(集合写真&自由写真)を担当しています。
まとめや仕切りは、ほとんど、油絵の委員さんにまかせっきりですが、版画のページはなんとかやってます。
そして、いまはクラスページのためにデータでもらった写真から25枚ほど選んで並べる仕事をしていますが
もらった写真が900枚くらいあるので、悩んで、ほとんど選べていません。
それぞれ、写真は撮っているだろうけど、今後残るアルバムの写真、どうしたらいいかなぁ。と悩んでいます。
なるだけ全員が入って、楽しそうで、版画のよさが思い出せるように…
(みんなの心の中にちゃんとあるのはわかっているんだけど。)
そして、もらったデータを眺めていると、私がいない頃、1、2年生の写真もでてきました。
髪型が違ったり、なんだか顔が幼かったり…。おもしろいですね。
自分がいない写真というのはなんだか客観視してしまって、ちょっとさみしくもあります。
油絵のころから、知ってる子もいれば知らない子もいて。
もちろん1年生からムサビ生だった私にも油絵専攻としての二年間があるので、そんなことを考えること自体
ちょっとおかしいのかもしれませんけれど…
そう思ってしまうくらい、この二年で版画に溶け込んでたのかなぁと、思います。
そもそも油絵に入ったのは、地元の先生が油をやっていたこと、そして、入学前に見学に行って
油絵学科は自由になんでもできるんだよと言われたからでした。
なんとなく、デザインは面白そうだけど、なんとなくしか理解できなくて、とりあえず(っていうとあれだけど)
色々できそうな学科を選びました。
実際入学してみると、取捨選択の場はたくさんあり、色々な学科の授業を受けられました。
いろいろできるよっという場にいざ立って見ると、私は何をしたいんだろう??と悩みました。
美大に入れただけありますから、自分で言うのもなんですが、それなりに器用で色々できます。
ただ、コレ!というものがなんとなくないような、そんな気がしました。
だから、やみくもに授業をとっているような気がして(と当時は思っていましたが、今の私はとても役に立ったと思っています)
友達もそれなりにいるけど、とる授業によってばらばらでなんとなく深く話せずにいた。
もうちょっとだけ、狭くてルールのある世界に行きたい…というようなことを漠然と考えていた2年間でした。
油絵専攻はフリーダムすぎて疲れたんでしょうかね(笑)
今思うと3年生になったらコース分けもされるしもうちょっと密度は濃くなる、焦りすぎ、と苦笑したくなるのですが、
私は環境を変えたかったのです。
でもね、油絵の友達を嫌いになったわけでもないし、授業も好き。大学を辞めたいとかではない。
いきなりデザインをやりたいわけではない。ちょっとシフトチェンジしたいだけ。
そんな秋に版画の柳澤先生の授業を受けました。
版画ではなくてデッサンの授業だったけど私は版画に行こうと決めました。
そのあと専攻変更のための面接を受けて、無事認められて、私は版画専攻に移ったんです。
手で描くよりも、版を作り「うつしとる」作業を経て作品を作る、そのワンクッションある感じにひかれたのかもしれません。
偶然性でしょうか?
(当時のクロッキーに「わたし以外の何かのちからを借りる」とメモがありました。引用ではないはず)
話がすごく長くなってしまいそう…。
写真を見ると昔話をしちゃうなんてだめっすね。
これは最近よく考えていることなので続く話かもしれません。
とりあえず今日のところは。