リアルな美大の日常を!
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大学で学ぶこと
きゅっきゅぽんは 選択授業で「絵本表現」を勉強している
物語を作って デザイン的に構成し 自力で製本まで行うというなにやら
楽しげな授業である
この授業を選択している同じ日本画の友人は1名
「2人だけやんなあ」と 香川なまりで彼女は言う
日本画は珍種なのであった
本日は ラフといって 大まかな絵本の構想のようなものを発表する日である
きゅっきゅぽんも週末はカンヅメになって奮闘し 前日には「我死すとも寝坊せず」と
呪文のように唱え 死にはしなかったが見事に寝坊し マンガのように食パンをくわえて家を出た
発表の後は 意見交換でいろんな人に意見をいってもらうのであるが
科もクラスもバラバラで あまり面識のない方に対して意見を言うというのは 勇気が
いることである いや そう思わない方もいるかもしれないがきゅっきゅぽんは
とっても 勇気がいる
意見を求められると 「○○がイイです」 「△△は面白いです」 という若干迎合的な
答えを言う人がほとんどである
その時 きゅっきゅぽんの友人が手を挙げて発言した
きゅっきゅぽんは彼女の意見にいたく感動したのである
彼女のアドバイスは ものすごおく 的確だったのである
例えば
「本番もこのラフのように 柔らかな表現でいくんでしょうか?
そうだとしたら この場合の工業製品であるモノの表現としてはちょっと合わないのでは?」
とか
「どのページも人物が同じ位置に描かれているが ページごとに左から右へだんだん
移動させれば この物語のテーマである時間が表現しやすいのではないでしょうか?」
など とても具体的で確信をついていて 下手にほめてお茶をにごす意見ではなかった
きゅっきゅぽんは 正直とっても驚いたのである
普段 一緒に生活をしている時には 全く気づかなかった彼女の能力である
また これは 日本画の授業だけでも気づかなかったかもしれない
ムサビは 他学科の分野も幅広く勉強できるシステムであるが
こういった普段気づかない 友人の一面をも見ることができる これはムサビのいいところである
彼女は現役なのできゅっきゅより2つ下なのであるが こと 今回の意見交換に関して
彼女はきゅっきゅの数段上をいっている 大学ではいろんな人に出会えるものだ
自分の考えをいざ言いなさい!といった場面では いやに緊張してしまい
「しどろもどろしどろもどろ・・・」と言ったあげく「宇宙人です」と答えてしまうきゅっきゅぽんは
今回 とても刺激を受けたのである
いやいや!きゅっきゅさんだって、しっかりしたお嬢様ではないですかあ〜。 でも、そうやって、友人の良い所を見習おうとするきゅっきゅさんは 進歩し続けている人、何だとおもいますよ〜。
ところで、その「絵本」の制作授業の講師に池上さんって、いらっしゃいますか?私の同級生で、ムサビで「絵本」制作の講師してるの〜って言っていたので、もしや?と思ったのですが、、。
投稿者 みずしらず : 2009年09月15日 08:59
>みずしらずさん
そうなんですか!
でも きゅっきゅが受講している絵本表現
の先生は 池上さんではないようですねえ
きゅっきゅも 進歩できるようにチャレンジ頑張ります
投稿者 きゅっきゅぽん : 2009年09月17日 00:46