リアルな美大の日常を
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2012年12月のアーカイブ
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まもなく
2012年、駆け込みエントリー!
からあげはゆく年くる年見ながら年越しします。
みなさま良いお年を〜
↑これが言いたかった。
年末のごあいさつ
ここ数日は会う人、会う人と別れ際に「良いお年を〜」っていうことが多くなってきました。
どうせ年明けすぐ会うだろって人もいれば、よくよく考えてみると新学期まで会わないんじゃないかって人もいます。
入構禁止になり早4日。
学校に何日も行ってないなんて普段の自分では考えられないので、正直家での過ごし方がよくわからなくなっています。
でもまぁあれだね、試験前だから部活が休みになる高校生みたいな気持ちで、レポート課題やってます。
しかしやっぱり勉強は苦手なので、大掃除という大義名分のもと部屋の掃除をしてるしだいです。
1年前は年末とかお正月とか関係なしに制作していたから今年はゆっくり紅白でもみようかな。
卒制返し
大学は昨日より入構禁止となりました。今年もあと少し、
でもそんなことお構いなしなのは卒制、修制の追い込み作業中の4年、院2年生たち。
そんな先輩のお手伝いをするというのはこの時期よくあることで、ムサビ生は誰かを手伝うかアルバイトに勤しむか、大体二通りに分けられてしまいます。
僕はというとも、ちろんお手伝いしてますとも!4年生を!!
これはムサビのごく一部で「卒制返し」と呼ばれる状況です。
要すると「院に進んだ人が4年生の時に手伝ってくれた後輩のお手伝いに加担する事」です。
建築学科だと院進学率が高い上、制作を手伝ってもらうことがよくあるため、ちらちらと見かけるのですが、
ムサビ全体を見てみると他の学科ではほとんど見ることはないです・・・
ちなみに今手伝っている4年生は、木製パネルが必要とのことで、
ギュイーンと木を切って、板とくっつけて、紙を水張りして、さぶろく板パネル制作をしました。
それを数枚ほど。他のお手伝いさんたちと。
工作仕事が不得意とのことで、自称「日曜大工」の僕が卒制返ししてきました。まぁこれだけではないけど。
別に無理やりやらされているとかは一切なくて、ただ昨年僕の卒制をすっごく、すっごく手伝ってくれた後輩に少しでも恩返しできればな、みたいな感じでやってます。
制作に夢中になっている人の空気みたいなの僕は好きです。
一緒の空気を吸っていると自分も頑張ろって気持ちにさせてくれます。
それに手伝っていると後輩から教えられることもあります。
単純に卒制のプランが自分では思いつかないものだったり、同じものを作るにしても違うやり方があったり。
一人で制作しているように見えても、実は周りの人の力って必要だと思います。
それは制作者本人も手伝っている人も、
芋子さんも書かれていますが、協力しないと出来ないことってあると思います。
本当の話、どんなに気合入れて制作していても集中力が切れる時ってあるんです、でもお手伝いで人を呼んでいると、しっかりしよって思い、また集中できるんです。
お手伝いさんを呼ぶことで、作業も進むし、自分もダレたりしないんですね。
卒制、修生のみなさん頑張ってくださーい!
あ、ちなみに卒業、修了制作展期間中もしくは直前は絶対「雪」が降るって思っておいた方がいいですよ、甘く見ても雨は降る。
昨年たくさんの後輩に手伝っていただいたので今回は手伝い先が多くなりそう・・・
発表、リアルな話込みで
作品をつくって発表すること、つまり展示を行うことが制作者にとって重要であり、学生の身としては勉強の場ともなります。
今版画の院1年では有志で
contact 武蔵野美術大学大学院版画コース1年有志展
を行っています。
いままで展示する機会は何度かあったのですが、多分今回、自分が作家(またはアーティスト)といわれる立場で作品を発表することになった初めての場です。
学内展示だと授業の延長線であったり、外(学外)で展示をすることがあっても自分の勉強のためという意識や、イベントとしての出品のものばかりでした。
いままでと大きく違うのは、ここで持ち出すのは変な話かもしれませが、作品に「価格」をつけるということです。
今まではそれまでの制作、研究の発表会の気持ちでした。
価格をつけると言う事は自分の作品を商品として、しかも美術品としての値段をつけるので、それなりの金額になります。
もちろんハンパなものを出しているつもりはありませんが、「作家で食っていくと言う事」はこうやって展示をして作品が売れて、それを主な収入として生きていくと言う事なのかなぁと
ぼんやりと頭の中でその道筋を考えてみました。
作家で食っていくという方法がこのやり方だけでないのですが、一つのスタイルとして
卒業後のことを考える院1年冬には無視できないお話です。
まだ学生の身だけれど、院生というのは作家の立場でもあると思います。
自主制作が授業(?)の大半なのは半分は社会に足を突っ込んでいる立場だから。
学部と院で違うことのひとつかもしれません。
あーだこーだ言いましたが、実際のところそう簡単に売れるようなものでもないので(売り物としての作品レベルがあるかという問題もあります)
制作を続けることが大切だと改めて感じた今日でした。
あ、めりーくりすMAU!
エントリー書いていたら日付変わっちゃった。
そんなわけでクリスマスイブも当日もなぜか版画の院1有志は神楽坂のギャラリーでクリスマスとは何ら関係ない正統派な展示を行ってます。
とはいっても展示空間づくりには気を使っているのでラフでゆったりと絵を見ていただけるように、音楽を流したり、ソファがあったり、そもそもギャラリー自体が古民家を改修したもので味のある建物だったりします。
残り数日ですが皆様のお越しを心よりお待ちしています。
追い込みの空気を一緒にすってみる
今週は補講週間です。
学部も院も、多くの授業は補講を行わないので(まぁ先生によるけど)実質冬休み開始みたいな。
しかし、制作に追われる版画の学生は毎日学校に来て制作をしています。
学部は卒業制作。院2年生は修了制作の追い込みの時期です。
僕も去年卒制をした身なのでつい気持ちが入って、おせっかいにも4年生の工房に乗り込んで相談なんか受けちゃってます。
まぁ作品の内容よりも、展示方法とか、展示台が作りたいんですけど・・・って話ばっかり。
大工のお兄さん(自称)となってます。
しかしいまのムサビは退校がいつもより早い日がちらちら。
入試の関係みたいです。
みんな今日は何時まで学校で作業か、ぴりぴりしながら確認してます。
17時までとか、やっぱり18時までとか情報が錯綜するシーンもちらほら。
学校でしか制作できない版画学生にとって1時間の違いは大きいのです。