2007年11月のアーカイブ

ベストドレッサー賞

本日、MAUnews新入生歓迎号表紙写真締切です。

そして、来週の月曜日12月3日は銀座スペースデザイン学生コンペティションの学内エントリー説明会があります。去年は「9企業賞のうち、5つをムサビがゲット」というすごいことが起きました。第1エントリー締切は12月17日16:30までになってて、この説明会で配付する「エントリー申込書」を企画広報課に提出することになります。
エントリー希望するムサビ生は必ず出席を!。(詳細は学内掲示板を)


さて、本題。


今年度のベストドレッサー賞が発表されました

テレビではエビ様ばっかりでほとんど紹介されてないんだけど(笑)、インターナショナル部門でムサビOB・デザイナーの奥山清行さんが受賞されています。
ま、いつもダンディな方なんで、受賞されてこの人は当然って気もしますが。

ちなみに。
去年はリリーフフランキーさんが受賞されてるんです。
そう、ムサビOBが2年連続でベストドレッサー賞を受賞したことになるんですよ。なんとなくすごいでしょ?(笑)多分、これに気がついたのは手羽だけじゃないかしら。
ま、こんな話題、高校説明会じゃ使えないんで、ぜひ忘年会のプチ話題に使ってください。


ちなみにちなみに。




2003年には政治・経済部門で、やはりムサビOBであり日産チーフクリエイティブオフィサーの中村史郎さんが受賞されてて、1989年に学術・文化部門で景山民夫さん、1988年には山藤章二さんとやはり2年連続ムサビ関係者が受賞しています。


ベストドレッサー賞はムサビがもらったり!!がははははは(バカ)

研修「MUSA」 -手羽編2−

「研修MUSA」のおさらいです。

■問題:
あなたはムサビの木炭デッサン試験会場に不時着しました。数分後に実技試験を受けなくてはいけません。周りを見渡すといくつかの道具が落ちていました。木炭デッサンを描くために使えそうなものを順位付けしなさい。

●鉛筆4本
●食パン一斤
●15cm定規
●1m四方の段ボール
●タオル
●ガムテープ
●消しゴム
●携帯用バーナー(キャンプとかで使うやつ)
●インターネットが使える電子辞書
●5000円札

研修『MUSA』 -手羽編1−」で書いたとおり、この中で最優先は5000円札です。

では、5000円がない場合を考えてみましょう。

手羽ならどうするか?


やっぱり2位は鉛筆ですね。
なにはともあれ描くものがないんじゃどうしようもないですから

え?木炭デッサンで鉛筆を使うのは課題違反?はい。もちろん完全な課題違反です。
で、そこで「携帯用バーナー(キャンプとかで使うやつ)」の登場です。これで鉛筆を燃やして炭にしちゃえば木炭のできあがりです。これなら誰も文句を言えません。

あ、くどいですが、「試験会場に不時着しちゃって何も持ってなくてお金もない」というありえない仮定のもとで考えた結果です。実際に試験会場で鉛筆をバーナーで燃やしてたら教室から追っぽり出されますし(笑)、鉛筆の周りには塗料が塗ってあるから、鉛筆を焼いて絵を描けるようなきれいな木炭になってくれる可能性は低い。

鉛筆を選ぶもう一つの理由は、「何も描かないよりは」という判断の元、「木炭デッサン試験なのに全部鉛筆で描く」という最後の手段があるかもしれないからです。
頑張った絵だったら、もしかしたら数点はつくかもしれない。よく勘違いしてる人がいるんだけど、「課題違反=0点」ではなく「課題違反=減点」なんですよ。悪質なものだったら0点になるでしょうけど。
何が言いたいかっていうと、課題違反をしろってことではなく、どうしようもないのならどうしようもない中でベストを尽くすしかない。日本科学技術大学・上田次郎教授もこう言ってます。

なぜベストを尽くさないのか?

4054025285日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか
上田 次郎
学習研究社 2004-06-29

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今回はあまり語られない「課題違反」について。

ほとんどの場合は「問題文をよく読まずに課題違反しちゃった」パターンがほとんどで、これほどもったいないものはありません。特に最近のデザイン系の試験問題は複雑なものが多く、よく読まないとどういう意味か理解できないものが増えているように感じます。
思い込みで読み飛ばしてしまうこともよくあること。

先日の研修「NASA」の時、同グループの職員が
「地球に帰るにはやっぱり大気圏突入があるから、必要な道具は・・」
と最初は答えてました。これは「助かる=地球に帰る」という思い込みから発生した間違いで、問題文には「母船が待つ200kmの月面を移動するためには」とちゃんと書いてあるんですよね

実技入試の時は手を動かす時間も大事だけど、問題文をよーーく読むことにも時間をかけた方がいいよ。
何が条件で何がポイントなのか。

ハチクロキャスト確定

本日2度目の更新です。

ドラマ「ハチミツとクローバー」のキャストが発表されました。

花本はぐみ … 成海璃子
竹本祐太 … 生田斗真
山田あゆみ … 原田夏希
真山 巧 … 向井 理
森田 忍 … 成宮寛貴
山田大五郎…泉谷しげる
庄田教授 … 松重 豊
寺登泰彦 … 前川泰之
野宮 匠 … 柏原 崇
勅使河原美和子 …滝沢沙織
花本修司 … 村上 淳
原田理花 … 瀬戸朝香

ソース::フジテレビ公式サイトより




私の勘は見事に外れました・・・。

真山役の向井くんって「のだめ」の菊池くん役の方なんですね。なんとなくイメージできる。






にしても、元気そうな理花さんですね・・・・・。

レジデントアドバイザー募集!

MAUnews表紙写真締切が今週11月30日(金)と書きましたが(メイさん、忘れないでね)、もうひとつ11月30日締切りのものがあります。

レジデントアドバイザーの募集です。
レジデントアドバイザーとは、本学に在学する交換留学生と同じ宿舎の一室に入居し、交換留学生の生活面のサポートや宿舎管理の補助をするボランティア学生のこと。

●募集人数: 1名
●任    期: 平成20年3月から1年間 
●入居場所: 本学交換留学生用宿舎
●役    割: 交換留学生の生活面のサポート、宿舎管理の補助など

もちろん、「日常会話程度の英語力があること」「業務に支障をきたすような恒常的アルバイト、長期旅行は要調整」などの諸条件がありますが、採用されれば住居費などの補助を受けることができます。
詳しくは下記国際交流留学生課WEBをご覧ください。
交換留学生宿舎のレジデントアドバイザー募集

これはムサビだからできる補助制度でもあるわけで・・・おっと、いつもの自慢話になっちゃうから(笑)、去年書いた「ムサビペディア::国際交流」を読んでね。

ちなみに国際交流協定締結校はグラスゴー美術学校(イギリス)がその後追加になっています(結局自慢してる)。


国際交流留学生課がらみだと、

TOEFL-ITPテストを学内でやるので、ムサビ生希望者は申し込んでください。こちらの締切は12月7日(金)です。

TOEFLのような公的な語学能力証明にはなりませんが、自分の語学力を把握できますし、なんせ受験料が通常の1/6以下。


以上、英検3級の手羽でした。

at 04:24 | Category : 募集もの | Trackbacks (0)

新入生歓迎号の表紙写真

いよいよ締切りが近づいてきました。

MAUnews「新入生歓迎号」表紙写真作品募集!

締切りは11月30日、つまり今週の金曜日です。
「謝礼金3万円」とムサビの募集では安い方なのですが、学生及び教職員が年間を通して一番使う雑誌の表紙です。
ぜひ申し込んでください。


手羽ブログを読んでる皆さんに、こっそりと「こうすれば採用される!」という対策をお教えしましょう。

去年書いたこちらの日記を読んでください。これで採用間違いなし!!
しーー!他の人に言っちゃダメだからね。ここだけのヒ・ミ・ツ。

まいったなー。これで「手羽さんのおかげで採用されました!感謝してます!」なんて幸福のペンダント的なお礼のメールがバシバシ届いちゃったりするんだろうなー。



でもね・・・。去年の採用作品。

hyoushi1.jpg

おもいっきり「12号館のガラス壁面に青空と雲が映り込んだアオリの写真」なんだよね・・・・。
これに決まった時はさすがにブログを修正しようかと思いました。ある意味「ここまで言い切った手羽ってすごい。」と思ったけど(笑)


傾向なんてない!実力勝負だ!!でも明るい写真をモトム!

at 03:52 | Category : 募集もの | Trackbacks (0)

手羽日記 11/25 -愛の狩人-

11月25日(日)::

10:00。京王井の頭線。駒場東大前に到着。

そうです。東大の駒場祭に行ってきました!
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目的は一つ。


学生プロレス!!!

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ここでもわれらが「インチキ万歳」HWWAは頑張っています。
しかし、まさか自分が学生プロレスの追っかけになるとは・・・。でも遠くから見つめる自分でいたいのです。「あ、金的桜ヶ丘くんだ・・相変わらずイケメンだなあ」とか「おっ、5代目タイガーマスクの登場だ」「じぇりこさん、頑張って」と心の中でニヤニヤする自分でいたいのです。
な、何言ってるんですか?!べ、別にストーカーなんかじゃありませんよ!!愛情が偏ってるだけです。しいていうなら、愛の狩人です。

・・・でも、まだ準備中でした。来るのが早過ぎた。ま、「ここに来た」という証があればいいのだ。偏った愛情でいいのだ。
今日は学内を見学して帰ろう(えっ)。
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人がすごく多いのだけど、ムサビの芸術祭に慣れてるとさっぱりしてるように見えますね。テントを張って、机と機材を入れてるだけ。ムサビみたいに1週間近く学校を休みにして準備するわけじゃないから当然だけど。一番多い店はおしるこ屋さんかな?焼きマシュマロ屋さんも結構あった。
ただ学ぶべきことも沢山あって、お互いに学園祭を見てれば、もっといいものができるのに。ムサビを見に来て欲しいなー。そしてムサビ生はタマビだけじゃなくて一般大学の学園祭をもっと見て欲しいなー。


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一番ショックだったのはこのトイレ。公衆トイレみたい・・・。


11:30。2006年にできたばかりのコミュニケーションプラザ。東大グッズも売ってます。書籍販売コーナーもあるんだけど、今日はお休み。東大でムサビ日記が売られてるか確認したかったのに・・・。売ってないに3000マウ。
ここでちょっと早めのお昼。
が、学内にイタリアントマトがある・・・。
todai5.jpg


12:00。学内の駒場博物館へ。「Musica ex Machina − 機械じかけの音楽ー」っていう展示をやってて、これがよかった。元DTM使いとしてはかなりそそるものがありました。

14:00。家に帰る。プルートとのだめを読む。


16:00。うたた寝。幸せな生活。


18:00。たまってる仕事をぼちぼちと処理。

18:30。仕事から逃げる。以前四輪駆動さんが紹介してた相関図ジェネレータをやってみる。
キーワードは「手羽イチロウ」と「ムサビ日記」と「ハムコ」。
soukan.gif
なぜだろう。。。微妙に当たってる気がするんだけど・・・。


20:00。仕事再開。


おっ。ようやく月岡さんが出ましたか
New York Timesで紹介されてから、広報課にもかなりマスコミから問い合わせがあったんです。まだいろいろ紹介されると思うんで、期待しててください。>凡々さん。


はー。ムサビ日記もNew York Timesあたりで紹介してくれないかなー。
仕方ないので、自分で表紙を作ってみる。

time.jpg

fortune.jpg

だからなんだって言われるとアレだけど・・・。
だからこんなの作ってる時間はないのだけど・・・。


MagMyPicというサイトで有名雑誌の表紙を作ることができます。


at 05:10 | Category : 手羽日記 | Trackbacks (0)

UNIQLOCKとハラケンと、時々jsato

クリスマスまであと一ヶ月なんですね・・・。

連休も最後なので、柔らかめな小ネタをまとめて。

ちょっと前からサイドバーにユニクロのブログパーツを貼り付けてたのはお気づきでしょうか。

↑これです。

ブログパーツをベタベタ貼るのは好きじゃないんだけど、これは見た瞬間に貼ってしまいました。FPMの音楽もいいです。(音声はデフォルトOFF設定にしてるんで、解除して聞いてください)

なにか「引っかかる」んですよ。この振り付け。「引っかかる」以外の言葉が思いつかない。理由はわからないけど。
このひっかかる感じ、「振り付けは珍しいキノコ舞踊団だろうなあ」(珍しいキノコ舞踊団は2004年の芸術祭に来ています)とずっと思ってたんだけど、最近になって違うことを知りました。
振付稼業air:man」というユニットなんだそうです。

恥ずかしながら初めて聞く名前。
他にどんな振り付けをやってるんだろうと調べてみたら、これがびっくり
国分くん・堂本剛くんの「ファンタスティポ」もそうだし、YUKIの「JOY」もそうだし、ラルクの「SEVENTH HEAVEN」もそうだし、おかさんといっしょのぱわぱふ体操もそうだし、うたっておどろんぱもそうだし、センターインもそうだし、手羽が「ひっかかってた」ダンスのほとんどをこのユニットが振り付けてる。
もう感動しちゃって、スクリーンセイバーもUNIQLOCKにしちゃいました。

ちなみに最近気になってたスガシカオ「午後のパレード」のPV振り付けもやってて、ここでair:manによる振り付け解説ビデオを見ることができます。↓
『午後のパレード』振り付けビデオ
「スガシオカがいうところのエックスジャパン」がツボでした。
しかし、コンサートでお客さんもこれ踊ってるんだろうか・・・。スガシカオファンって大変だな・・。

ムリヤリ美大話につなげるのなら、ムサビOB3人組の石井克人×三木俊一郎×ANIKIの映画「ナイスの森」もair:manが振付けてしています。


最近気になるといえば、やはり電脳コイルですね。
結構前から見てるんだけど・・・話が難しすぎ(笑)
でも、「きっとこれは面白いアニメに違いない」という元アニメヲタクの感が騒ぐのです。この世界観が大好きだし。
いよいよ次週最終回。終わったらDVDで最初から見てやる。

これもムリヤリ美大ネタにするならば。




ハラケンという登場人物が出てくるんですが、「ハラケン」と聞こえるたびに、原研哉先生の顔が頭の中に出てきます・・・。


原先生といえば、原研哉ゼミ本第3弾

4120038718Ex-formation皺
原研哉ゼミ
中央公論新社 2007-10

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が発売されています。去年の卒展でご覧になった方もいると思いますが、今回は「シワ」がテーマです。しかし、ゼミ課題をまとめた本が普通に本屋で売ってるってよくよく考えるとすごいことだと思いませんか?


そうそう、ムサビの先生といえば、

B000Y3BD5O散歩の達人 2007年 12月号 [雑誌]
交通新聞社 2007-11-21

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発売されたばかりの「散歩の達人」にデ情・佐藤先生が「月島水門銀座」というところで出てきます。どんどんサブカルな世界に入っていくというか、東京の下町を語るなんて山田五郎の世界を通りすぎて、なぎら健壱の方向に向かってる気がするけど。


発売されたばかりといえば、昨日ようやく

4091815952PLUTO 5 [別冊冊子付き豪華版]―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックススペシャル)
浦沢 直樹 手塚 治虫
小学館 2007-11-20

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4063406733のだめカンタービレ #19 (19) (講談社コミックスキス)
二ノ宮 知子
講談社 2007-11-13

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を購入。
正直、「のだめはそろそろ買わなくてもいいかな・・」と思ってたんだけどつい。

コメントにお答えいたします。

ちょっと返事が遅くなりました。
今話題のムサビでございますw」にムサビファンさんからこんなコメントをいただいてたんです。

手羽さんはドラマ版ハチクロのキャストについてどう思いますか?

個人的には、はぐ役は蒼井優さんがよかったな…

すっかりハチクロ評論家の仲間入りですな(笑)


ハチクロドラマのキャストについて賛否両論が出てます。
下手なことを書くと炎上しちゃう可能性があるんであまり書きたくないんだけど、ちゃんと一度書いておきたかった気持ちもありまして。





ドラマのキャストに対する不満で一番多いのは「鳴海さんの身長が163cmなんてハグちゃん役としてありえない」という声です。
でも、実は小さく見えるけど蒼井優ちゃんも160cmあるんですよ(笑)
役者さんの演技(と演出家の腕)次第で大きくも小さくも見えるもんだから、これはあまり気にすることはないでしょう。

鳴海さんの顔がきつい」という声もありますが、先日テレビでやってた「トリック劇場版」を見る限り、私ははぐちゃんに似てるって感じましたよ(子役の頃だけど)。全て演技次第で、彼女にはその才能があると思ってます。

B00006RT89トリック -劇場版- 超完全版
仲間由紀恵 阿部寛 生瀬勝久
東宝 2003-06-21

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映画版のはぐちゃん役の蒼井優ちゃん、竹本くん役の櫻井くん、真山役の加瀬くん、森田役の伊勢谷くんはかなり手羽のイメージどおりだったけど、始まる前はファンからいろいろ言われてましたっけ。「実写でやるな!イメージが崩れる!」って。
でも終わってみれば「結構よかった」という声が多いわけで。
そういうもんですよ。
アニメも「竹本くんの声が違う」とこれは手羽も最初は思ったけど、今思えばかなり奇跡的な声優メンバーで構成されてて、あの人たち以外の声優さんじゃ考えられません。
「のだめ」だって、実写ドラマ化決定された時はボロクソに言われてましたし(笑)
本当のファンなら、ここはだまって終わるまで応援してあげるべきだと思うのだけど。

私は「ハチクロ」が好きなだけなので、羽海野さんがGOサインを出したものであれば、実写映画だろうがドラマだろうがラジオドラマだろうがどういう形になっても喜ばしいことだと思ってます。
ハチクロというステキな作品がもっと世の中に浸透するきっかけになってくれれば。






どうでもいい話。


主役をジャ●ーズと研音でそろえたんで、もう1人ぐらいは両事務所から入ると予測。研音は水嶋ヒロあたりかな?彼の森田なんかすごく合ってると思うけど。天道総司を彷彿とさせる森田になってくれれば。






って、これのどこが美大ネタなんだ・・・。ま、ハチクロは別腹なのでご勘弁を・・。

美大を愛した男。

この日記で書いたインタビュー記事がWEBに公開されました。


取材を申し込んできたのは芸術文化学科の学生さん。実は課題だったんです。
授業名は情報処理Iで、

ムサビという創造の現場で何が起こっているのか?クリエーター達がどのようなことを考え、表現しようとしているのか?
その思考や試みを学生がムサビ関係者(学生/卒業生/大学院生/助手/教務補助/教員/職員)をインタビューによって発見し、<ムサビの現在>を伝えるインタビューウェブジンを制作する
って授業です。

数年前からやってるY徳さんの授業なんですが、これがよく考えられた授業なのよ。
ネタバレになっちゃうかもしれないけど、
 (0)他人に興味を持つ。
 (1)インタビュー申込み等によって取材マナーを知る。
 (2)インタビューによって「いろんな考え」があることを知る。
 (3)人から聞いた話を文字に置き換え「編集」する。
 (4)WEBへUPするために、HTMLを覚える。
 (5)他の人の記事と比較して、「他」を知る。
 (6)ムサビのことをより理解して、好きになる。

てのが知らず知らずのうちに全部出来ちゃうんです。芸文生にとって全て必要な要素だもんね。


以前からこの授業のページはこっそりひっそり読んでました。もちろん、おく★ともさんとみちくさとりこさんが書かれたやつも。
「そろそろ今年もその季節だけど、今年こそ手羽のところに依頼が来ないかしら。今年は特に旬な男なんだけどなー。取り上げるなら今年なんだけどなー。といって濱さんに『インタビューしろ!』なんていえないしなー。一応身内に入るしなー」と悶々としてるところに、なんと「受験時代からムサビ日記を読んでました」という学生さんから依頼メールが!

「Y徳先生の授業で、しかもjsatoさんがからんでるんだったら断れないか。まいったなー、ま、別にいいけど」と学生さんには冷静を装って返事を書いたけど、心の中では「やったーーー!!依頼が来た!!!つーか、気がつくのが遅いよ!!」と叫んでました(笑)


前置きが長いね。こちらが学生さんが作ったページです。
ぜひ読んでください。

ブログでつながるリアルなムサビ





なかなかうまく書かれてるんじゃないでしょうか?この写真も気に入ってます(笑)
kao.jpg

1年生でここまでインタビューをまとめられるのは、さすが芸文だよね。
彼もY徳先生から「下手な文章書いたら手羽ブログで叩かれる覚悟はしとけ」とプレッシャーを与えられてたようで。。

インタビュー記事って意外と難しいんです。
「聞いた話をそのまま書けばいいんだから楽勝」って思ってるあなた。一度やってみるとわかります。「その場にいるとわかるんだけど」ってことが多々あって、いかに「そこにいない人に伝えるか」がインタビューものでは大事なんです。
先日書いた映像は撮ることではなく、切ること」はここにもあてはまるんですよ。


●裏話。

取材が終わった後に原稿が届いて、「これにタイトルつけるなら何かなー」と手羽がつけたタイトルは

美大を愛した男。


「お前、どれだけムサビと美大が好きなんだよ」って話になってるんで、矢野顕子のドキュメンタリー映画「ピアノが愛した女。」をパクリオマージュしてつけたタイトル。
なかなかいいでしょ?

広報スタッフに「『美大を愛した男』ってかっこいいと思わない?」と自慢するとこういわれました。

「『愛した』ってなんで過去形なの?今は嫌いってこと?」

そう突っ込まれると・・・。
でも、

美大を愛してる男。

だと、なんかナヨナヨしちゃうのよね。ま、ナヨナヨしてる方が手羽っぽくていいのかもしれないけど。
なので、タイトルではなく、プロフィールの中にこっそり使われることに・・・。


他の方のインタビュー記事はこちら。

Interview Project, Resonance

もちろん手羽の記事が一番だと思ってるけど(笑)、「駐輪場のおじさんの秘密」にはびっくりした。

研修「MUSA」 -手羽編1−

先日出した問題「研修MUSA」のおさらいです。

■問題:
あなたはムサビの木炭デッサン試験会場に不時着しました。数分後に実技試験を受けなくてはいけません。周りを見渡すといくつかの道具が落ちていました。木炭デッサンを描くために使えそうなものを順位付けしなさい。

●鉛筆4本
●食パン一斤
●15cm定規
●1m四方の段ボール
●タオル
●ガムテープ
●消しゴム
●携帯用バーナー(キャンプとかで使うやつ
●インターネットが使える電子辞書
●5000円札

ポイントは2つです。
(1)木炭デッサンである
(2)試験開始数分前である。

木炭デッサンはファインアート系の方なら描いた人も多いだろうけど、デザイン系及びその他の方は全く未知の世界だと思います。でも無人島や月に比べるとそんなに遠い距離の話でもないよね。
そして、「試験開始数分前」ってことはできることが限られているけど、できることもあるってこと。


さて、手羽ならどうするか?
リアルな話を。

間違いなく、最優先は「5000円札」ですね。
「結局お金かよ!」と言われたら身もフタもないんだけど。
あ、お金で周りを買収しちゃだめです。(笑)


でも意外とこれが裏受験テクニックだったりするんです。
いろんな人が「道具は●●があると便利」と丸秘受験テクニックを教えてくれるけど、「お金を持ってった方がいい」なんてことは教えてくれないでしょ?


行き帰りの交通費、それと昼食代しか持ってこない受験生が結構います。
確かに必要以上のお金を持って来てそれで盗難・紛失っていうのはまずいから、「必要なお金しか携帯しない」という考え方は大学としても推奨するべきことです。

でも、もしかすると試験当日、電車を寝過ごしてしまうかもしれないし、電車が人身事故でストップしてしまうかもしれない。また、道具を電車の中に忘れてしまうかもしれないし、募集要項に書いてある大事な携行用具を見落としてるかもしれない。
学科試験なら鉛筆とケシゴムさえあればいいけど、実技試験の場合はそうはいきませんからね。たくさんの携行道具があるので、一つぐらいは見落としてしまう可能性が高いです。

「試験開始数分前」に道具の有無に気がつけば、お金さえあれば学内の画材屋(ムサビの場合は世界堂)で購入することができるんです。といって、1000円じゃ購入できるものは1,2品ぐらいしかないし、1万円じゃ手持ち金としては多すぎかも。
「とりあえず必要最低限のものは購入できる」「最寄り駅からタクシーで急行できる」"保険"としてベストな金額が5000円なんですね。


というわけで、私なら迷わず5000円札を握り締めて世界堂に向かい、必要最低限の道具を購入します。
試験当日は「道具を忘れたー(涙)」「電車が遅れたー(涙)」と泣いてる場合じゃないんです。気持ちを切り替えるのが、試験では一番大事。でもお金がないと「手段」がないから気持ちを切り替えることができません。「最悪タクシーでいけばいい」「最悪学内の画材屋で買えばいい」と思えるだけでどんなに精神的に安心することか。
私は「保険」として5000円ぐらいは試験の時に余分に持ってた方がいいんじゃないかと思ってます。

必要なものが売り切れてる可能性もあるので、学内の画材屋をアテにしすぎるのも問題だけどね。基本は「事前によーく確認する」。これです。

ただ・・・・これはある意味、反則な答えですな。皆さんが期待してた答えと違うのはわかってます(笑)


じゃ、5000円がない場合はどうするか?
さー、みんなで考えよう!

続く。

昨日の名言

昨日ある先生から聞いた「ちょっといいなー」と思った言葉。

映像とは撮ることではなく、切ること。


「映像」っていうとカメラを回すことを意味するように思うけど、カメラで「撮りっぱなし」って状態は映像ではない。
そこに切る、つまり「編集」という行為が入ることによって初めて「映像」になるのだ。


いい話だと思いません?
これ、なんでもそうだと思うんですよ。考えれば考えるほど奥深い言葉。

あえて今回は具体例を書きません。

編入試験について

いくら万能な男だといっても、木彫までサクっと作れたりしないっすよ・・。
ちなみに撮影場所は女子美さんです。


今週末は公募制推薦入試の2次試験。
推薦入試のことは、今年は卜部くんメイさんが書いてくれてるんで、そっちを参考に。ただ、あくまでも参考に

その他に今週は銀座スペースデザイン学生コンペティションの説明会があったりしますが(詳細は1号館下掲示板を)、これも今週です。


3年次編入学試験の出願が始まります。
編入試験の出願期間は11月21日(水)-11月28日(水)当日消印有効です。
つまり明日から出願開始。

編入試験のことは今まで書いたことがなかったですね。
詳しくは大学公式サイトをみてもらうとして。
武蔵野美術大学::3年次編入学試験



広報課に「転科の資料をください」と学生さんが訪れるんですが、純粋な「転科」って制度(無試験で学科を移動できる制度)はムサビには今のところなく、他学科に移動したい場合は3年次編入学試験を受ける必要があります。

造形学部入試志願者数は「外から見たムサビの評価」なので、これも確かに大事なんだけど、編入試験の内部生志願者数は「内部から見た自学科・他学科の評価」、外部生志願者数は「大学生から見たムサビの評価」でもあり、リアルな数字が出てくるんで、個人的にはかなり気にしてます(笑)
あ、他大学2年以上から受験することも可能です。短大生・専門学校生が3年次編入を受けるパターンも結構多いです(受験資格を確認してね)。
また、いくつのかの学科は実技試験がないので、一般大学から受験する方もいます。


違う学科に移動する理由は、「●●学科が第1希望だったから」の『仮面浪人組』、「イメージしてた学科と違った」の『ミスマッチ組』がよく考えられるのですが、「自分は○○が向いてることを発見したから」の『自分発見組』も少なからずいます。

これはどういうことかというと。

==============
とりあえず美大のデザイン系に入った。
なぜなら周りの友達も受けてたし、予備校や高校の先生も「とりあえずムサビのデザイン系に入っとけ」と言ってた。将来ポスターとか描けリャいいなーと思ってたけど、自分がやりたいこともそんなに見えてなかったから、その学科が何を学ぶところなのか知らないまま入学した。授業はそれなりに面白い。そんなに文句はないのだけど何か物足りない。

でも、ムサビで初めて経験した彫刻の授業。自分は手を使ってモノを作る方が向いてるんだと気がついた。
==============
というパターン。その人は平面デザイン系から彫刻学科に編入しました。
他学科の授業を受けられる新カリキュラムが導入されてから、(彫刻学科に限らず)このパターンが増えてきてるような気がしますね。
もちろんファインアート→デザイン系というパターンもあります。「油絵学科に入ったら、映像をやりたいって気持ちが強くなった」とか。ん。なんかそういう人知ってるなあ・・・。


彫刻OBの私からすると、「せっかく倍率の高い平面デザイン系学科に入ったんだから、考え直した方がいいんじゃないの?ファインアート、特に彫刻は楽な道じゃないよー。就職のこととかあるしさー。彫刻なんて平面デザイン系に比べると職種も狭いよー」とも思うのだけど(笑)
でも、「大学に入って本当に自分がやりたいことを発見する」仕組みがムサビにはあり、それをウェルカムな状態なのがムサビでもあります。

本当にやりたいことが見つかったのなら編入してみれば?

研修「MUSA」

昨日は日曜出勤で学内職員研修会(涙)
でも今年の研修会は面白かったです。やっぱり、研修はファシリテーター次第ですね。

昨日やったのは研修「NASA」。
NASAとはあのNASAです。
同じ問題を出しますので、皆さんも考えてみてください。

■問題::
あなた達の宇宙船は月に不時着しました。これから母船が待つ200kmの月面を移動しなくてはいけません。不時着時にほとんどのものが壊れましたが、15の物品だけは無事でした。下記の15の物品からあなた達が携行するための必要度(重要度)を順位付けしなさい。

15の品目とは以下の通り。

●マッチの入った箱
●宇宙食(固形食)
●ナイロンロープ15メートル
●パラシュートの絹布
●ポータブルの暖房機
●45口径ピストル2挺
●粉乳1ケース
●100ポンドの酸素入りボンベ2個
●月から見た星座図
●救命いかだ
●磁石の羅針儀
●5ガロンの水
●発火信号
●注射針の入った救急箱
●太陽で作動するFM送受信機

よく「無人島に持って行くなら何?」なんて問題で「これです」と決めると「あなたは●●タイプ!」みたいな心理ゲームがありますが、そういう部類ではありません。
実際にアポロ計画の時にNASAの専門家が考えた順位があります。ひねくれた回答をする必要はありません。「月で漂流してしまったら何が使えるか?」をストレートに考える問題です。
ここでは答えを書きませんが(えっ)

これを5,6人のグループごとに考えるんです。この研修は「コンセンサスによる集団決定の実習」なので、「いかに正しい答えを考えるか?」「知っているか?」が第1目標ではありません。グループで話し合い、みんなの情報をまとめ、個人の時よりも高い生産性を求めるための訓練です。

でもやっぱり当たらないと悔しい(笑)
こんなことならアポロ13をもっと見ておくべきだったと反省。

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と、ここまでなら誰でも書ける日記。


この研修を受けながら、「美大受験バージョンが作れるかも」なんてことを考えてました。不真面目な研修生ですいません・・・。

名づけて研修「MUSA」

■問題:
あなたはムサビの木炭デッサン試験会場に不時着しました。数分後に実技試験を受けなくてはいけません。周りを見渡すといくつかの道具が落ちていました。木炭デッサンを描くために使えそうなものを順位付けしなさい。

●鉛筆4本
●食パン一斤
●15cm定規
●1m四方の段ボール
●タオル
●ガムテープ
●消しゴム
●携帯用バーナー(キャンプとかで使うやつ
●インターネットが使える電子辞書
●5000円札

ま、試験会場に不時着するってどういうシーンだって話があるけどね(笑)
考えてみてください。
先に書いておきますが、正しい答えはありません
でも「手羽だったら」ならあるので・・・反応があったら書きますね。反応が全くなかったら無かったことにします・・・。皆さんはどうですか?

罰ゲームと学生プロレス

携帯電話のない生活も結構いいもんです。

必ず持たなくちゃいけないものが一つ減る。誰からも縛られない。退屈なら外の景色を見ればいい。
心がちょっとだけ軽くなった気がしました。


自由だあ---


なんて言ってる場合じゃないので行ってきましたよ。3時間かけて千葉へ。バスに忘れた携帯電話を取りに(涙)
3時間かけて携帯だけ受け取って、また3時間かけて家へ帰ってきました。せっかくの土曜日を返せ(涙)って自分がいけないんだけどね。

昔、ダウンタウンの「ガキの使いやあらへんで」で、NYの坂本龍一のマンションにシャーペンだけ取りに行って、日本に帰ってきたら、シャーペンのお尻のケシゴム部分がなくて、またNYの坂本龍一のところへ取りに行くって罰ゲームがあったんだけど、なんかね。それを思い出しました・・・。

しかも、今日日曜日は学内研修なんです。
日曜日に職員研修をやるってどこまでマジメな大学なんだって話ですよ・・・。しかも「サボった人は自腹で外の研修を受けなくちゃいけない」というこれまた罰ゲームが待ってるわけで・・・。


グチってもしょうがありません。楽しいムサビネタを一つ。


ゲイサイで、残念ながら台風で中止になってしまった学生プロレス。
11月19日(月)、つまり明日、アリーナでやるそうです!!
時間は16:30から。まだ彼らのゲイサイは終わっていません。
楠田じぇりこさんの引退試合があるので、ムサビ生は絶対に集合!
特別興行の詳細はこちら
おっ、タマビのイケメンレスラー・金的桜ヶ丘くんも出るのね。イケメン好きも集合だ!


とにもかくにも今まで見たことがない人はだまされたと思って見に来てください。私はプロレスってそんなに好きじゃないんだけど(言っちゃった)、この学生プロレスは別腹。「祭の後症候群」になってる人もこれを見て元気を出そうよ。


学生プロレスといえば、

ガチボーイ」という佐藤隆太主演の学生プロレス映画が2008年3月に上映されます。

この映画に、ムサビと一緒にやってる一橋世界プロレスリング同盟(HWWA)が全面協力してるんです。なんと去年のゲイサイで崩壊したリングを映画制作会社が修復費全額出してくれたのだとか。

劇団モダンスイマーズの舞台「五十嵐伝〜五十嵐ハ燃エテイルカ〜」を映画化したこの作品。噂によるとかなり笑って泣けるそうです。これも見てね。


ところでムサビの学生プロレスといえば、アントーニオ本多って名前を頭のはじっこに覚えておいてください。いずれブレイクする人だと思うので。

かたむく男 秘話編

かたむく男 再生編はこちら。

・・・・・・・・・・・・・・・・
今だから書ける収録当日の裏話を。


通常だとこの動画は六本木だかの収録スタジオで撮影するそうです。
でも、「せっかくの美大本なので」とわがままを言って、ムサビで撮影してもらいました。ディレクターの方、カメラマンの方。遠くまでありがとうございました。家庭用ビデオカメラ一台ぐらいだと思ってたんだけど、照明とか音声とかかなり本格的な機材を持ち込まれて、ちょっとびびりましたが・・。

そして、「せっかくムサビに来てもらったんですから」と、予定にはなかったけど学内の風景も撮影してもらうことに。この日が暑くて暑くて・・・。
カットインで4号館の螺旋階段を登るシーンがあります。あれはドラマ「東京タワー」第2話に出てくる同じ階段で、ドラマでは上からもこみちくんと平岡くんが降りてきます。わかる人だけにはわかるサービスカットを入れました(笑)


そうそう。みんなから言われるんですが、後ろに見えるモチーフ。
すごくわざとらしく見えるけど(笑)、実は前日までスクーリングで使ったそのままのモチーフなんです。通信事務局にお願いしてアトリエにモチーフを残してもらい、そのアトリエで撮影しました。通信事務局の皆さん、ご協力ありがとうございました。


どれくらい手羽がテンパってたかというと、冒頭シーンのファーストテイクで
「ムサビ日記を監修した●●●●です!!」
としゃべった後、ディレクターさんから
「あのー・・・えーと・・本名で出ます?ペンネームにしますか?こちらはどちらでもいいですけど・・」
「な、何言ってるんですか!ペンネームに決まってますよ」
「・・でも、今、思いっきり本名をおっしゃってましたよ・・・」
「え?言ってました?う、うそ?ハムコさん、本名言った?」
「うん・・・」
と指摘されるぐらい、もう自分で何をしゃべってるのかわかんない状態でした。もちろん撮り直し。
あの時のハムコさんの「こいつ、大丈夫か・・チキン野郎め・・」という悲しい目を今でも忘れられません。


ハムコさんはサバオが写ってることを一番喜んでました。喜ぶところはそこじゃなくて、手羽の頑張りなのに・・・もっと誉めてほしいのに・・・。
ただ。この動画撮影は申し込めば誰でも取材してもらえるわけじゃなく、かなりの激戦なんだそうです。ハムコさんはタウトとムサビ日記2回企画書が通ってるわけで、ハムコさんが喜んでくれたのならそれはそれでいいのかもしれない・・・。
何が寂しいかって、最後は全部サバオにもってかれたことだけど・・・。


カメラは1台だけです。でもしゃべてる最中に本のアップとか引きの画像が出てきますよね?

映像を編集したことがある方ならご存知だと思いますが、あれはしゃべった後に本のアップとか引きの絵を別撮りりするんです。「編集の妙」ってやつですね。

ちなみにテレビのインタビューものなんかでも基本はテレビカメラ1台だけでして、後からアナウンサーが「なるほど。うんうん」とうなずいてるシーンとか質問をしてるシーンを別撮りしています。また、「ここに目線ください」と言われたら、カメラの横にあたかも人がいるようにしゃべったりね。トリビアなんかはそのパターン。
このあたりのことは元映像学科主任教授・今野勉先生の

テレビの嘘を見破る (新潮新書)テレビの嘘を見破る (新潮新書)
今野 勉


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に書かれてるんで、こういうのに興味のある方はぜひ。
面白くて一気に読み終えたムサビ関係者の本はこれが初めてでした(笑)


撮影の時、「カメラ目線は恥ずかしいんで、カメラ横目線でもいいですか?インタビューに答えるような感じで」とディレクターさんにお願いしたんですが、「それだと立場が上の人が説明するような絵になっちゃうんで、ぜひカメラ目線で」と言われ、あえなく却下。だからカメラ目線で頑張ったんですよ。

どうですか。サンジャポの頼朝社長ぐらいの眼力(メヂカラ)が出てましたか?
え?「ナデ肩」と「ナヨナヨ」パワーの方が強かった?

手羽日記 11/15 -携帯電話-

11月15日(木)::

8:30。家を出る。

10:30。千葉の船橋の某駅に到着。今日は美術系コースをもつ高校で説明会なのです。いやーー遠かった・・・・。2時間だもんね。なんか始まる前から疲れたなあ・・。


10:35。目の前のマックでコーヒーを飲む。携帯で時間を確認。バスが1時間に一本しか出てないからそれを乗り過ごすわけにはいかない。トイレですっきりしてからバス停に向かう。


10:45。バス停につくと、なぜかタマビの※山さんが「よっ!」てな感じで立ってた。
「ど、どうしたのよ?」
「今日は全体の話、聞かせてもらうよ!もう少ししたらもう1人来るから」
となんか楽しそう。携帯に目をやるともうすぐバスが来る時間。「彼女が遅れたらタクシーでいくか」と話してたところでその女性も到着。「鈴本さん」(仮名)というやはりタマビ広報スタッフの方。
手羽ブログを読んで、手羽話を聞くことにしたらしい(笑)


10:50。バスに乗り込む。床にハンカチが落ちてて、「これ違いますか?」と周りの人に聞くが落とし主は見つからず。


11:10。バスを降りて、高校へ。
「ちょっと飲み物買ってもいいですか?」
自動販売機に鈴本さんがお金を入れボタンを押すが、ジュースが出てこない。何度もボタンやお金返却ボタンを押すけど出てこない。
「ついてないねー。ま、そういう日もあるよ。今日は運がなかったということであきらめるしかないよ。はははは」
と※山さんとなぐさめてあげる。

ははははは・・・・・は?ん?あれ?






携帯がない。


ここから長い一日が始まった・・・。





11:15。高校に到着。
バックの中を探すが見つからない。うーん、どこで忘れたんだろう・・・。可能性があるのは
(1)マックのトイレの中
(2)バス停
(3)バスの中
の3つ。でも、確かバス停で時間を見たはず。・・・多分。となると(2)か(3)。ハンカチを拾った時かなあ・・・。

高校の先生にバス会社へ電話してもらう。帰る前までに見つけたいなあ・・・また2時間かけてこっちに取りにくるのは避けたいなあ・・・。


11:45。気持ちを切り替えて説明会スタート。美術系コース1,2年生96人の前で「美大って何?」「美大と専門学校の違い」てな話をする。


13:20。今度は分野別の説明会。手羽の担当は「日本画・油絵」。
ムサビの油絵学科は実質就職率90%」という話をする。これは嘘ではありません。でも、「数字なんてどうにでもできるから、『就職率200%!』『倍率20倍!』なんて話はあんまり信用しない方がいいよ」って話です。
詳しく聞きたい方は私の説明会に参加してね(笑)


15:00。説明会全て終了。自宅に電話して留守電を聞くと、バス会社から「探したが見つからなかった」と入っていた(涙)
となると、(2)バス停の可能性が高いし、それは思い込みで(1)マックのトイレかもしれない。
とりあえずドコモに連絡して電話をストップする。
実は携帯を落としたのって初めてなんですよ・・・・。


16:00。駅に到着。※山さんたちもマックやら停留所前のコンビニで一緒に探してくれたが見つからず。あきらめて帰ることに。


17:30。乗り換え駅の九段下に到着。昨日も来たなあ(笑)。3人でお茶を飲みながら反省会。


19:30。家に到着。新しい留守電は入っていない。WEBでドコモのサイトを見ると、通話だけじゃなく、画像とか電話帳を見れなくさせる「おまかせロック」や電波をたどってどの位置に携帯が存在するのかわかるサービスを発見!!おおお!これじゃああ!!!!

「あのー、紛失しちゃったもんで、電話帳とかを見れなくさせるやつか、もしくは携帯の位置情報を知りたいんですけど。お金がかかっても構わないんで」
「残念ですが、どちらともお客さまの機種は対応しておりません」

そうですか(涙)
え?バックアップ?ナンですかそれ?(涙)


新しい電話を買うしかないのかあ・・・・。機種変更はしてるけど、10年以上のデータが蓄積されてるから、確かに「これ、誰の電話番号?」「この人、もう10年ぐらい連絡取ってないけど」みたいなものも電話帳にいっぱいたまってたし、リセットするいい機会なのかもしれない・・・新しい自分に生まれ変わるチャンスかもしれない。新生手羽。新・生手羽じゃないよ。
ポジティブに考えよう・・・・・・でも多分今日は寝れない気がする・・・。



21:00。バス会社から「見つかりました!」と連絡が入る。
あああああああああああああ(感激)

「ほんとにほんとにほんとにほんとにありがとうございます」
「床に落ちてたそうで、昼間見た時には見つけられなかったようです。申し訳ございませんでした」
「いえいえいえとんでもないです。悪いのは私なので。で、着払いか何かで送ってもらうことはできますか?」
「あ、モノがモノなのでそれは出来ないのです」
「やっぱりそうですよね・・・・どちらにいけばよろしいでしょうか」
「乗車された駅の更に2つ先の駅に会社がございますので。お待ちしております。」



土曜日、3時間かけて行ってきます・・・・。

でも見つかってよかった。
そして、※山さん、鈴本さんもいろいろ心配してくれてありがとね。お礼に今度の高校説明会でタマビの宣伝を3割増しでやっとくから。

at 04:12 | Category : 手羽日記 | Trackbacks (0)

手羽日記 11/14 -泉ピ○子-

11月14日(木)::

11:20。学校を出る。今日はいろいろと回らないといけない。


12:50。九段下に到着。ジョナサンで食事。隣に30代前半ぐらいの女性二人組。ギョーカイの人なのかかじってる人なのかわからないけど、今まで一緒に仕事をした芸能人の話をしている。しかし、この二人のアンテナがイマイチたってない人なの。

「・・でさー、泉ピ○子がミュール履いてたんだけど全然似合わなくてツッカケにしか見えないわけ」
「おかしー」
「それだったら『オカクラ』の衣装をした方が似合ってるって盛り上がったんだよー。」
「なに?オカクラって?」
「ほら、ドラマで出てくるラーメン屋の」
「うーん、わかんない。何のドラマ?」

手羽は渡鬼がそんなに好きじゃない、むしろ嫌いなドラマだけど(笑)、基本として「泉ピ○子=渡鬼、おかくら、幸楽、えなりかずき、シャネル」ぐらいは知ってますよ。なぜわからない!
しかもラーメン屋は幸楽!!


「一番いい感じの人は誰だった?」
「私はユキちゃんかな?いい人だったよ」
「ユキちゃんて?斉藤ユキ?」
「違う違う。ほらーー、昔なんとかってバンドをやってて、今はソロでやってる人」
「なんのバンド?」
「ほらー、なんとかって曲で・・」

うがああああああああああああああああああああああああ。
腹立たしくなって店員呼び出しボタンを連射しそうになりました。

君達、そっちの人間、もしくはそれをかじってる人間ならもっとアンテナ立てていこうよ・・・。


13:50。高校説明会開始。2年生の系統別。


15:00。終了。終わった後に高校生が寄って来て、「私、ムサビとタマビのゲイサイに行ったんですけど、ムサビの方が楽しかったんです。なので視デを受けようと思ってます」となんとも嬉しい言葉をもらいました。


さ。これからギャラリー周りだ。


15:30。四ツ谷に到着。駅近くで教材室のスタッフが2人展をやってるのでそれを。

16:20。原宿のリトルモア地下へ。もちろん中野さんの展示を。
織田ユウジからでかい花が届いてました。

芳名帳に「手羽イチロウ」と嫌みったらしく書く。


17:30。新宿サテライトへ。

あ、知らない人のために。
ムサビは新宿センタービルにサテライト教室を持ってまして、通信教育の週末スクーリングとか、武蔵野美術学園のセミナーでよく使っています。ちなみにスクリーング等で使わない日は通学の授業でも使用可能で、先生がからんでいれば学生さんも使えます。作業や自習とかじゃダメだけどね。いくつか部屋があるのでみんなでのミーティングなんかだったら便利だと思いますよ。この日も芸文の院生が使ってました。


で、今日は新宿サテライトで公開講座。広報課スタッフは順繰りで受付をやってて、私が受付担当の日なのです。


18:45。公開講座スタート。今日の講座は中村 好文さん、松家仁之さん、松家 克さん。来場者150名。多い!


20:45。公開講座終了。
ちなみに次回の赤瀬川さんと内田先生の講座は定員に達してるため受付終了しています。ご了承ください。


さ、明日は大勢の高校生の前で話をしなくちゃいけない。
みんなからナヨナヨしてるとか、なで肩とか、往年のブリッコアイドルみたいとか、ガチガチにひきつってると言われてても負けずに傾奇者(かぶきもの)で頑張りたいと思っておる所存でございます。

at 06:34 | Category : 手羽日記 | Trackbacks (0)

かたむく男 再生編

昨日の午前中、ハムコさんからメールが届きました。

とうとう公開されたわよ


・・・・ああああ。とうとうこの日が来てしまったか・・・・・・。
いや、実はこの日だってことは知ってたんです・・でも本当に公開されてしまうとは・・・・。

さて、それが何かというと・・・・まずこの日記を読んでください。
かたむく手羽

この時収録されたものが、(最初の予定よりちょっと遅れて)昨日からネット配信スタートしてしまったのです・・・・・。

かたむく手羽、手羽頭は最新のVFXで修正してくれただろうか。


お昼休み中、こっそりとそのページにアクセス。
うわっ。確かに公開されてる・・・。
大学のPCにはスピーカーがついてないから音声は聞くことができない。
映像だけチェックするか・・・・。
でも・・・ボタンをクリックする勇気がない・・・。

深呼吸をする。
えいっ!男の生き様を見るがいいわ!!!!

勇気を振り絞って、ボタンをクリック!!!!
再生スタート!!!!!!!!

気になりますか?
続きはCMの後で。

ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-
ムサビ日記 -リアルな美大の日常を-手羽イチロウ


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勇気を振り絞って、ボタンをクリック!!!!
再生スタート!!!!!!!!


・・・あ、やっぱり傾いてる・・・・・・。

収録で見た時は頭だけ傾いてると思ったけど、肩も傾いてる。「骨盤矯正しないとダメなんじゃねーの?」ってくらい傾いてる。いいのだろうか。こんな映像をさらして・・・。
日本は最新VFX技術で「三丁目の夕日」とか作ってる時間があるのなら、こういう男の頭と肩をちこっとサクッとまっすぐできるVFXを考えるべきだとおもう。

しかし、今更だけどおもいっきり顔出ししてるんだよな・・・。
実はサングラスも用意してたんだけど、それをつける間がなくて・・・
というか、現場の空気がそれを許さない感じで・・・・。
現場の空気というかハムコさんがそれを許さない感じで・・・・。
ネットで素顔を公開する日が来るなんて、情報システム課のころは学生さんに「そういうことはやらない方がいいよ」とオリエンテーションやってたんだけどなあ・・・。
やっちゃったなあ・・・・。
これがニコ動に流れたら四輪さんとかkokoさんあたりは「この男、キモwwwwwww」とかコメント入れちゃうんだろうな・・・・。
デ情・佐藤先生の恋する水門は「男おばさん」で本が紹介されてすんごくうらやましいのに・・・・手羽は顔晒しだもんな・・・・・。

音声が聞こえないのが唯一の救い。このショックの中で声を同時に聞く勇気は全くない。


ハムコさんからまたメールが届く。

関係者には知らせといたから!」

ああああああああ。また余計なことを・・・・・。
この動画は自分の思い出として心の宝石箱に大事にしまっておきたかったのに・・・。


夕方の会議で佐藤先生と一緒になる。今、手羽がおちょくれる相手はこの人しかいない。
「佐藤先生、男おばさんで本が紹介されたんですって?」
「え?もう知ってるの?まいったなあ。でも、手羽ちゃんも動画が流れてるんでしょ?
「!!!!!なんで知ってるんですか?????」
「だって、ハムコさんからメールが来たよ。あちこちにBCCで送りまくってるみたい。『マックじゃ見れません』って書いてあったからまだ見てないけど」

あの女め・・・・・・・・・・。
あの動画を見て笑ってくれそうな人全員にメールを送ってるんだな・・・。
それがハムコさんのいう「関係者」なのか・・・。
ちなみにマックでもフリーソフトを入れると見れるそうです・・・。
そんなことはいいのだ・・・・。
今日は会議なんていいからもう帰りたい・・・・。


家に帰ってこっそりとサイトにアクセス。もうこっそりする必要はないのだけど。

あああ。バカがしゃべってる・・・・。
手羽ってこういう声なんだなあ・・・・。
松尾スズキみたいな渋い声だと思ってたんだけど・・・・。


でも、自分がいうのもなんだけど思ってたよりちゃんとしゃべってる。「素人がカメラ目線で原稿がない状態で10分間しゃべってる割には」ね。テンパってたから何しゃべったかよく覚えてないんです。ほんとに。あのテンパってる状態だったら、手羽の文通青春物語とかしゃべってたかもしれない。ま、そんな話をしたところでカットだろうけど。
「編集マジック」を実感しました。何回か撮り直ししたもんね・・。


え?で、そのURLですか?

公開しません。
サイン会に来た方にはハムコさんがURLを教えてたんで知ってるはずです。
でもあるキーワードで検索すると、多分すぐに見つかると思いますよ。
感想を聞かせてください。
もちろん「キモwwww」というコメントはなしで、「ステキです!!」みたいな元気が出るものだけ受け付けます。




mixiの裏手羽日記とムサビ日記コミュでURLお知らせします。関係者はそちらを見てね。
あ、関係者といっても、ハムコさんのいう関係者じゃないからね(笑)

手羽日記 11/12 -殺人事件-

11月12日(月)::

10:00。先生に用事があって某研究室に電話する。あ、りんらんさんの声だ。りんらんさんが電話を受けてくれたのは初めてかもしれない。


10:30。12月に出るMAUnewsの記事でデ情・長澤先生に電話。OKをもらう。これで手羽の担当分、完了!


12:30。某研究室へいく。ムサビOBの若手作家さんにお願いしてる仕事があって、その打ち合わせ。
「ボク、手羽さんのこと、学生の時から名前は知ってましたよ」
「え?な、なんで?」
「彫刻の●●くん達が道路で倒れてるところを救出した人でしょ?」

あーー、そういうこと、あったあった(笑)
数年前、夜中に仕事を終えて車で家に帰ってたら、道路脇にMAU Tシャツを着てる人間が横たわってるのを発見。「な、なんだ?!」と車を降りてみたら、広報のバイトをやってくれてた彫刻の●●くんだったんです。広報課の悲しいサガで、MAU Tシャツとか黄色や緑の手提げバックには敏感なんですよ。
確実に普通のTシャツだったら気がつかなかった場所でした。

すると視界の端っこにやはりMAU Tシャツが飛び込んできた。そっちを見ると奥の茂みにもMAUTシャツを着た人間が動かずにゴロンとしてる。もうね。心臓が止まりそうでした。「ま、MAUTシャツを狙った通り魔殺人事件?!犯人はムサビに恨みをもった奴か?じっちゃんの名にかけてこの謎を解いてやる!」と体は大人、心は子供な手羽は妄想。
結局、学生バイトくん達で飲んでたらしく、その横の飲み屋の中にもかなりひどくつぶれてるバイトくん達が2人。仕方ないのでお勘定して、●●くんの家に全員突っ込んで、大丈夫なのを確認して帰ったことがあったんです。

翌日の彼の名言。
MAU Tシャツを着てなかったら死んでました
飲む時もMAUTシャツを着てるっていうのは広報バイトとして、いい心がけだけどね(笑)


12:50。1号館下で「手羽さんですよね?」と学生さんに呼び止められる。メイさんでした。
「1号館近辺でよく見かけるんですけど、勇気を出して声をかけてみました」
「もうー、どんどん声をかけてよ!おっ、この緑のバックは・・あ、ムサビバックじゃないのね・・」
「めざといですね。よく間違えられますww」
「そういえば、メイさんって昨日の日記見たけど、推薦入試で映像に入ったんだね」
「え?私、推薦落ちて一般入試で入ったんですけど」

・・・・日記の2行目を思いっきり読み飛ばしてた・・・。推薦入試のことを細かく書いてるからすっかり推薦で入ったんだと思い込んでました。「手羽さんて、思い込みが強いところがあるよね」と音量子さんに書かれたばかりだったのに。

気まずい空気の中、メイさんが
「わ、私、MAUnews新入生歓迎号用の写真、バシバシ撮ってますよ!!」
と空気を変えてくれた。良い子で助かった・・・。
みんなも新入生歓迎号の表紙、申し込んでね!!
詳細はこちら
MAUnews「新入生歓迎号」表紙写真作品募集!


14:00。水曜木曜と連続して高校説明会が入ってるのでその下準備を。木曜日に行く高校は96人の前で「美大とは何か?」な話をしなくちゃいけない。今回は何を話そうかな・・。ぜひ他の美大さんも1時間早く集合して聞きにきてくださいよ。

15:30。ある取材を受ける。ムサビ日記のことや美大広報についてしゃべる。
取材依頼メールへの返信で「○○さんが関係するなら断れませんね」と「仕方ないからやるか」みたいなかっこいい返事を書いたけど、実は数年前からその企画の存在は知ってて、「手羽のところに取材にくればいいのに」とずっと思ってました(笑)
ようやくそこに気がついたか。君達気がつくのが遅いよ。こんな素材をほったらかしにするなんてさ!プイ!でも、いい記事にしましょうね。

来週あたりUPされるそうなので、またその時に書きまーす。


今日はなんとなく人のつながりを感じる一日でした。

展覧会を2つ紹介

展覧会をふたつ紹介します。

小平アートサイト'07」がまもなく始まります。
今年は大学の展示室も使って大掛かりな展覧会になるようです。

小平アートサイト'07 open site 今、開かれる場
●会期:11月14日(水)〜21日(水) 9:00-17:00 
     ※18日(日)は武蔵野美術大学は休み
●会場:武蔵野美術大学9号館地下展示室(小、大)+小平市立中央公園
>>詳細はこちらをご覧ください。

小平市と一緒に始めて、今年で21回目の展覧会です。やれ産官学共同だ、やれ地域連携だ、と最近になって言われるようになりましたが、ムサビは20年前からやっとるんです。はい。


次に。
第30回木村伊兵衛写真賞作家である中野さんの展覧会。

中野正貴写真展 MY LOST AMERICA1
会期:11月13日(火)-12月2日(日) 12:00-19:00*月曜定休
会場:リトルモア地下
>>詳細はこちらをご覧ください。

リトルモアは表参道の頃にしか行ったことないなあ。移転したんだよね。いい機会だから行ってみるか。


このブログをいつもご覧になってる方には説明はいらないとは思いますが、視デ卒のカメラマンの中野さんです。



中野さんから「手葉ちゃん、よろしく」とDMをもらいました。
長い付き合いなんだから、いい加減、漢字を覚えて欲しいなあ・・。

文通とハガキ職人

このインタビューで四輪さんとみちくさとりこさん、そしてこっちの取材で赤岩くん・ELKくん・おく★ともさんに集まってもらったわけですが、両方の話を聞いてて、こっそり心の中で「へえーーー君もか・・」と思ってたことがありました。
どちらの記事でもカットされてたので(笑)、ここに書きます。


それは、ハガキ職人が2人、文通をやってた人が1人いたこと

えー、その時は言わなかったけど・・・・実は手羽もハガキ職人と文通をやってたんです・・・。
今日はそんな甘酸っぱい話を。


ラジオのハガキ職人に関していうと、そんなに大量に送ってたわけじゃないので職人というには恐れ多いけど、読まれる可能性が非常に高かったんです。
オンエアで自分のハガキが読まれた箇所だけをまとめたテープを作ったりもしました。「イチロウ ラジオ セレクションVol.1」ってタイトルつけて。昔から自分が大好きだったんです(恥)
メタルテープ(懐かしい・・・)に録音したはずだけど、あれはどこに行ったのだろうか。確か東京に持ってきたはずなんだけど。ただ、見つかったとしても、家にはカセットテープ再生環境がないから聞けない・・・。ちなみにVol.1でイチロウラジオセレクションは終了。

文通は2度経験しています。中学1年と高校1年の時。


中1の時は、転校していった女の子と半年ぐらい。
小学校を卒業する時にコクられちゃって、なんか恥ずかしくてイラストをでっかく描いて手紙に入れてました。で返事が返ってくるからまた返事のイラストを書いて・・・で半年ぐらい続いたっけ。

高1の時は、違う高校に進学しちゃった仲の良かった女の子と2年半ぐらい。2週間に一度は手紙を書き続けていたことになります。今思うとなんであんなに続けられたのか不思議で。
鉛筆で下書きして、ボールペンで本書きして・・とすんごい時間がかかってたっけ。もうあんな手間はできないなー。あの頃、パソコンがあったらどんなに便利だったことか。つーか、今ならメールだろうけど。


ブログを書く・・特にこのムサビ日記という形態は、ハガキ職人の「知らない人に見てもらえる楽しさ。相手の笑顔を想像する嬉しさ。つながる喜び」もあるし、文通の「書き続ける体力」みたいなものが関係するから、この2つのどちらかを経験した人はムサビ日記ライターに多いかもしれません。


ライターさんに「私もそうです」と告白してもらうために書いてみました。はい、手を挙げてー。


え?なぜ2年半も続いた文通が終わったか?
これがね、もっと甘酸っぱい話があってね・・・え?そっちを聞きたい?
ダメダメ。手羽の心の宝石箱に大事にしまっておきたいのです。
生ビール5杯ぐらいで開いちゃうようなセキュリティのかなり低い宝石箱だけど。

多分、この話だけで「手羽の文通青春物語」として5話ぐらい書けちゃうよ。書かないけどね。
つーか、このブログはみんな忘れてるかもしれないけど、「リアルな美大広報の日常を」がテーマなのさ。
そんな青春文通物語を書いてる時間があったら、入試の話とか、学内ではこんなことやってますーみたいな、他美大ブログさんみたいなちゃんとした記事を書きたいと思ってるんですよ。


・・・え?せぐうぇいに乗った自慢話が入試と関係あるかって?
君、痛いところつくねー。
全然関係ないです・・・。

壁画作成ボランティア募集

ムサビコムにボランティア依頼メールが届きました。

以下メールを引用します。
=============

私は横浜市中区にあるプロテスタント教会の牧師をしています。
今回、メールしたのは、どなたか才能のある方に壁画作成をボランティアして下さらないかと思ったからです。

教会の子供用日曜学校の3壁(約2メートル×5メートルと、2メートル×3メートル、2メートル×3メートル)に、子供向けの「聖画」を描いて頂けないでしょうか。
聖画といっても、色々ありますから、ご本人のセンスにお任せします。出来れば子供たちに安心感を与えるものを意識していただきたいです。
クリスマスまでに出来れば仕上げたいと願っています。謝礼は、交通費、画材費全て込みで3万円です。
=============
とのこと。

「この大きさの聖画壁面を1ヶ月ちょっとで。しかも交通費・画材費込み3万円」というかなり過酷なボランティアです。多分数人でやらないと厳しいでしょうね・・。数人でやっても「交通費・画材費込み3万円」にはかわりないと思いますが・・・。


特にムサビ生じゃなくても構いません。横浜方面だと交通費のことを考えるとタマビとか女子美の学生さんの方が通いやすいかもしれないし。

私の知ってる情報はこのいただいたメールの情報だけです。
「興味のある方」「詳細を聞きたい方」はメールください。連絡先をお知らせします。
メールはこちら info◎musabi.com (◎を@にしてください)


すぐに「お見合い成立」とはならないと思うので、先着1名ではなく、しばらくは問い合わせのあった方に連絡先をお伝えします。ご了承ください。

at 03:40 | Category : 募集もの | Trackbacks (0)

公募制推薦入試志願者数

平成20年度公募制推薦入試の志願者数が確定しました。

平成20年度 公募制推薦入学試験志願者数一覧[PDF]

第1次選考の結果については、11月13日(火)以降に全受験者に郵便で通知されますでの、しばらくお待ちください。



今年は日本画学科・油絵学科・彫刻学科・デザイン情報学科にとって、初めての公募制推薦入試です。

デ情の条件がかなり厳しかったので、正直なところ「受験生いるのかな・・」と不安だったんですよ。だって「評定平均3.8以上でなおかつ外国語が4.0以上。英語記述の志望動機書提出、2次試験では英語でのプレゼン」ですよ。ここまで外国語縛りの厳しい条件をつけてる美大の推薦入試って他にないんじゃないかしら。
ムサビは世界を意識している」というデ情の強い意志を感じるわけですが、そこに3名申込みあったというのは、人数以上にすごく嬉しいものがありました。

なんせ、世界のデザイン系大学60校に日本でランクインしたのはムサビと慶應だけですからね。
(すいません。長澤先生がもっと宣伝しろとうるさいもので・・・)




さて、このブログは「美大の実情を知っている美大OBが書く大学非公式ブログ」です。
以下、それを確認した上で読んでください。
推薦入試の話2です。
推薦入試の話1はこちら。


「推薦入試?絵が描けなくても美大に楽に入るための手段じゃないの?受験生が減って大学も困ってるからやるんでしょ?」
ぐらいに考えてるとムサビの公募制推薦入試は痛い目にあうでしょう。

なぜなら、確かに10年前に比べればムサビも受験者数はかなり減ってはいますが、ここ数年は他美大さんに比べると減少率がかなり低いんです。入試改革もやってなかったのに。(もしかしたら今年はめちゃくちゃ減るかもしれないのであんまりこういうことは書きたくないのだけど・・・)

なので、「受験生が減って減って、なにがなんでも推薦入試で受験生を確保しなくちゃ・・」みたいな考え方はまだムサビ内では弱く、やはり「一般入試優先」の考えの方が強いです。もちろんちょっとは「受験生を早めに確保したい」という気持ちはありますけどね(笑)


私は「推薦入試賛成派」です。
推薦入試本来の体裁を保っている状態であれば」ですけど。
1〜3割ぐらいの割合だったら、学科が全然だめだけど絵がめちゃくちゃうまい人や美術やデザインが素直に好きでモチベーションが高い人や「プロデュース能力」「問題解決能力」「外国語による調整力」等が優れてる子がいた方がいいですもん。お互いが関係しあってモノを作れるなんて、こんな最強の組み合わせはありません。


ただ、そういう人が学生数の半分以上を超えるとなると「うーん・・・」と正直悩みますね。
というのも、構図のとり方・形の取り方など「基本的な表現方法」を教わるのも、なんだかんだ美術研究所だったりするし(大学では教えてくれません)、アイデアをまとめたり広げる能力って国語や英語の「学科力」が必要だったりするわけだし。


現実に、指定校推薦・AO等の合格者が多数を占める美大の卒業制作作品を見るとショックを受けることが増えてきました。「あれ?高校生レベルの描写力とアイデアばかりじゃん・・。この大学ってこんなレベルだったっけ・・」と。これを他大学批判と取られるのは仕方ないんですが、美大OBとしての正直な感想です。
『昔に比べるとムサビもレベルが下がった』とOBから嘆かれることがあるんですが、なんだかんだやっぱりムサビってレベルが高いんです。
でも、それが「やったー!!他の美大に勝った!!」みたいな嬉しさではなく、「ち、ちょっと皆さん、これマジでヤバイ方向に向かってない?だ、大丈夫?」 という心配な気持ちの方が強い。

今回、ムサビ推薦入試を志願された皆さんへ。
「楽して美大に入りたいからムサビの推薦入試を受ける」って考えは捨てた方がいいです。
「なぜムサビの推薦入試を受けるのか?自分は何ができるのか?」をしっかり考えてきてね。

薄々誰もが気がついてるけど、いえないこと。
多分、このブログでしか書けないことだと思うのでおもいきって書いてみました。

今話題のムサビでございますw

某方面で美大ブログサミットの話が話題になってるようですが、日記にも書いてるようにぶっちゃけ4大学だけのサミットです。ネーミング勝ちってことでご勘弁を・・・。


さて。以前、四輪駆動さんとみちくさとりこさんに取材対応してもらった記事が公開されました。
Heartlogic::進学:ネットを通じて、受験生にリアルな美大生の声を届けたい――ムサビコム/ムサビ日記

これ読むと、ムサビ日記がすごく立派なブログサイトのように聞こえますね。いや、立派なサイトなんですよ(笑)。うん。
しかしHeartlogicさんには何故か節目節目でムサビ日記を紹介してもらってるような気がするなあ。いつもすいません・・・。


もうひとつ。
ようやく昨日のめざましテレビで情報解禁となりました。

ハチミツとクローバーが実写ドラマになります!!

ハチミツとクローバー:ドラマ化決定 はぐみに成海璃子、竹本に「イケパラ」斗真
1月から火曜9時放送です。(一部地域を除くと思います)
ファンとしてはちと不安ではあります。
映画のように「ハチクロ」というモチーフを使って全然違う話にしちゃうのもアレはアレでアリだと思うけど、連ドラですからね。どこまで原作をなぞるのか。のだめみたいにうまくいくといいけど。
私はツイスターゲームの話を実写でやってくれたらそれでOKですが。

実はムサビ生対象に今週月曜日から(こっそりと)エキストラの募集をかけています。1号館下企画広報課掲示板をぜひチェックしてください。


ただ、残念なのは・・・これはまた後日書きます。





*昨日の日記の追記:::

昨日、高校説明会でタマビ広報の人と一緒だったんだけど、タマビで個人的に購入した先生がわかりました。私もよく知ってる先生でした(笑)
確かにこういうのを買いそうなタマビの先生ってあの人しかいないよね・・。

でも転んでケガされたそうです・・・・。

せぐうぇい

知り合いの業者さんがセミナーの案内を持ってきました。

「11月6日と7日に立川でセミナーと展示会がありますんで、ぜひ参加してくださいよ」
「うーん、今週は打ち合わせとか高校説明会がちょこちょこ入ってて、小忙しい感じなんだよねえ・・ちょっと今回は無理かなあ」
「ああ、そうですか。残念だなあ。今回、セミナーに来るとセグウェイに乗れるのに





気がついたら参加申込書を書いてました。


そりゃあーた、一度は乗ってみたいじゃありませんか。セグウェイに。何?セグウェイを知らない?これですよ。これ。

問題は聞きたかったセミナーが7日でその日は高校説明会が入ってる。6日にやってるのは「顧客の満足度を上げるには」みたいな、どう考えても大学人には関係ないものしかない。いやいや、これからの時代、受験生を増やすためには「お客の満足度を上げる」という企業的思考がないとダメだ。ダメに決まってる。
課長に「このセミナーに参加したいんですけど」とお願いすると苦笑いされつつOKをもらった。


とにもかくにも行ってきました。セグウェイ乗車会セミナーに。

まずは「形のために」セミナーを聞く。
これが予想してたものよりかなり面白い話で。
スピーカーはモロ関西弁の方で、まるで漫才を聞いてるよう。話がうまい。大学の募集方法と一致する考え方もあり「なるほど」と思えることもある。でも、なにより「ああ。こういう話し方をすれば人は食いついてくれるんだな」というのがわかったことが自分にとって一番の収穫でした。自分の説明の仕方で足りたい部分。今まで聞いたどのセミナーよりもためになりました。やはり「客いじり」は基本なんだなってことも(笑)
早速高校説明会で使わせてもらおう。


あっという間の一時間。
さ。セグウェイ乗車会へ。
ホテル宴会場の1室に通され、ヘルメットを渡される。転倒防止のためらしい。

そしていよいよ自分の順番に。
「す、すいません。携帯で私の写真を撮ってください」と業者さんにお願いする。
一体何しに来たんだか・・。

segway1.jpg
発情者!じゃなくて、初乗車!!
なんとなくボールの上に乗ってるような感じ。最初20秒ぐらいはフラフラするけど、中心点さえわかれば安定する。

おっかなびっくり前に重心をかける。
segway2.jpg
おおおおお。進んだ(涙)
しかし不思議だなあ。ほんとどういう仕組みなんだろ。(あ、特に仕組みは興味はないので、コメントは不要です。営業の人がジャイロがどうのって言ってました)


慣れてきたのでちょっと飛ばしてみる。
segway3.jpg
重心移動はスキーに似てるかな。
今回は室内ということで最大速度10kmに設定されてるけど、時速20kmは出せるそうだ。
坂道も30度ぐらいなら登れるらしい。

調子にのってスラロームもやってみる。
segway5.jpg

segway4.jpg

いい感じに業者さんがブレブレの写真を撮ってくれたので、顔部分をモザイク処理なしでUPしています(笑)
顔といえば、昨日のアクセスに「広報の手羽 顔」という検索キーワードで飛んできた人がいて、ちょっとドキドキ。


しかし面白いなー。ムサビでセグウェイ買ってくれないかな。デ情・長澤先生がこれに乗って、「どうもーー」と颯爽と教室に登場するシーンが見たい。「これこそタンジブルですよ!」と話しながらその場でクルクル回ってる姿とか。

キャンパスツアーをこれに乗ってやりたいなー。きっと1日4回各1時間半のツアーをやっても楽勝だろうなー。
ただ、うちの場合、平地がメインで階段が多いからあまり利点はないかもしれない。タマビ八王子キャンパスあたりはこれ使うと便利でしょうね。あ、タマビの先生が個人的に一台買ってるらしいですよ。(裏情報)


「オープンキャンパスで『セグウェイ試乗会』をやったら人が来るかもしれない」と一瞬思ったけど、そんなのは落ちぶれた大学がやることだからやっぱりやめよう。

壮絶!美大生バトル小説ブログ9

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壮絶!美大生バトル
「めちゃくちゃアートな運命- Most and Ultimate -」
9枚目。
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これまでの話:: 1枚目2枚目3枚目 4枚目 5枚目 6枚目7枚目8枚目


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「『武の蔵の野』と『武蔵野』がダブルミーニングになってたなんて・・・・」
「これも冷静に考えればわかることなのよ。『帝国美術学校』から校名変更するとしたらあなたならどんな名前をつける?」
「そうだね・・・うーん・・・『日本美術大学』とかせめて日本の首都名である『東京美術大学』かな・・・」
「でしょ?名前を変える時って意味合い的に同等以上、もしくはそれを代表するような名前をつけるのが普通じゃない?」
「そりゃそうでしょ。現状より小さいものを表すような名前にすることなんてありえないよ。見栄もあるしね。千葉にあっても東京●●ってつけてるところもあるぐらいだし」
「でもムサビは『帝国』から『武蔵野』って規模的にはすんごく小さい名前に変えてるわけ」
「あ・・・」
「普通だったらそんなことするわけない。これがあえてバトルフィールドを表す『武蔵野』という言葉を使った証なのよ」
「でも、あえて『武蔵野』にしなくても・・・」

「そうそう。これには面白い話があってね。80年前のバトルは勝利した者しか地上に戻ることは許されなかったの。勝てないことは死を意味してたわ」
「か、かなり厳しすぎる話だね」
「バトルに勝てない人間は美術界にいらない。ムサビの強い意志がそこにあったのかもしれないわね。そして、80年前のバトルが終わった後にそれをよく思わないグループが6年後にムサビを飛び出しの。『もっと多く戦えるようにするべきだ。多く自分を磨けるようにするべきだ!』・・ってね」
「うんうん」
「・・・・まだ気がつかない?」
「へえ。今の話にも何か含まれてるの?」



「多くを磨く。つまりそのグループが作ったのが多摩帝国美術学校、のちの多摩美術大学なのよ。」
「ちょ、ちょっと待ってよ。多くを磨くじゃ『多磨』でしょ。タマビは『多摩』だから、それはムリヤリすぎるよ」
「あら、知らなかった?9世紀に書かれた「倭名類聚鈔」には、多摩地方のことは「国府在多磨郡」と書かれてて、そこから『多摩』と漢字が変わったんだって。『多摩』はもともと『多磨』からきてるのよ」
「へえ・・・」
「タマビが『多摩帝国美術学校』とつけたことから、『バトルフィールドへの嫌味かい!じゃそっちがそうくるなら本家バトルフィールドを意味する名前をあえてつけてやる!』というわけで帝国美術学校は『武蔵野美術学校』、のちの武蔵野美術大学に名前を変えたってわけ」
「昔からそうとうムサビとタマビは仲が悪かったんだね。嫌味で学校名をつけて、その嫌味返しで学校名を変えちゃうなんて・・・」
「バトルフィールドがらみのタマビ話だともう一つあるのよ」


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[参考]多摩川流域リバーミュージアム::多摩川誌

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この話はフィックションです。登場する人物・団体・呼称などは実在のものとはいっさい関係ありません。
ちなみに名古屋造形大ブログのプチ子さんはこの話を読んで、ハンター×ハンターを読み出したそうです(実話)

手羽日記 11/04 -神宮外苑-

11月4日(日)::

12:00。家を出る。目的地は神宮外苑。新宿から大江戸線に乗り換える。・・しかし大江戸線ってすんごい地下にあるなあ・・・。


12:30。到着。目の前は国立競技場。国立競技場に来るのはこれで2回目。Jリーグ2年目ぐらいの時にサッカーの試合を見に来たことが・・・とにかくすんごく前のこと。ただ今日の目的はサッカーではありません。

友達から昨日こんな情報を聞いたんです。
「有名デザイナーがデザインし、それを障がい者の方が製品にする。そんな展示を神宮外苑絵画館前でやってる」
と。

この言葉にピーンときて、ほとんど下調べもせずに神宮外苑に来たのでした。授産施設の製品ってどうしても垢抜けないものが多い。でも、それはちゃんとしたデザイナーがからんでいないからであって、デザイナーがデザインしたものならステキなものができるはず。可能性を知りたくて、いてもたってもいられなかったのです。


12:40。絵画館前に到着。・・・でも何もない・・・。キャッチボールする親子しかいない。離れたところにイベント用の大きなテントがいっぱいあって、そこに人がいっぱいいる。けど、みんなオサレ系ファッションに身を包んだ人ばかり。裏口みたいなところからこっそり聞いてみる。
「あのー、すいません。デザイナーがデザインして、それを障がい者の方が作る・・みたいな展示をやってるって聞いたんですけど・・」
「え?なにそれ?知らないけど・・」
そ、そうだよね。こんなオサレな人たちが知ってるわけがない。多分地味にやってるはずだし、こんな大きなテントでやってるはずがない。(ただスタッフTシャツ着てる人はムサい人が多かったけど)
うーん、どうしよう。もしかしてもう展示期間が終了しちゃったのかな?・・・

仕方ないのでご飯を食べて家へ帰ることに。


14:00。帰りはJR信濃町駅へ。ホームに同じビニールバックを持った人たちが沢山いる。
・・・・・・・・・・は。東京デザイナーズウイークってここでやってたんだ。ここまで来てデザイナーズウイークを見ていかないなんて・・・うちの学生さんも出展してるはずだし、いいブログネタになったのに。

・・・ん。・・ってことはもしかして、「有名デザイナーがデザインして・・」ってやつもあの中でやってたのかもしれない・・・。あああ。ほんとにバカだなあ(涙)


15:00。途中でワッフルを買って、裏のお宅にプレゼントする。
昨日、洗濯物がベランダから落ちてて回収してくれてたんです。そのお礼に。

裏のお宅にはおばあちゃんがいて、よく家の前の道路とかを掃除されてたり、3歳ぐらいのお孫さんとよく遊んでいました。最近姿を見ないなーと思ってたら、3ヶ月前に体調を崩され入院されて、2週間前に家に戻ってきた・・という話をお隣さんから聞いていました。でも家に戻られてから一度も外でお会いしたことがなく、最近介護サービスの車がよく止まってたから、「ああ、まだ体調が悪いんだなあ。早く元気になってほしいなー」ぐらいに思ってました。


15:30。ネットで調べる。うが。やはりそうだった・・・。
障害者のためのデザイン支援プロジェクト
東京って適当に行ってもなんとかなることって多いですよね。田舎だとちゃんと電車の時間を調べて(1時間に1本しかなかったりするし)、どこにあるのか、周りになにがあるか下調べをしないと大変なことになる。でも東京だと電車もすぐに来るし、インフォメーションもしっかりしてるし、適当にやっても結構たどり着けちゃう便利さがある。その習慣が裏目に出ちゃった。
でも、なにより「障がい者がらみの展示は地味であるべき」という偏見をやはり自分も持っていることに気がついてしまったことが一番悲しい。



18:00。裏のおばあちゃんがさきほど亡くなったことを聞く。



亡くなった時間が15:00頃だと聞いて、さらにショックを受ける。そんなシーンにヘラヘラしながらワッフルを届けてたなんて・・・・。

「お葬式は違うところでやるので、今のうちに顔を見に来てください」と若奥さんが声をかけてくれた。

すい臓がんだったそうだ。歳を聞いてびっくり。66歳だった。うちの親よりも若い。
お隣の家の奥さんが「4ヶ月前ぐらいにおばあちゃんが『腰が痛い腰が痛い』と言ってたから、『それはお孫さんの子守のせいですよ。いい整骨院紹介しますよ』と笑いながら整骨院を教えた。あの時にわかっていたら・・・」と泣き崩れている。

親戚の方が「あ。さっきもらったワッフル、美味しかったですよ。おいしくてガツガツ食べちゃった(笑)」と言ってくれた。

自分の空気読めない感が悲しい。
今日は悲しく情けない一日だった。

3歳のお孫さんの
「わーいわーい、お寿司だ〜」
と喜ぶ声が響く。

at 03:49 | Category : 手羽日記 | Trackbacks (0)

不要になった画集を寄付してください

土曜かきこみテレビの観覧者、まだまだ募集中です!!


ところで。
いらなくなった画集や資料集をお持ちじゃありませんか?


ベトナムのフーエン大学の美術参考資料といえるものは、古い画集2,3冊しかないそうです。
武蔵野美術大学校友会では、そんなフーエン大学美術科学生のために、みなさんがいらなくなった画集や資料集を募集しています。

●募集物品::
不要になった絵画等の画集、写真集、デザイン・服飾・建築・インテリア等の作品集、その他幅広く美術全般(和書、洋書不問)、日本文化の本やファッション雑誌等。


●回収方法::
鷹の台校1号館2F学生生活課、または吉祥寺校3号館1Fホールに設置している寄付本回収BOXに入れてください。

また、校友会事務局へ送付いただいても構いません。大量のご寄付をいただける場合は校友会事務局まで事前にご連絡ください。※送料はご負担ください。
〒180-8790 武蔵野市吉祥寺東町3-3-7 武蔵野美術大学校友会寄贈本担当宛


●回収期間::12月17日(月)〆切

寄贈いただいた作品集等は校友会が責任を持ってJICA日本事務局に届けます。


詳細については下記のPDFをご覧ください。
ベトナムで美術を学ぶ大学生たちに不要になった画集等を寄付してください。

どうぞご協力お願いいたします!!

武蔵野美術大学と武蔵野美術大学校友会とムサビコムは、ベトナムで美術を学ぶ大学生たちを応援いたします。

at 01:54 | Category : 募集もの | Trackbacks (0)

700エントリー!

昨日の日記で700エントリーになりました!!

700ということは毎日書いてほぼ2年間ってことで、前から目標にしてた数字なんです。
ようやくここまで来ました。次は1000を目標に・・って思ったけど、ひえー、さらにもう1年ってことか・・それ無理無理。とりあえず「2周年」目指して今後も頑張ります。


「継続は力だなー」と感じた出来事があります。
さっき、amazonを見たら、ムサビ日記の「合わせて買いたい」がこんなことになってました。
awasete.gif
コイスイと同じカテゴリに入っちゃった・・・。ムサビ日記はマニア本ということなんだろうか・・・。
でも水門や工場やダムや団地や鉄塔や廃墟とムサビ。ま、食い合わせは悪くはないかもしれない。ぜひ合わせて買ってください(笑)



さすがに2週目だと芸術祭等イベント情報的なものはネタが無くなってきますね。芸術祭なんかは恋愛処女とか新しいものが生まれてくるからいいんだけど、もう入試が来るのが怖くて怖くて・・さすがに書く事がもうあんまりないんだけど・・・。


芸術祭といえば、来年の芸術祭のテーマ、「空港」にしませんか?
ムサビ空港
これ、狙い目だと思うのだけど、うーん、ちょっとアリガチといえばアリガチかもしれない。アイデア出しの時に1回は出てきそうな案だとは思うけど、額縁よりはイメージ展開しやすいんじゃないかと。やりたいイメージを形にしようとすると、すんごくお金がかかりそうだけど(笑)

「芸術祭のテーマが年々小さくなっていくの法則」に従うならば、来年はクロッキー帳あたりか。「みんなを素描したい」ってタイトルにして(ダサッ)



以上、社長の机の上にNOVAうさぎが乗ってる映像はヤラセだと確信してる手羽でした。あそこにうさぎがいたら仕事できないもん。


・・あ、仕事してなかったからこうなっちゃったのか・・。

手羽アクセス■11月2日版

本日、公募制推薦入試出願締切日です!(当日消印有効なのでまだ間に合うよ)

検索エンジンからどんなフレーズ(キーワード)で、このブログにたどり着いたのか?アクセスの多かった検索キーワードを調べることによって、今話題の単語を見つけ出します。

*今回は10月1日から11月1日のアクセス統計です。

10位::太田垣晴子
問題は「田垣」ではなく「田垣」なのに手羽ブログにアクセスできちゃってることなんです・・・結構間違って書いてるなあ・・・あとでこっそり修正しておこう・・・。
9位::五美大展
久々のランクイン。ゲイサイの5美大交流展の影響かな?
8位::広報 手羽
これはまた後ほど。
7位::恋愛処女
やっぱりランクインしました。コイショ。
1号館下で
「あのー、手羽さんですよね?」
「はい?そうですけど?」
「私、恋愛処女のまつりです」
「えええええええ(興奮)」
「ブログで応援していただいてありがとうございます。実はこっそり読んでたんだけど、コメントを書くのが恥ずかしくて」
「いえいえ。と、とんでもない。ファーストライブ、お疲れさま」
「手羽さんの日記は毎日読んでますよ。大ファンなんです」


なーーんてこと起きねーかなーちくしょーー。

6位::久住欣也
久住さんは「LEON」「NIKITA」などのアートディレクションをされているムサビOBです。
5位::ムサビ 手羽
やはり後ほど。
4位::五美大
先月8位からランクアップ。


●ちょっと息抜き。
10月によく見られたページをTOP5まで紹介!

1位::ムサビ日記本が出来るまで8
2位::情熱大陸に佐藤卓
3位::ユニバーサルデザイン
4位::サイン会トレーラー
5位::ムサビを嫌いになる理由
「ユニバーサルデザイン」の回はある意味問題作ですが、ランクインしたのは嬉しい限りです。多分他の公式美大ブログさんでは書けないことなので(笑)
あ、そうだ。「サイン会トレーラー」はリンクの方法を変えました。これで100%見えるはずです。かなりの自信作なんで見てください。もうサイン会は終わったけど・・・。


ランキングに戻ります。


3位::広報の手羽
やっぱり後ほどまとめて。

2位::森本千絵
いつもの位置に戻ってきましたね。ちなみに10月4日に早稲田祭で講演会をやるそうです。その関係かな?ちなみにちなみに10月3日は中島信也さんがやはり早稲田祭で講演会を開くそう。早稲田もムサビがもらった!!ガハハハハ(バカ)
1位::ムサビ
一応「ムサビ」が首位をキープしてるんですが、8位の「広報 手羽」、5位の「ムサビ 手羽」、そして3位の「広報の手羽」をアクセス数を足すと「ムサビ」を超えちゃうんですよ・・・。なんだかなあ・・・。


アクセスといえば、いろんな大学からのアクセスが今月急増してるんです。「そ、そんな有名校さんが私のブログなんか見ても・・」とドキドキしています。ぜひ連絡ください。

東京4美大飲み会で東京造形・広報さんとこんな会話がありました。
「ムサビ日記は家から見てますよ」
「なんで学校で見ないの?」
「手羽さんが『おっ、東京造形からアクセスがあった』とニヤニヤ笑ってる姿を想像するとムカツクから」

・・・・・。

土曜かきこみTV観覧者募集

勘違いしてる人が多そうなこと。

「へー、防衛庁に事務機器を入れてたんだなー」

それは「内田洋行」で、ニュースで話題になってるのは「山田洋行」。
ちなみに「マツモトキヨシ」みたいに「内田洋行」さんという人がいると思ってる人も手を挙げてー。「洋行」とは「商社」という意味なの知ってた?

・・・つい昨日まで防衛庁に内田洋行が椅子とか入れてて、社長が内田洋行さんだと思ってました・・・。


そんな話は置いといて。

あ、芸術祭も終わって学校がいつから始まるのか不安な方は学事予定表をご覧ください。


本題です。

NHK教育「土曜かきこみTV」のみうらじゅんコーナー「アート掲示板-らくがお-」で、ファッションショー形式の大賞選考会を行うことになり、その観覧者を募集しています。

ゲストはなんと「みのもんた」さん!!!一度は会いたい人でしょ?(笑)

以前もかきこみTVから美大生限定の観覧者募集依頼があって協力したんですが、「美大生はすごく反応が良かったので」と2度目の依頼がきた次第です。
18歳以上なら美大生じゃなくても申込みフォームで誰でも申し込めますが、ここでは「美大生特別枠」の募集。

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●収録日時:11月12日(月)  12:30-16:00
●収録場所:渋谷NHK放送センター
●募集締切:11月5日(月)
●申込条件:美大生であること
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本日より、ムサビ生以外も申込OKです。タマビでも女子美でも東京造形でも東京工芸でも名古屋造形でも長岡造形でも東北芸工でも、興味のある方はぜひ申し込んでください!!
*Musavisionでは締切を「10月いっぱい」ということでお知らせしましたがそれは「ムサビ生枠」の締切。「美大生枠」の締切は11月5日です。もちろんムサビ生も申し込んでもらってOKっす。


申込方法は下記を参照ください。**上記の申込みフォームは使わないでください。

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●申込方法:下記のメール宛へ
・タイトル「かきこみTV観覧希望B係」
・本文「大学名・名前(ふりがな)・連絡先アドレス・電話番号」
を記入の上送信してください。詳細をお知らせします。

●送り先:s02706-kimat◎nhk.or.jp(◎を@に変換してください)

担当 キマタ様

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ムサビOBであるみうらじゅんさんのコーナーを皆さんで盛り上げてください!

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