いちファイン生のホンネ・・・の巻

きゅっきゅぽん 今日

120号弱のパネル(しかも2枚)に1人で雲肌麻紙を水張りしたぞおうっ
どや!! もう十分オトナやろ!!

つまりは 畳一畳よりひとまわり大きいくらいのパネルに
紙をパンッとはりこんだ(これを水張りという)ということである
これが なっかなか1人では大変な作業なのだ  きれいにはれたなら
どや顔をしてよろしい


ということで今回きゅっきゅぽんは きゅっきゅぽんの日本画作品では
最も大きい作品を描くことになる
(お恥ずかしながら今まで大きなものを描いてこなかった)


なぜ ここへきて大きい作品を描くのか

すごい熱意ではないかきゅっきゅぽん!!

答えは簡単である

“みんなが大きいから” である

そお!!  やっぱし3年生のこの時期ともなると
教授陣から 「なんだつまらない作品が多いですな」的なコメントで
発破をかけられ なにやらアトリエ全体に

「よくわからんが とりあえず大きいのをつくらんと
なんか ヤバイヤバイヤバイばい!!」といった雰囲気が立ちこめてくる


だからみんな大きなものを作っている


くっすお!! 

正直に言おう きゅっきゅぽんは 大きい作品など描きたくない

なぜなら 制作費大幅アップはもちろんのこと
描いた後の処理のことを思うととたんに制作意欲が
ヒュールリーララー だからである

学期の区切りなんかに持って帰れといわれるが
アホじゃなかろうか

大きな作品は部屋に入らないし 入ったとしても
こんどは部屋に光が入らなくなるのがオチである


そんなことをつい考えちゃうから きゅっきゅぽんは
大作の制作をことごとく避けてきたのである


だが 今回 そんなきゅっきゅぽんが大きな作品に取り組む


その理由は上に上げた理由の他に2つある

ひとつは その作品が来年の12下展示用になるであろうという想定であるのと

もうひとつは 周りが大きいものを作っているのに それに対抗できる
小さくて上質なものを作る力と発想と勇気がないからに決まっている!


かなり乱暴な言い方をすれば 大きいというだけでなんか
「頑張ってる感」がでるので むしろ簡単ではないか


と いうようになかなかゲスい発想のもと大作に取り組もうとしているきゅっきゅぽんで
あるのでなんだか不安でもある

みんなはどうなんだろうか

「わたしは 自己表現のためにはでかくないといかんのですっ!!」
と本気で思って描いている人を尊敬するとともに 「うっそお!」とも
どこかで思う

やっぱり少なからず まわりに触発されて大きくしている人が多いのでは
ないだろうか きゅっきゅぽんのように・・・

そうだと嬉しいんだけどなあ(オイ)  


ということで 来年 実家に 美しき粗大ゴミが届くことを
ここでさりげなく告知しておこう・・・

投稿者:kkp : 2011年10月15日 00:34

トラックバック


コメント: いちファイン生のホンネ・・・の巻

きゅっきゅさま、おはようございます。

パネルの水張り・・娘も予備校のときやってたなー
まあ大きくても4つ切画用紙大だったかな(デザイン科だったので)

畳より大きいなパネル・・ドヤ顔もうなずけますよ。


そっかーファインの作品は、折りたためないですもんね。
絵巻物ではいかがでしょうね。長さで勝負っていう手は?

投稿者 yukihaha : 2011年10月15日 08:04

本当に正直で良いと思う。分かるよ…!
特に「小さくて上質なものを作る力と発想と勇気がないからに決まっている!」のくだり…!

投稿者 りんらん : 2011年10月16日 02:45

以前私の勤務先にいらした名物教授で、精神科の医師が、あるパロディー本の中で、「Rガマ」という名のガマガエルを登場させていて、ちょっとうろ覚えなんだけど、そのガマカエルは「あるがまま」を説くわけです。

あるがままの人のそばにいくと、なぜかその人も肩の力が抜けてあるがままになります。

きゅっきゅさんにはそういう力っていうか傾向があるんですね。楽しいです。

ちなみに、以前交通事故の後遺症で記憶障害を残した会社員の方のお宅に伺って日常生活上の不便等聞き取りをする機会があったんです。

おちついた一戸建て、リビングに座って隣の部屋を見たら、床の間いっぱいに日本画がはめ込んでありました。

その方の御嬢さんは芸大の日本画を出たと説明を受け、その時はすごいダイナミックな作品だなあ・・・くらいしか思わなかったんだけど、やや全体がたわんで見えた理由が今判明いたしいました。

物事にはちゃんと事情、理由、背景があるものでございます。

投稿者 ドラドラ : 2011年10月16日 03:10

きゅっきゅぽん様
以前コメントさせていただいた者でございます。(オープンキャンパスで建築科の体験をコドモらにさせて、 その指導くだすった超親切男子学生様は孔雀小屋を知らなかった云々書かせていただいたモノでございます)
その後長女はN大写真学科に行き、ムサビ親日記としてデビュ叶わずの母でございます。
(しかし中学息子が「オレムサビの彫刻に行くっ!ぶひっ」と宣言中。)
きゅっきゅぽん様の日記はかかさず笑わせていただいたり、なるほど・・・と考えさせられたり、私の生活の一部でございます。また、音量子様も時々コメ欄にいらっしゃるのが異常にうれしいです(音量子様最後の日記にコメいたしました)まだまだきゅっきゅぽん様の時代でございますよ。。
ゴビカンの演奏会になかなかうかがえず 悶々としております(中学ばよりん倶楽部でした、もう弾き方がわかりますん)
・・・と長々前置きいたしましたが、 是非是非きゅっきゅぽん様の120号弱の大作期待しておりますし、完成の際は拝見したいです!
いつどこに参れば拝見できますでしょうか・・・
なお粗大○○などとおっしゃるなら是非家宝にさせていただけますので!
「でっかいコトはいいことだ(by山本直純)」という格言もございます、 ぽん様の腕を陰ながら応援させていただいております。


投稿者 takacha : 2011年10月17日 09:17

>yukihahaさん

絵巻物!! そうなんです 
その手があるんです!!

しかしながら「その手が・・・」と考えている時点で
きゅっきゅぽんはよい絵巻物を作れないと思われます・・・

とほほ

>りんらんさん

まあそうですか!!  
よかった 仲間がいましたっ!!

ありがとうございます

>ドラドラさん

Rガマ・・・  


きゅっきゅぽん感動です

共感してくださる人がいることに感謝です


床の間いっぱいの日本画・・・・


それは 夢ですね


たわんでいたとは・・・ 作品のほうがダイナミックすぎたんでしょうか
すごいです!!


>takachaさん


コメントうれしいですありがとうございます!!

今回の展示は来年の春 12号館下での展示となるようで
もう少し先のようです

中学息子さん! 中学生からムサビを知っていて
その意気込みは・・・ 期待大ですね!
ぜひぜひ目指してください

そうですね 夢も希望もでっかいことはいいことだ!


夢のつまった大きな作品たちは
実家と言う名の四次元ポケットにおくりこみたいと思います

投稿者 きゅっきゅぽん : 2011年10月19日 01:50

>夢のつまった大きな作品たちは
実家と言う名の四次元ポケットにおくりこみたいと思います

きゅっきゅさんち、御蔵あるお邸みたいだもんなあ。
うちは・・・・・マズイ。

投稿者 ここのこ : 2011年10月26日 12:13

コメントしてください




保存しますか?