リアルな美大の日常を!
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お嬢さん田植えに行くの巻2
「それではみなさん、出発しまーす!!」
車はどんどん山奥へと進入してゆく
雨で緑はしっとりとした色だが、そのところどころであじさいが鮮やかに、重たげに咲いている
田植えに参加したきゅっきゅぽんであったが、この時きゅっきゅぽんがつれてこられたところはなんとも不思議な山奥の喫茶店 『山猫軒』である
なんと! 宮沢賢治臭ただよう店構え!
入り口のドアーなんか猫ひろしもびっくりである
「ブニャー!」
ここで 田植えメンバーにどんな方がいらっしゃったのかというと
なんと 多摩美の日本画教授の方々 多摩美日本画3年生 武蔵美日本画4年生 女子美のみなさん
その他越生町役場に勤めていらっしゃる方、美術雑誌の編集をされている方などなど、学校やら年齢関係なく 「アイラブ 美術!アンド 田植え」という方々なのであった
山猫軒にて 多摩美の教授である岡村桂三郎先生の個展が開催されているということでやってきたのが山猫軒である 門をくぐるとそこは童話の世界 店内には岡村先生の絵がところ狭しと並んでおり その絵に囲まれながら飲むコーヒーは格別である(と書いたがきゅっきゅはコーヒーが飲めないのでかわいらしくミルクティーにする)
ここでしばしタンボニストたちは語り合うのである
絵のこと 大学のこと 田んぼのこと・・・ 時はゆっくりと流れ小鳥のさえずりが山猫軒を通り抜けてゆく
きゅっきゅぽんは2浪である
したがって ムサビにもタマビにもさんざん振られ続けた身なのである 落ちるたびに アホであるきゅっきゅぽんは「なんで 教授は認めてくれないんだよおう ムサタマのバカヤロオオウ!」と海に向かって叫びたい衝動にかられるのであった ところが今 きゅっきゅぽんはその先生方と田んぼについて語りあっているのである 人の縁とはなんとも不思議なものである
さて 一行は埼玉一の大楠を見にさらに山奥へ!
きゅっきゅぽんが苦心して撮った写真はこちら↓
うーん この大きさと迫力は写真でつたえるのはなかなか難しいものである
この木からしたたる水滴が頭に直撃したとき 「うひょ!」とびっくりしてしまうが なんだか頭によさそうなのでそのまま染みこませようと努力するきゅっきゅぽんであった
一行はその後 温泉にてバラに埋もれ、(バラ風呂だったのである!) 解散した 1年で一番夜が短い日 空はまだなごりおしそうな光を含んでいる
さて 次は収穫の秋! 一番大変な雑草抜きなんて作業はめんどくさいからやらないのさという先生の考えは 美術家タンボニストにぴったりである
以上 田植えツアーレポートであった
(きゅっきゅぽん 田植え所要時間 30分)
なかなか趣の有る「田植えツアー」ですなあ〜
越生町とは埼玉の中でもかなりの秘境なのでは、、?
それに「山猫軒」の不思議な存在、「注文の多い料理店」にでも迷い込んだような何ともいえない感覚ですね。
きゅっきゅぽんさんの上手な文章と写真からその雰囲気が伝わってきます。
参加して正解!ですね。
投稿者 みずしらず : 2009年06月25日 07:22
連投スンマセン。
みずしらずでござりまする。
きゅっきゅぽんさんが2浪の末にムサビにご入学されたことは、コメントを読んだりして知っていました。
精神的なプレッシャーというのも相当あったのでは、とお察しします。でも、
そのプレッシャー、状況に負けずに乗り越えて今のきゅっきゅぽんさんがあるのですよね。そんなきゅっきゅぽんさんの強さを娘にも見習ってほしいです。
必ず、その2年間のご苦労はきゅっきゅぽんさんの力になっていると、みずしらずは思います。きゅっきゅぽんさんの未来に幸あれ!!です。きゅっきゅぽんさんならば日本画(もしかして、物書きで?ってことも)で未来を切り開いて行けそうな予感満載よ〜ん!
みずしらずは娘のこれからの苦労を思うと胸が詰まる思いもします。でもぷれっしゃー、挫折に負けずに前に進んで欲しいと願っています。きゅっきゅぽんさんのようにね!
長文&たびたびのコメント、すんませんなあ〜
投稿者 : 2009年06月26日 00:27
>みずしらずさん
いえいえ! コメントありがとうございます
きゅっきゅぽんは みずしらずさんの娘さんが 健康で充実した受験生活を送れるようにお祈りしていますよう!
そして 受験の際は 必ず正門をくぐってきてください
あの門から 魔法の粉がふっているという噂を耳にしましたよう ぜひ!
投稿者 きゅっきゅぽん : 2009年06月27日 01:31