リアルな美大法人企画室長の日常を
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編入試験について
いくら万能な男だといっても、木彫までサクっと作れたりしないっすよ・・。
ちなみに撮影場所は女子美さんです。
今週末は公募制推薦入試の2次試験。
推薦入試のことは、今年は卜部くん、メイさんが書いてくれてるんで、そっちを参考に。ただ、あくまでも参考に。
その他に今週は銀座スペースデザイン学生コンペティションの説明会があったりしますが(詳細は1号館下掲示板を)、これも今週です。
3年次編入学試験の出願が始まります。
編入試験の出願期間は11月21日(水)-11月28日(水)当日消印有効です。
つまり明日から出願開始。
編入試験のことは今まで書いたことがなかったですね。
詳しくは大学公式サイトをみてもらうとして。
■武蔵野美術大学::3年次編入学試験
広報課に「転科の資料をください」と学生さんが訪れるんですが、純粋な「転科」って制度(無試験で学科を移動できる制度)はムサビには今のところなく、他学科に移動したい場合は3年次編入学試験を受ける必要があります。
造形学部入試志願者数は「外から見たムサビの評価」なので、これも確かに大事なんだけど、編入試験の内部生志願者数は「内部から見た自学科・他学科の評価」、外部生志願者数は「大学生から見たムサビの評価」でもあり、リアルな数字が出てくるんで、個人的にはかなり気にしてます(笑)
あ、他大学2年以上から受験することも可能です。短大生・専門学校生が3年次編入を受けるパターンも結構多いです(受験資格を確認してね)。
また、いくつのかの学科は実技試験がないので、一般大学から受験する方もいます。
違う学科に移動する理由は、「●●学科が第1希望だったから」の『仮面浪人組』、「イメージしてた学科と違った」の『ミスマッチ組』がよく考えられるのですが、「自分は○○が向いてることを発見したから」の『自分発見組』も少なからずいます。
これはどういうことかというと。
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とりあえず美大のデザイン系に入った。
なぜなら周りの友達も受けてたし、予備校や高校の先生も「とりあえずムサビのデザイン系に入っとけ」と言ってた。将来ポスターとか描けリャいいなーと思ってたけど、自分がやりたいこともそんなに見えてなかったから、その学科が何を学ぶところなのか知らないまま入学した。授業はそれなりに面白い。そんなに文句はないのだけど何か物足りない。
でも、ムサビで初めて経験した彫刻の授業。自分は手を使ってモノを作る方が向いてるんだと気がついた。
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というパターン。その人は平面デザイン系から彫刻学科に編入しました。
他学科の授業を受けられる新カリキュラムが導入されてから、(彫刻学科に限らず)このパターンが増えてきてるような気がしますね。
もちろんファインアート→デザイン系というパターンもあります。「油絵学科に入ったら、映像をやりたいって気持ちが強くなった」とか。ん。なんかそういう人知ってるなあ・・・。
彫刻OBの私からすると、「せっかく倍率の高い平面デザイン系学科に入ったんだから、考え直した方がいいんじゃないの?ファインアート、特に彫刻は楽な道じゃないよー。就職のこととかあるしさー。彫刻なんて平面デザイン系に比べると職種も狭いよー」とも思うのだけど(笑)
でも、「大学に入って本当に自分がやりたいことを発見する」仕組みがムサビにはあり、それをウェルカムな状態なのがムサビでもあります。
本当にやりたいことが見つかったのなら編入してみれば?