与えられていた  いつのまにか

「とおにかく いいんですからあっ  音楽サークルの皆さまには是非ぜひ!!」


と 数ヶ月前までは大学生であったろう とても若い劇団スタッフが
んもう 汗がこちらにとんでくるんじゃあないかというくらい 熱っぽく
パソコンでPVを再生しながら 語るので  勢いにのまれ
ゴビカンのメンバー4人で行ってみたのである


劇団四季 「ミュージカル 春のめざめ」


きゅっきゅぽん初劇団四季!!
うっひゃー  あの劇団スタッフさんは とにかくイイ!! と押していたけれど
いったいどんな内容なのかは全く触れなかったのである
「音楽が主体で 音楽サークルさんに宣伝しています」 とだけ言っていた


・・・

あまりのショーゲキに 顔面タコきゅっきゅ再びなのであった


テーマは「若いってどゆこと??」あたりである

成長していく過程での 様々な葛藤
若さゆえの悩み
繊細で不器用な時代

そんな大きなテーマが 歌とダンスで ズンズンせまってくる
観終わったときには いつしか ちょっと恥ずかしかったけどなんかスッキリ

確かに あのスタッフさんの言うとおり 「とおにかく いいんですからあっ 
本当に! いいんですから!(内容はえっと・・・えと・・・ もじもじ)」といって
進めたくなる迫力の舞台であった


舞台もよかったのだけれど きゅっきゅぽんが 「あ・・・」 と
心にとまったのは パンフレットの中に載っていた 翻訳協力の
井筒 節さんという方の文章であった


大人になるとはどういうことなのか 
素直に感じたことを 丁寧に綴ってある


“大人になった自分は あの頃(※きっと思春期のこと)より 知識もふえ 外面で平気を装ったり
大丈夫だと自分に言い聞かせることに長けてきたけれど 結構 あの頃と同じことをしている

不器用で不格好な素の自分でいることを受け入れて むしろ大切にして
ちょっとだけ 生きるのが楽になった気がする


カッコつけないことがカッチョイイと気づいたり 全員に好かれて分かってもらう必要が
ないと気がついたり 過度に自分を守らなくてもいいと気づいたり
得ることより与えることの方が断然幸せなことだと実感するのは いつだったろう・・・”

といった内容であった

なぜふと 心についた文章だったんだろうとゆっくり考えてみると
きゅっきゅぽん 今まさに ああそれ なんだかわかるなあ・・・というポイントが
たくさんあったからである

あの頃分からなかった事 見えていなかったもの


きゅっきゅぽんは最近そのことについてちょこっと考える
とくに 気づかないうちに与えられていたもの  当たり前の存在について
考えると きゅっきゅぽんは穴があったら入ってフタをして さらに深くトンネルを掘って
トンネルの端っこで正座して永遠に待機したいほどである

この井筒さんの文章を読んで あ、そうだなあ と思うと
きゅっきゅぽんはなんだかほっとしてしまった   


ムサビという環境できゅっきゅは そんな大人のメガネをちょっとずつ拾っているのかも・・・
と思うと なんだかほっとしてしまった

今は新歓準備に介護実習準備にサークルの新入生交流企画に粘土テシテシ
一日が腹部膨満感になるほどきゅっきゅの大学生活は充実している


そんな日々をありがとうと ちょと成長したきゅっきゅはいつも思っております


投稿者:kkp : 2010年05月26日 01:30

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コメント: 与えられていた  いつのまにか

でもジャスミンは機会がなくて、春のめざめは観てないのですが
>(内容はえっと・・・えと・・・ もじもじ)
というのは、はい。わかりますw

パンフレットの井筒 節さんの文章、すごく心に滲みますね。。
いつの間にやら人生の半分を過ぎてしまい、気持ち的には攻めより守りに入ってしまいました。
振り返るとやり残した事だらけで、大人のメガネもあまり拾っていないようにも思います(反省)。

ジャスミンがこれから出来る事は限られているかもしれないけれど
きゅっきゅちゃんの前には、たくさんの事がキラキラと散らばっているはず ♪

う〜ん。若いっていう事は、やっぱりそれだけで素晴らしい ♪
でも、その時にはなぜかそこに気が付かない。。。う〜ん。(唸ってばかりw)

四季のミュージカル、アイーダもおススメです。
自由劇場よりもキャパが大きいし、舞台装置も大掛かりで素晴らしいです。
こちらもうちょっと大人の恋愛♪かな??

投稿者 ジャスミン : 2010年05月26日 09:03

劇団四季はjasmineが好きなので連れられて観に行きました。
行くまでは「オイラには違うのではないかなんかが」と根拠も何もない拒絶感もチョビットあったのだけれど、舞台が始まるともうぐいぐいと引きずり込まれたのを覚えています。
すばらしいエンタメですね。

ムサビから四季に入る人も結構いるということなのでしょうか。

>あの頃分からなかった事 見えていなかったもの

20代のときにそれに気づくのはすばらしいことですね。
でも48歳のオイラが20代の頃と比べると、やっぱり同じようにあの頃分からなかった事 見えていなかったもの
に気づきます。
いつまでもその繰り返しなのでしょうね。


投稿者 kirin父 : 2010年05月26日 22:35

みずしらずは20代のころから比べたら成長したのか?よく分からないくらい情けないです,,,。みずしらずもkirin父さんと同い年ですが、、未だ,至らない人間です。親になって、何とか子供も大学生になって,それなりにいろんな苦労らしき物もしたけど,未だ未熟です。
でも,10年位前に、出産、子育てを経て、10年余振りに料理教室の助手に復活した時に,先生が「助手がみんな大人に成って戻って来てくれてうれしい」(ウチの料理教室の助手は出産、子育てが一段落して、また復活する人が殆どなんです。)と仰っていまして、、。ああ〜みずしらずも成長した、と先生は認めて下さっているのかな〜と嬉しかった事があります。
きゅっきゅさん、感謝の気持ちを抱いていて、偉いです。そう云う人って、成長してるんですよ。きっと。

投稿者 みずしらず : 2010年05月27日 00:15

>ジャスミンさん

アイーダぜひとも見てみたいです!!

宝塚バージョンでは見たことがあります

ラダメス将軍が 「♪それは あい〜だ〜」
と歌うのですが それが 
“アイーダ”といっているのか はたまた“愛だ” と言っているのか
きゅっきゅは わかりません


> kirin父さん


そうなんですよねえ どんどん引き込まれてしまう
舞台セットもとても魅力的でした!
自由劇場は お客さんと俳優さんの距離が近くて
ドキドキしました
カーテンコールの多さにもびっくりしました!!


>みずしらずさん

いえいえ みすしらずさんのコメントからは
なんだか いつも「母は強いなあ・・・」と思ってしまうことが
よくあります
きゅっきゅぽんもそんなふうになっていけたらと思います!

でも きゅっきゅぽんの母は もうすこし弱くていいです・・・

投稿者 きゅっきゅぽん : 2010年05月28日 03:00

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