リアルな美大法人企画室長の日常を
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メガネ日記
眼鏡市場のCMのヨン様がアリかナシかと聞かれたら間違いなく、「ナシです」と答える手羽です。
手羽は言わずと知れたメガネ男子です。
顔の一部がメガネです。
「朝ブラジャーをつけると戦闘態勢に入った気持ちになる」と女性から聞いたことありますが、メガネ男子は朝メガネをつけると「これからがんばるぞ」と戦闘態勢に入った気になります。
ちなみにブラジャーといえば、「ブラジャーが透けるほど、汗をかいた最後っていつだろう」で、いろいろ話題になった「からだ巡茶」のCMディレクターも伊藤由美子さん。ムサビ視デOBです。(はい。ノルマの美大ネタ)
このCMのコピー、絶対男では思いつかない視点だから「うまいところに気がつくなー」と感心させられたんですが・・。
昨日の朝。
いつものごとく「よし、起きるか」と戦闘態勢に入ろうとしたら、顔の一部がフレーム両方とも完全に折れて布団の横に転がってたんです。
寝相が昔から悪いのは知ってます。
朝目覚めたら、「これ、寝ながらブレイクダンスでもしなきゃ無理だろ」って方向&場所で寝てる時がありますし。
きっと昨日も「最近の安室奈美恵の曲はヤバイね」とか寝言を言いながら、寝ブレイクダンスをしてたんだと思います。
換えのメガネも持っていません。
こりゃ本気でまずい。
とりあえず、メガネなしでブログは更新したけど、これじゃ車も運転できなければテレビも見れない。あ、仕事もできない。
吉祥寺に行ってメガネを修理してもらうか。
いや。今回はフレームが曲がったとかじゃないしなあ・・。修理不可能な気がする。。
そうだ。中野に眼鏡市場があるってメガネ関係者から聞いたから、いっそ新しいのを作ってしまうのも手かもしれない。話のタネに一度眼鏡市場に行きたかったのだ。眼鏡人間の1人として。
よし、ホームページホームページ・・・。
これはメガネの神様のイタズラなのか。
それともヨン様のおぼしめしなのか。
迷わず井の頭線で吉祥寺へ向かいました。
通りの真向にYAMADA電器パソコン店も最近オープンしたらしく、店の前はすごい人だかり。
吉祥寺じゃ普段あまり見ないような人・・例えるなら立川競輪場近くにいそうなおじさん・・・が沢山いました。なぜ?かなり怪しい空間。
おじさんたちの間をぬって、お店に到着。地下1階へ。
メガネ男は迷いません。ものの5分でフレームを決める。
冒険なんてする年でもないし(笑)
お金を払い・・・・払い・・・払って・・・・・・・。
ここは眼鏡市場じゃないのね・・・。
眼鏡市場は1階でした。
ま、いいか。眼鏡は買えたんだから。
そのまま吉祥寺をプラプラ。
家に帰って新品な眼鏡でメールをチェックすると「南アメリカのアーティストがやった『犬を餓死させるアート』を芸術を学ぶ方たちはどのように受け止めてますか?」というメールが届いてました。
詳しくは書きませんが、2月ぐらいに話題になったやつですね。
えーと・・・・これ、話の半分以上はデマの可能性が高いんです。
ただ、「芸術」と「モラル」と「情報リテラシ」から語れるいい教材なので、この日記でふれてみます。
まず、「この話が全て本当だったら」という仮定のもとで書きますと。
「芸術」という観点からみれば、反対署名をすればするほど、このアーティストの思うツボですね。
皆さん、気がついてるのかどうかわからないのですが、それがこの作品の本当のコンセプトなので。
自分がそのアーティストだったら、ブログとか署名サイトを笑いながら見てるはずです。
次に「モラル」という観点からだと、これは"現段階"では「芸術」ではないと思ってます。
芸術のためなら何でもやっていいわけではありませんし。
ただ、個人的には。
個人的にはなんですが、カマキリとかカブトムシを虫かごで飼う行為は「すごく残酷な行為だなー」と昔から思ってる人間です。少ない寿命なのに、せっかく生きてきたのに、あんな狭いところで人間の「情操教育のため」とかなんとか変な理屈につきあわされて一生を終える姿が耐えられなくて。
「子供の教育のために」というのであれば、せめて虫かごに捕まえて観察させた後は元気なうちに野原に逃がしてやるべきじゃないかと。
といって、人が飼ってるカブトムシをいきなり「カブトムシを逃がしてやれーー!カブトムシくん、大空に飛び立つんだああ!」と虫かごをガバっとあけたりするような行動はしません(笑)
現段階では「芸術のために犬を餓死させてはいけない」「観察のために虫を虫カゴで飼うのはいい」というのが今のモラルなので。
「『ブラジャーが透ける』という言葉をCMで使っちゃいけない」というのもこの国の今のモラル。
で、最後に「情報リテラシ」として。
チェーンメールの要素(「友達に知らせてください」「署名お願いします」等)がかなり含まれていて、「チェーンさせたくなる、ほぼ完璧な話」というのが情報システム課時代にスパム・チェーンメールをコレクションしてた人間としての印象。
どこまでが本当でどこまでが嘘でどこまでが未確定情報かというのは、検証サイトもあるのでチェックしていただきたいのですが、少なくとも後日談として書かれた部分は読んだ瞬間に「後で誰かが付け足した話だなあ・・」と感じました。
いい話を作ろうとしたばかりに矛盾点が多すぎる(笑)
似たようなパターンだと、「国連広報センターが平和アピール署名を求めるEメール」という話が以前ありましたね。
「RHマイナスの血が足りない」「潰れたペットショップの犬が殺される」等、命に関連するチェーンメール・・今はチェーンブログ?・・・は、最初はチェーンメールとして書かれたものではなかったのに、人に伝わっていく間に余計なものがいろいろくっついてチェーンメールになったパターンが多いです。
私はこの話を全否定していません。嘘ではない部分もありますし。
自分がいろいろ調べた結果、それを真実だと判断し、どうしても他人に知らせたいのなら知らせリャいいんじゃないかなと思ってます。後は受け取った方の判断に任せるしかないですしね。
おっと。でも個人情報には気をつけてくださいね。
署名って究極の「個人情報晒し」ですから。
芸文なんかでは授業で取り扱うにはいいテーマなんじゃないかな?
この間、母からチェーンメールが送られてきました。。
知的障害者の男の子が迷子になっているという内容で、名前や特徴などまで細かく書いてあり、このメールを5人に回してくださいというものでした。
母はチェーンメールという存在を知らなかったらしく、きちんと5人に送っていたようで・・・。
「こんなのうそにきまってるじゃん!!メールを簡単に信用すんな!」
と、ぷんすか怒ったわけですが、後日、全国テレビで「行方不明だった知的障害児が見つかった」と放送されてまして。
そのメール、全文章が事実だったわけです。
ちょっと本題からはズレてるかもしれませんが、びっくり体験をしたよってことで・・・。一概に「うそだ」と言えないですね、怖い世の中です。
ちなみにそれ以降、母がチェーンメールをよく回すようになったのは言うまでもないです。。。(涙)
投稿者 キャサリン☆鈴木 : 2008年04月30日 08:53
自分で情報ソースを調べた上で相手に送る分には別にいいんじゃないでしょうか。
この手の情報はメールが回ってる間に嘘の情報が付け加えられたり、既に解決してるのに現在進行中な話になったりして、親切なつもりが
逆に迷惑をかけることがありますから。
投稿者 手羽 : 2008年04月30日 09:11
お昼に手羽さんを1号館の喫煙所で見かけてマジマジと見てしまいました。
けどその後にhelveticaとして手羽さんと一度もあったことがないのに気づきました。
一度お会いしたいです。そして眼鏡交換会をしたいです。
この国のモラルは高いんだか低いんだかですね。
頭を使わないでモラルを振りかざしているイメージがあります。
投稿者 helvetica : 2008年04月30日 15:58