リアルな美大の日常を!
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長崎原色さんぽ 〜後篇〜
雨のランタンの夜があけると すっからかんに澄み切った春の空
計画が遅かったため 市内のホテルはどこも予約が取れなかったのである
ギリギリで ようやっと空いていたホテルは モンなんとかいう非常に
リッチでござるなホテルで 母ごじらから 「お高いんだから朝もシャワー使いなさい!!」
と脅迫され きゅっきゅは清潔さわやかになって オランダ坂へやってきた
オランダ坂を上がった先に 父コスギの母校があるらしい
しかし 今回 この坂を登ることなく 別の目的地へと急ぐ
ランタンともう一つ きゅっきゅは 長崎でどうしても見てみたいものがあった
なんとそれを 見ることができるチャンスが 午後3時に訪れるという
コスギっぽんによると それは大変なにぎわいであるから 早めにいくべし!!とのことで
御一行は たったかと坂を下りて やってきた!
そこは・・・
東明山 興福寺
日本で最も古い黄檗禅宗(オウバクゼンシュウ)の唐寺であるらしい
やはり キリスト教弾圧は中国の人々にも及んでいて 「ワレワレは仏教ですよう」
と主張するためにも たくさんの唐寺が 長崎につくられたのだそうである
そんな 歴史あるお寺に人々が集まって何が始まるのでしょう!!
と その時!
バリバリバリバリバリバリバリバリ!!
これは どこぞで聞き覚えのある爆竹の音!
そして・・・
龍(ジャ!!)
そう! 龍踊(じゃおどり)であったのじゃ!!
ちゅい〜んちゅい〜ん(音)
か・・・カッチョイイ!!
このアカジャは珍しくて粋である
なんと 彼女たちは長崎女子高校の高校生であり “龍おどり部”なのだという
卒業式を翌日に控えた3年生の 迫力の舞
かっちょよすぎる・・・
これが ジャオドリなのか・・・
興福寺を背景に赤が鮮やかである
もちろんアオジャも登場!
首がくいっと あっちむいたりこっちむいたり
生き物よりも生き物らしいとは 意味不明な表現であるが
本当にハナイキがブフォフォー!! といった感じがする
ブフォフォー!!
さて 観客が 手を挙げてこう叫ぶ
“モッテコ〜イ モッテコイ”
これは 「もう一度(担いで)もってこい」の意で アンコールのことである
きゅっきゅも一緒に モッテコイモッテコイすると・・・
きたあっ!!
渾身の演技!!
観客が湧く!!!
ブフォフォー全開!!!!
ちゅい〜んちゅい〜ん・・・
仲良く 去りゆく 二人 (二匹? 二頭? 二本?)
きゅっきゅはしばらくボーゼンとした
あまりのカッチョよさに 酔っていたのもあり
爆竹の音に耳がボーっとしていたのもあり 太陽に照りつけられたのもあり
とにかく ヌボーッと しまりのないいでたちであったと思う
ジャオドリは 雨乞いの儀式で あの金色の丸いものは月を模しているらしい
それを 龍が追いかけてパクッと食ってしまうと 月が隠れて雨になる・・ということである
ジャオドリのジャ達は翌日 福岡にカミナリをともなう大雨をもたらした
雨で 煮干しいりこがふやけている
今度は初めから月がお腹におさまっていて 月をはきだすと晴れるという
ツチノコタイプの龍があるとありがたいなあと きゅっきゅは思うのであった
きゅっきゅさん!みなさん!
みずしらずは心が爆発しそうなので 書きます!
娘はムサ美、多摩美の試験1週間前になって「私立は受けない」と言い出し、受けませんでした。紙くずと化した受験票をゴミ箱に捨てた時の虚しさったら、、、。皆さんに応援していただいたのに、カートやキャスターの事とか、ムサ美への道順のアドバイスとかいただいたのに 本当に申し訳ありませんでした。たったひとつダケ受けた大学の最終試験が今週末にあります。もう、みずしらずの心は壊れそうです。「がんばれ!」と心では思っているのに足がすくむような、このコメントを書いていても、涙があふれてきます。こんな情けない母親じゃ、イカンと思うのですが、、、。ずーっと、きゅっきゅさんのブログが、みずしらずにとっては 唯一の癒しでした。心の支えでした。ムサ美を受けない事になってから、きゅっきゅさんや皆さんにウソをついているようで、、、暖かい応援のことばをいただいたのに、、みずしらず、申し訳なくて 涙しています。 母親として未熟な自分にも情けないです。
許していただけるなら、これからも、宜敷くお願いします。
支離滅裂なコメントでスミマセン。
投稿者 みずしらず : 2010年03月04日 16:52
みずしらずさん
心中お察しします。
きゅっきゅさんやみなさんに申し訳なく思われることは
全然ないと思いますよ。
お嬢さん、大きな試験に挑まれるんですね。
ぜひ応援してあげて下さい。
きゅっきゅさん
長崎に龍は欠かせないんですねえ。
アカジャが粋!龍おどり部!!
迫力が伝わる写真、ありがとうございました。
投稿者 ここのこ : 2010年03月04日 19:12
きゅっきゅさん、こんばんは。
初春の長崎の情景 ありがとうございます。
龍おどり部の女子高校生が su te ki です。
みずしらずさん みんな、心から応援する気持ち」はかわりませんです。
みずしらずさん 泣くな です、、、 ごめん。
投稿者 amayasu納豆 : 2010年03月04日 21:56
みずしらずさん:
しばらく書き込みが無かったようなので、案じておりました。
涙することなどないのですよ。
ましてやウソをついているなんて思う必要は全くありません。
なあ、そうだろ? きゅっきゅ!
投稿者 生物学の伊藤 : 2010年03月04日 22:51
>みずしらずさん
そうだったんですか! それはとても気苦労の多い一週間だったんではないでしょうか
うそなんてことはないですよう!! 温かいコメントにいつも力をもらっておりました
みずしらずさんの娘さんのお話を読ませていただいて きゅっきゅは娘さんはすごいと思いました
きゅっきゅはムサビにやってくる以前 大学にたくさん落ちました
そこで 奮起して次に進むとても強い方もいます
きゅっきゅぽんは そこでどうなったかというと もうそれはとんでもなく落ち込んでしまったのです 1浪しても認めてもらえなかったときは んもうどこを受けても断られてしまう気がしてとっても ネガティブになってしまいました
そうですねえ 私大の後には国公立の試験がやってきます
きゅっきゅぽんは もう国公立さえ受ける元気がありませんでした
どこを受けてもだめだなんだと思っていました
まだ 試験さえ受けていないのにです
きゅっきゅぽんは叱られました
「他がだめだったからといって まだ受けてもいない試験のチャンスを無駄にするのか!」 と言われました
そうです きゅっきゅは たくさん受けていてもどれも悲観的だったんです
受験校を絞ることは 受験生やご両親にとって とても勇気がいることだと思います それだけチャンスが減るように思えるからです
けれども このチャンスというやつはどうも受験校の数に比例しているわけでもないんじゃないか・・・ ときゅっきゅぽんは思いました
みずしらずさんの娘さんも受験校を一本に絞る決断をされた時 とても勇気がいったことだと思います でも それだけの賭けをして受ける準備をされている娘さんは 悲観的にたくさん受験したきゅっきゅよりも チャンスを受け止める大きなグローブを持っています
もちろん試験なので どうなるかわかりません
でも 娘さんが今手にした大きなグローブは 人生においていろんなところで活躍するんじゃないだろうか・・・ときゅっきゅは思います
子どもの立場から 申し訳ありませんでした
今は先が見えなくて不安なことと察します
でも その不安と同じかそれ以上の希望があります!!
不安よりも希望のことを考えて少しでも気持ちを楽にして乗り切ってください!
また 気兼ねなく遊びに来てください
いつでもお待ちしておりますよう!
>ここのこさん
アカジャは日本で唯一らしいです
アオジャと色が対になって
ますますカッチョイイ・・・!んです
>amayasu納豆さん
きゅっきゅが ここの高校生だったら
まちがいなく 龍おどり部に入部希望をだして
せっせと 龍の頭のホコリを払わされていたと思います
>骨の伊藤さん
そうです!!
みなさん 応援しています!!
投稿者 きゅっきゅぽん : 2010年03月05日 01:32
きゅっきゅさん!みなさん!
暖かいお心のコメント、本当に,本当に、ありがとうございます!!
みずしらず!感激にむせび泣きました。
本当に、ムサ美って、良い大学なんだなあ〜っと。
ゆうべ、夜遅くまで、娘と、「今まで、いろいろ迷って、ここまできたねえ〜。 もう、ここまで来たら、合格するかどうかではなく、健康で精一杯自分の思いを表現出来れば、それで充分だねえ〜」と肩を叩き合いました。
みずしらずは当初「浪人はどうなんだろう?」と思っていたのですが、きゅっきゅさんのブログにお邪魔して、きゅっきゅさんの文章を読んで行くうちに、しっかりとした力強さを感じ、「浪人するのも,人を大きく成長させるものなのかも知れない」と思う様になったのです。
きゅっきゅさんから、もらった勇気!有り難く思っております。
さあ!あしたから、今年最後の戦いです!がんばります!
と言っても、お弁当を作るだけなのですが、、。
ありがとうございました。
投稿者 みずしらず : 2010年03月05日 15:47
きゅっきゅさん、またまた こんばんは。
家族って、いいよね。娘さんは 幸せです。
(何も知らない amayasuです ごめんです)
自分の子には 誰でも一生懸命になるよね。
それはもちろん親としての義務であり、役目でもあり、自然と体が、、
将来みずしらずさんの娘さんが親となったときに 受け継がれいくのでしょう。
今は、つらいかもしれませんが きっと将来、
笑いながら あの当時、こんなことが あったよねと親子で話す日がくるのでしょう、必ず。
だから もう泣かないで
明日があるから
みずしらずさん、
お弁当づくり がんばれ。
投稿者 amayasu納豆 : 2010年03月05日 21:05