リアルな美大法人企画室長の日常を
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卒業制作展の前に2
のだめカンタービレで「妖怪・コントラバス」というエピソードがあるけど、
ムサビには「妖怪・段ボールパネル」が出現します。段パネが歩くんです。
説明しよう!
●妖怪・段パネ
・特徴::仲間と一緒に9号館と各建物を延々と往復する妖怪
・発生時期::主に1月中旬または10月下旬
・口癖::「ソツセイ、オワンネー」「ゲイサイ、マニアワネー」
こんな準備風景がありつつ、近づいてきました。
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■造形学部(通学課程)卒業制作展
■大学院修了制作展
会期 | 2008年1月25日(金)-28日(月)
時間 | 9:00 -17:00
会場 | 鷹の台キャンパス
入場無料・予約不要
※駐車スペースはありませんので、車でのご来場はご遠慮ください。
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です。
卒展アドバイス話の続きを。
「完全な水平・垂直ってないもんだよ。」
普段は全く気にならないんだけど、作品を設置してみてわかることです。
地面や床は水平ではありません。フラットではないし、微妙に膨らんでたりします。
地球って丸いんだよ。(そういう問題ではない)
階段もそう。水がたまらないように微妙に傾斜が入ってたりするもんです。
図面上で作品を作ったはいいけど、実際に設置してみると「ん?傾いてない?」なんてことがよく起きます。
立体だけじゃなくても平面でも同じ。
水平器使って
完璧な水平を出して作品を掛けても、壁面の形状・模様ひとつで「・・・画面が傾いて見えるね・・」なんてことはしょっちゅう。
ここで「機械を使って水平に設置しているんです。傾いて見えるだけです」と言い張るのはやめようね。傾いて見えるんだったら、それは間違いなく「傾いてしまってる作品」なのさ。
早めに仮設置して様子をみて修正する時間も計算しといた方がいいよ。
最後はなんだかんだ目で確認するしかないっす。
「4年生以外も卒展見た方がいいよ。」
4年間の集大成だから、ゲイサイよりも全然クオリティが違います。
作品のクオリティもそうだけど、特に展示方法。
どういうパネルを作ればいいのか。
どういう展示台を作ればいいのか。
どういうキャプションを作ればいいのか。
「作品を作りました→置きました」で終わってはいけないのが「展示」。
作品や作品帳も大事だけど、結構キャプションも人は見てます。
人はどういうところに目がいって、展示には何が大事でどういうパターンがあるのか、を見て知るだけでも今後の課題展示だったり、ゲイサイの参考になるはずです。
もちろん、「反面教師」となるべく作品もありますが・・・。
作品テーブルに一枚布をかけるだけで「ああ。この人は細かいところもちゃんと気をつかってるなあ」というのが伝わってきたりね。
美術の世界には「作品以外は評価してはいけない」という優しい習慣があります。
例えばツッカエ棒が横っちょから見えてても、「ここまでが作品です」と作者から言われたらその部分しか「見えてない」ことにするし、見てないフリをしてあげるもんなんです。
とはいっても、「コンセントから延長コードで電源ひっぱってまーーーーす」な状態が目に入ると、気にならない方がおかしいですよ(笑)
せめてテープでピシッと床や壁に床に固定してくれてたらいいんだけど、延長コードがダラーンとぶら下がってたり、作品の前を延長コードがニュルニュルしてたら、それだけで手羽は萎えます。
「作品以外は評価するな」かもしれないけど、その前に「作品に対する愛情はないのか」と。
さ。もうすぐだね。
卒業制作・修了制作を作ってるみんな。
もうひとふんばり!
カンパーレ!!
・・・・・・・・・・
昨日のハチクロ。
なんで飛行機事故になったか疑問だったけど・・・考えてみたら、あの会社がスポンサーなんだよね・・・そりゃ交通事故はできない。
ドラマはそういうもんなので、そこは突っ込まない方向で。
だから、古畑任三郎も殺害方法に交通事故と毒殺がなくて、撲殺か銃殺なんです。
浴衣とシソの話は漫画の中で手羽の好きなエピソードのひとつです。