リアルな美大の日常を
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発表、リアルな話込みで
作品をつくって発表すること、つまり展示を行うことが制作者にとって重要であり、学生の身としては勉強の場ともなります。
今版画の院1年では有志で
contact 武蔵野美術大学大学院版画コース1年有志展
を行っています。
いままで展示する機会は何度かあったのですが、多分今回、自分が作家(またはアーティスト)といわれる立場で作品を発表することになった初めての場です。
学内展示だと授業の延長線であったり、外(学外)で展示をすることがあっても自分の勉強のためという意識や、イベントとしての出品のものばかりでした。
いままでと大きく違うのは、ここで持ち出すのは変な話かもしれませが、作品に「価格」をつけるということです。
今まではそれまでの制作、研究の発表会の気持ちでした。
価格をつけると言う事は自分の作品を商品として、しかも美術品としての値段をつけるので、それなりの金額になります。
もちろんハンパなものを出しているつもりはありませんが、「作家で食っていくと言う事」はこうやって展示をして作品が売れて、それを主な収入として生きていくと言う事なのかなぁと
ぼんやりと頭の中でその道筋を考えてみました。
作家で食っていくという方法がこのやり方だけでないのですが、一つのスタイルとして
卒業後のことを考える院1年冬には無視できないお話です。
まだ学生の身だけれど、院生というのは作家の立場でもあると思います。
自主制作が授業(?)の大半なのは半分は社会に足を突っ込んでいる立場だから。
学部と院で違うことのひとつかもしれません。
あーだこーだ言いましたが、実際のところそう簡単に売れるようなものでもないので(売り物としての作品レベルがあるかという問題もあります)
制作を続けることが大切だと改めて感じた今日でした。
あ、めりーくりすMAU!
エントリー書いていたら日付変わっちゃった。
そんなわけでクリスマスイブも当日もなぜか版画の院1有志は神楽坂のギャラリーでクリスマスとは何ら関係ない正統派な展示を行ってます。
とはいっても展示空間づくりには気を使っているのでラフでゆったりと絵を見ていただけるように、音楽を流したり、ソファがあったり、そもそもギャラリー自体が古民家を改修したもので味のある建物だったりします。
残り数日ですが皆様のお越しを心よりお待ちしています。