長崎 精霊流し その1

ぽん家では 日食の際にもとても大騒ぎをしたのであるが
今年はもう一つ  大騒ぎしなければならない行事がある


長崎 精霊流し  「精霊船」制作である


コスギっぽんのふるさとは長崎であった   今年初盆を迎えるぽん家はこの精霊流しに参加することになるのである

さて  長崎の精霊流しとはいったいどんな行事なのであろうか
目を閉じて 想像してみてください・・・・

♪きょーねんの あーなたの おーもいでが・・・
テープレコーダーから こぼれています・・・・・

だんだん さだまさしさんが出てまいりました・・・・   

♪せーんこう花火が見えますか・・・ 空の上から・・・


さだまさしさんの「精霊流し」  心にじんわりくる曲である
この旋律と 歌詞からは 長崎の精霊流しとはいかにも悲愴的で ものしずかな雰囲気の行事であるように思えてしまう

が!!


とんでもはっぷんである


きゅっきゅぽんは さだまさしさんのこの歌の歌詞の一部がどうも間違っているように思えてならない

『せーんこう花火がみえますか  空の上から』

の部分であるが 実際の精霊流しを表現するならばきゅっきゅぽんはこう歌なあ

『爆竹爆音聞こえるだろォっ  家の中でもォ・・・  ウヒョー』


長崎精霊流しというのは 初盆を迎えた故人の家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、流し場と呼ばれる終着点まで運ぶ行事なのであるが 爆竹の破裂音・鉦の音・掛け声が交錯する喧騒のなかで行われる非常に アンチ・さだまさし的行事なのである
流し場というのは 長崎市の大波止にあるのであるが そこには精霊船を解体する重機が置かれている

 「せーの」のかけ声とともに船をそこへ投げ入れ 皆が合掌する中 その場で破壊されるのであった 悲しい瞬間である

船といっても 水に浮かぶ構造ではなく  どちらかというと山車に近いかもしれない
故人の生前好きだったものをモチーフとした装飾で構成されていたり 各家庭によって様々である


参考(なかしま環境企画さんの精霊船制作)


ということで! ぽん家では コスギっぽんを中心に精霊船制作が進んでいるのであった!
(買ったらめちゃんこ高いので)
ど派手で乱暴な さだまさし的要素を一切排除した 精霊流しのなかで目立つには
なかなかこりゃ〜っちゅうもんを つくりあげねばなるまいっ


きゅっきゅぽんは コスギっぽんとその他の3週間をちょこっと取材
次回その全貌が明らかに!! 

竜頭0.jpg
ん・・・  ワニ・・・

投稿者:kkp : 2009年08月11日 02:07

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コメント: 長崎 精霊流し その1

結構以前、島原市で精霊流しを見たことがありました。
きゅっきゅさんの言うとおり、さだまさしの歌の情景と差がありすぎて
衝撃を受けたことがあります。
>『爆竹爆音聞こえるだろォっ  家の中でもォ・・・  ウヒョー』
確かに!
初盆をお迎えになるということはこの一年の間にお身内にご不孝があったのですね。お悔やみ申し上げます。

で、このおカシラは「ドラゴン」ですね?
うひょー!!かっちょいい!全貌が早く見たいです。UPしてね。

投稿者 ここのこ : 2009年08月11日 08:25

ここのこです。
ご不孝は「ご不幸」の変換間違いです。ごめんなさい。

投稿者 ここのこ : 2009年08月11日 08:27

へ〜〜〜〜〜〜  そうなんですかあ〜〜〜〜
精霊流しって、そんな賑やかなもんなんですかあ〜〜
初めて知りました。
それから、流される精霊舟は何処へたどりつくのかいっつも疑問に思っていましたが。やっぱり収集されるもんなんですね〜〜!
以前「愛のダンボール」のブログで「香典返しの余りの紅茶が、沢山あって、、、」とありましたよね。亡くなったのはおじいさま(?)だったような、、。(間違えていたらごめんなさい)
現役美大生と美術の先生の合作でさぞや素晴らしい精霊舟が出来上がりそうですね〜^^〜

投稿者 みずしらず : 2009年08月11日 11:44

おぉーっ、私の実家は佐世保です。ますます親近感!
長崎ほどではないけれど佐世保でも精霊流しがあります。

自作の船とはさすがぽん家!クリエイティブですね。
ゴーイングメリー号みたいなのができたらいいなぁ(?)

ところでなにゆえゴジラっぽんさんは長崎から筑豊の山奥へ流れ着いたのですか?

投稿者 シデハハ : 2009年08月11日 13:28

きゅっきゅさま、こんばんは。
お盆の行事で、精霊流し的なのは各地にあるんですね。
近隣では、8月16日の朝に、お精霊流し(おしょろながし)というのがあります。
朝の5時ごろから、竹を組んで大きな船を作り、紙の花で飾って船を海に浮かべます。
で、この船を中学生の男の子数人で泳いで沖へ引いていくんです。
浜からは、地元の人たちがご詠歌?で送ります。
たしか坊さんもお経をあげていたかと。
夫の実家の方の行事ですが、この日が土日でないと見に行かれないので(仕事の日なので)、見たのが10年以上前です。
夫も、子どものときにしか見たことないと言ってますが、毎年やっていることです。

さだまさしさんは、そのにぎやかな精霊流しを知っていて、
別の世界を歌ったのでしょうか?

投稿者 yukihaha : 2009年08月12日 21:40

>ここのこさん

そのとおりです!
龍ではなく“ドラゴン”というのはカッチョイイですね
今年は祖父の初盆です
長崎の精霊流しには 耳栓がかかせませんねえ!
 
>みずしらずさん

そうなんです  長崎で精霊船を流すところというのは重機で
破壊されるところなんです(これも激しい・・・)
小学生の時 初めてその光景を目にして とてもショックだった覚えがあります(その時も龍を作りました)

>シデハハさん

そうなのですか!
佐世保だとまた 違ったタイプの船があるみたいですねえ!
ごじらの実家が福岡で 長崎からやってきたコスギは マスオさんと同じです

>yukihaha さん

地域によって いろんな風習があるんですね
私は 長崎以外の精霊流しは経験したことはないですが 船を泳いで沖まで引いていくのは 初めて聞きました
独特で風情がありますね
精霊流しは 賑やかな中にもやはり ものがなしい雰囲気がただよっています  yukihahaさんのおっしゃるようにきっとさだまさしさんは その内に秘めた悲しみの世界をテーマにしているんだと思います

投稿者 きゅっきゅぽん : 2009年08月13日 01:36

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