リアルな美大の日常などを!
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こぐち
木口もなんとか摺りました。
文章だけで説明するって苦手なんだけど頑張ってみます。
木口木版も普通の木版と一緒で凸版の一種です。
つまり、ほったところが白くなって、彫らなかったところが黒く残るって事です。
木を輪切りにしてその断面を版面として使います。
だから四角い画面ではなくて木の断面そのままの絵作りをします。
普通の木版とどこが違うかっていうと、硬さです。
繊維の断面がみっちり集まって木口はできています。
だから板目の部分より硬いです。
さらに、木のなかでも年輪の密度が高くてかたいつげの木を使っています。
ふつうの彫刻刀でもいいんだけど、銅版画でも使う「ビュラン」という道具を使用。
細い線を彫れる彫刻刀だと思ってください。
銅版画の子に「銅板みたい!」と言わせるほど細い線が引けます。
摺りは普通の木版のようにバレンを使います。
薄い紙に刷るのと油性インクを使うのですっごく簡単にすれる!
もはや快感です。
でも硬い木なのでめっちゃ肩がこる。
先生も一日2時間以上はやらないようにしているとか。
彫ってると、心が折れてくる…。
けど摺ると細かい部分まで出て楽しいのでやる気が出る♪
ここまで彫ったらためし摺り!ここまで彫ったらためし摺り!
と自分を応援しながらやっていたらいつの間にか終わりました。
たのしい〜個人的にもやろう。
コバトさま、初めまして。
よくジャスミン様やペンギン様の日記にお邪魔しています。
この前の「木口」という言葉にひっかかりながら、
そごう美術館の「エッシャー展」に行きましたら、
作品に木口版画がたくさんありました。
中には、板目版画・木口版画と書いているのも
ありましたから、多色刷りの版によって違う板なの?
と考えてしまいました。
作品だけでなく、原版も何枚か展示していて、
版画をやる学生さんには参考になるのかなーと思いましたよ。
エッシャーのだまし絵は、木版も多いですが後期にはリトグラフも
ありました。もう行かれたかもしれませんが、11月16日までです。
投稿者 yukihaha : 2009年10月21日 21:53
yukihahaさん
はじめまして!
コバトはエッシャーが好きです。
版画をやる前は版種なんて気にせず見ていましたが
いまはいろいろ技法的に見てみるのも楽しいです。
制作で忙しくて見にいけなかったのですが、是非見に行きます!
情報ありがとうございます。
原画も楽しみに見ようと思います。
投稿者 コバト : 2009年10月21日 23:28