あ〜あ〜わかってくれとは言わないが〜 の巻

さて! 世の中はゴールデンウィークに突入しておるようで
ちょっと情報が入るところからは やれ行楽だの 渋滞状況だの
そんな単語がぽろぽろと流れてくる

展示と課題に追われ 雨の中泣く泣く 100号の絵を
風にあおられながら持って帰る日本画学生の姿よ!

これもGW中はアトリエが開かないからである

多くの美大生にとってはまったくもってゴールデンなウィークではないのだった


シカーシ


きゅっきゅぽんは どんなにせっぱつまっとっても持って帰らんもんねー


やっぱりゴールデンでいたいじゃないかっ

行楽、渋滞、イベント やっぱりそんな単語に反応しちゃうよおう

別段 ナニっちゅうわけでもないのだが
とにかく 世の中の気分や雰囲気に流されやすいのが小市民の特徴である

というのも


GWには ぬわんと父コスギと母ごじらがそろって
遊びにやってくるのであって というより もう来たのである

だからここはいろいろと 肉のようなもんを食べさせていただこうと
企む 甘ったれ大学生週間なのだ


コスギとごじらは現在開催中の12下展示も見に来てくれた


きゅっきゅぽんは今回 人体をツインで描いた

人体といっても 子どものようで顔もなんとなくイヤラシー顔つきに
するのが好きである
この顔はきゅっきゅぽんがアカンボの時の誠にかわいらしくない顔が
もとになっているのだろうと思う


その絵を見るなり コスギは


「うむ コスギはこの絵がどんな意味を持っているのかわかるよ・・・」

と言う

コスギは中学校の美術教諭である 

したり顔でおもむろに


「これは バドミントンとバレーボールをやっている人なんでしょ!!!!」


チガーーーーーウウウ!!!!!

まあ たしかに そういうかんじにみえるけれども!!

その時 母ごじらが言う


「そうよ!! ちがうわよ!!! これは新体操やってるところなのよねぇ!!」


いや・・・・ ますます・・・チガウ!!!

というかなぜ 体育会系縛りなのだろうか!!!


描いた本人としては まあ 見る方に解釈はまかせるが
せめて 親として 子どもの作品ぐらい感じてくれい


これは 人体なのっ

バドミントンでもバレーでも新体操でもなく
ふつうに 人体なのっっ

その時コスギは納得したように

「そおっかー  妖怪キューピーね そっかそっか」

・・・・・・・・・・・・


翌日 

新国立美術館で開催中の大エルミタージュ美術館展に行ったのだが
ロココの天使たちの絵を見るなり

「やっぱり 昨日の 妖怪キューピーはこういうところからも
発想を得ているんじゃないかね そうでしょうあの妖怪キューピーは」


もう


どうでもいい


完全に父の中できゅっきゅぽんの絵は 妖怪キューピーという
もので完全に理解され それ以下でもそれ以上でもないのであった

後で きいてみると 

けっこう子どもの作品にいろいろと言ってくる親は多いのだという


きゅっきゅぽんの場合はどうなのだろうか

「キューピーたちは終わったら家に送んなさい
ばあちゃんちのフスマにして妖怪屋敷にする」


まったく 褒められているのかけなされているのか
さっぱりわからない GWのひとこまであった

投稿者:kkp : 2012年05月03日 23:24

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コメント: あ〜あ〜わかってくれとは言わないが〜 の巻

さすがきゅっきゅ家のご家族さまたち!

きゅっきゅちゃんの中に流れる血はここからやってきたのだ!

作品をフスマにすると言う発想!
(しかも妖怪屋敷にするというwww)

いっそ、襖絵を描いてみてはどう?(爆)

投稿者 poncho : 2012年05月04日 07:21

作品に限らず、人は物事に名前を付けてしまうと、そこで思考停止になってしまうな。不思議なもんだな。

妖怪キューピーは、奈良美智みたいな絵か?

投稿者 音量子 : 2012年05月04日 08:19

妖怪キューピー、2年前の芸祭に展示されていたような感じかな?
きゅっきゅちゃんは、こういう絵を描くのかと、びっくりした覚えがあります。

去年の芸祭は、耳から噴水〜〜(失礼)でしたね。
私のフォトアルバムに、どちらもしっかり残ってます♪

ビリケンさんと妖怪キューピーのコラボが楽しみですね☆

投稿者 ジャスミン : 2012年05月04日 14:01

きゅっきゅさま、こんにちは。

私は、きゅっきゅさまの本名を存じ上げないので、

きゅっきゅ作品は、実はサバオしか知らないのです。

ちらっと、作品のお写真アップしていただけるとうれしーなー。

妖怪屋敷・・夏はいいんじゃないでしょうか。

投稿者 yukihaha : 2012年05月04日 17:51

きゅっきゅさ〜ん、今日のタイトルってチェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」からですよね。

思わず調べちゃったんですけど、1983年ですよー。

なんでこんな古い曲しってるの〜〜〜?

コスギさま伝来かしらん。(^O^)

投稿者 ドラドラ : 2012年05月04日 23:46

我家も本来は東京に行ってるはずでしたが
そこはちょっと予定が変わりました。

おばあちゃまのおうちのふすまにして妖怪屋敷!
展示、拝見したかったです。

Pに「卒制は百鬼夜行妖怪屏風絵行ってみない?」とけしかけるような親は
きゅっきゅさん家の美術素養バックボーンのある親御様方とは
違ってどうもケイハク。
チェッカーズ、久留米が生誕の地だったですね?

投稿者 ここのこ : 2012年05月05日 22:09

> ponchoさん

なるほど!

いっそ襖に描いてしまうほうが
紙代もパネル代もいらないですね


いやあ 日本画でよかった!!


(・・・・ て  おばあちゃん家が 千と千尋の油や状態に!!!)


>音量子さん

>人は物事に名前を付けてしまうと、そこで思考停止になってしまう


確かに・・・・!!


きっとモヤモヤした何かに名前をつけるとスッキリして
逆に それ以上考えなくてもいいように整理できるんですね!


中二病とかもそうかもしれません

それがクリエイティブなことになると致命傷になるんでしょうか

奈良美智さんのように 同じ題材といえるかもしれませんが
充実度、価値 さまざまな面で比べてはいけませんよう!!!


>ジャスミンさん

そうです!


耳から噴水〜!!!

さらに あんなとこやこんなところから噴水〜〜!!


考えているようでなにも考えていない


シリアスなようで 冷静に見ると 単なる アホ

そんな画面作りを心がけております(キリッ)

(きゅっきゅぽん心の美術手帳より)

>yukihahaさん

作品のアップ!!!


キャー

それでは・・・・ 卒セイなどの折りに・・・

また妖怪屋敷が完成したらご報告いたします

>ドラドラさん

どき!!!


わかりましたか!!!


そうなんです〜


誰の影響かはわかりませんが
小さいとき 車の中で流れていたので覚えているんです〜


“そんなに オレがわるいのかぁ〜”

と歌っていました(心の中で)


>ここのこさん

そうなんです〜

>百鬼夜行妖怪屏風

いいじゃないですか!!

Pさんならいけますよ!!
想像できますよう!!

描きたくても描けないですがPさんは描けます


トウトウ卒セイですね


きゅっきゅぽんは今度はどこから噴水でしょうか

投稿者 : 2012年05月12日 02:04

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