リアルな美大の日常を!
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神保町はこゆいぞう
絵本制作で使う紙を 探して きゅっきゅぽんは神保町(じんぼうちょう)にやってきた
なんとこの神保町に 紙の専門店がある
ご存じの方もおられるとおもうが きゅっきゅは全然ご存じではなかった
「株式会社竹尾 見本帖本店」
なんとここは 3000種類もの紙を システマチックに探して購入することができる
すんごいお店らしい 3000種類!
そんなに紙がある様子を見に行くだけでも 価値がありそうである
ということで 同じ授業をとっている日本画の友人とともに きゅっきゅぽんは神保町へとくりだした
ちなみに きゅっきゅぽんは 「神保町」という地名を初めて見て
「かんぽちょう」と読んでしまい 恥をかいてしまった
きっと 「かんぽの宿」となにか関係があるに違いないとまで思っていたのだが
その時点で「かんぽ」がなんの略であるかも分かっていないことになり 実に救いようがない
きゅっきゅは 「ジンボーチョーだ ジンボーチョー!」と心の中で繰り返しながら街を歩いた
そして
ついたぞうっ
まばゆい白さと清潔感にあふれた店内
きゅっきゅは ここで初めて店の名前を理解する
「見本帖」とは この店全体を指すのだ 店内が立体的な見本帖なのである
微妙な色合いとマチエールがある
う・・・・うつくしい・・・・
店の壁がどうも不思議である
近づいてみよう
なんと! 店内の壁がすべて引き出しになっており 中に紙が入っているのであった!
「千と千尋」に登場する釜爺の部屋のようではないか!!
購入
「いやあ すごかったねえ!」
興奮冷めやらぬ様子で2人は店を後にする
神保町は 何故だろう 書店が多い気がする
また 中華料理と そば屋も多い気がする
「なんか 見本帖といい 神保町って一つひとつがディープやねえ・・・」
その時 2人の目の前になにやらとてつもなくヘンテコリンな店が現れた
ミニチュアバトルゲームの店らしい 店内には ロード・オブ・ザ・リングなどの
場面を再現したミニチュアールが所狭しと並んでいたのである
「スゴイ!」
2人で目を輝かせていると 店内から さらに目を輝かせた男が現れて
「好きなんですか!!シタデルブランド!」
「えっ なんですか舌出るって・・・・」
とまどう2人をよそに 男は 語り出す
「いやあ! んもうこのブランドはですね! ドイツが本場なんですけど見てくださいよ!このスケール感! しかも これ自分でペイントできちゃうんだなっ このブタ毛の筆で渇筆すればこの騎士のマントにヨゴシをつけられるんです!こおんなによくできていてカッコイイのにさらにゲームが出来るんです! まあチェスに似ていますかねえ! あ いまここは 中野ブロードウェイ店とバトルして負けちゃってですねえ!ここ 爆破されたことになってます! わははははは あ これケムリ 綿だけどね! なんといってもこのゲームのいいと・・・・・・(中略)
そうですか! 初めてですか!神保町! どうですか! おもしろいところでしょう!!」
きゅっきゅぽんと友人は 最後のあまりの強烈さに
神保町に 何をしに来たのか思い出せなくなったのであった・・・・・・・
神保町!子は古本画集を探しに、みずしらずは岩波ホールへ映画を見に、時々訪れます。 そんな紙問屋さんみたいな会社があったとは 知らんかったです。
中華料理店!! すずらん通りの「揚子江彩館」の五目焼きそばがお勧めでございまする〜。 1300円くらいだったと思いますが、、、、。
投稿者 みずしらず : 2009年09月28日 08:24
もう◎十数年も前ですが、大学時代に、紙問屋の竹尾に行きました。
紙見本の多さと色鮮やかなものから、微妙な色味のものや手触りまで、
ものすごくたくさんあって本当に感動したことを思い出しました。
壁一面が収納になっているなんて、すごいですね。
近いうちに、行って見たくなりました♪
投稿者 カリメロ : 2009年09月28日 10:38
はじめまして。
いつも楽しく拝見してます。
そして友人達に「面白いから読んで!」と宣伝しまくっています(すみません…)
紙の店は素晴らしいですよね!
そして神保町のその強烈な店、私も入ったことがあります。
しかもエヴァンゲリオンやガンダムが好きな相方がガッツリ食いついてしまい、キョーレツな店員さんと意気投合(!)、店内に置いてあるゲームに参加させられたという過去が…。
とほほほ……
「好きなことを仕事に出来るって素晴らしい…」
そっと思った私でした…。
ところで尾長君は多摩美の後輩でごわす。
ではまた!
投稿者 tomo : 2009年09月29日 11:39
>みずしらずさん
やはり! 本屋さんと中華やさんが充実しているんですね!
映画館もあるんですか〜
リッチなときに「揚子江彩館」 訪れてみましょう!
>カリメロさん
昔から たくさんの紙を取り扱うお店だったんですねえ
壁一面の引き出しは 店員さんがあけます
見本を もってレジに行くと その番号の引き出しを見つけるために
店員さんが 右に左に走り回ります!
>tomoさん
ありがとうございます!
まあ 尾長先生にはお世話になっています
そうです! そのお店です
とてつもなく特殊なオーラのあるお店で 店員さんも特殊感満載
ですねえ きゅっきゅは ちょっとあのゲームに参加してみたい・・・
と思いました
投稿者 きゅっきゅぽん : 2009年09月29日 23:27