リアルな美大の日常を!
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2012年02月のアーカイブ
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きゅっきゅぽんのラジオくろにくる の巻 パートツー
しばしあいてしまいました
さて前回きゅっきゅぽんはラジオの“DJ”さんではなく
“JK”さんにハガキを出してみたかった・・・・!! というところで
続くとなったのであるが
続けましょう
なんせ 大学生の春休み
制作や就活のあれやこれは実際地味この上なく
まったくもってネタにならんからである
さて、その当時 きゅっきゅぽんにはメールという発想がなかったし
メールをする手段も持ち合わせていなかった
それにハガキを送るリスナーも多かったのだろう
しかし、きゅっきゅぽんはハガキを送ることを断念する
それはJKさんのおしゃべりが達者すぎて当時小学生の
きゅっきゅぽんでは宛先をリスニングする能力が無かったからであった
ウオーっ JKさーん
そんなこんなできゅっきゅぽんは成長し、中学生までJKさんの番組を
楽しみ、高校生活は忙しくしばしラジオから離れていたのであるが
またもやきゅっきゅぽんの感性にマッチしたにぎやかおしゃべり系の
番組を発見
DJ(もうこの時はDJの意味が少しわかっていた!)は体型がフトッチョなのが
売りのヤギさんという男の人
もうこのときには家にインターネット環境が整い、ラジオでしゃべっている
人がどんな人なのか調べれば一発でわかるっ
ヤギさんはなにやら毎回取材した場所での食べ物と一緒に
サイトに写真をアップしているので きゅっきゅぽんは毎日チェーック
ウホホホホッホホ
すごいっ
今まで聴くだけでウスボンヤリとしていたラジオの内容が
さらにくっきりと色味を増して脳内で再生される
きゅっきゅぽんは夜中この番組を聴いて高校生活を終え、
浪人中もこの番組に元気をもらっていた
そして事件がおこる
きゅっきゅぽんが当初通っていた予備校は
福岡市内の中心部に本当にあるオヤフコウ通り(もちろん予備校が集結しているから
である あまりにもひどい名前なので漢字は親富考に改名)にあるのだが
その親富考通りを親不幸なきゅっきゅぽんが歩いて帰っていると
向こうから
なにやら見たことのある ふとっちょなシルエットが・・・
ゼッタイにそうだ・・・・
きゅっきゅぽんは心臓が爆発
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
ドナイショドナイショドナイショドナイショ
ああっ 近づいてくる
ああっ キョドキョドしているっ 本物だ!!
毎日写真に写っているあのひと!! ラーメンと一緒ににっこりしてるあの人!!
あなたの声を毎日きゅっきゅぽんは聴いておりますーーーーーーーーーーーっ!!!!
きゅっきゅぽんはそう叫びながら(心の中で)
ふつうに歩いた
否、ふつうに歩いているふりをしていた
すれ違う
リストバンドをしている・・・・
そおか・・・ 汗っかきだってラジオで言ってたもんな・・・
ホントなんだ・・・
キャーーーーーーーーーーーッ
きゅっきゅぽんはしばらくして振り返る ヤギさんは角を曲がった
心臓はまだ高鳴る
きゅっきゅぽんはカバンからスケッチブックと木炭を取り出し
一気に駆け戻った!!
“ヤギさんですよね? サインいただけますか? あの、毎日聴いてますっ!!”
心の中で100回くらい繰り返しながら親富考を駆け抜ける
角を曲がったとき・・・
ヤギさんはもういなかった
きゅっきゅぽんは今でも後悔している
あの時すぐに勇気をだしていれば・・・・
その夜もいつもとかわらないヤギさんの声がラジオからきこえてくる
だけれどもその日の声はちょっぴり切なくきこえる
やらない後悔は実に悔やまれる
ずうずうしくとも やった後悔のほうがまだいいのだ
電車で狭いスキマにオシリをつっこんでくる方々は
きっとそういうポリシーなのだ、尊敬するなあときゅっきゅぽんは思うのであった
つづく(つづきがあるぞっ)
きゅっきゅぽんのラジオくろにくる の巻
ラジオが好きである
好きになったのは 小学校6年生のときであったか、
プレゼントでラジカセを頂き、それから夜 ラジオを聴くようになった
ラジオというのはその日だけ聴くというよりも数日間聴く方が
その面白さにはまりやすい
きゅっきゅぽんはとにかくそのラジカセを動かしたかったので
自然と連続して毎晩聴くことになるのである
聴いてみると だんだんと番組のコーナーがわかってきて
バラバラに思えていたラジオの内容が 一気に視覚的にバァーっと
脳裏に浮かび上がってくる瞬間がある
こうしてこどもたちは大人への階段を一歩上ったような気分になる
だってえ テレビに比べてラジオは映像がない
すなわちテレビを見るよりもちょこっとだけ頭をつかうわけである
ここんところが ちょっぴりオトナに思えちゃう部分で
小学生のきゅっきゅぽんにとっちゃあ
「ワタシャー ラジオ派なのよ ウホホホホホ」 と 自分ってなんて
知的なのかしらん・・・・ともぉ 自己陶酔でランドセルに
引っかけている給食袋をボコボコしちゃいたい気分なのだ
実際はテレビもモリモリ観て
ガチンコファイトクラブの行く末にハラハラしまくっているやつであった
そのとき聴いていた番組には
たしかキタノジュンイチという人が担当していて
JK(ジェイケイ)さんとリスナーから呼ばれていた
きゅっきゅぽんはそのJKさんの番組がダイスキで
新聞のラジオ番組欄に“JK”の文字を発見するともんのすんごく嬉しかった
しかしながらJKさんよりももっとたくさん新聞にのってるやつがいる!!
なんじゃこいつはっ
しっかもいろんな局の番組にでとる!! なんちゅう猛者だっ
この“DJ”とかいうやつっ!!
・・・・
当時 番組の進行役をDJということを知らず
欄に描いてあるDJとはきっとJKさんのライヴァルで
レディオ業界のドンなのだ!! と思っていたのである
なんたってえ 違う局に同じ時間帯存在してるなんてすげえぞ
こいつあすごい
でも一度もDJさんの番組を聴いたことがないなあ不思議だなあと思っていたのであった
まあそんなわけのわからん人よりもきゅっきゅぽんはこの
JKさんにハガキを出してみたい!!
このハコ(ラジカセ)の奥に広がるオトナの世界に
きゅっきゅぽんも少しだけ足を踏み入れてみたいっ・・・
きゅっきゅぽんはいつしか
そのような夢を抱くようになっていく
(つづく)・・・かもしれない
ハッピーロンリーバレンタイン!! の巻
きゅっきゅぽん最近フェイスブックをはじめたのだけれど
それはンモー 驚くべき世界である
出身高校やら卒業年を入力するとアレヨアレヨというまに
あのなつかしい顔ぶれが ネット上で集まって
そこからまたどんどんつながってついには小学校の幼なじみと出会う!!
そこでみんなが今なにをやっているのか
どういう生活をしているのかがなーんとなくわかるプチ同窓会状態
しかもその情報はリアルタイムに更新され
ちょっとフェイスブックをのぞけば ありとあらゆる情報と刺激にあふれ
さみしいなんて感じるひまさえない
まったくの孤独を感じることのなくなった世界
そして同窓会などで「ひさしぶり!何してるの」と言い合うような
感動の仕方はもう古典となるのやもしれん
きゅっきゅぽんは世界が変わったような興奮と恐怖感におそわれた
今や電車の中で窓の外の景色をながめたり ぼおっと人々の様子を
観察したりする人はまずいない
みな 小さな画面の向こうがわに広がる大きな世界の中に生き
みな同じ場所で生きていながら別の場所にいる
ひとりではあるが孤独ではない
春休みになってメッキリ人と会わなくなったきゅっきゅぽんでさえも
サミシーなんて感じることは少なくなった
それは、きっと今
やりたいことがめいっぱいできる最後の充実感の中にいるということもある
そして こうしてSNSを通じて同期の仲間が頑張っているということが
身近に感じることができるというのがとても大きいだろう
だからね
父と弟にしかチョコをやるひとがおらんバレンタインデイなんて
さみしくねええんだからなぁああああああああっ!!!
いつもなら実家で直接あげるところだが、今回はこの日に実家にいなかったので
ヨコハマで買っておいたうまそげなチョコレイトを
実に不細工なタヌキネコのイラストとともに発送したのである
フェイスブック上には友人知人たちの手作りのお菓子の写真が
次々にアップされている
て、て、て、て、手作りもいいけど
やっぱ安全面を考えると既製品デショウ ナハハハハハハハハハ・・・・
と高らかにわらうきゅっきゅぽんだがまたそういう写真をのぞき見るのが
楽しいのだ
そして本日バレンタインデイ当日のきゅっきゅぽんは
一日中制作をしていたのでチョコを渡すどころか会話らしい会話をしていない
同じ城の住人にエレベーターで「何階ですかぁ?」と言うくらいである
一心不乱に制作に励む、すばらしい美大生の姿であるが人間として、
いや女子としてこーゆーバレンタインの過ごし方っちゅーのは
いかがなもんかっ!!
とその答えを出す前におなかがとてもすいたことに気がついたが
夜も遅く できれば本日中に進みたいところまでいきたいので
手っ取り早くここは せいゆーの豪華298円弁当!!
このおかず部分にタマゴを割り入れてレンジでチンすれば
目玉焼きまでできちゃうという究極のダメ人間レシピ!!
さっそくきゅっきゅぽんはフタを開け
なれた手つきでタマゴをぱっかーんと割り入れ・・・・
たと思ったら見事に失敗し
弁当のおかず部分にタマゴと殻がみごとに入り交じった最強の
豪華殻入り弁当に大変身した
その瞬間さきほどの アップロードされた友人たちのかわいい
手作りお菓子たちが脳内を駆けめぐり、それと対照的な
目の前の不気味に割れたタマゴ殻弁当の映像が交互に現れ
とてつもなくきゅっきゅぽんは・・・・・・・・・
孤独になった
人はネットでも現実でも 他人の中でこそ孤独になるものである
きゅっきゅぽんのときめき☆強制お片付け の巻
一週間ほど前だろうか
きゅっきゅぽんは城内の一斉整備をはかった
なんというかこう・・ 部屋がウッスラ散らかっている状態というのは
モノを寄せればすぐに片付いたようにもできるし
かといって根本的に解決したわけではないのであっという間に元に戻る
しかしながら 必要なモノがそこらへんにてきとーにおいてある状態
というのも城主にとっちゃコックピット状態で意外と住みやすく
そのままにしがちである
だがこの生活をだらりんこんと続けていると
だんだんと部屋の輪郭がぼやけていって
どうも 気持ちまでだらりんこんとしてしまいがちであるから
このウッスラ散らかりというのは一番救いがたい状況でもあると思える
ということで一斉整備 つまりは根本から掘り返して
いらんもんはいらん、いるもんはいる、わからんもんはいる、
これはどうかなー・・というもんもいる、こりゃなにかに使えるかも
しれんのぉーというもんも一応いる として
きゅっきゅぽん式 ときめきそうじ術で大掃除をしたところ
まあそれなりに片付いた
ンガ
どおーしても ナッカナカ 片付かない場所がある
それは机の上である
きゅっきゅぽんは去年くらいに パソコンをのせている
ちゃぶ台の他に
作業用の机を安くで買って デッカイカッターマットをしいて
さらに手元用の明かり取りも設置 カックイイ制作ピットを作った
・・・のであるが
なんなのであろう
机というのはなんかこう ピンやらツメキリやら肝油ドロップの缶やら
きゅっきゅぽん人形やら手のモデルやらメガネやらゆずコショーやら
妙な絵はがきやら件のパンダマスコット等々、チマチマしたどうにもこうにもならない
小物類たちの好みのスペースであるらしく、あっというまに
作業するスペースが二分の一になった
おかげできゅっきゅぽんは狭いスペースでチマチマした絵をかくことも
できるようになった・・・・
いやっ
きゅっきゅぽんはひろびろしたスペースでドカドカしたもんが
描きたいのっ
ひじをいっぱいに広げて鍋を食べたいのっ
みなさんはこのようなジャンルがまったく異なるが小さいやつらを
どのように整理しているのだろうか・・
だがここ数日できゅっきゅぽんの机の上は
作業台とパソコン台、 どちらもときめくようにキレイになった
ひとつは、この冬導入したミニ加湿器が壊れてしまったのか
稼働すると水漏れするようになり、
机の上にのせていたため 机がナイアガラの滝的情景を数回ひきおこし
小物たちやノートがブヨウブヨになる被害が出たため
小物を一斉批難、 これを繰り返すうちに机の上がスッキリと片付いた
翌日、パソコンで映画を観ながら台においていたお茶を
とろうとして手がにゅるっと滑り、こちらもナイアガラの滝
パソコンは大丈夫だったものの
そこにある小物や絵はがきがブヨウブヨになる被害が出て
なぜこんなにも毎日きゅっきゅぽんは小物や紙類を拭いているのだろうかと
怒りすら覚え(すべては自分が悪い) 小物を箱にまとめて入れた
おかげできゅっきゅぽん司令部はみごとに整備完了したのであった・・・・
しかしなんだろう
なんっかくやしいぞお
きゅっきゅぽん横浜へ行く の巻
きゅっきゅぽんは 土曜日
ヨコハマを観光してまいりました!!
というのも
きゅっきゅぽんの高校の同級生が出張で東京に来た折、
翌日観光してかえりたいとのことで ぽん城に滞在していたのだが
これまた高校時代の友人が横浜に住んでいるので
きゅっきゅぽんも一緒に観光しようっ ということで彼に横浜を案内していただき
級友3人が県外で再会 というまことに不思議な体験であったのである
クラスは違ったがみな生徒会出身できゅっきゅぽんも
一応生徒会のハシクレのハシクレということで仲良くしていただき実に嬉しい
ヨコハマ!!
実はきゅっきゅぽん 小学生の頃に旅行で一度訪れたことがある
だが そのときの記憶といえば
氷川丸船内で 当時一家に一台しかなかったカメラを紛失して
実にくらあい気分で帰ってきた・・という なんとも微妙な思い出である
ということで
当時の思い出をとりもどすべく
きゅっきゅぽんはおもいっきり観光モードでやってきたのだ!!
洋館を巡った後
横浜中華街!!
ちょうど旧正月の季節である
長崎の中華街も同じようににぎわっているのだろう
なーんとなく 浮き足だったように見えてしまう
3人で
やってきました 氷川丸!!
カナシイ記憶の氷川丸!!
ぽん家の唯一のカメラをその大きな図体の
どこの腹に隠しこんでしまったのだっ!!
その反動かっ
今や ひとり一台カメラを持ち 記念撮影は
いちいち4回も同じポーズをせにゃあいかん事態が
引き起こされておるのだぞっ
はっきりってもう写真撮らんほうがマシなんじゃないのかと
思うほど異様な光景なんであるぞ
氷川丸よ!! どうしてくれるのだっ
氷川丸に一通り近況報告(?)をした後
シーバスにのる
氷川丸は静かに見送ってくれる
ついた先は赤れんが倉庫
きゅっきゅぽんはもっと倉庫倉庫しているものかと思ったのだが
倉庫の中にはオシャンティーなお店がギューッと詰まっていて
どちらかというと地元の天神地下街のような雰囲気であった
実はきゅっきゅぽん このビルの名前をなぜか
どうしても覚えられずいつも “エンパイア・ステート・ビル”
と言ってしまう
因みに 新宿にあるあの先っぽがキョーンとした大きなビルも
きゅっきゅぽんに言わせりゃ “エンパイア・ステート・ビル”である
バカの1つ覚えで この手の茶色っぽくてどっしりしたビルは
ビルだろうがタワーだろうがゴリラが登ろうがのぼるまいがとにかく
エンパイア・ステート・ビル
なのであった・・・・
さて 級友との再会により、高校の同級生たちの動向が
少しずつ分かった
みんな社会人として頑張っている
きゅっきゅぽんよりも少しだけ先にいてみんな大人だ
その現実をかみしめながら
きゅっきゅぽんは今 できることに全力を注ごうと思った
元気をもらった一日であった
帰り、 友人に家に帰ってから開けてくれというおみやげをもらった
なんかちょっとイラッとしたものだそうだ
開けてみると
・・・・・・・・・
きゅっきゅぽんの母ごじらのリビングでのポーズにそっくりじゃないかっ!!