リアルな美大法人企画室長の日常を
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学生さんはエライ
手羽はネットワークの委員をやってます。
「大学WEB担当」ってことでその委員になってるんだと認識してたんだけど、広報課から異動する時に「これは『担当』じゃなくて『人』で決まってるから」と委員長に言われ、法人企画室長の今も委員をやっています・・。
あ、デ情のjsato先生も同じ委員で、「某会議でjsatoさんに聞いたところ・・」という話題の9割がこのネットワークの会議です。
ちなみに、タモリ倶楽部の収録でタモリとカラオケデュエットされたそうで、それが放送されるかもしれません(笑)
話を戻して・・。
来年、ムサビは大幅な基幹ネットワークリプレイスを予定してるため、事前に要望・条件・大学ネットワークポリシーを提示し、複数のベンダーさんにプレゼンをやってもらうことになりました。
ただ、委員のメンバーは忙しい人ばかりなので、「えーい、まとめてやっちゃえ!」なノリで、たまたまみんなが空いてた昨日に4社プレゼン開催。
タイムテーブル決めて、持ち時間は各社1時間半〜2時間。
それぞれの開始時間は10:00〜、13:00〜、15:00、17:00〜
会議だったら1時間半っていうのはあっというまなんだけど、90分間ずっと人の話を聞く・・しかも笑いを取りながら説明するようなプレゼンでもないし、ビジュアル的に面白いものでもなく、マジメに説明してるものをずっと聞く・・しかもハード面の話だから内容も難しい・・・しかも1日4本・・てな状態は・・・
大変でした。。。。
でも考えてみたら、学生さんはほぼ同じような状態なんだよね。
「学生って偉いよねー」
と委員の先生と話してたところです(笑)
だから思ったの。
教員は「ファカルティ・ディベロップメント」とかの前に、人の面白くない話を90分間×2、3本じっと聞いてなくちゃいけない大変さをまず経験するべきじゃないかと。
さて、来週は3社のプレゼン。
ウン。1日3社ぐらいが限界だよね・・。
同じ条件を提示しても、提案してくる機械が違うのは当然だけど、企業ネットワークポリシーが違うから、結構違うシステム構成が出てきます。
ベンチャー系はとにかく導入実績が欲しいから、低額なものを出してくるし、説明に来てるエンジニアも詳しいから好感を持てることが多い。動きも早い。
実際にベンチャー系さんを使ったことがあって、「○○が見えないんですけど」と電話すると、翌日「システムソース自体を修正したんで、もう大丈夫っすよ」と大企業じゃありえない対応をしてくれることもありました。
一方、大手有名企業さんだとプレゼンに営業の人がずらっと来るんだけど、質問すると「勉強不足でした。それは帰って調べさせていただきます・・」が続いたりして。
大手有名企業さんから購入したこともあるんだけど、「○○が見えないんですけど」と電話すると、「それはうちの機械じゃないので、そちらのメーカーさんに聞いてもらえますか?」と「え。でもあんたんところで買ったものよ?・・」てなこともチョコチョコ。たらい回しは日常ですね。
でも、ベンチャー系さんの怖いところは、その詳しいエンジニアさんが突然やめちゃうことがあって、その人がいなくなると全然引継ぎもされておらず、テンヤワンヤになってしまうことがある。小さな企業の弱み。
これも経験済みです(涙)
その点、大手企業さんだと会社としてバックアップ体制もしっかりしてて・・・ってこともあんまりないかな?
やっぱり担当エンジニアがいなくなったら混乱してる。ベンチャー系さんよりはマシだけど。
ベンチャー系の怖さも知ってるけど、といって、「大手さんだからやっぱり良かった」と思ったこともあんまりないですね。
大学は「エンジニア」に依頼したんじゃなくて、「会社」にお願いしてるわけで、その人がやめて混乱してようが、「そんなのこっちは知ったこっちゃない、会社として責任もって対応してよ」なんだけど、正直その「エンジニア」に惚れて依頼することがあるわけで・・・難しいところなのよね。
「その人の知識」というよりも、考えた人のシステム設計能力やセンスが大きく関係するので、「ビデオデッキを購入した代理店」とかと関係が違うように思ってます。
ネットワークはシビアな世界ではあるんだけど、なんだかんだ、大事なのは結局「人」ってこと。