リアルな美大法人企画室長の日常を
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やる気ホルモン
夏休みも終わり、昨日から後期授業が始まりました。
いまいちやる気がでない人。
とりあえず簡単なところからとっかかるといいよ。
これって「何当たり前なこと言ってるんだ?」ですが、精神論ではなく脳科学的に立証されているんです。
「とりあえず動く」、つまり適度なストレスをあたえることによって、TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)という「やる気ホルモン」が分泌され、やる気がでてくるんですって。
逆に過度なリラックス、長期間なリラックスが続くとやる気ホルモンが分泌されなくなってきて、無気力になってしまうのね。
「夏休み明けはいちまいちエンジンがかからない」って人が多いと思うけど、ホルモンの分泌量が関係してるのであって、自分がいけないのではない(ま、自分がいけないんだけど)。
参考
■創造的に生きよう −やる気の脳科学−
■集中力とやる気の関係|healthクリック
例えば。
課題をやる気が出ない人。
その課題のテーマが好きなものだったり、目的意識があったり、終わらせるとご褒美がでるようなものだったらTRH、つまりやる気ホルモンがグイグイ出てくるんだけど、課題がそういうものとは限らない。
友達に「常にやる気がある人」っていると思うけど、だいたいそういう人は目的意識があって、やる気ホルモンが常にドバーって出てる人なんだよね。
そういう人を真似る必要はない。
やる気がでない時は全部をやろうと思わずに、何も考えずにまず1枚だけやってみましょう。
簡単なところから手をつけることによって、やる気ホルモンが徐々に出てきます。
後期は連休が続いたり、2週間の芸術祭期間があったり、大学に慣れてきたりで、前期に比べるとあっという間に時間が過ぎます。
考えてもみてください。
学生さんにとって、実質の「今年度」はあと4ヶ月もないんだよね。
「やる気が出ないなー」な調子でいつまでもいると、あっという間に冬休み、そして壮大な春休み。
そのまま「過度なリラックスタイム」に突入するという悪循環に入ってしまいます。
まずはとっかかれるところから始めて、やる気ホルモンを早めに出していきましょ。
卒業したら、画家やフリーのデザイナーはいかにやる気ホルモンを自分でコントロールできるかが勝負になってきます。