リアルなムサビの日常を
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お別れの挨拶、転換期
ムサビにいる間、転換期がたくさんありました。
ムサビの中の色々なこともさせてもらったし、経験や思い出をもらいました。
それなら書けよって話ですが。
その中で2度、危機がありました。
そう、ムサビをやめようかと思ったんです。
もちろん、嫌になったからやめるなんてありえません。今でも大好き。あと1年なんて信じたくないくらい。
父が倒れて、しばらく会社にいけなくなって。
私の家は裕福じゃないし、あとにも受験生が控えていたし。
お金がない、ない、って言い続けてた母に、ムサビやめるよって何度言おうと思ったか。
でも、言えなかった。
そのうち父は回復してまた会社にいけるようになり、快復に感謝、通わせてもらっていることにも感謝して、さらに大学生活を色々楽しむようになりました。
そもそも高校の頃は全然自分から動かないタイプだったので、大学での変化は大きかった。
そして悪夢再来。
また、父が倒れました。
手術をしたほうが良いと言われました。
そのころちょうど、同じ病気の有名人がいたこともあったし、家族は全員手術をしたほうが良いと思ってました。
しかし父は、手術をするとしばらく会社復帰は難しくなる、と言いました。
職種柄、病気などに詳しい父なので、それにはみんな黙り込むしか出来なかった。
母だって働いているけど、全然お金稼げるような仕事ではなかった。
まだ下の受験は終わっていない。
ああ、潮時か…って思いました。
大好きなムサビともお別れか。
今まで金食い虫だった自覚もあるし、どこか就職でもするしかないか、って。
私がムサビをやめようか、って言ったんです。
学費が高いのは分かっていたし、これ以上負担をかけるのも忍びないし。
そんなこと考えているのも私の勝手ではあったのですけどね。
でも父は頑なに手術を拒否し、会社に復帰しました。
私が今までで一番楽しそうに通っている学校をやめろとはいえないと。
手術しなくても、一応問題はないからと。
それでも心配なものは心配で、それでも、父の言葉に甘えて今もムサビに通っています。
講義の成績は悪くないけれど、専門科目の成績は良いとは言えない。
不真面目じゃないけれど、真面目でもない。
きっちりしているようで全部適当とかざらにある。
小さい頃からこんな感じで生きていたもの、今更なおせるものでもない。
それも全部分かっているみたいでした。
そんな私でも、毎日が楽しくて仕方ないことだけはしっかり伝わっていたみたいで。
どうも人のことばかり考えてしまって、全然自分のために動けなかった今まで。
人が喜ぶことばかりしていて、それで怒られたことも何度もありました。
自分のために自分のことが出来なくってね。
それがいつの間にか図太くなり、自分の損得で動くようになり。
自身では人間として劣化したんじゃないのか…と思っていたけれど、どうやらそれを望んでいたみたいです。
幸いにも、就職活動中。
不真面目にも真面目にもとれる動き方ですが、自分なりに頑張るし。
下の受験問題とか、生活費やら、相変わらず家は大揉めしているんですが。
私は学費以外ならなんとかバイトで全てを捻出できているので、学費はいつか返せるようにね。
就職できなくても、バイトするなりなんなりして、家にお金を絶対入れます。
だから、今はゆるゆると楽しく過ごそうかなって。
それなら残りのムサビ生活、好きな経験して、好きなもの作って、好きなように休んで、好きなように学んで、好きなように遊んで、卒業してやろうと思っています。
暗い話しちゃった。
こういうことも書くタイプじゃなかったんだけど、一度書いておきたかったんでしょうね。
最後なので勘弁してください。
そして最後のまとめに続くよ!!
最後の最後にひっぱってごめんね!!!
親の立場とこどもの立場と両方で読ませていただきました。
辛いご経験があったんですね。
書いてくださってありがとうございます。
かじふぃさんの前途に幸あれ!
投稿者 ここのこ : 2013年04月01日 00:30