地域フォーラム レポート1

10月18日、大阪の国立国際美術館で地域フォーラム「アート&デザイン2008大阪《世界に発信― 大阪の元気なアート&デザイン》」が開催されました。
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国立国際美術館の概観です。


今回の地域フォーラム・・・今だから書けますが、実はあんまり期待してなかったんです(笑)
有名人もいないし、しかも講演が4つですよ。
きっとつまんない話を長々とする会なんだろうな、と。
minxさんもそう思ってたようですね

でも、早く気がつくべきでした。

ここは大阪。

主催は大阪支部。

退屈なイベントをやるわけない。


なんといっても、株式会社アオキの社長・青木豊彦さんの講演が面白かった。
あ、この方です。
大阪では有名な方なのかな?
東大阪の町工場で作った人工衛星を打ち上げる」ことを実現させようとしてる人。

・「目的」と「手段」は違う。自分の目的は「東大阪に若い人を集める」であり、そのためのひとつの手段があくまでも「衛星を打ち上げる」なのだ。

・つながりが大事。ここで出会ったのも何かの縁。終わったら全員名刺交換しましょ。


などなど、コテコテな河内弁をしゃべるおっさん(褒め言葉です)のトークは終始笑いっぱなしなんだけど、実際に行動してる人間の言葉でもあり、最後は涙話もあって、終わった後に長澤先生と「青木社長に課外講座やってもらいたいよね。特任教授でもいいぐらい」って話をしたくらい、みんなに聞かせたい話でした。


そしてオルファ株式会社相談役の岡田三朗さん。

カッターナイフは日本で発明されたものだって知ってました?
世界中で使われてて、文房具として当たり前のカッターが日本で発明されてるんです。
アラジンも「♪カッターもこの国で考えた」と歌ってくれたらよかったのに(笑)

そう。カッターナイフを最初に作った会社が今のオルファ株式会社(美大生ならみんなお世話になってる会社)で、岡田さんとはカッターナイフ発明にかかわった方なのね。

そんな人の話がつまらないわけないっしょ。
「青木さんの話の後にやる人は大変だろうなー」と不安に思ってたけど、大阪をなめちゃあきまへんね。
青木さんとはタイプの違う大阪の笑い。
というか、なんでこんなに濃いキャラがたくさんいるの?


青木社長も岡田さんも講演を依頼されるまで「武蔵野美術大学」の名前を知らなかったそうですが(苦笑)、やっぱり物作りを真剣に取り組んでる人、夢をもって実行してる人の話は共感できるものが多いです。


ちなみにオルファとは「折る刃」からきています。
手羽の豆知識でした。


続く。(引っ張ります)

投稿者:ichiro : 2008年10月20日 03:33

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