リアルな美大の日常を!
« 2011年06月 | メイン | 2011年08月 »
2011年07月のアーカイブ
Search
ひぐらし ふうりん タヌキネコ の巻 その一
きゅっきゅぽんは教職に加え学芸員課程も履修しているので
この夏は 学芸員実習そのいち(そのには来年ある)を行わねばならないのだ
来年は教育実習と学芸員実習そのにを行うことになる
チャラピー
鼻からケチャーーップ
今回の実習は 川崎にある“日本民家園”というところで行われる
いくつかの場所でいくつかの異なる内容で実習は開催されるのだが
今回きゅっきゅぽんが選択したクラスがやってきたのがこの民家園である
ラスは全員で9名
3名ずつグループを作り それぞれがグループ課題と個人制作に
とりくむ2週間の実習である
片道一時間はんの道のりをほぼ毎日通って
やってきたるは 民家園 そこはたぬきねこが好んで発生しそうな
古き良き 日本のふるさとワールドである
民家園 入り口
生田緑地の中 自然にかこまれた場所にそこはある
すべての民家はもともと建っていたところから移築されたものである
いろんな屋根
茅葺き かわら 石
坂をあがると いろんな顔が見えてくる民家
通常は入れない2階なども 今回は実習生として
あがりこむことができるのだ そのために緑の腕章を腕につけなければいけないが
これがひっじょうにむれるシロモノで皆付け場所に困っている
案内の途中で 発見されたケモノのあしあと
たぬきかねこか ねこかたぬきか(なぜその二択なのか)
この柱が削り出された当時 まだカンナがなかった
だから オノのような刃物でワイルドに削られた木肌
そのオノのような刃物をなんと言ったかは すっかり忘れてしまった
歌舞伎小屋の天井である
当時は舞台転換装置などもすべて人力であった
この上から サクラ吹雪などを散らせていたのだろう
オペラ座のファントムもここがステージであったらもっと庶民的だったろうなあ
屋根には いろんな草や花が生えている
いろりをかこんで
ひぐらしの声にふうりんの音
きゅっきゅぽんは実習にきたことをわすれてしまう
(実際に園内ではうまいそばや きなこもちずんだもちその他うまいものなどの
実習忘れアイテムを買い座敷で食べるなど 実習忘れの演出が豊富にある)
さて このような民家園で様々なものを調べグループで
「民家園を舞台にしたワークショップ的な何か」を考えだし
最終的にプレゼンを行うのがグループ課題である
きゅっきゅぽんが入ったメンバーは 「好きな食べ物は米とイモ」
というなんとも色気のない理由から “チームコメポテ”を結成し
企画を考え始める
民家の間取り図を使って・・・・
さて いったいなにができるのだろうか!(きゅっきゅぽんもまだわからんが!!)
その様子をまた紹介していきましょう!(ねおちしなければ・・・・)
つづく
灼熱の料理バトルレポートであります!!の巻
さあて さて 先週の日曜日
都内の某 公園にて 不思議なイベントが行われております
はたして!?
ジャジャジャーン
なんと 野外での 熱血、白熱、いや 灼熱の料理対決地獄 いやいや
料理対決大会が開かれたのである!
みなさん この団体は ワンゲルでもアウトドア同好会でもありません
ななんと ゴビカン オーケストラ団員のみなさんであります
野外ながら ガチ料理対決!!
さてこの企画、われわれレク係主催の初の試み
震災の影響で活動が送れてしまった分、団員同士の交流を図ろうと計画されたものである
チームは学校別に分けられ、ムサビは人数が多いので3チームに分けられ
それぞれ
ムサレッドチーム(ムサビ)
ムサグリーンチーム(ムサビ)
ムサブルーチーム(ムサビ)
チームタマゴビ(タマビ)
チームごびぞう(造形)
女子美チーム(女子美、女子短)
の6チームに分けて戦いが繰り広げられた!!
その様子をきゅっきゅぽんレポートでどぞ!!
こちらはムサグリチーム 見よ! この本格派
とても野外とは思えません!
さて こちらはムサブルチーム
弦のトップ率いるこのチームは 女子力の高い家庭的なメニウで勝負!
こちらはチームタマゴビ
ここは火を使わないメニウで、見た目の涼しさを考えた食器で勝負!
サンドイッチに冷や奴 なんともいえない組み合わせであります!
おおおお なんとここは!?
なんと公園の真ん中でうどんをふんでおります!!!
ありえない! なんという光景でしょうか 他のバーベキュー団体からも
不審がられているのはチームごびぞう! 一番危険なにおいがします
公園でうどんがうたれております・・・!!
さてさてこちらはわれらがチームレク係
団員の皆さんがとんでもない創作料理を作ってしまった場合に備え、
安全に人間が食べられるものを作っておくチームであります
きゅっきゅぽんも 野菜を焼きます!!
ご覧ください!!
こちらは チーム女子美による 女子美中華飯店です
チャイナドレスを着用しての世界観の演出が見事!! ほんとにオーケストラサークル
なんでしょうか!?
さあて それでは できた料理を紹介していくぞうっ
まずは
女子美中華飯店による 中華料理
旗付き!
餃子の中にはシソが、杏仁豆腐にはハート型のジャムが
ありえないクオリティであります・・・!!
続いてタマゴビによる 冷や奴&サンドウィッチ
みよ この質実剛健さを
タマビの精神がそこかしこにあふれております
こちらはムサレッドチームの 冷製パスタ
この彩りといい アルデンテ具合と言い とてもゴビッコが作ったとは
思えないクオリティ お店に出せそうです
出ました 問題の ごびぞう手打ちうどん!!
なんか うまそうだぞ・・・!?
それにしても メニウカードの字の汚さは ずば抜けております!!
こちらは ムサブルチームの チキンカレー
& おばけちゃんフルーツポンチ
デロデロの白玉を“おばけちゃん”と言っているあたりが
女子力の高さと妙なポジティブ感を感じさせてすばらしいメニウです
こちらは ムサグリチームの 生春巻き&チャーハン
食べました
激ウマです
おい どこにそんな能力をかくしていたのだきみたちは!!
さて 試食会後の 投票
そして結果発表
優勝チームはどこだ!?
優勝チームにはレク係からお菓子トロフィーと賞状が授与されます
ダラララッララッララララララララッララ・・・・
チーン
チームごびぞうです!!
(ざわ ざわ ざわ ざわ ざわ・・・・)
ななんと優勝はチームごびぞうのあのうどんでありました!!
やはり まさか公園で一からうどんをつくるという
大胆な発想とそれにより出来た独特のコシのうどんはどこかなつかしい
いなかの味に仕上がっていたのであります
きゅっきゅぽんにいわせりゃ ありゃうどんではなく
“だご汁”
ほんとうに むっちりとしたおいしさで
まさかの ごびぞうが優勝を持って行ったのでした
そのほか 春巻きのムサグリが2位、3位には女子美
別枠で女子美チームにはビジュアル賞が授与されました!
レク主催 初のこころみは 中毒者も出すことなく
大成功に終わり あまりのクオリティーの高さに 保険的バーベキューを
用意していたレク係が一番驚いたのであった
さて その保険的バーベキューで野菜を焼いていたきゅっきゅぽんであったが
・・・・・・
野菜死亡者を多く輩出し ビジュアル的にも一番ぱっとしないメニウに
仕上がったのだった
だれか ふりむいて・・・
以上 ゴビカン灼熱料理バトルレポートでした!
帰ってきた宴もタケバヤシ!! の巻
お腐海が行われたのは ムサビ御用達居酒屋 天平である
実は 母ごじらが学生時代バイトをしていた場所であったのであった・・・
さてさて 日記メンバの素顔とはどんなかな!?
これである これは日記関係者の特権であろう
すんごおく知っている仲のような気がするのに
実際に会うのは初めて 女性だとおもっていたライターが実は
男だったっ!! という場面も展開されるわけである
2年前はぺらぺら1年生であったきゅっきゅぽんも 3年生
3年生にもなると
いつも読んでいます! 会いに来ました!! なんて
いってくれるべべちゃんや サインくださいなんていってくれる
あっとまーくさん
サインなんてどうかいたらいいのかしらんエヘヘなんて
言っているうちに 手羽さんに手帳をとられ きゅっきゅぽんのサインを偽造
見ると“きゅっきゅぽん”の“ぽ”のマルの部分がハートになっている
ウーム
時代を感じるのオ・・・と思うきゅっきゅである
しかしながらきゅっきゅぽんが人気者になるのはそうない状況であるから
よおしっ 楽しむぞおと 意気込んでいた
噂の小春さんや 伝説の四輪駆動さんもいらっしゃって
なんだか ムサビ日記というのはすごいつながりになっている
と 思う
きゅっきゅぽんも某ちゃんも3年生になり 少しはメンバーとしての
貫禄がついてきたかしらんウフフ なんて思っていると手羽さんが
「今はやっぱり オトギだな!!」
なんですとおおおおお
OBの音量子さんは
「きゅっきゅぽんは2浪してるから残念だな 大人になるとかわいくない」
ナンデストオオオオオオオオオオオオオオオ
一人称が“僕”のオトギちゃんは たぶん
メンバーの中で一番白色が似合うであろう かわいらしきお嬢さんである!
美しい白うさぎに うさぎのお面をかぶったハミモレダヌキが勝てるはずがない
きゅっきゅぽんの貫禄は 若さと愛嬌と純粋さを兼ね備えたオトギちゃんの前に
ぺらぺら〜っと飛んで消え去ったのであった・・・ とほほ
そんなこんなで涼しい夏の夜は更けてゆく
来年もあったなら きゅっきゅぽんは古株大ダヌキとして
天平のレジ横のビリケンさんのように でーんとかまえていよう
きゅっきゅほ♡ん
神保町☆リベンジ の巻
以前神保町に行ったのは 1年生の時 たしか制作に使う紙を
買いに行ったのだった
さて ちらとその神保町に行く用事があったきゅっきゅぽんは
用事のついでにふらふらと周りを歩いてみることにした
神保町といえば本の街である
1年生の頃はそんな知識もさっぱりなく やたら本屋さんが多いのオと
思いつつ よくわからないサバイバルゲームショップのコダワリオーナーに
捕まって サバイバルゲームのすばらしさを力説されたりしたものだが
今回は違うのだン
通りに面してずらりと並ぶ 古い本のお店たち
きゅっきゅぽんは 今日 この本やのどっかに進入してやろうと考えた
自動ドアで明るい店内のお店には入らない
ちっさなガラストビラを開けて入って 薄暗い そして
煮染めたような色の本が天井までずらっと並ぶような店に入るのだ!!
それでこそ神保町にきたという証なのだ!!
きゅっきゅぽんは 数ある本屋さんの中から いかにもかびくさそうな(失礼)
しかしながら古本ダマシイ(どんな魂か)をしっかりともっていそうな
1店にねらいを定め がらっと中に入った!!
きゅっきゅぽんはびびった
そこは “和書”専門の本屋さんであった
つまりは なんだか時代劇に出てきそうな
背中をひもで結わえたような装丁の本がずらり、釜爺の薬棚に並ぶように
天井まで並んでいた
1つひとつに値段がついているが、きゅっきゅぽんの1ヶ月の
生活費くらいの数字が並んでいる
きゅっきゅぽんは ふうーん というように手元の本の表紙をながめたり
していたのだが(さわれない) 頭の中はどうやってここから
すみやかに退散しようかということだけが 脳内をめぐっていた
奥では 年配の女性の店員さんが 冷たい目でこちらを見ている
そこへ 他のお客さんがやってきた
チャンス!!
きゅっきゅぽんはどさくさに紛れ するんと店を出た
こりゃーいけん!! 本屋さんにこんなに距離を感じたのは初めてである
あんなえらそうな本を買う人が世の中にはいるのだろうか
しっぽをまいて逃げてきたきゅっきゅぽんは
明るくて 自動ドアのある本屋さんで “招福縁起物図鑑”なる
招き猫やら福助やらビリケンやらが載った 別の意味で
えらそうな本を買って帰ったのだった
久しぶりに家族と・・・ の巻
タマビのオーキャンと連休を理由に 両親が遊びにやってきた
折良く 7月17日と19日は 父コスギと母ごじらの誕生日であったので
ホテルにケーキを持って行き 火災探知機にビビリながらろうそくに火をつけて
あやしげなる 家族談合がひらかれた
今回 久しぶりにコスギっぽんと会って驚いたのは
キュッと やせていたことである
こんがり焼けた肌、筋肉質の足、出川哲朗似の顔面
派手なTシャツに海パンみたいなズボン 帽子にハデハデサングラス
それはまさに運動会などでせっせと白線を引く体育の先生のようである
完璧なるヘルシーオヤヂができあがっていた
以前、 コスギはたばこをやめて(というか値上がりに耐えきれなくなり)
少々太ったので 一日一万歩を目標に歩き出し いつのまにか走り出し・・・
という日記を書いた気がするが
あれから、 ずっとコスギは走っていたようである
驚くのは その距離で 6キロ、10キロ、今日は30キロ走った!!・・・
と言いながら ついこの間 電話で「ついに42キロ越えた! フルマラソンだ!」
と 聞いていたのだが さすがにそれだけ走っただけの体になっている
“消える前のロウソク現象”と言っていたがどこまで燃えるのだろうか!!
そんなこんなで 帰るまでのほんの少しの時間、
きゅっきゅぽんとコスギとごじらの3人で 原宿にやってきた
母ごじらはここ原宿のサブカルが好きなようで
きゅっきゅぽんより オサレショップに詳しい
きゅっきゅぽんをつれてきたかったらしい ピンクでポップで
ファンシーな雑貨屋さんに3人はやってきた
まるでコンペイトウのようなお店だ!
店内は徹底的に カワイイものでそろえてあり
少女が夢見るおとぎの国の世界に少々毒を入れたような 原宿らしいお店である
そこへ きゅっきゅぽんとごじら そして 日焼けした筋肉質の出川 いやコスギが入店
ピンクの髪をケーキみたいに持って全身カラフルな店員さんなどから
「トップがサクランボになっててかわいいんですよねえ〜〜」
と 同意を求められ 「なかなかいいですねえ!」という
筋肉質海パンおやじは マカロンの箱に紛れ込んだタワシのように
店内でかなり浮いていたのだった
その後 表参道のオサレなスポーツショップにも行ったが
そこでのコスギは さきほどとうってかわって
恥ずかしいほどマッチしていて まるで マネキンの胴長短足版のようであった
そうして 1時間ほど原宿を満喫して 2人とは駅で別れたのだった
ひさしぶりの家族でのお買い物 コスギが浮きまくったあのお店で
買ってくれた ペンダントがきゅっきゅぽんの胸元でごろんとしている
映画とお風呂と深い穴
きっと多くの国民がジブリが好きである
きゅっきゅぽんもその一人で好きである
どの作品も好きだが、一番を決めるならきゅっきゅぽんは
『もののけ姫』にしよう
ニッポン!!という設定も自然の世界観も音楽も きゅっきゅぽんのココロに
いちばんぐっとくる
小学校の夏休みの工作では 「よみがえる森」なうんて良い子タイトルをつけて
登場するキャラクター “こだま”をかみねんどで作った
今も その作品は実家にあるが、 中の水分が抜けきっていないまま
着色していたらしく、 顔面の表面にピッシリとヒビが入っていて今は
「いまにも滅びそうな森」というタイトルがふさわしい
『もののけ姫』が公開されたころ きゅっきゅぽんは
小学校1年か2年くらいであったと思う
今はもうない 地元の小さな映画館に家族で観に行った
だが あまりの人気ぶりにようやくとれたチケットは確かレイトショーのみであった
レイトショー
映画を観終わる頃には 12時を過ぎる
ちっさいきゅっきゅぽんにとっては 12時という未知の時間帯を
体験するというだけでももう特別なイベントであった
さあ、 まだ始まるまで時間がある
ご飯も食べて、お風呂もすませようということになり
たしか 近くのとてもきたない銭湯に行ったのを覚えている
あっつあつのお風呂
いつもなら これでもう1日は終わるのに今日は違う
このあとまだ起きてアニメを観る
12時を過ぎるまで観るのだ
ああ、クラスのかしこい男子が
「知ってるか 次の日ってのは夜の12時からなんばい」
とか言ってたが それが本当なら私は 明日まで起きていることになるんだなあ
すごいことだ わくわくだなあ
と興奮していた
興奮していたら トイレに行きたくなった
銭湯のおばさんにトイレを教えてもらうと そこのトイレは
土に穴をほっただけでしかも電気もトビラもない 非常にワイルドなトイレであった
しかもめちゃくちゃかぐわしい
お風呂上がりでせっけんのかおりがするきゅっきゅぽんは
黄色い空気に包まれて 無事トイレをすませたのだった
きゅっきゅぽんが『もののけ姫』が好きなのは
このような 映画を観る前の特別なわくわく感があったからかもしれない
きゅっきゅぽんにとって『もののけ姫』は 特別な思い出が込められた作品であり、
すこしだけトイレの香ばしいにおいとともに思いだされる作品でもあるのだった
夏のおなやみ の巻
ついにクーラーを解禁
きゅっきゅぽんは暑いのはそれほど苦ではないのだが
ここ最近の睡眠の質の悪さは 間違いなく暑さのせいである
きゅっきゅぽんは 夏用のかけふとんを持っておらず
一年中 冬用の羽毛布団がベッドの上で したり顔でとぐろを巻いている状態である
友人たちから タオルケット買えばいいじゃあんと言われるのだが
なんかこう、 いまいち外出先で 「よっしゃタオルケット買お!!」
という気分になれんのも これタオルケットの特徴である
かくして どのようにきゅっきゅぽんが夏場をしのいでいるのかというと
まず ベッドの奥に冬用ふとんをお押しやる
押しやってできた空間に寝る
冬用ふとんのカドっこだけひっぱってきて おなかだけ冷やさないように
かけておく・・・ というぐあいである
これでも 寝ついてしまえばきゅっきゅぽんは絶対に起きないので
大丈夫なんであるが やはり 冬用であるから ふとん自体にずいぶんとカサがある
ギュ とおしやったつもりでも 羽毛の弾力により
入道雲ができるように もわもわもわもわ・・・ と徐々に膨らんで
起きる頃には すっぽりときゅっきゅぽんを包んで
“豚角煮まんじゅうただいま蒸したて” のような状態ができあがる
ムハー こりゃたまらん!!と思った角煮は ぷりっととびだして
勢いで クーラーを解禁したのであった
ウム こりゃ なんともつらいのお・・・ということで
考えたきゅっきゅぽんは 冬用ふとんを使わない作戦に打って出た!!
(つまりは なにもかけないということである)
夏場の睡眠、 要はハラを冷やさなければいいのだ!
ということで きゅっきゅぽんはタンスから 冬場愛用していたハラマキを
出してきて チャキーンと装着、 冬用ふとんは虫干しをかねて
ベランダへ出して乾かした
さあ これでかんぺきだあ!! 広くなった 空間で ひとり
ハラマキを装着して大の字で寝たきゅっきゅぽん
翌日 ハラマキのプレッシャーに負け 悪夢にうなされ
カナシバリ状態で目を覚ます
動けないからだで むなしく空をながめながら
「タオルケット買おうかなあ・・・」 とぼんやり思うきゅっきゅぽんであった
タヌキ、チーターになる の巻
手羽さんのお題は 去年の夏
ひとつ書いております 思いだした!
http://www.musabi.com/kkp/archives/2010/07/31_0204.php
「人生甘党 200エントリー」
きゅっきゅぽんは 今日いいことがあった
あのね なんとね
件のバスケットにおいて
最後の授業、最後のゲーム、残り少ない時間で
きゅっきゅぽん最初で最後のシュートがきまったあああんである!!
ものすごくいいパスをもらってのシュート
もちろんシュパっと入ることなく 何週かボールがリングを歩いて
かなり焦らせた後のゴール
うおおおおと言ってしまった
全員うおおおおである
「ついにあのタヌキが決めたぞ! よかったな!」という感じである
ゲーム前、先生が
「まだシュート決めとらんやつおるか・・・ (チラ&ニヤ)あ・・ !
今日は最後だからな きゅっきゅぽん決めれよ!」
と言われていたので
決まった時のヨロコビ!! ああ やっぱり シュートは入らなね!
いつも指導してくれていたキャプテンは「人のことだが気持ちいいぞ!」
と言ってくれたり
体育館の去り際に 逆光でシルエットの先生から
「よう 決めたな きゅっきゅぽん」
と言われた時は
できすぎたマンガの最終回のようで 少しクラアっとした
ということで いいこととはそれだけである
嬉しかったので 報告してしまいました
因みに まったくもって関係ないが
体育館の中というものは非常に騒々しいので 人の会話が
あまり聴こえないのであるが 聴こえたときにあらぬ空耳を引き起こすことがある
きゅっきゅぽんは 今回
「え、オマエ バスケ部だったのかよ!!」
という 男子の会話を空耳で
「え、 オマエ ドスケベだったのかよ!!」
と 聞きとってしまい
「え! あの人ドスケベだったのか!!」 と
バスケを教えてくれる親切な方を 勝手にドスケベ認定してしまっていた
よく考えりゃあ そういうことだったのかあ
ごめんごめん
いろんなところでドキドキした バスケットであった
ほんのっささいなストレス〜♪ の巻
夏のかわいらしいサンダルを履いていこうと思い
靴箱から出してみると
インソールといいますか
サンダルであるからべつにインはしていないが とにかくあの
底敷きが ベロオオンと はがれてまことにかわいらしくない状況で出てきた
そういえば去年の夏剥がれたっきりだったなあ
しかたがないので 別のむれる靴を履いてゆく
小学校から愛用しているハサミの持つところが
パチっといって 折れた
引っかける部分がなくなったハサミは持つことすらできない
ううう と思い しかたなく 袋をあけるのに包丁を使う
お茶を飲むのに愛用している 坂本龍馬の肖像画がプリントされたマグカップ
通称“リョウマグ”が どういうわけか 食器を洗って棚の上のカゴにのせた瞬間
ツルツルコローッ と落ちてきて 取っ手の部分が3パーツほどに分かれて割れた
仕方がないので取っ手がないまま使うが
持とうと思う場所に取っ手がない
このままでは 本体も割らかしかねない
ムムムム ムンガーーーー!!
と 小さなストレスたちが爆発したきゅっきゅぽんは
急いで ロフトへ!!
新しい靴やハサミ、カップが欲しいところだが ここは一直線に
“ア○ンアルファ”コーナーへ
そこで いかにも「くっつきまっせ」といった風貌でのけぞっている
マシンガンの弾のような一風変わったア○ンアルファを購入し
その日の夜・・・
ピタッ ピトッ ペタアッ!!
怪しげな音がポン城から漏れたかと思うと 次の瞬間 万歳三唱が響いた
靴、ハサミ、有田焼のリョウマグ すべてくっついた!!
さっすがはア○ンアルファ様!! 仕事が違う!!
これで きゅっきゅぽんの日常のプチストレスから解放されたのであったが・・・
おや
きゅっきゅぽんは指先に不思議な感覚を覚えた
左手の人差し指と親指の指先の感覚が全くないのである
ようく見て見ると 指先にちょこっと ア○ンアルファがついてしまったのだ!!
あれだけの仕事をこなしたアロンは きゅっきゅぽんの指先でも
その仕事ぶりを発揮した
指先についたアロンは もう「僕初めから皮ふですけど・・」
とでも言いたげに ささやか かつ強力にへばりつきになったのだっ
はがそうともはがれない
かくして きゅっきゅぽんはこの数日間
ひたすら 人差し指と親指をこすり合わせて地道に その成分を除去することになり
それは けっこうなストレスであったのだった・・・
おそまつサマー!! 食物編
自炊において、鍋モンや蒸し料理は 最強にラクチンである
きゅっきゅぽんは味などよりもそのラクチンぐあいにハマり
もっぱら蒸しモノばっかりであった
が
キャベツとタマゴをコンソメと牛乳で蒸した 名前のない料理を
ハフハフと 汗びっしょりかきながらほおばりつつ きゅっきゅぽんはふと思った
もう夏やん・・・・
楽はしたいが こう毎度毎度 ハフハフと湯気がたちこめるもんを
なぜ ふろ上がりに汗まみれになってまで食べているのだろう!!
なんちゅうかこう、 さらっとしたもんが食べたい
そうめんのような・・・、 いや
そうめんが食べたいゾオオオ!!
そう思ったきゅっきゅぽんは本日朝っぱらから
「夕飯はそうめんにする」 と心を決めていたのである
キャー そうときまったら心は躍る そうめんなんて何年ぶりだろう
まして 1人で食べたことがないぞ
一人鍋はあるのに 一人そうめんは聞かない なんだか響きが寂しい気がする
・・・・ はっ
そういえば、 そうめんってどうやってつくるんだろ・・・
(普段料理をする人からすれば なんともアホな疑問だと思われそうだが)
調べて見ると、 ゆでて ひやして ツユにつけて喰う ということらしい
ウム 大方の予想通りである
これなら 鍋と同レベルのラクチンぐあいであろう
さっそく スーパーにて材料調達
楽をしたいばかりのきゅっきゅぽんは ゆでるのも憚られ
はじめから 生めんタイプの流水麺なるものを発見したが 残念ながら
あるのは 2人前 くっそう
なぜひとりそうめんを商品化しないのか!!
仕方なく 乾麺タイプを購入
つぎはツユだー これがなくちゃあ! と 買ってみたものの
注意書きに
“あけたら使い切ってください”
350ml のビンをながめながら きゅっきゅぽんは
余ったツユを 麦茶のように飲み干す己の姿が脳裏にうかぶ
さて、トマトとタマゴも買ったし(この時点で冷やし中華とやや勘違いしている)
やっぱり 青シソがなからんとね!!
と行ってみると そこには “大葉” とうやうやしく書かれた袋の中に
シソの葉が5、6枚 これまたうやうやしく 茎んところがちっさな輪ゴムでくくってある
まるで 本の栞 5枚組のようである
きゅっきゅぽんはこれには違和感を覚えた
実家では 家の周りの畑にテキトウに ペロペローっと生えているのを
テキトウにむしってきて 入れていたからである
こんなに えらそうな葉っぱだったのか・・・と
しかたなく 大葉さまもカゴに入れるのだった
ゆでることにまだ抵抗があったきゅっきゅぽん(電熱器をつけると暑いのだ!)
レンジでパスタの容器で レンジでそうめんをゆでてみた
結果ゆですぎたのか 容器とフタのスキマから 呪いのように
ふとくなったそうめんが
にゅんる〜りにゅんる〜り と噴き出している様子を見たときは
一瞬 寒くなったが
この後始末に きゅっきゅぽんは 汗びっしょりになった
そうして 本日は 汗だくでそうめんを食べる
きゅっきゅぽんの図が完成したというわけである
余るツユ、多すぎる大葉、氷を作っておらず生ぬるい ゆですぎ麺
やはり そうめんはひとりで喰うには向いていないらしい
おそまつサマー!! の巻
夏至をこえてから やはり 日本中があたたかくなった
太陽がジリリと 自転車のサドルでは目玉焼きが焼けそうなくらい
あたたかい
きゅっきゅぽんは 夏が好きである
雰囲気がすきだ
木々からあふれるセミの声、氷水につかったラムネにトマト、
冷えたデパート、シーブリーズシャンプー・・・
たまらん
きゅっきゅぽんは寒さにはめっぽう弱いが あたたかいのは苦ではない
まだまだ クーラーは解禁せず
これで リチャード・ゴキンブリをはじめとする アンチ愉快な仲間たちが
登場さえしなければ、きゅっきゅぽんはハッピーなのだ
だが
夏は何故だか ある種の脱力感をもたらす
プールの後のような あのけだるい感覚
あれに襲われるときゅっきゅぽんはとことんだらしなくなる
帰宅するとすぐに眠くなる
最初は イスにすわって フウウ なんて言っているのだが
だんだんと体の重心は下がり イスからずり落ち
床に座り 背中が床につき 完全に 地球の引力のいいなりになる
部屋はサウナのようにあたたかいので この床のささやかな冷感が
実にここちよいのだ
一人暮らしは気楽である こーんなにダラダラしていても誰も何も言わない
だが
誰も何も言わないので この引力からひきはがそうとするものも永遠にいない
私は貝になりたい…と思いながらも自らを戒めて 起き上がらんことには
時は永遠にむなしく過ぎてゆくばかりである
しかしながら きゅっきゅぽんは この1週間
実に多くの時間をこのダラダラに費やしてしまい 罪悪感の刑に苦しんでいるのであった
節電の影響はムサビでもいたるところに出ている
きゅっきゅぽんが5階のアトリエに行くのに使用する片方のエレベーターは
朝以外停止している(片方は通常運転だが1台のためなかなかこない)
クーラーの設定温度は ほぼ外と同じくらいである
この夏はいったいどうなるのだろう
15パーセント削減は容易ではないようだ
こうなったら きゅっきゅぽんも15パーセント削減の節電バージョンで
行動しよう
となると
やはり ダラダラしているより他ないらしい