リアルな美大の日常を!
2013年03月のアーカイブ
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ムサビ日記 きゅっきゅぽん 最終章
みなさん こんにちは
きゅっきゅぽんです
とうとう、本日がムサビ日記ファイナルエントリー
きゅっきゅぽん日記も最終章であります
日記メンバーもそれぞれ、最後の日記をアップしております
きゅっきゅぽんも 書きましょう
クドクドと さみしいなどと言って
キレのわるいおべんじょのように書かず、
ここはすぱっと!
さわやかに いさぎよく!!
締めくくりましょうかねえっ
・・・
昨日 電話で コスギが
「もう 保存作業はおわったからねえ」
と言っていた
本日分を含めて 全467エントリー
父 コスギっぽんよ どうもありがとう
ちなみに コスギっぽんは
この春 勤め先の学校が変わり、 引っ越し作業に追われていたらしい
2年前、タバコの値上がりによって
ヘビースモーカーの樹から ポテチンと落ちて以来、
携帯電話の万歩計を ただ毎日1万歩にするためだけに走り
今もなお走り続け
なんと、今度 転勤になった場所へは 毎日走っていこうか、
などと言っているのであった (決して近いわけではないのだけれど・・・)
コスギが走り出すようになると、 不思議と
家族が集まった時は 夜中 田舎道をさんぽするようになった
星のかがやき、 虫の声
季節が移ろいゆくのを肌で感じる
満月の日は 夜でも明るくて
坂道に影がながーくのびる
だから 満月の夜が待ち遠しい
たんぼに 水が張るようになると
その満月が映り込んで そのよろこびも2倍である
母ごじらっぽんも それ以来 さんぽに目覚め
きゅっきゅぽんが 戻ってからも
毎日 歩き 運動に目覚めたようである
弟 白い河童はというと、
在学中 とある動画サイトに投稿した作品が人気になり
それ以来 アニメーションの魅力にとりつかれたようで
卒業後 都内のアニメーションの会社に就職したらしい
http://www.youtube.com/watch?v=x-Lzcluv7JM
これは 彼のターニングポイントとなった大切な作品である
よかったらお楽しみください
こうして
きゅっきゅぽんは こんな家族に支えられ
甘やかされ
4年間を過ごしました
ムサビ日記が終わるから ナニカが変わるわけではないけれど、
これがひとつのくぎりであるならば
ここで
支えてくれた 家族に
感謝のことばをのべようと思います
あんがチョ
そして きゅっきゅぽんを 支えてくださった方々
コメントしてくださった方々
陰ながら読んでくださった方々
みなさんに 心からお礼を言いたいです
あんがチョ
それから 手羽さん!
長い間 ムサビコム&美大日記の運営、ほんとうにおつかれさまでした!
きゅっきゅぽんがすごいと思うのは
やはり 毎日 書き続けたということです
オトギちゃんもそうだけれど
やはり 毎日書くということはすごい
どんなに 面白くて スバラシイ内容の日記が
書かれていようとも
毎日 更新されている日記には 勝らぬのです
つかれていても 大変でも
批難の言葉があっても
マアマアと 自分の心のバランスを保って
誰かのために なにかを書く
それは すごいことだと思っております
ウウウウ
手羽さんすごいっ
アンガチョーーーーーーッ
い、 勢いに任せて言いました
なんたってえ このしとやかなお嬢さんにむかって
「風呂に入れよ!!」
なんて 言う手羽さんです
きゅっきゅぽん 清潔ですからね! 今はっ
ほんとうに、きゅっきゅぽんは みなさまに
こころから ありがとうという 感謝のきもちでいっぱいです
最後の日記に、きゅっきゅぽんが言いたいことは
それだけなのです
あんがチョ
・・・ん?
もしかして もしかして
これは さみしさから ダラダラと書いてしまったかんじではあるまいか・・・・・!!
キレのわりい犬のオシッコのように!!
拍手におされて 舞台袖から出たりひっこんだりしているソリストのように!!
いかんいかん
きゅっきゅぽんは すぱっとこの日記を閉じるのです
それでは、4年間
ムサビ日記 きゅっきゅぽん を書かせていただいて
ほんとうに ありがとうございました
この日記によって 育てられた“きゅっきゅぽん”は
そのまま “きゅっきゅぽん” として べつの畑に
飛んでゆこうとしております
たいへんなこともあると思うけれど
このムサビ日記がくれた宝物は きっと きゅっきゅぽんの
生きてゆく力となりましょう
だから だいじょうぶ
それでは みなさん
どうも ありがとう
明日も そのさきも どうかお元気で!
ジップロックジップロック、ジップロックジップロックジップロックジップロック・・・・・・・・・・・・・・・
2013.3.31. きゅっきゅぽん
日記のうしろにオヤジのかげあり の巻
わが父、コスギっぽんがおそろしいことをはじめているらしい
それは
“きゅっきゅぽんの過去エントリーを文書ソフトにひたすらコピペ”
するという作業を・・・・・・!!
「だって消えちゃうんでしょ・・・!!」
と 電話の向こうで叫ぶ
おお、父よ・・・・!
な、なんという親ばかだろう
元来、なにごとにもマメなオヤジなのであるが
それにしてもこの一件については
きゅっきゅぽんは泣きそうになった
な、なんということ・・・・・
それも、450近いエントリを それぞれ
ひとつひとつ保存しているのだそうである
なぜなら、そうしないと みなさんにいただいた
コメントも保存できないかららしいのである
うううと感動しているきゅっきゅぽんに コスギが一言
「コメントがおもしろいんやから!!!!」
「・・・・・う・・・・・ウン・・・・」
そういうわけなので
きゅっきゅぽんはいましがた、
過去のエントリーを見返してみた
ジップロックから始まり、
日本画や生物ゼミのこと、
運転免許のことや おばあちゃんのこと
長崎精霊流しに奮闘したこと
ゴビカンに入ったこと
介護等体験や教職のアレコレ
ゴビカンでとんでもなく難しい曲をやったこと
コンミスをさせてもらったこと
オリオン書房さんでの看板やサバオづくりに奮闘したこと
ゴビカンでの苦悩やよろこび
そして ゴビカンをやめたこと
教育実習に、博物館実習
そして 手羽先プロジェクト
はじめて漫画を載せてもらったこと
それ意外にも、日々のアレコレがたっくさん
まるで換気扇フィルターにつまったホコリのように、
どうでもよいことが ミッチリと 書かれておりました
コスギが、
「これだけの量を ひとつひとつタイトルをつけて
書いてきたことは ひとつの財産やね」
と言った
ほんとうに、きゅっきゅぽんが書いたことなんかな
3年生あたりから、やや更新率が減っているのは
日々が充実して時間が作りにくかったことに加え、
きゅっきゅぽんが生み出すエネルギーを まんがのほうに
そそぎはじめたからだろう
つまりは、ムサビ日記も まんがも
きゅっきゅぽんにとっては同じものであったらしい
だから、いつのまにやら
ペンネームも きゅっきゅぽんのままになった
そう
きっと
この「きゅっきゅぽん」は
ムサビ日記によって 4年間かけて
じっくりとつくられたものなのだ
ムサビ日記と出会っていなかったら、
きっと 「きゅっきゅぽん」はいなかった
ただの 変態でしかなかったのだ (いやっ 人類みな変態ですからっ)
みなさんのコメントや、
そして日記を通して広がったつながり、
どれも、どれも すてきだ
きゅっきゅぽんが 4年間過ごすにあたって
はずかしながら 自分で自分をほめるべき点は
感謝を忘れなかったことじゃないかな、と思ったりする
感謝を忘れないなんて言うと
なんだかこそばゆいが
とにかく、何に対してでも
「ありがてえ! いやあ 実にありがてえ!!!」
と思っていたのだ
浪人をして本当によかったと思えることは、
この感謝の気持ちをきゅっきゅぽんに与えてくれたことだ
ありがてえ、ありがてえ
というわけで、ムサビ日記ものこり2日である
コスギっぽん!
またひとつエントリーが増えたよおう!(最低)
「ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 (コスギ 魂の叫び 代筆)
この日記の終焉のかげに
ど田舎でもヒッソリとドラマが生まれているようである・・・
444つ目はちょっぴりしょっぱいエントリー の巻
みなさんこんにちは
きゅっきゅぽんです
ムサビ日記もあと少しなのに更新をしておらず
ほんとうにもうしわけありません!
そして、手羽さんのエントリーを読んで
きゅっきゅぽんは泣きました
http://bidai.tv/teba/archives/2013/03/post-813/
ああ、どうもありがとう
私が書いた日記を受け止めてくれた方がおられた・・・
みかんさん どうもありがとう!
嬉しいというよりも、もう、
もうひとりのきゅっきゅぽんに出会ったようで
こころから、こころから応援したいと
そう思っています
そしてきゅっきゅぽん自身もとても励まされました
頑張ろうという気持ちになれました
というわけで、3月19日
きゅっきゅぽんは無事にムサビを卒業いたしました
日記にはあまり登場しなかったのですが(なかなか一緒に過ごす時間が少なかった)
白い河童も、無事 なんとか卒業したようです
2人の子どもを大学にやるという、 多分 とんでもないことをやっていた
両親 コスギっぽんとごじらっぽんにも
卒業をありがとう そして卒業おめでとう
と言います
あんがチョ
きゅっきゅぽんは感謝の念につつまれながら
誇りを胸に学舎をたち、
パンツをずりさげつつも卒業式、謝恩会の
すばらしいひとときを過ごしました
そして 感動の余韻にひたりつつ
謝恩会の帰り、駅で 電話が鳴る
「ねえ、原稿できた? 完成予定は過ぎているんだが・・・」
チャラピー
そう!
なんと きゅっきゅぽんは 「原稿にしてもよい」
という漫画作品があったのです!
これはお世話になっている編集部さんからの電話だった
どうやら、新人さんというのは
こうして、ひとつひとつ作品の原案を作って、
そして OKが出たら 作品を完成させる
・・・
それを繰り返して まあ、がんばっていく
・・・
というものらしい
それを、ゴビダイテンやら卒業のテンヤワンヤのなかで
だいぶ進行が遅れていたため ありがたいことに心配してくださって
連絡をくださったのだ
きゅっきゅぽんはなんとなくそれが嬉しくて
「あ・・・ すみません!! あのお あと一週間くらいで・・・」
などとモニョモニョ言っていると
電話の向こうから
「イッシュウカン!? イッシュウカンって・・・ ちょおっとすごいヨ」
・・・・・
きゅっきゅぽんは敏感に感じ取った
やわらかい感じでおっしゃっているが
これは
なんというか
ヤバイかんじにまちがいなかった!!!!(語彙が乏しくて申しわけありません)
その瞬間
きゅっきゅぽんの脳内でいままで吹き乱れていた
桜吹雪が イッキに 真っ黒な石炭へと変わり
ゴツゴツときゅっきゅぽんにぶち当たって
晴れ着のきゅっきゅぽんを埋めていった
もう、パンツのずり落ちぐあいを気にしている場合ではなかった
そうして、謝恩会後、家へすっとんで帰って
脱皮するように振り袖を脱ぎ捨て 件のカンオケの上に放り投げたまま
即刻 机へ向かったのでありました
みなさん、これほんとうのことです
ここ一週間、
サバのカンヅメとコーンフレークと納豆を兵糧に
机にかじりつき、
風呂も○日に1回(非公開)
寝る以外はほとんど机から離れなかったのに
体重は落ちるという生活を送っておりました
まあ、今までもそんなことは多々あったのだが
なんとまあ
お嬢さんライフとの対極の姿よ・・・
しかし、みなさん
哀れむべきポイントはそこではありません
きゅっきゅぽんはそんな自分の状況を
なんだかカッチョイイと思っていたのです
だって、 だって・・・
まるで・・・・
まるで まんが家!!
寝る間も惜しんで描き続けるこのすがた・・・!
なんだか 伝記にもかかれていそうな状況ではあるまいか・・・!!
きゅっきゅぽんは 自分がこのような状況におちいった原因が
なにも、必要とされて忙しくなったわけではなく
ただ自分のだらしなさゆえにこうなったということも忘れ
すっかり
“まるで まんが家”
という 虚像の自分にアイデンティティーを見いだし
この状況を乗り切ろうと思ったわけなのである
ああ・・・!
なんと あわれ・・・・!
桜が満開だなんてニュースはききたくなかった・・・・!!!
・・・
のですが
本日、 無事に完成いたしました
帰りに、靖国神社によって 満開の桜の下で
1人で屋台の広島風お好み焼きにかぶりついた瞬間に
きゅっきゅぽんは
ようやっと・・・ 卒業を考えることができました
これから、わたしはどうなっていくんだろう
まがりなりにも、きゅっきゅぽんは モノを生み出すことで
社会と関わろうとしている
でも、それは
どこかに所属してなにかを成し遂げていくのとは違って
不安定で どこへ向かうのかわからない
浮き草のような道である
きゅっきゅぽんは こわい
それが正直な気持ちである
自分がつくりだすものひとつで これから戦ってゆかねばならない
それだけの武器をきゅっきゅぽんは持っているだろうか
あるいは持ち続けていけるだろうか
めっちゃこわい
けれども、けれども、
それでもきゅっきゅぽんは思うのです
自分が死ぬ前に
「やっておけばよかったわい・・・」
と思うモノが
たしかに今 あるということ
それは とてもありがたいことなんじゃあないか
ということ
それをやるのはやっぱり・・・・
「今でしょ!」
なのかなあと少し思うのだった
(お、イッキにかるくなったぞっ)
もちろん、これはきゅっきゅぽんの場合である
出会った友人たちも それぞれに
希望や不安や憂鬱をかかえて 新しい世界へいくのだろう
仕事をしている幼なじみの友人ばあさんからメールが届いて
“毎日 大変・・・ でも、自分で選んだ道だからね ”
とあった
なんだか心強い言葉だった
・・・
というわけで きゅっきゅぽんの しょっぱい日記でありました
広島風お好み焼き、
ねっちょりもっちゃり ぐっちゃりぐでんぐでんで
どろっどろのとろっとろのはふはふ げろげろぴー で
とってもおいしかった!!!!
まことに残念ながら 体重はすぐにもどりましょう
しくしく
卒業式と晴れ着ときゅっきゅぽん の巻
19日、きゅっきゅぽんは ムサビを卒業いたしました
卒業式、ハシッコだけれど真ん前の席へ!
式には、仕事のクビ覚悟で休みをとって母ごじらっぽんが来てくれました
わくわくしながら式を迎えると
校歌斉唱で
手羽さんだーーーーーーーっっ・・・!!!!
手羽さんが歌っておりました!!
手羽さん! めちゃくちゃイケメンでしたよう!!
イタリヤ人かと思った!!!
・・・・・ は、 柱とかぶっていたんですけれどっ・・・・
よく見えなかったけど・・・・ イケメンでしたよーーーーーーーーーーーうっっ
きゅっきゅぽんは、卒業式には 成人式の折に
おばあちゃんが(年金で)買ってくれた振り袖を着ました
あんなにムサビ入学を喜んでくれたおばあちゃん、きっと 天国で
きっと、 上空1500メートルくらいで見ていてくれないかしら、という願いをこめて・・・
色は、きゅっきゅぽんの好きな 黒とディープな赤で、
金色で大胆に ハスノミが構成されているすてきなデザインである
これを着ると、気持ちがしゅっとして
ほんとうに お嬢さんになれる気がして まさに “晴れ”着 といえる
というわけで、数日前に 両親に
「お着物一式を送ってくれ」と連絡をしていたのであるが
届いてみて きゅっきゅぽんはびびりまくった
か・・・・
か・・・・・
カンオケ・・・・
誠に 不謹慎な表現ではありますが
大きさ、タテヨコの比率、色味(段ボール)、重さ
それは まさに 子どもが入っていると連想してしまうような
とんでもない存在感の物体であったのだ
ずるずると引きずるように 部屋に運び入れてから、
きゅっきゅぽんはすぐに 荷物をといて できるだけ
カンオケ感をなくそうと 上に本を置いてみたり 服をおいてみたりしたが
よりいっそう ソレ感が増すようで きゅっきゅぽんは叫び出しそうになった!!!
とっころが
そんなのはまだ序の口で
イチバンやっかいなのは このぶつを少し離れた美容室まで
運び入れにゃ いけんということだ!
タテにはできないので ヨコをむけたまま
ゴロゴロにのせて 必死のおもいで運び込む
しかし、一歩外へ出ると もうそこは キビシイ視線の槍ふる世の中
きゅっきゅぽんは花粉症のため マスクにメガネ、さらには帽子という
究極変態スタイルで どう見ても子どものカンオケとしか思えないようなものを
キャリーにのせて オドオドと進まねばならんのだった・・・!
面白いよ
人々が 実に自然に スウーッとよけていく
そうして あとで振り返って見ている視線だってわかる!!!!!
ちがうのよっ
これは“晴れ”のものなのよーーーーーーーっ
そうこうして、できあがったのが
きゅっきゅぽんの 晴れ着スタイルなのであった
友人たちとひとしきり写真をとりあって、
あっち行くにもこっち行くにも、チョコチョコと
ブリキのオモチャのような足取りで 過ごす
けれどもそれも楽しいのだ
都内で行われた謝恩会にも 袴の友人と一緒にがんばって着ていった
新宿の駅だって、今日は少しだけエヘン顔であるいていたりする
教授や友人たちとのすてきな時間
4年間のおもいや 今日の日を迎えることができた感謝のきもちに、
胸はいっぱいになった
ところが そんな感動の時間も終わると、
少しずつ お嬢さん方の魔法もとけてしまうのだ
帰り、友人と一緒にこう叫びまくった
「鼻緒んとこがいたい!!」
そう 普段はいたことないゾウリなんて
痛くていたくてしょうがない
加えて 気温が高かったため 着物の中は汗の大洪水である
たくさん水を飲んだのに 朝からトイレにはいっていないという始末
日中は 母に小声で「実に蒸れる」などと訴えて
「そういうことは言うもんじゃない」などと言われていたが
もう我慢の限界である
きゅっきゅぽん、言いたくて言いたくて 仕方がなかったことを
今、この場で言わせてもらいますっ
蒸れたし、鼻緒もイタイし、おなかもくるしかったけど
イチバン言いたかったのは
「パンツがずりさがってずりさがってしょうがないんじゃああああーーーーーーっ」
ということだった
アッハ
言ったぞ スッキリ
すかっとした
こうして スッポーン と汗でさらに重たくなった着物を脱いで
いつもの
“ケ”のきゅっきゅぽんに戻ったのでありました
ごめんね おばあちゃん
いくら 美しい召し物で身を包もうとも
いくら みにくいものを 締め上げてみようとも
やっぱり 中身は かわらんのでした
けれども、4年間という時の着物の中においては
きゅっきゅぽんは 少し変われたかしら、
そう信じたいと願うのでありました・・・・
卒業スペシャル の巻
みなさんこんにちは
きゅっきゅぽんです
明日、きゅっきゅぽんはムサビを卒業します
ム、ムサビ日記はいつまでかしら!?
きゅっきゅぽん、3月イッパイだとおもっておるけれども!!
信じておるぞ まだ 終わらんぞ
というわけで、 明日も朝が早いので
はよ 寝んといけんのですが、ヤッパリ 卒業の前に
ほんのちょっと きゅっきゅぽんを振り返ってみようと思ったのです
そこで登場するのが
通称 「ぽん帳」
・・・ たった今、命名しました
まあ 日々 とりとめもないことを
気が向いたときに てきとーにかきとめておくノートがあるのです
てばさ記やいわきのメモもこれに書いてあります
はいっ
はずかしいですねっ
こういうものの存在は ヒッジョーにハズカシイですねっ
でも、みなさんもお持ちでしょう?
ハズカシイ ダイヤリーのひとつやふたつっ
・・・ ない?
まあ ここは 卒業スペシャルということで
去年一年間のメモを
一挙公開(できるものだけ)しちゃおうというのである
すごいぞすごいぞ
いや
ぜんぜんすごくないぞ
だって 内容は・・・
こんなことが 乱雑にかいてあるだけだからねえ!
でも、 なんだか
そういうものの方が いいのかもしれん
きゅっきゅぽんの日記であるし
ということで
さっそく
のぞいてみましょう
きゅっきゅぽんの相棒
だいたいこのカメラが きゅっきゅ日記の写真報告を
支えてくれておりました
カバーは革製できゅっきゅぽんの手作りである
さて、教育実習をはさんで
そっこく夏の記録!
帰省したときはだいたいこんなかんじでありました
はじめてクロックスを履いたのも去年!
帰省中は 実家のまわりの自然を観察しに よく散歩にいきました
クロックス めちゃいいやん!
夜のおさんぽ
ごじら&コスギ&きゅっきゅぽんで
真夜中 道路にねっころがって星を見る
虫の声 風の音 満月がまちどおしい気持ち
どうやら 部屋を片付けたときの記録らしい
きゅっきゅぽんは こんまり流の片付け法をマスターしたぞう!
・・・
ちなみに実家にいるときの服装は
だいたいこんなかんじではいているのは 高校の時の体操服という
すばらしい女子力なのである
富貴寺というところを家族で訪ねたときに
大きな 二重の虹を見た
ふもとが すぐそこにあったのだ!
これは 夏 ごじらと滝を見に行ったときの 滝である
この帰りに
あの、うつくしい うつくしい マグカップちゃんを発見
今も かたわらにおります
これは ごじら&コスギが 隣の家からコッソリ エサでつって
略奪したノラ猫
“びわびんびん”といいます
“きゅっきゅぽん”ではなく、この猫と先に出会っていたら、
きゅっきゅぽんのハンドルネームは“びわびんびん”になっていたであろう
これは学芸員実習中のメモ
坂本善三さんという作家さんのお話をきき、
なんだかカッチョイイお人だと思った
想像なので こんなかんじではないかもしれない
・・・
↓ そしてこちらは
たのもしいコスギっぽんのことを書いてあるメモ
きゅっきゅぽんには どうしてもダメな虫がいるのです・・・
学芸員の実習が終了!
ここで出会った仲間のソツテンも見に行きました
すばらしい出会い
こんなに穏やかなカオをしとる場合ではない気もするぞお
そして 手羽先プロジェクト!
ブログのつながりがまさかのすばらしいチームワーク!
ペナルティはトリの皮一枚で それでもやり抜いた!
すばらしい!
きゅっきゅぽんは明日 手羽先バッジをつけていこうかな
・・・・
といいつつ
ソツセイが終わり、手羽さんのソツセイツアーで
まさかの寝坊をぶちかますという大失態
その時の気持ちが書いてある
そら 泣きたいときもあったよう
・・・
そして今
きゅっきゅぽんはいったい何してるの?
と よくきかれます
きゅっきゅぽんは だいたい今
毎日 こんな感じなのです
カリカリカリカリ
・・・・・・・
正面
そうなのです
きゅっきゅぽん さみしくて仕方ない
できればずうっと ムサビにへばりついていたい
けれども、やっぱり
終わりがあるから いっしょうけんめいにムサビ生をやれたのだと思う
そして
ここまで きゅっきゅぽんを支えてくださったみなさまには
もう、 なんといってよいのやら
ありがとう、ありがとうございますと
心から感謝をしております
というわけで、 「きゅっきゅずノート」(もう名前が変わっている)の
公開はこれでおしまい
明日は寝坊せんように もう寝ましょう
そして いっぱいムサビの魔法の粉をあびてこよう
ポレノンしててもきっと大丈夫!
巣立ち パタパタパタパタ の巻
みなさんこんにちは
きゅっきゅぽんです
来週、きゅっきゅぽんは卒業します
ウッソォ
ウッソォ(涙目)
ウッソオオオオオオオオオオオ(鼻血噴射)
というわけで、本日
ゴビカンの追いコン(追い出しコンサート)に行きました
・・・
あれ、 おまえは ゴビカンを切ってしまったんじゃなかったのか、
と 以前の日記を読んでくだすっていた方は思うかもしれません
それなのに、今日、
愛楽器 セイジくんをからって 女子美バスを待つきゅっきゅぽんの姿が
ありました
「きゅっきゅぽん 追いコンにおいで」
という
仲間たちがいたのです
きゅっきゅぽんはシンジラレンかった
多大なる迷惑をかけ、無責任にすべてをほっぽりだしたきゅっきゅぽんに、
「もう、次にみんなで一緒に演奏できるのは・・・ 誰かの結婚式くらいだよ・・・」
と 声をかけてくれた
きゅっきゅぽん、それで行こうと 思いました
でも、やっぱり女子美に向かう足取りは なんだか緊張して
口の中が からっからになった
脳内では 中島みゆきの歌の一節だったか
“いったい〜〜 どんな顔をし〜てぇ〜〜♪”
という歌詞がループしていたのであった
ドキドキドキドキして 1年ぶりの女子美に行くと、
なつかしい顔ぶれがあった
きゅっきゅぽんを木刀で殴ることもせず
むかえてくれた
追いコンはとても なごやかなムードで
団員たちが それぞれ テキトーにチームを組み、アンサンブルを
しながらお菓子を喰うというものである
でもやっぱり どんな顔をしてそこにいてよいのやら
いよいよわからんかった
きゅっきゅぽんは 同期の仲間たちと
過去4年でやった曲のカイツマミメドレーを演奏した
あんときのあの曲、 たのしい曲、 難しすぎた曲、 ずっとやってきた曲
どわーっと いろんなことが蘇ってきた
やめて ゴビカンを離れた一年間も、
ずっと きゅっきゅぽんの心にはゴビカンが巣くっていた
ほんとうは やっぱり最後までどんな顔をしておればよいのやら、
わからんのだったけれど、 みんなの表情は きゅっきゅぽんが畏れている
ようなものはないのだ、 と
そんなこと忘れた、 とも思えるくらいに
大きくて あたたかいものであることが わかった
なんてすごい人たちだろう
ほんとうに、きゅっきゅぽんにとって大きな、おおきな出会いだった
きゅっきゅぽん さいごに 目から 水が噴出してしまったが、
あれは 花粉のせいであるからね!
そんなみんなに 直接
ありがとうを言えた瞬間、 きゅっきゅぽんは
みんなに会いに行ってよかった、 と思った
やっと、 やっと、 心から
退団をすることができたと 思うのでした
ありがとう ありがとう
そんな日に、 きゅっきゅぽんは もうひとつご報告があります!
ま、 まんがのことです
小学館ゲッサン4月号の別冊 “ゲッサンmini”という
なんともかわいらしい冊子で デビューをさせていただくことになりました
本日が発売日だったようで きゅっきゅぽんも 閉店間際の本屋さんに
すべりこんで 例のごとく
「ビニールはとってください あ、やっぱとらないで・・ いや・・
やっぱり・・・ あああ やっぱりとらんでください・・・」
とかなんとか言いながら 帰ってきました
しんじられん、しんじられん、 と思い
みております
今日は、泣いたり笑ったり 嬉しかったり とてつもなくさみしくなったり
いそがしくて花粉が取り入るスキマがあまりなかったようです
いや、ポレノンが効いているんだな きっと・・・!
あと 一週間 ムサビ日記のきゅっきゅぽんとして
精一杯 過ごそうと思っております
3月、花粉とともに愛段が届く の巻
みなさんこんにちは っくしょん
きゅっきゅぽんです
本日、ムサビにゴビダイテン作品が到着し、
搬出された作品を 実家という名の四次元ポケットに送りこんで
制作に関するすべてのことが終了いたしました
サミシー!!!!
ウルトラサミシー!!!
ウオオオオ
と涙がでてきますが
どうやらこれは 花粉野郎が引き起こす涙であるわけです
ウウウ きゅっきゅぽんは 花粉症もちの人間なのです
ツライですねっ 今現在 ひっじょうにつらいですね!
そんな中、実家から 荷物が届いた
愛の仕送り段ボールである
中から 大量のグラノーラと
母に合わなかったというオサレな服
の上に ポン と
へんな箱がのっていた
その箱は透明で ヤクルトサイズのスプレーが
中に存在していることが確認できる
パッケージには・・・
“超速”とか “No.1!!”だとか
いかにもあやしい文句が並び
タイトルには堂々と
「ポレノン」
と書いてある
なんだこれは!!!! むちゃくちゃあやしい!!!
むちゃくちゃあやしいが、どうやらこれ、
その風貌から 新手の花粉対策グッズであることは理解できた
パッケージをぐるり 見てみると
使い方に
・顔や鼻の入り口にスプレーしてください
と、ある
・・・・・む・・・むちゃくちゃあやしい・・・・
服とグラノーラの上に存在しているにしては
唐突すぎて この ポレノンとかいうふざけた名前の物体は
妙な存在感を放っていた
翌日、六本木にシフトに行かねばならぬので、
朝はグラノーラを食べ、 送られてきた服を早速着て、
順番的に このポレノンを試さざるをえなくなった
(いや べつに試さんでもいいのだけれど)
アヤシイ箱から取り出したスプレー本体のデザインは
もう それはアヤシさの2乗といっていい
へんなマークが中央にあって
どこぞの 宗教団体にだまされて買ったんやなかろうかと
思うような逸品である
それを今から 顔面に噴射せんとする きゅっきゅぽんの勇気よ!
簡素な説明どおりに 顔に2、3回吹きかけると
そのアヤシイ本体から アヤシイ霧が飛び出して
きゅっきゅぽんの顔をテッカテカにした
かくして、 愛の段ボールによって
健康的に オサレな服を着た 顔がテッカテカな
きゅっきゅぽんが誕生したのであった
しばらくすると、霧は かわき
なんにもないようになった
・・・・・
はて、 だからなんだというのだろうか・・・・
そして その日、無事にシフトを終えたのだった
翌日
父 コスギから 電話がかかってきた
父「今から、ポレノンについて説明しまあ〜す!!!」
きゅ「あ そうそう ありゃ何だったの? 唐突すぎてわからんかった!」
父「あれは 見えないマスクなんだよ!!!」
えっ
・・・と電話をしながら 昨日のアヤシイ箱をいじっているうちに
ハラリと取り扱い説明書がでてきた
なんや、説明書 あったんか!!!
父の説明と説明書によると
どうやらこれは スプレーで 顔面にヴェールを作り
その成分が顔面で 花粉を吸着・ブロックするものらしい
父「高いしアヤシイしふざけた名前だし 横目で見ていたんだけど・・・
でもなーんか気になって お試し版があって 買ってみたらこれが・・・
よかったんよ・・・・!!
これを スプレーした瞬間から症状がイッキに軽くなるんよ!」
ランニングオヤジである父コスギにとって
マスクなしで外を走り回ることができるのが画期的であったらしい
たしかに、昨日一日 花粉が多い日であったが、
そこまでひどくはなっていない
とくに、目まわりがずいぶんとラクな気がする
しかし、高級であるから・・と
まわりには進めにくいと父は言っていた
高級って・・・ いったいいくらしたんだろう
父「これひとつで 3000円だよ」
きゅ「さっ ・・・ サンジェンイェン・・・・!?」
その 瞬間、 きゅっきゅぽんの鼻は
スパアーーッ と突き抜け
目から不快感もシパーーーッと 抜け去り
ポレノンのあやしいマークが ギラリと輝いた!!!!
うぎゃあーーーーーーーーーーーーーっ
こんなちっさな ヤクルトほども入っていないものが
3000円もするんかあーーーーーーーーーーーーーっ
きゅっきゅぽんは 昨日 なにも知らず
テキトーにぷっしゅした数回をめっちゃ後悔した!!!
もっと ありがたがって噴射されるべき霧であったのだあ!
ハードコンタクトで目の症状がひどいきゅっきゅぽんにとって
ポレノンは目のまわりに使えるので、緩和されてとてもよい
しかし貧乏性のきゅっきゅぽんにとって
このお値段の事実こそ 一番 症状に“超速”効いたのであった・・・