ムサビ日記 - きゅっきゅぽん -

でも、なんなんだろう　この　

せき止めていたダムを一気に解放したような、

沸騰した湯沸かし器のフタを開けたような、

出口が固まったボンドの出口から　栓のようなモンがスポッと抜けたような

このかんじは・・・・

ああ

ソツセイをやりきったというよりも、
あの、

｢これが学生最後の制作なんや!!｣というプレッシャーの中で
いろんなことを同時にやっていた生活を　のりきったことが

たぶん　この便秘解消的爽快感を生むのだろう

ああ・・・

毎日フロに入れる清潔な日々よ・・・・・・（←!!!!!!）

ソツテンにはたくさんの方がきてくださったようです

ほんとうに、ほんとうにありがとうございました

コメント帳、ひとつひとつ丁寧に読ませていただきました

嬉しかったです

絵を壁から外した瞬間、ハラリとメモが落ちてきて

おおっ！　こりゃ　新手のラブレター!!!!!・・・・

かと思ったら　なんと　レストランキャンディ（フランソワとなり）の
店長さんからの卒業お祝いのコメントが!!!

しかも　破った紙にワイルドに殴り書き!!!

ゴビカン時代によく行っていたのだが、
なんとマア　びっくり　

でも、ありがとうございました

ありがとうと、もうひとつ

きゅっきゅぽんはごめんなさいを言わねばならんのです

そうです

手羽さん

ごめんなさい!!!!!!!

実は、手羽さん主催のソツテンツアーに、
ありがたいことに　きゅっきゅぽんの作品場所をルートに入れてくだすっていたのです

そして、本人もいた方がよかろうという計らいから、
きゅっきゅぽん10時にアトリエ待機の命が下っていたのですが

なんと

きゅっきゅぽん・・・・

寝坊しました（泣）←ここ、（笑）じゃなくて（泣）ですよおっ

もお、これは言い訳もしようもない

だらしなききゅっきゅぽんの大失態でございます

起きたときに　両脇にひっしと抱えていた目覚まし時計たちをみて
背中がヒンヤーーーといたしました

朝寝坊オリンピックがあったら多分　銅メダルくらいの
それはそれは美しい　朝寝坊でした

きっと、手羽さんは　きゅっきゅぽんのスッポカシにあきれつつも
うまくその場をまとめたのでしょう

ウウウウウウウウウウウウ

本当にごめんなさい

きゅっきゅぽん　その日一日　心がキュウキュウしておりました

でも、　手羽さんは　やさしい

約束をすっぽかしたきゅっきゅぽんの
コメント帳に　とてもポジティブなコメントを書いてくていたのです

ウウウウウウウウウウウウ

手羽さん　ありがとう!!　ありがとうございました!!!!!!

でも・・・・　

でも・・・・・・・・・

これはなんでしょうか!!!!!

ち、ちなみに　なつかしきテーバくんはこちらです

これは　いったい　なんなのでしょうか!!!!

ヒドイ!!!　こっ　こんなに　股間が強調されてっ（赤面）

これじゃ　ただの股間付きのブーメランじゃないですかっ

投げたら　一周まわって股間付きでかえってくるのです

そういうわけで、　きゅっきゅぽんはこの日、
大失態を犯した代償として　心にぐっさりと股間付きブーメランが突き刺さったまま
トボトボと学校を後にしたのでありました・・・・

ﾄﾎﾎ

きゅっきゅぽんは５A号館１階にてタブローを２作品　展示しております

やっぱり最後は絵を描きました
（いや、いままでも絵だったけれど）

広い空間で　大きな画面に　こってりと日本画絵の具をのせて
描く機会は　これからそうはないだろう・・・　
きっと贅沢なことになるだろう・・・　という想いから

まっすぐな・・・

日本画を・・・・

・・・・・・・・・・・・・

　
ウワアアアア　　ぜんぜんまっすぐじゃないよお

稚拙で乱雑　パワフルだけが取り柄の日本画☆　でありますっ

しかたがない　これがきゅっきゅぽんの精一杯の姿なのだから・・・

おもしろいのが　一緒の部屋で展示をすることになったクラスメイトの
作品と　きゅっきゅぽんの作品が
対照的すぎるほどのギャップがあり　おもしろい部屋になっている点である

まるで　ひとつの弁当箱に

精進料理とデミグラスソースハンバーグチーズのせが
一緒に入ったみたい

むろん　デミハンがどちらかは　言わずもがなである

その　精進料理のように　繊細な絵を描いたクラスメイトは
心が穏やかで　やさしくて　でも少し抜けていて　そんでもって美人ときている

きゅっきゅぽんが理想とする日本画のお嬢さん成分のすべてをもっている人物です

その人柄と誠実さが　画面ににじみ出ております

対する　きゅっきゅぽんの絵は

意地汚くて単純でかなり抜けていて　タヌキだけれどもちょびっとやさしい

その人柄と誠実さが　画面にたれ流されております

ほんと！　こんなに対照的なのは　おもしろいヨ!!

ファインではとくに、　制作者の思考や価値観、精神が
作品に現れやすく　そこがおもしろくて　そしておそろしい点だと思います

そうやって観ていくと、このソツテンのどこかに
来場者のみなさまの心の琴線に響く作品が　あるかもしれません

そんなこんなで、ここ数週間は　同じ部屋の彼女と
ｷｬｰｷｬｰ言いながら制作し、　そして　そして　やっと
この日を迎えることができました

某さんも書いていたように、意外にもこの時点で

“おわったぜぇーーーーーっ”

という感じはあまりしないのである

きゅっきゅぽんの予想では　今頃は　部屋にハンモックでもつるして
ゆらゆらしているのだろうと思っていたのだが　そういうわけでもないのが
なんとも　ガッカシな点である

しかたがないので　ここ数日溜まっていた洗濯物をいっきに洗濯し
ゆらゆらと揺れるパンツをながめているきゅっきゅぽんであった・・・

よおし　　明日は観に行こうっ

さて、年末年始と　更新が途絶えてしまい
申しわけありませんでした

きゅっきゅぽんは　元気であります

実家に帰って　

ソバ食べたり温泉に入ったり、
お雑煮食べて温泉に入ったり、調べ物をしたり温泉にはいったり、
散歩をしたり温泉に入ったりと

充実の（温泉が）日々で　すっかり油分が抜け落ちてしまい

油分と同時に　ソツセイのこともすーっかり忘れて

ふにゃんふにゃんに　自堕落しまくっていたのでありました

ということで　夢から覚めてからの現実!!!

４年生だというのに　レポート＆課題＆試験!!

祇園精舎の鐘の声である

ということでのこり一週間、きゅっきゅぽんがんばります

なにをがんばったらいいのかもよくわからないが
とりあえず　ソツセイはがんばらねばいけん気がするのでがんばろうと思います

ところで、実家に帰ってから
まんがで賞を頂いたことを　父コスギがとても喜んでくれたのである

そして　しきりに

｢ベレー帽買ってやろうか？いるんやないね？　赤いベレー帽が!!!｣

と、　とにかく赤いベレー帽を買ってくれようとしていたのである

きゅっきゅぽんは　照れながら

｢いやだなあ・・・　手塚治虫はそんなにいつも赤いベレー帽はかぶってないよお｣

と言うと

父が　即　答えて曰く

｢え・・・違うよ　　ジャイ子だよ｣

｢・・・・・・・・｣

こうして　きゅっきゅぽんの2012年は幕を閉じたのであった・・・