リアルな美大の日常を!
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にじいろ水族館! 〜新しい色〜
創作活動実施日の2日間は チームの鼻息はかなりアツかった
地球温暖化を少しばかり促進してしまったかもしれない
さて 午前中の作業所での仕事を終えた後、 大急ぎで準備にとりかかる
今回 きゅっきゅぽんのチームが企画した活動は その名も!
にじいろ水族館!!
きゅっきゅぽん命名(小鼻膨らむ)だぞうっ
このエントリを覚えてくださっているだろうか
この時、先生は私たちに 目的を示すことなく 自由に色をつかって
あそびたまへと おっしゃった
これはこれで面白かったのであるが いったい何のためにこんなことをやったのか
全く見当がつかなかったのである
しかし、 今回、ようやくその答えが分かってきたような気がする
きゅっきゅぽんのチームが企画したものはこれの発展形である
つまり 先生は 色で遊ぶ時の感覚を教えるのと同時に 発想のきっかけを
作ってくださったのである
これらから 様々なアイディアを出し合い 時間をかけて試作、実験し
たどり着いたのがこの にじいろ水族館である
とてもささやかな内容であるが、そこには それぞれ違う科の発想と
アイディアを盛り込んである
そんな2日間にわたる 活動のようすを少し紹介しよう
お昼休みに準備開始である
ブルーシートは 汚れ防止であるが、“水族館”の青のイメージでもあった
みんなでそれぞれ持ち寄った身近なもの
この日のためにきゅっきゅぽんは 牛乳を大量に飲み パックを集めていたのであった
このカラフルな筒は トイレットペーパーのシンである
きれいな紙を巻くだけで こんなに“なんだか楽しそ”感がアップする
コウイウ細かいところに気がつくとは さすが視デのメンバーである
その筒にプチプチなどの 素材を巻く
これが 筆のかわり!
マチエールにこだわるファインの発想が生きてくる
さあ 好きな色で自由に描こう!
土台は ポスター素材の紙の上にガーゼをはったもの
つまり ガーゼの上から着色すると 下の紙にもうつり、
一度に2つの素材の作品ができあがるというしくみ
いろんな道具の効果に 参加してくださった方々から歓声があがる
手が使えない方は 足で描く
絵具を持ってきて どの色にしますか と聞くと
一生懸命に 「あか!!」 と言う
なんだかいままでと違う赤に感じてしまう
こんなに素直に驚いてくれるなんて よろこんでくれるなんて
心までアツくなってしまう
ものすごく うれしい
紙の作品
ガーゼの作品はこのように 室内に張り巡らせたヒモにつるして
見た目にも楽しくなったらいいねえ という工夫である
ジャーン! 2日目
これはあらかじめ用意しておいた 黒い画用紙に 海の生き物の
シルエットをくりぬいたものである
そう これで 前日描いた絵をトリミングするのである
この発想は 工デのメンバーのもので テキスタイルの授業で行ったらしい
トリミングの発想からきているのである
好きな部分を選んでもらう
(選ぶ、 という行為を大切にしたのであるが これはとても有効であった
いくつかのもの、 かぎられた場所からの選択は 逆に発想を自由にできたなあ)
そうしてこのようになるのである!
出来たカードにはまた アレンジを加えることが出来る
一生懸命に 取り組んでくださる
不思議と 色彩が美しくなっていく
そして 玄関に展示する
この光景をみて
「おもしろいねえ きれいだねえ」
と 一生懸命に言ってくださる参加者さんに メンバーは
嬉しさのあまり 鼻息暴風域であった
ガーゼの作品は綿をつめて 魚の形にして 展示
「ボクに似てるーっ」
と 自分に似た魚を発見したり ながめたり
こうして チームポヨヨンの企画は 大成功に終わったのであった・・・
いや 大成功だったのか 実は不安であった・・・・
しかし今日 作業所へ行ってみると とある入所者さんが
きゅっきゅぽんのチームを待ち構えていたのである
その方は いつもふいうちできゅっきゅぽんを こそぐりにくるので
わしっと 戦闘態勢を整えていると
「あのね 昨日はたのしかったよ」
と言って メンバーにそれぞれ
・・・・・・・・・・・・
どっちが教えてもらっているんだろ・・・と ふと思うのであった
きゅっきゅさま、こんばんは。
チーム企画は、一人では考え付かないこともできちゃいますね。
>土台は ポスター素材の紙の上にガーゼをはったもの
つまり ガーゼの上から着色すると 下の紙にもうつり、
一度に2つの素材の作品ができあがるというしくみ
これとか、
>その筒にプチプチなどの 素材を巻く
これが 筆のかわり!
これとかは、いつも新しい素材を求めて四苦八苦している(らしい)知り合いに是非教えてあげたいです。
あ、これも
>これはあらかじめ用意しておいた 黒い画用紙に 海の生き物の
シルエットをくりぬいたものである
そう これで 前日描いた絵をトリミングするのである
この発想は 工デのメンバーのもので テキスタイルの授業で行ったらしい
トリミングの発想からきているのである
>ガーゼの作品は綿をつめて 魚の形にして 展示
「ボクに似てるーっ」
と 自分に似た魚を発見したり ながめたり
きゅっきゅさまたちが楽しく取り組んで、一生懸命準備したことは
ちゃんと相手に伝わって、そして気持ちのやりとりもできて、
傍らから拝見しているだけで嬉しい気持ちです。
これからも、気持ちが伝わる表現・コミュニケーションにつながっていきますように。
投稿者 yukihaha : 2010年08月21日 19:48
きゅっきゅぽんさん(鼻息荒)
ワークショップ大成功ですね。
楽しく熱い感じがこちらにまで伝わってくるレポートでした。
造形が中途半端なものでなくきちんと作品となっていて満足度も上がりますね。
コミュニケーションデザインがこんなに楽しいものだということを教えてもらいました。
投稿者 とらじゃ : 2010年08月22日 01:33
>yukihahaさん
ありがとうございます
本当に いろんな学科のメンバーがアイディアを
出し合って 実験していく中で生まれたものなので
1人で考えていたときよりも はるかに 濃いものが
できたと思います
ぜひ 知り合いの方に使っていただきたいです!
>とらじゃさん
ありがとうございます
とてもうれしいです
こんなにたくさん対話しながらものを作ったのは
初めてでした
きゅっきゅぽんの方がいろいろと教えてもらうものが
多くあったなあと思います
投稿者 きゅっきゅぽん : 2010年08月23日 02:33