リアルな美大法人企画室長の日常を
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ムサビ日記の感想1
本屋にムサビ日記が並んで3ヶ月。
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一番多いのは
「読んでも読んでもページが減らない」
という感想。作った本人がいうのもナンですが、私も同意見(笑)
文字が多いからねえ・・・。
でも残り数ページになってくると・・・つまり3月になると、「えっ終わってしまうの?」という気持ちに毎回なるのも不思議。これって「東京タワー」の時と同じ感覚。おっ。こいつ、東京タワーと同じにしてやがる。
次に多かったのは、デザインの仕事をされてる方とか一度編集を経験をされたことがある方からの
「これ、作るの大変だったでしょ・・・」
という声。やっぱり見る人が見ればわかってもらえるんですね・・。
確かに選定作業は大変だったけど、こっちが適当に(えっ)選んだものをうまくまとめてくれたのは、編集の力です。よーく見ると、かなり計算された構成になってるんですよ。これは素人にゃできないですね。「編集の大切さ」を実感しました。
印象的だったのが、ご年配の方から
「マンガみたいな文章ですね」
と言われたこと。なんとなくその意味がわかります。ムサビ日記を一言で言いきってるうまい言葉。
これ、つきつめていくと面白いブログ論が書けるかもしません。
そして。
私の友達(ムサビOB)はムサビ大好きっ子で、通販で美バックを買ったぐらいの人間です(これの1世代前のやつ)。
その友達のお母様がムサビ日記を読んでこう言ったそうです。
「自分の子供がムサビにいる時にこの本を読んでいたら、もっと子供の気持ちがわかったはず。『ああ、それはこういうことだったのか』という発見があって、衝撃を受けている」
と。
この本を作る時に「メインターゲットを誰にするか?」というのを考えました。
もちろん一番読んでもらいたいのは「美大を考えている高校生」です。ま、ターゲットが高校生のわりには文字ばかりだったかな、とちょっと反省してますが(笑)
次に「美大を考えていたけどあきらめた方」とか「美大OB」。ハムコさんが「学生の保護者も読むんじゃないの?」と言ってたんだけど、「いやいや、それはないっしょ」と否定してたんです。
でもそのお母様の声を聞いて、結構「美大生の保護者」「元美大生の保護者」にも使える本なのかも、と最近気がつきました。
考えてみたら、自分も親にムサビでどういうことをやってるのか全然話をしたことない・・・。いっぱい学費と生活費を出してもらって、大学で何が楽しいのか何が大変なのか、そんな会話もしなかった。
「これが必要だからお金送って」な電話ばかり。
さて、いつ親にこの本のことを話そう。
・・・はい。まだ話してないんです・・・・。
「ムサビ日記2-恋する美大生-(仮)」が出たら、上下巻みたいな感じで渡そうかなーと思ってます。ムサビ日記2が出ることによって、手羽家に親子の会話が10年ぶりぐらいに復活するんだけど(おっ。すんごい遠回しな出版局への脅しだ)
おっ、そうだ。
先日、赤岩くん、ELKくん、おく★ともさんに協力してもらった取材が掲載されました!
残念ながら書店で売ってるものではないのですが、関東全域の高等学校、中部・東海・関西・東北の一部の高等学校等に配られる月刊新聞10月号なのです。オールカラー。欽ちゃんが表紙。
関東の高校生の方、その新聞を見かけたらコメントください。
ちなみに7,8月合併号は"グレートジャーニー"関野吉晴先生が出ています。
ちなみにちなみに私とELKくんは2度目の後姿掲載(笑)
うちの母親、ムサビOB&ムサビOBの親ですが、おもしろいって言ってました。
ただ、ページはすごい勢いで減ってましたけど。
流れがちゃんとあるからでしょう。ビバ編集!
取材の後姿記事、今度ぜったい見せてくださいね!!!!!
投稿者 おきなまろ : 2007年10月12日 11:06
書籍版ムサビ日記は、読んでるうちに「うおー私もなんか、なんかやらなきゃ!」とムラムラしてきては読むのを中断するのでなかなか読み終わらないのです…。(ほめてます)
保護者も結構興味あると思いますよ。
うちの親なんか、毎日のようにここのブログ読んでるって言ってます。
投稿者 ねこあじ : 2007年10月12日 18:26