リアルな美大法人企画室長の日常を
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ムサビ日記本が出来るまで7
連載再開2日目。明日重大発表が。ヒントは「フジテレビ」。なんだと思いますか?
これまでの話::
●ムサビ日記本が出来るまで1
●ムサビ日記本が出来るまで2
●ムサビ日記本が出来るまで3
●ムサビ日記本が出来るまで4
●ムサビ日記本が出来るまで5
●ムサビ日記本が出来るまで6
ムサビ日記 -リアルな美大の日常を- 手羽イチロウ by G-Tools |
もう4月の後半。
でもこの段階で終わってる作業は「この日記を本に載せたいよね」が決まってるだけ。まだ形になったものが全然ないのに実質1ヶ月で全て校了って・・・・本当に間に合うのだろうか・・・。
4月23日。
「ほぼ仮組完成」とハムコさんから連絡が入る。早っ。
ただ、仮組みによって単純計算で40エントリぐらい削除しないと本に収まらないことが判明。ひやああああ。
ただ、それで悩んでいる時間はない。ボツになるかどうかは抜きに手羽註を進めないと。ぼちぼちと手羽註を書き出す。ま、余裕だね。
4月26日。
ハムコさんと緊急打ち合わせ。
●今後の進行
●装丁について
●どの日記を削除するか。
ムサビ日記本制作が決定して真っ先に思いついたのは、「装丁はひだまりさん」。
彼女しかいないと思ってました。ふかさんからも「表紙はひだまりさんに作ってもらったら?」というメールをもらったり、ハムコさんも同様のことを考えてようです。彼女には3月中に打診してOKをもらってて、5月1日に正式にお願いすることに。
ただ一番の問題は、(本の中にも登場する)ひだまりさんの自動車免許。まだ仮免も取れてなかったんですよ・・・・。免許を取るのに時間がかかるのはわかるんだけど、仮免ですよ・・・まだ外にも出てないってことだよね・・・。本のためにも早く取ってほしいと神様にお祈りをする。
4月27日。
おきなまろさんとりんらんさんを呼び出す。「手羽註、間に合いません。手伝って(涙)」とお願いする。(あきらめが早いのがとりえ)
手羽註は私だけでなく、この二人も書いています。いわゆるゴーストライターです。手羽ジロウと手羽サブロウです。二人が書いてくれた註がそのまま出てるものもあるし、例えば私が「F15号キャンバス」の註を
■F15とだけ書いてるものに、「FとはフィギュアのF。人物を構成しやすい比率」と補足してくれたパターンもあります。(ムサビ日記46ページ)
キャンバスのサイズ。652×530mm
この二人がいなかったらムサビ日記は出来なかったし、出来たとしてもこんなに面白い本にはなりませんでした。特におきなまろさんは自分の日記が出ていないにもかかわらず校正も含め、かなりの部分をサポートしてくれ、本当に本当に感謝しています。「ムサビ日記2-恋する美大生(仮)」を制作するときは(以下略)
ちなみに手羽註は「松尾スズキの本における宮崎吐夢みたいな註」をテーマにしてるんですが、わかってくれた人、いたかしら?
さて、装丁。
ハムコさんとひだまりさんに「ムサビ日記のイメージ」を伝えないといけない。
仮組されたものを通しで読んで、イメージを再度まとめることに。
以下4月25日に二人へ送ったメールを引用
===============
装丁。かなり苦戦しました(笑)
いや、悪いのは私でして「あまずっぱい」と、わけわかんないことを書いちゃって、これでかなりひだまりさんを混乱させちゃったんです。また、どうしても「ムサビの説明」な装丁案になってしまって、「これは美大の本なんだよ」ということが伝わるものがなかなか出てこなかったんですね。
これ、考えると難しいですよ。「ムサビを知ってる人・興味がある人」が対象であれば正門だったり猫を使えばいいんだけど(MAUnews新入生歓迎号がいい例)、今回はそうじゃない人の方が多い。そうじゃない人に「美大のことが書かれた本」と理解してもらい、手に取ってもらえる表紙。楽な作業ではないです。
というわけで急遽、映像学科の助手さんに学内を撮影してもらって、それを素材に装丁を作ってもらうことに。この場を借りて。三本松くん。急にお願いしてすいませんでした・・・。
つづく。