ムサビ日記 - 絡みづらい人 -

……………かゆい

かゆい！かゆい！かゆい！かゆい！

かゆいーーーーーーー！！！

っと…
今年も花粉に悩まされる季節がやって参りました。
私も花粉症でもうすでに症状が出始めています。今現在、目頭が非常にかゆいです。特に朝方は辛いですね。

もうあまりにもかゆいので
目頭にミクロサイズなリスを飼おうと思います。目が痒くなったらリスに合図を送って、

合図とともに
クルミを割るかのごとく目頭を

カリカリカリカリーーーッ！！

って、やってほしいです。

まーそもそも目頭にリスがいる時点で違ったかゆみが発生しそうですが…
さすがにリスも週７カリカリはキツいと思うので、土日はジャンガリアンハムスターにお願いしようかと思っております。

やつらね…ここだけの話、
ヒマワリの種をあげればなんでも言う事聞くんですよ。

ヒマワリの種をチラつかせとけば目をウルウルさせてまわし車をまわしちゃったりなんかして。もうこっちの思うつぼでやんすよ。

なもんでこれからは５リス２ハムのローテーションで目頭をカリカリッとやってもらおうかなーなんて
月１でビーバー師匠のスペシャルカリカリもお願いしちゃおっかなーなんて…

なんて…

なんて、そんなくだらない事カリカリ目頭掻きながら書いてたらもう入試の発表がすぎてるじゃありませんか！

（我ながら前フリなげー…）

受験生の方はそれぞれ様々な想いを抱えた事と思います。
私も、去年の合格発表の日は非常に思い出深い日でありました。

それは単に、１年間の努力が報われたから。というだけではありません。

去年の２月25日…私は合格発表日にも関わらず、案外落ち着いていました。
というのも、正直な所、タマミちゃんもムサミちゃんの試験もとりわけミスもなくちゃっかりこなせたので、まーだいじょぶだろ…受かるわ。ぐらいに思っていたのです。
そして私がいつも通り朝食をとっていると、明らかに私よりもそわそわした面持ちで

「結果見ないのか？」

と訪ねてきました。
…普段私の父は、試験から帰って来て「どんな試験だった？」とすかさず聞いてくる母とは対照的に、受験の事に対しては特に何も聞いてこない人で。
父はどちらかと言うと亭主関白な雰囲気の人で、きにくわない事があるとすぐ機嫌が悪くなるし、
深い話もしづらいのでお互いあまりしないし、第一怒らすと怖い。のでする話と言ったらTVをみながらその番組の内容についてとかそんなもんでした。

「朝ご飯食べてからみるよ。」

と言うと、父は

「今、みなよ。」

と、依然いつもは見せないそわそわな素振りで言うので
（なんで当事者よりそわそわしてんだか…）なんて思いながらパソコンを起動し合否案内を確認しました。
さすがにその時は私も少しドキドキしながら受験番号を確認して、そこに自分の番号を見つける事が出来ました。
ヨッシャーっと心の中で思い父に報告しました。

「受かったよ。」

そう言った瞬間でした。

父が泣きました。

一瞬にして目を真っ赤にさせ

「よかったな……よかったなぁ！…」と

声を震わせながら言い、
顔をぐしゃぐしゃにしながら泣きました。

私にはその涙が衝撃的でした。
…喜んでくれるとは思っていたけど、まさか泣くなんて。
こんな一瞬で父が私の事で涙を流してくれるなんて、普段の父の態度からは想像もつきませんでした。
普段何も言わない父がどれだけ私の事を心配してくれていたか。っていうことがその涙からつたわってきました。

その場では「ちょ、何もそこまでよろこばなくても…」なんて事を父に言いましたが、
あの時の光景はしばらく忘れないだろうし。むしろ自分が受かった事の喜びよりも大きい感動がそこにありました。

一番に自分の事を心配してくれるのは友人でも予備校の先生でもなく家族だったんだなーって。
家族の大きさやありがたみを浪人時代を経て深く知ることが出来ました。

私がもし何もがんばっていなかった現役時代に運良く大学に受かっていたら。
父の涙を見る事も無く、家族のありがたみを今のように感じられていないのではと思います。

これは私が浪人して得た大きな経験の一つです。

まー言葉にして「いつも感謝してます」なんて言うのは、こっぱずかしいのでできませんが。
そ−ゆう気持ちを常に家族に対して持てるようになっただけでも自分の中では大きな成長なんじゃないかなー　なんて思っています。

もう一年受験することになってしまったとしても、
がんばればきっとその期間に自分にとって+の経験が生まれるんじゃないでしょうか。

父が泣いたことは本当に衝撃的なコトだったので、今更ながら思い返すと、
私も目頭にうっすらと熱いものがこみ上げてくるのですが
そんな姿を人に見られたらこっぱずかしいので
目頭にミクロサイズなリスを飼って、見つからないうちにペロペローッて拭き取ってもらおうかと…